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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――― THE BEST LOGISTICS MAIL MAGAZINE <Vol.79 2004/07/14> ―― ■■■ ……………………………………………………………… ■■■ ■■■■ ロジスティクス思考的経営話(物流話)0079 ■■■■ ■■■ …………………………………………………… ■■■ 発行者:株式会社イー・ロジット 監修:CEO 角 井 亮 一 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 登録はココ!→ http://www.e-logit.com/mailmagazine/?79 声援メールは→ magazine@e-logit.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌─┐ │↓│皆様、こんにちは〜! │出│ │来│今回から、RFIDの新シリーズがスタートします! │る│ │若│書くのは、バリバリ理系で、バリバリ大阪人の浜ちゃんです。 │手│「実証実験、突撃レポート!」とか「業界のRFID導入裏話」 │人│なんて企画も考えているとか・・・。 │材│思ったより、非公開で導入が進んでいるRFIDを、e-LogiTら │急│しい切り口で、解説するらしいです(*^_^*) │募│ │↓│また、「噂のRFID導入したいけどよく分からない」という人 │↓│も、この連載を楽しみにしててくださーい! │↓│(宣伝ですが、導入支援コンサルも行っているそうですよ(^_^)v │↓│ │↓│では、今週のメルマガを、どうぞ。 │ └────────────────────────────┐ │企業成長を加速させる物流企画が出来る人、作りたい人、募集! │ │ => http://www.e-logit.com/recruit.htm?79 │ │イー・ロジットは、今期5周年を迎えます。 │ │上場も含め、更なる成長のため、優秀な人材を募集します! │ │ │ │ 第┃2┃新┃卒┃ 若┃手┃ 緊┃急┃ 大┃募┃集┃!┃ │ │ ━┛━┛━┛━┛ ━┛━┛ ━┛━┛ ━┛━┛━┛━┛ │ │ <職 種> ・通販物流運営補助(東京) │ │ ・物流コンサルタント補助(東京) │ │ ・マーケティング業務(東京) │ │ ・物流運営補助(大阪) │ │ ・物流コンサルタント補助(大阪) │ │ <資 格> 誰からでも学べる謙虚さと熱い志を持った人! │ │ 未経験者OK! 20代歓迎! 女性歓迎! │ │ 詳細は→ http://www.e-logit.com/recruit.htm?79 │ └──────────────────────────────┘ ━━ [ INDEX ] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □ □ □1.セミナー情報 □ □ □ □2.今回の物流話 新シリーズ登場!今更聞けないRFID【1】□ □ 〜「RFIDってどんなもの?」〜 / 濱 田 修 □ □ □ □3.編集後記 □ □ □ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌─────────────────────────────── │ □■1.セミナー情報 └─────────────────────────────── ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ◇ Seminar東京 ◇ 『収益性の高いECビジネスを実現する実践手法セミナー』 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 高効率の顧客誘導のための新しいプロモーション手法、サイト構築や 運用、店舗運営の投資効果(ROI)向上の実践ノウハウなど勝ち組 企業の成功事例をもとにご紹介いたします。 日 時 : 2004年7月29日(木)13:30〜 会 場 : 東京国際フォーラム(定員150名) 講 師 : ケンコーコム、コマース21、エルテックス他 費 用 : 無料 主 催 : 株式会社エルテックス 共 催 : 株式会社コマース21 協 賛 : 株式会社イー・ロジット他 詳 細 : http://www.q4-inc.com/ec_seminar0729/ お申込み : http://www.q4-inc.com/ec_seminar0729/ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 第5回ロジスティクス懇話会 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 日 時 : 2004年7月17日(土)14:00〜16:30 会 場 : 東京海洋大学(旧東京商船大学)越中島会館2階セミナー室 JR京葉線 越中島駅徒歩2分/地下鉄門前仲町駅徒歩10分 テ ー マ : 音楽CD業界の共同物流 〜JDS社の過去と現在から〜 講 師 : 梶浦 清敏 氏 http://www.e-logit.com/personalhistory.htm?79#kajiura 早稲田大学社会システム工学研究所客員研究員 イー・ロジット客員コンサルタント 司 会 : 株式会社イー・ロジット 角井 亮一 会 費 : (物流学会会員)500円(非会員)2,200円 お問合せ : (株)カサイ経営(担当:高野) TEL.045-573-0368 FAX.045-571-6590 ┌─────────────────────────────── │ □■2.今回の物流話 新シリーズ登場!今更聞けないRFID【1】 │ 〜「RFIDってどんなもの?」〜 / 濱 田 修 └─────────────────────────────── 皆様、はじめまして。濱田と申します。新シリーズとして「今更聞けな いRFID」というテーマで、基本的なことから取り上げてみたいと思いま す。疑問・ご感想などございましたら、次回作に反映していきたいと思 いますので、どしどしお寄せ下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━ ┃RFIDとは何なのか? ┗━━━━━━━━━━━━ RFIDとは、小さな無線チップにより人や物を識別して、その情報を管理 する仕組みです。 RFID(アールエフアイディー)はRadio Frequency Identificationの略 で、大まかには無線電波を使い、物の特定ができるものという意味です。 一番身近なRFIDの利用例は、JRグループの改札装置に取り付けられた乗 車料金の自動読取・支払機(JR東日本のSuicaカード、JR西日本のICOCA カード)だと思います。この仕組みでは、主に物に取り付けられた無線 チップを、ゲートに取り付けられた読み取り機で読むことにより認識し ます。 Suica→ http://www.jreast.co.jp/suica/ ICOCA→ http://www.jr-odekake.net/guide/icoca/ ┏━━━━━━━━━━━━ ┃RFIDで何ができるのか? ┗━━━━━━━━━━━━ SuicaやICOCAの場合は読み取り部分に触れさせるようにしていますが、 この技術を使えば読み取り機から少し(現在では数十センチから数メー トル程度)離れた距離から、無線チップに記録された情報を一度に多数 読み取ることができます。読み取り機から読み取ることのできる範囲を ゲートで区別することで、ゲートを一定条件で通過する無線チップの情 報を漏れなく読み取るということが可能になります。 更に、書き込み可能な無線チップを使用した場合は、無線チップに情報 を書き込むことも出来るため、無線チップだけで独立した情報記録媒体 にもなります。 ※補足:RFIDには「読み取り専用」と「読み取り&書き込み両用」があ ります。 ┏━━━━━━━━━━━━ ┃RFIDに使われている技術 ┗━━━━━━━━━━━━ 技術的には電波を無線チップに送信し、無線チップから返ってきた電波 を読み取ることにより無線チップに記録されている情報を認識するとい う方法で行います。 今後RFIDが物流管理において普及した時に使われる電波は、ラジオや携 帯電話に使われる周波数のUHFが主力になると考えられています。他 にも長波・短波・マイクロ波が使われます。 RFIDに使われる電波がラジオや携帯電話等に対して妨害電波になってし まわないように、他の利用用途と周波数帯域を調整する必要があります。 このような理由もあるため、日本ではまだ実験的にしかUHFの周波数 帯域の電波は利用されていません。しかし、一部の携帯が利用していた 電波帯域を開放して利用するという情報もあり、2005年4月には、 UHF利用のRFIDが実用される可能性が高くあります。 周波数によって生じる特徴としては、周波数が高いほうが情報の読取速 度は速くなるという利点があり、周波数が低いほうが、電波が回り込ん で細い隙間からでも電波が届きやすいという利点があります。 ┏━━━━━━━━━━━━ ┃RFIDの利点 ┗━━━━━━━━━━━━ 人や物を認識する技術には他にもバーコード、二次元コード、磁気カー ドや、ICチップ、OCR(文字の自動読み取り)、バイオメトリクス (指紋や網膜のパターン等による認識)等があります。これらとRFIDが 異なるのは、認識装置に近づけなくても、ゲートを通れば無線チップが 認識できる点です。 また、認識装置に近づけなくてもよく、条件が整っている場合は、箱の 中に入っていたり、汚れていたりしても読み取ることができることや、 一度にたくさんの情報を読み取ることができることにより、無線チップ に記録された情報を読み取る効率は格段に向上します。 ┏━━━━━━━━━━━━ ┃RFIDの幅広い用途 ┗━━━━━━━━━━━━ 人や物を離れた距離から識別するという需要は社会に広くあります。何 がそこにあるのかを、ゲートを通っただけで自動的に識別できるという ことは、物流だけでなく、セキュリティや商品管理など様々な分野で期 待される技術です。そして、実際にその導入はすでに始まっています。 今後のユビキタス社会(情報技術が生活のあらゆる所に存在し、人間の 生活が便利で豊かなものになる社会)では、他の情報技術と組み合わせ ることで、より多くの役割を果たすことになるでしょう。 ┏━━━━━━━━━━━━ ┃RFIDの根本的な問題 ┗━━━━━━━━━━━━ 便利である反面、離れた距離から誰が何を持っているのか、何処に行っ たのか等が詳細に分ってしまう可能性がありますので、プライバシーの 問題など解決すべき課題もあります。 これは、技術的な方法だけでは解決できない課題で、法律、使う人のモ ラル・情報技術に対する理解の向上等も含めて解決する必要がある問題 です。 また、RFIDが生鮮などの食品についたら、食べてしまうかもしれないと いう衛生的問題や人体的影響も懸念されています。 ┏━━━━━━━━━━━━ ┃物流におけるRFIDの利点 ┗━━━━━━━━━━━━ 流通・物流業界で使われてきたバーコードに替わって、バーコードの不 便な点を解決した商品タグ・ラベルの認識の仕組みが業務効率化のため に導入されようとしています。 商品タグ・ラベルの認識の仕組みは、最初に挙げた人や物を認識する技 術を応用することで行うことができるため、RFIDの他にも二次元コード、 OCR等があり、その他にも用途に応じて商品タグ・ラベルの特殊な認 識の仕組みが考えられます。 タグ・ラベルのコスト、耐久性、読取スピードと正確性等、用途の特性 に応じた仕組みが各業界の現場に導入されていくことになると思われま す。特に物流業界は、RFIDが利用可能な業界として注目されています。 それらの中でRFIDの技術を用いて無線チップをタグに組み込んだ仕組み は、導入した時の作業スピード向上の面で特に優れていることが最大の 利点であると考えられます。もちろんRFIDの特徴を利用することでもっ と多くの用途と業務改善の仕組みが考えられ、導入されていくことにな ると思われます。 ┏━━━━━━━━━━━━ ┃今後の物流話での話題 ┗━━━━━━━━━━━━ 今後は、RFIDが物流業界全体やそれぞれの立場のプレイヤーにどういう 影響を及ぼしていくのか? 便利な技術であるらしいけれども、実際の 導入にはどういう問題があるのか?などを、実際の事例を参考にしなが ら、考えてみたいと思います。 では、次回をお楽しみに! またご意見もお待ちしております! ※ご意見・ご感想はこちら→ magazine@e-logit.com ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓・・・・・・・・・・・ ┃第3版も快調!『よくわかるIT物流』┃ 日本実業出版社 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ≪税別1,500円≫ 物流初心者からエキスパートまで、必携の物流入門書! 多くの企業で研修テキストとして使用されています。 ・・・・・・・・・・・・ http://www.e-logit.com/itlogistics/?79 ┌─────────────────────────────── │ □■4.編集後記 └─────────────────────────────── 今回も最後まで読んでいただき、有難うございます(^o^)丿 今、イー・ロジットでは、優秀で向上心のある若手社員を募集している ことは、読者の人は、気づいていると思います。 たくさんの求人広告を打って、7月最終週から、面接開始の予定です。 お陰様でイー・ロジットも、多くの紹介案件&問い合わせを頂き、受託 数を増やしており、大幅人員増強が必要なタイミングだと感じています。 最近の上場ブームをみて、「俺も上場できるベンチャー企業で働きたい」 とか、「私は、あのファッションブランドの通販事業に提案したいな」 と思う人は、是非募集してください。 また、周りで適任な人がいれば、是非ご紹介ください! ●「ロジスティクス思考的経営話」メルマガ配信希望はこちらから● ─┬───────────────────────────── └─→ http://www.e-logit.com/mailmagazine/?79 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 発行者e-LogiTのWEBサイトは! → http://www.e-logit.com/?79 ■ バックナンバーは! → http://www.e-logit.com/mailmagazine/mmbak.htm?79 ■ 登録・解除は! → MailuX http://www.mailux.com/ → FAXの方は FAX=03-5256-7072へお申込み・解除希望をお寄せ下さい。 ■ ご意見・ご感想は! 当メールマガジン及び物流全般に関するご質問やご相談などござい ましたらご遠慮なくお問い合わせ下さいませ。 → magazine@e-logit.com ■ 著作権情報 著作権は株式会社イー・ロジット、またはその情報提供者に帰属する ため、掲載記事の有料販売などを禁じます。但し無料の社内メール、 会議資料としての利用は問題ありません。 「イー・ロジット」「e-LogiT.com」は、登録商標です。 ──────────────────────────────── Copyright(C)2002-2004 e-LogiT Inc. 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