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タイトル:JMR−LSIマーケティングトピックス 【2005.02.22】  2005/02/22


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JMR生活総合研究所 新着情報             2005.02.22
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           http://www.jmrlsi.co.jp
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  予想を上回る勢いで低価格化が進行している商品群があります。
  メーカーのコスト削減努力を上回る低価格化は、当然収益を圧迫す
  ることになります。
  ビール業界では酒税の縛りがある中でビールより安い発泡酒を開発、
  さらにその発泡酒より安い「第三のビール」へと価格競争の舞台を
  変えようとしています。
  またデジタル家電では、単独でのコスト削減は限界に来ており、事
  業再編や提携を通じた動きが活発化しています。
  ビールとデジタル家電の価格を巡る攻防はどこまで続くのでしょうか。

 【本号の主な内容】
   1.デフレの寵児、復活の兆し −マクドナルドとユニクロ
   2.キリンとアサヒも参入!戦乱の「第三のビール」市場
   3.生き残りをかけた業界再編、進む −デジタル家電と金融業界


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■□■□■□■□■□■□  特 集 1  ■□■□■□■□■□■□

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\│        デフレの寵児、復活の兆し           │/
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  日本マクドナルドとユニクロ。ともに1990年代に急速に業績拡大を
  果たし、1990年代後半には低価格を全面に押し出して、「デフレの
  寵児」と言える存在です。しかしともに2001年をピークとして売上
  が減少し、2002-2003年度と2年連続で減収減益となりました。
  この間、マクドナルドは経営者が代わり、ユニクロも新規事業の立
  ち上げなど、新たな成長に向けた展開を模索してきました。そして
  ユニクロは2004年度決算で増収増益を達成、マクドナルドも3期ぶ
  りに増収増益に転じる見込みです。

  ◎戦略を読む 企業活動分析事例2004年版
   (新)「ファーストリテイリング(ユニクロ) −3期振りに増収増益」
     2004年8月期のユニクロの決算は単独で3期振りの増収増益
     となった。店舗のスクラップ&ビルドを進めたことにより、
     3期振りに既存店売上が増収に転じた。商品でもファッショ
     ン性を重視した婦人服を中心として季節商品の強化が寄与。
     またこの間、これまで進めてきた多角化路線を軌道修正した。
  ★ http://www.jmrlsi.co.jp/member/senryaku/senryaku04/uniqlo04.pdf

   (新)「日本マクドナルドホールディングス −業績回復の兆し」
     日本マクドナルドホールディングスの2003年12月期連結決算
     は、2年連続の減収減益であった。2003年は「再生と成長の
     ための基盤づくり」として、不採算店舗の閉店と出店抑制、
     初の希望退職者募集、不採算事業からの撤退と、果敢なリス
     トラを行なった。
  ★ http://www.jmrlsi.co.jp/member/senryaku/senryaku04/mac04.pdf


■□■□■□■□■□■□  特 集 2  ■□■□■□■□■□■□

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 _│    キリンビールとアサヒビールも今春参入へ     │_
 \│  低価格「第三のビール」は市場の起爆剤となるか?   │/
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   2004年のビール・発泡酒市場は3年ぶりに出荷量増加となりま
   した。近年、酒税アップや冷夏の影響などにより、縮小してい
   た市場ですが、2004年は新たにサッポロビールとサントリーが
   発売した「第三のビール」が下支えしました。
   この市場に今春、キリンとアサヒも新規参入します。3、4番
   手メーカーが開拓した市場も結局は大手4社揃ってのシェア争
   いが繰り広げられることになりそうです。

 【詳細】
  ◎週刊ビジネスガイド 2月10日号
    「キリンビール、第三のビール販売」
  ▼ http://www.jmrlsi.co.jp/menu/wbg/2005/wbg0203.html

  ◎戦略ケース
   「キリンとアサヒのオープン価格導入
         −新取引制度は乱売市場に抑止効果をもたらすか」 
     店頭での価格破壊による低収益に悩むビールメーカー大手4社
     は「適正価格」を求めて新制度導入に足並みを揃えた。
  ▼ http://www.jmrlsi.co.jp/member/caseshort/2004/s01_kirin.html


  ◎戦略を読む 企業活動分析事例2004年版
   (新)「サントリー −酒類市場のシュリンクで業績低迷が続く」
     サントリーの2003年12月期決算は、2期連続の減収、経常利益も
     大幅な減益となった。ビール主力の「モルツ」は販売の落ち込み
     を市場平均より数ポイント低く押さえ、発泡酒は前年並と健闘し
     たが、低アルコール飲料が低迷した。一方、清涼飲料は前年を上
     回ったが、酒類の落ち込みを埋めるには至らなかった。
  ★ http://www.jmrlsi.co.jp/member/senryaku/senryaku04/suntory04.pdf

   「アサヒビール −トップシェア維持で増収増益を達成」
     2003年12月期のアサヒビールの連結決算は、増収増益であった。
     堅調な酒類事業に加え、飲料事業の利益が回復した。今後は、
     成長分野での需要創造型の新商品開発や海外展開が焦点となる。 
  ★ http://www.jmrlsi.co.jp/member/senryaku/senryaku04/asahibeer04.pdf

   「キリンビール −ロングセラーとヒット商品で復活の兆し」
     キリンビールの2003年12月期連結決算は、増収減益の飲料事業
     を酒類事業の増益が補う形になった。酒類事業では、5月に発
     泡酒の増税、冷夏とビール・発泡酒業界に逆風が吹いた。
  ★ http://www.jmrlsi.co.jp/member/senryaku/senryaku04/kirinbeer04.pdf

   「サッポロビール −低迷脱却には酒類事業の立て直しが急務」
     サッポロビールの2003年12月期の連結決算は減収増益となった。
     2003年7月に持株会社制に再編された新体制のもと、生産合理化、
     営業力強化を推進する。
  ★ http://www.jmrlsi.co.jp/member/senryaku/senryaku04/sapporobeer04.pdf

   「宝ホールディングス −酒類とバイオの両輪で成長を目指す」
   (新)宝ホールディングスの2004年3月期連結決算は増収増益となった。
     バイオ部門が理化学機器の減少から減収となったが、酒類・食品
     事業における本格焼酎やチューハイ「SUKISH」、清酒の新
     製品の好調、 2003年9月の酒販免許自由化に向けた積極的な営業
     展開からグループ全体では増収となった。
  ★ http://www.jmrlsi.co.jp/member/senryaku/senryaku04/takara04.pdf


■□■□■□■□■□■□  特 集 3  ■□■□■□■□■□■□

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\│       生き残りをかけた業界再編、進む         │/
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  優勝劣敗の色分けが明確化されてきたデジタル家電業界。特に薄型
  テレビでは、再編が急速に進んでいます。技術ベースでは多くの特
  許を持つ富士通が事業撤退を決め、日立と松下は液晶に続き、プラ
  ズマでも提携を選択しました。今後もこの流れは続くと思われます。
  また金融業界では、三井住友と大和証券という大型の経営統合の報
  道がなされました。両社はすぐにこれを否定する発表をしましたが、
  金融業界の再編は最終段階へと確実に進んでおり、火種はくすぶっ
  ていると考えてもいいでしょう。

 【詳細】
  ◎週刊ビジネスガイド 2月10日号
    1.富士通、薄型パネルから撤退
    2.日立・松下、プラズマパネル技術で提携
  ▼ http://www.jmrlsi.co.jp/menu/wbg/2005/wbg0210.html

  ◎週刊ビジネスガイド 2月17日号
    1.三井住友と大和証券、経営統合報道を読む
  ▼ http://www.jmrlsi.co.jp/menu/wbg/2005/wbg0217.html


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■JMRメルマガ編集部 川口

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