メルマガ:地方の札所を巡る旅
タイトル:NO=200 津軽三十三観音  2007/02/04


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 2007ー02-04--------第200号 (毎週日曜日発行) 
  地方の札所を巡る旅 北陸三十三観音19 七尾
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七尾 北陸三十三観音19番札所 【妙観院】 真言宗 14−10−10

海岸沿いの国道249号線を南に下がり和倉温泉街を通り七尾へ、
中心街に入る手前小島町に【妙観院】はある。

この寺には七不思議の伝説が残されている、その一部を紹介すると、
竜宮門造りの『山門』を入る、門を挟んで両側に 夫婦岩(五の不思議)、
山門の上には手が8本ある嫁入り弁財天(四の不思議)、
やや高みの『鐘楼』には 竹の虎の梵鐘(二の不思議)がある、

昔、鐘楼の下の 底なし沼(七の不思議)に身を投げて大蛇になった女の為に、
度々釣鐘が引き込まれて沈んだので、
釣り手の龍頭に替えて虎の釣鐘が寄進されて収まったという、

『本堂』には弘法大師作と伝わる秘仏 聖観世音菩薩が、
右脇壇には不動明王座像が祀られている、
この不動は、そうめん不動(三の不思議)といわれ、
昔寺が忙しい時に参拝者に そうめん を振舞ったと言う。

境内には深山幽谷を思わせるような石庭があり、
ここに 底なし沼と獅子岩(六の不思議)が上手く配置され庭を形成している。

あまりや大きな寺では無いが見所の多い寺である。

所在地 石川県七尾市小島町ヌー63  0767―52−1019

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             『妙観院の七不思議』
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