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タイトル:NO=858 尾張三十三観音 小豆島八十八ケ所霊場  2019/09/08


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2019-09-08 第858 毎日曜日発行
 地方の札所を巡る旅  尾張三十三観音霊場 33  名古屋
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 名古屋八事 33番札所【興正寺】  高野山真言宗  18−10−14

地下鉄鶴舞線八事駅を降りると直ぐ、自然公園の中に広大な境内を持ち、
尾張徳川家の祈願所である結願33番札所【興正寺】 がある。

『総門』を潜ると、左側に『七観音』お堂が、右には『六地蔵』のお堂が並ぶ、
独立したお堂に一体ずつ安置されていて、さすがと何となく納得する。

『中門』の奥に寺の象徴の『五重塔』が、
1805年に七世和尚により一文講を始めて、三年後に完成したという、
高さ30m、重要文化財に指定されている美しい塔である。塔の両脇には石塔が並び、
その奥に『本堂』が建つ、本堂には阿弥陀如来、不動明王、愛染明王、文殊菩薩、
弘法大師が奉安されていて、誰でも入堂して参拝が出来る。

本堂左の石段を登ると『観音堂』、徳川光友公の念持仏であった、
秘仏の聖観世音菩薩、脇侍に金色の三十三観音木像が祀られている。

本堂から右手に『能満堂』,秘仏虚空蔵菩薩が祀られている。

能満堂を径て弘法堂、大日堂至る道は、両側に墓地、
石仏が並び深い木立の中の静かな道である。

高野山奥の院のミニの雰囲気を感じさせられる、一番奥に『大日堂』、
寺の総本尊として3,5mの大日如来坐像が安置され、素晴らしい仏像である。

何時もは閉扉されていて拝顔できないが、
毎月5日と13日は御縁日で境内一杯に露天が出る賑わいで開扉もされている。

その他多くの堂宇が自然の地形を活かして点在し、懐の深い寺である。

  所在地  名古屋市昭和区八事本町78  052−832−2801

何時もご愛読有り難うございます、今回で尾張三十三観音霊場 は満願です。
次回からは千葉県下に点在する『安房三十三観音霊場』霊場巡拝記録を
お送りいたします。

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