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┏━━━━━┓〜共存・共栄”の理念に裏づけられる〜 ┃戦略●物流┃ 『レコード業界の共同物流と３ＰＬ事業（２）』 ┻━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━vol.134 ━ ■『ロジスティクス思考的経営話（物流話）』powered by e-LogiT ■ ―――――――――――――――――――――――――――――――― ★e-LogiT配信版は 毎日新鮮な情報が届きます。ぜひお乗換え下さい★ 登録 http://www.e-logit.com/mag/ 相談→ magazine@e-logit.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 読者のみなさま、こんにちは！７月２４日（木）に開催される ┌───────────────────────────┐ ｜〜明日から即実践できる〜 ｜ ｜ 『物流改善で業績をアップする３１の秘訣』セミナー｜ └───────────────────────────┘ には、もう申し込まれましたか？ えっ、まだ？ じゃ、すぐに申し込みましょう！ 低価格で充実した内容ですよ。 特に、経営者層の方にお伝えしたい内容です。 申込書には、必ず御役職を書いて下さいね。経営者割引有り！ http://www.e-logit.com/seminar/20080724.php ＼今回もすごい！／ ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃物 流 で お 悩 み の 社 長 様 ・ 経 営 者 様┃ ┗━┳─────────────────────────┳━┛ ┃明日から即実践！物流改善で業績をアップする31の秘訣┃ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ ＞＞＞＞ http://www.e-logit.com/seminar/20080724.php ＜＜＜＜ また、「レコード業界の共同物流と３ＰＬ事業」への感想メール、 ありがとうございました！ 「続きを早く・・・」というリクエストにお答えして、早くも ２回目が登場です。本日も読み応えたっぷりでお届け致します！ ━━ ［ ＩＮＤＥＸ ］ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ □ □１．今週の物流ヘッドライン（物流ニュース＆リリース） □ □ □ □２．最新イベント／セミナー情報 □ □ □ □３．今回の物流話 「業界の物流に学ぶ【４】」 □ □ 〜共存・共栄”の理念に裏づけられる □ □ レコード業界の共同物流と３ＰＬ事業（２）〜 □ □ □ □４．編集後記 □ □ □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌─────────────────────────────── │ □■１．今週の物流ヘッドライン（物流ニュース＆リリース） └─────────────────────────────── ※最新版をメールで受け取りたい人は、下記の自社配信版に乗り換えて 下さい。携帯でも受け取れます。→ http://www.e-logit.com/mag/ ◇＝ 物流ニュースリリース ＝◇ └→ http://www.e-logit.com/loginews/ 07/16 プロロジス／「プロロジスパーク北名古屋」の起工式を... 07/16 三井造船／千葉事業所に安全研修センター開設... 07/16 SAPジャパン／住商情報システムと海外事業における戦... 07/15 バンテック／九州新物流センターを新設... 07/15 経済産業省／電子商取引・電子タグ基盤構築事業の委託... 07/15 ヤマトフィナンシャル／ネット総合決済サービス 「ク... 07/15 イヌイ建物／平成20 年11 月期 中間決算短信... 07/15 丸八倉庫／平成20年11月期 中間決算短信... 07/15 日本アビオニクス／ＲＦＩＤマルチリーダライタモジュ... 07/15 川崎汽船／上級職員訓練船第３船 “SUMMIT RIVER” に... ≪物流ニュースリリースとは・・・≫ より多くの物流関連のニュースリリースを、新聞記者の方のようなプロ をはじめとした多くの方々に、一層早く知られるよう、イー・ロジット が開設しました。 ニ┃ュ┃ー┃ス┃募┃集┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ ニュースリリースを配信したい方は、遠慮なくイー・ロジットまで お送り下さい。できるだけ多くのリリースを、原文のまま、記者の 方をはじめ、読者の方にお届けします。 → http://www.e-logit.com/company/inquire.php ┌─────────────────────────────── │ □■２．最新イベント／セミナー情報 └─────────────────────────────── ◆ イー・ロジット関連のイベント・セミナー情報です。 ご興味のある方は、奮ってご参加くださいませ。 └─→ http://www.e-logit.com/seminar/seminarfair.php ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◇ Seminar ◇ 〜明日から即実践できる〜 【東京】物流改善で業績アップするための３１の秘訣 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 日 時：【東京（秋葉原）】７月２４日（木） 14:00〜17:00 講 師： イー・ロジット チーフコンサルタント 角井 亮一 シニアコンサルタント 宮野 雅則 コンサルタント 清水 一成 費 用： 一般企業様 お一人様 １０，０００円（税込） 経営者様 お一人様 ８，０００円（税込） 主 催： イー・ロジット 詳 細： http://www.e-logit.com/seminar/20080724.php お申込み： http://www.e-logit.com/download/seminar/seminar20080724.pdf ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◇ 無料説明会 ◇ イー・ロジットクラブ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 日 時：【東京（秋 葉 原）】８月２０日（水）16:30〜18:00 【大阪（堺筋本町）】８月２６日（火）16:30〜18:00 内 容： セミナーへの無料参加や、交流会などに参加できる 会員組織「イー・ロジットクラブ」の無料説明会です。 費 用： 無料 詳 細： http://www.e-logit.com/seminar/elogitclub.php お申込み： http://www.e-logit.com/download/elogitclub-setsumei.pdf ┌─────────────────────────────── │ □■３．今回の物流話 「業界の物流に学ぶ【４】」 │ 〜共存・共栄”の理念に裏づけられる │ レコード業界の共同物流と３ＰＬ事業（２）〜 └─────────────────────────────── （前回より続き） ■共存・共栄の理念が息づくＪＤＳの共同物流 ＣＢＳソニーとワーナー・パイオニアの２社で始まったレコード 業界の共同物流ですが、１９８０年には、徳間音工（現徳間ジャパン コミュニケーションズ）、ポニー、キャニオンレコード（現ポニー キャニオン）ワーナー・パイオニア（現ワーナーミュージック・ ジャパン）、ＣＢＳソニー、ＥＰＩＣ・ソニー（現ソニー・ミュー ジックエンタテインメント）の６社体制による共同オンラインシス テムが開発されました。 これにより、６社共同構想による物流事業であるＪＤＳが、 １９８３年１２月に正式に設立されました。 その翌年の６月には、東芝ＥＭＩ（現ＥＭＩミュージックジャパン） が参画。ここにレコード業界最大の共同物流体制が確立しますが、 さらに１９８６年の２月には、パイオニアLDC（現ジェネオンエンタ テインメント）、日本コロムビア(現コロムビアミュージックエンタ テインメント)が、１９９８年３月にエイベックス、２００１年５月 にキング、２００２年８月にバップ、１０月ファーストディストリ ビューション（徳間＆クラウン）もＪＤＳに参画しました。 以上のような物流協業化の経緯の中で、１９８５年７月には共同物流 システムの運用が開始されました。また、全国受注センターの一括 運営管理体制が完成した１９８８年８月には、新共同物流システム を稼動することによって今日の共同物流の基盤を構築。その後 １９９９年には全国の受注センター統合し、さらに、２００１年には 全国倉庫統合（中央倉庫全国出荷）体制が整い現在に至っています。 レコード業界における物流協業会社の設立は、ＪＤＳ以外にも 見受けることができます。ただしそれは、あくまでも資本系列を 中心に設立した物流会社です。 これに対し、ＪＤＳは、競合ではあってもこれまで接点のなかった 会社が大同団結することに意義を求めた協業体制です。 協業を行うことで、物流コストが固定費ではなく変動費になるという メリットがあります。売上に大きな波のあるレコード業界の場合、 物流コストを変動費とすることで、経営の柔軟性を確保できる点が 大きな利点となります。 とくに商流・物流システムのコンピュータ化が進展した１９７０〜 ８０年代当時、そのための設備投資は、今日とは比較にならないほど 莫大な投資を必要としていました。 物流コスト軽減と業界を挙げた物流効率化推進のためには、競合では あっても、できるだけ多くの企業に参加してもらう必要があります。 このような点からも、ジャレードや今日のＪＤＳにおける共同物流 推進の背景には、先の小澤元社長のお言葉にも見受けられる “共存・共栄”の理念が色濃く反映されていることが分かります。 ■高品質とコストメリットを両立する高機能物流 多くの共同物流では、一部のメーカーのみ、もしくはカテゴリーの 限定した発注条件など、柔軟性を欠いた取り決めが見受けられます。 しかし、ＪＤＳの共同物流は、全メーカーの「一括オーダー」が 可能であり、発注システムにおいてもＣＤ１枚から発注でき、 ダースやケース単位でなければならないといった発注規制は設けられて いないのが大きな特長です。しかも、毎日受注を受け、12時までに 受注した商品は翌日には全国配送できる配送網が構築されています。 受注方法についても、販売店の事情を考慮して、ＴＥＬ、ＦＡＸ、 ＷＥＢやＶＡＮなど、多岐にわたる方法に対応しています。 この共同受注を管理する基幹システムが、「J−Symphony」であり、 入庫、出庫、返品、償却など物流システムと連動する機能で構成 されています。 リアルタイムで在庫情報を確認すると共に、正確な需要予測に 基づいた精度の高い発注を可能としています。 また、オプションとして、販売データ分析を瞬時に照会できる販売 管理支援のための機能も充実しています。 共同出荷にあたっては、新譜、旧譜を問わず、全社メーカー共同 伝票を用いた一括納品を可能とし、メガヒットによる販売機会の 損失防止と、販売店側の店舗オペレーションの効率化にも有効に 機能しています。 そして出荷に関しては、「半自動化」を主体とした伝票レスピッキ ング、およびハンディターミナルを活用したピッキングシステム などを活用することで、スピーディかつ高精度な物流機能を確保 しています。 このような高レベルの物流品質の提供は、AV業界に精通した ＪＤＳ流３ＰＬの本領といえますが、それと同時に、確実に物流 コストを削減できる共同物流を築き上げることができた背景には、 ＣＢＳソニー時代から培われてきた厳格なコストマネジメント手法を 基盤とした運営体制にあることをうかがわせます。 現在、２３社ものAVおよびゲームソフト業界がＪＤＳの物流に 参画する所以は、こうした共同物流のメリットの創出にあることは 確かです。 ■共同物流成功のポイント ＪＤＳによる共同物流成功のポイントは、“ローコストな高品質 物流を維持し続けること”に集約されます。 しかしながら、同社ではさらに３つ成功の条件を提起します。 それは、第１に「リーダー企業が前面に出過ぎないこと」、第２に 「１社の我侭を例外として許さないこと」、そして第３に「共同 物流会社が３PLとして物流センターの意見をきちんとメーカー側に 伝える役割を担うこと」の３点です。 中でも第３の条件については、ＪＤＳが荷主メーカーと物流センター の間の調整役となって、月１回のシステム会議、３ヶ月に１回の 全体での物流会議（在庫およびサービスのあり方）など定期的な 話し合いの場を継続して設けること。 さらに、現場とメーカーとの直接の対話も重視しています。 すなわち、相互の意図が理解できるコミュニケーション体制により、 人と人との信頼関係を強化していくことこそ、共同物流成功のポイント といえるでしょう。 今回のレポートでお話をおうかがいした秋元物流部長は、倉庫内の 作業の効率化（とくに人の効率化）は限界のところにまで到達して いるのではないかと指摘します。 というのは、近年盛んなＷｅｂによる音楽のデジタル配信の影響から、 ＣＤの販売も低下の傾向にあり、物量も確実に減少しています。 このような状況を踏まえ、メーカーとしてもサプライチェーン全体で 本当に有効な効率化の内容を検討しながら、生産と物流の関係を常に 見直していかねばならない時期に来ているのではないかといいます。 また、ＪＤＳとしては今後、他業界への共同物流ソリューションの 提供も視野に入れた展開も検討しているそうです。ただし、世代交代が 進む参画企業各社では、若い世代の経営者や現場リーダーの一部に おいて自社本位の利益追求を望むなど、協業化の意識に対する温度差が 表れはじめているといいます。 他業界への進展を検討する今こそ、グループ全社を挙げて、共同物流 の原点である共存・共栄の理念を今一度問いただしていかなければ、 新たな発展が損なわれることにもなりかねません。 今後のさらなる体制強化が期待されるＪＤＳの共同物流といえるでしょう。 （つづく） ┌─────────────────────────────── │ □■４．編集後記 └─────────────────────────────── 先ほどラジオから聞こえた東京の最高気温は３４度の予想。 今年１番の暑さになるそうです！ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ 『ロジスティクス思考的経営話（略称：物流話）』は、 物流に関心のある方に、より物流に興味を持って頂く為、 読み物が中心の『物流話』、ニュースの『物流話 物流ニュース』 （１日ダイジェスト版、毎時配信版）で構成されています。 ★イー・ロジットサイトからの登録のみ まぐまぐなど他サイトでは、ニュースは配信されません ◇ 発行者のイー・ロジットは、 「物流の改善／システム導入支援／受託／販促企画支援」 を行う会社です。 → http://www.e-logit.com/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◇ バックナンバーは！ → http://www.e-logit.com/mag/mmbak.php ◇ 新規配信登録は！→ http://www.e-logit.com/mag/ ◇ 配信解除は！ → MailuX http://www.mailux.com/ ◇ ご意見・ご感想・ご声援は！ 当メールマガジン及び物流全般に関するご質問やご相談などござい ましたらご遠慮なくお問い合わせ下さいませ。 → magazine@e-logit.com ◇ 著作権情報 著作権は株式会社イー・ロジット、またはその情報提供者に帰属する ため、掲載記事の有料販売などを禁じます。但し無料の社内メール、 会議資料としての利用は問題ありません。 「イー・ロジット」「e-LogiT.com」は、登録商標です。 ──────────────────────────────── Copyright（Ｃ）2002-2008 e-LogiT Inc. 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