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タイトル:NO=643 三河三十三観音霊場 14  2015/07/26


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 2015ー07ー26  第643(毎週日曜日発行)
  地方の札所を巡る旅  三河三十三観音霊場 14 岡崎 14
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岡崎本宿 三河三十三観音 12番札所 【法蔵寺】 浄土宗西山深草派 14−4−22

東海道沿いにある名刹で、行基菩薩や弘法大師が立ち寄られ、
徳川家康八歳の時、手習いをしたゆかりの寺で、江戸時代の諸大名は、
徳川家の安泰を祈のる為に立ち寄り、
旅人は門前では下馬しなければならないほどでした。

寺の入り口には『御草紙掛松』があり。家康お手植えの松で、
手習いの折り草紙を掛けたことから名付けられ、
昭和58年に立ち枯れたので、現在は二代目である。

参道が延び途中朱の橋で小川を渡り山門を潜る、
石段の脇に『賀勝水』といわれる井戸がある、
これは日本武尊が東国へ趣く時に水を求めた井戸。

正面に1529年創建の『本堂』隣に『六角観音堂』と『東照宮』が建つ、
観音堂の裏山に、家康の父松平宏忠公や三方ケ原の戦死者の墓地と
『新撰組隊長の首塚』がある。

近藤勇は甲斐の国勝沼で官軍に破れ、武蔵板橋で首を切られているが,
京三条で晒し者にされていたものを同士が奪い,
ゆかりの称空義天和尚に埋葬を依頼し,同和尚は法蔵寺の39代館貫主に転任、
その折密かに此処に移して供養したといわれ、
現在近藤勇の胸像と共に祀られている。

 所在地 岡崎市本宿町字寺山1  0564−48−2636

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