メルマガ:地方の札所を巡る旅
タイトル:NO=016 2003−7−27 若狭33観音16 小浜8   2003/07/27


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 2003ー07-27---------第016号 (毎週日曜日発行) 
  地方の札所を巡る旅  若狭三十三観音16 小浜8
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小浜 若狭三十三観音 22番札所 【正法寺】 真言宗泉湧寺派 

高成寺から街中に戻り民家に挟まれるように【正法寺】はあった。
1329年に坂尻村(現、仏谷)漁夫の大橋五郎左衛門が
海中から曳き上げたとされる『如意輪観世音菩薩』を安置したのが創建である。

高さ57cm、重さ36,4kg、鎌倉時代の作、銅製半迦像で県重要文化財に指定されている。
ご住職にお願いして開扉拝顔させていただいた、やや下向きで右の指を頬に当てた、
優しくも涼しいお顔をしていらした、脇時に毘沙門天と不動明王が安置されている。

狭い境内には『茶筅塚』が石組みの庭に立ち、
道沿いには20数体の石仏が静かに座していた。

 所在地 小浜市大原37−1  0770−52−1366

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小浜 若狭三十三観音 23番札所 【栖雲寺】 臨済宗妙心寺派 

正法寺から西に100mの所に【栖雲寺】はある。
山門を潜ると、放射線状に道が延び、
池や皐月の植え込みが綺麗に手入されたこじんまりとした寺である。

1483年若狭の四代国主武田信親が開基といわれ、
ご本尊聖観世音菩薩の脇に安置されている
阿弥陀如来座像は藤原末期の尊像で優美な面影に、
歴史の流れを秘めて今日に至っているように覗われる。

 所在地 小浜市大原2  0770−52−3907

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         やさしい仏像に心が和む
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