メルマガ:ロジスティクス思考的経営話(物流話)
タイトル:■ロジスティクス思考的経営話(物流話)0076■物流会社の生き残り【4】パートナーとの連携  2004/06/02


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――― THE BEST LOGISTICS MAIL MAGAZINE <Vol.76 2004/06/02> ――
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■■■■ ロジスティクス思考的経営話(物流話)0076 ■■■■
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  発行者:株式会社イー・ロジット  監修:CEO 角 井 亮 一
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皆様こんにちは。縦長の日本列島、梅雨入りした九州地方の一部を除き
今日は全国的に良いお天気のようですね。
それでは今週のメルマガをどうぞ。今週はセミナー情報満載です!


【NEWS】イー・ロジット東京本社が拡張のため引っ越します!
      詳細は後日。
【NEWS】イー・ロジット葛飾第2センターがオープンしました!


━━ [ INDEX ] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 □                            □
 □1.話題満載!セミナー情報               □
 □                            □
 □2.今回の物流話  「物流会社の生き残り【4】」    □
 □   〜 パートナーとの連携 〜    /角井 亮一  □
 □                            □
 □3.編集後記                      □
 □                            □
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│ □■1.話題満載!セミナー情報
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
                NetWorld+Interop 2004 Tokyo
 〜物流とネットワーク技術のギャップを埋める絶好のイベント〜
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
会  期: 「展  示  会」2004年6月30日(水)〜7月2日(金)
      「コンファレンス」2004年6月28日(月)〜7月2日(金)
概  要: 荷主企業と3PLの情報共有やICタグの導入など、ネット
      ワーク技術の活用が物流業界の大きなテーマになってい
      ます。本展示会では、最新のネットワーク技術とそれを
      とりまく環境をご覧いただけます。
会  場: 日本コンベンションセンター(幕張メッセ)
      千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
入 場 料: 3,000円(事前登録で無料になります)
      事前登録はこちら→ http://www.interop.jp/
      コンファレンスは基調講演以外は有料です。詳細は↓
       https://ssl.medialive.jp/sfm2004ni/timetable.html
主  催: NetWorld+Interop 2004 Tokyo 実行委員会
お問合せ: NetWorld+Interop 2004 Tokyo 運営事務局
TEL : 03−5772−0613
E-mailでのお問合せ先 : mktg-ni24@medialive.jp

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ◇ Seminar東京 ◇「パワーブレックファーストミーティング」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
日  時: 2004年6月4日(金)早朝7:30〜9:00(途中退席可)
テ ー マ: 『戦略からみた物流とは』
講  師: 株式会社イー・ロジット CEO/ 角井 亮一
会  場: A|Z Books & Cafe (東京都千代田区麹町)
費  用: 1000円(簡単な朝食とドリンク付)
主  催: グローバルタスクフォース
詳  細: http://www.global-taskforce.net/
お申込み: MBAホルダー限定 info@global-taskforce.net

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ◇ Seminar東京 ◇「第84回・EC研/デジ研合同フォーラム」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
日  時: 2004年6月4日(金)16:00〜16:50
テ ー マ: 『通販は物流改革で更に成長できる』
講  師: 株式会社イー・ロジット CEO/ 角井 亮一
会  場: 三菱総合研究所本社ビル
      1階AVルーム(東京都千代田区大手町)
費  用: 参加費5,000円(事前振込み)
         6,000円(当日、現金払い)
共  催: 「EC研究」「デジタルコンテンツ産業研究会」
詳  細: http://www.news-japan.com/ec/
お申込み: 土屋/鈴木
      TEL 03-3515-7175 ecken@ceres.ocn.ne.jp


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│ □■2.今回の物流話  「物流会社の生き残り【4】」
│        〜 パートナーとの連携 〜    /角井 亮一 
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「物流会社の生き残り」というタイトルで書くのも、もう4回目になり
ます。下記メルマガや書籍の中でも書いている通り、やはりアライアン
スというものが生き残りのキーになるはずです。
http://www.e-logit.com/mailmagazine/mailmagazinebacknumber0020.htm
http://www.e-logit.com/mailmagazine/mailmagazinebacknumber0022.htm
http://www.e-logit.com/mailmagazine/mm0061.htm

先日、日本通運と西濃運輸との提携が発表されました。陸運事業の売上
高3位と4位が提携するというのです。

 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
  全国輸送網を持つ大手5社の陸運事業売上高(2003年3月期)
   ヤマト運輸 8004億円(昨年対比3.5%↑)
   佐川急便  7133億円(昨年対比0.6%↑)
   日本通運  5502億円(昨年対比4.1%↓)
   西濃運輸  2445億円(昨年対比1.2%↑)
   福山通運  2330億円(昨年対比1.3%↑)
                     ※出典:日本経済新聞
 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

巷のうわさでは、「S社とF社が大きさや得意エリアから考えると一緒
になるのでは?」とか「双方オーナー企業だから、一緒になれないんじ
ゃないか?」などの話はありました。
が、まさか日通と西濃が組むことになるということは想像しにくいケー
スでした。その2社が組むのは、今後の成長の難しさが前提にあるはず
です。

宅配市場では、個人間宅配に強いヤマト運輸と、企業間宅配に強い佐川
急便の2社が、取り扱い個数を増やしており、勝ち組だと言われていま
す。そこに郵政公社が入り、競争が激化しています。

だから、そこで成長をするには、売上を上げるためのマーケティングコ
ストもそうですし、商品価値を上げるためのインフラコストも、増やさ
なければなりません。
特に2社は、宅配事業はメイン事業ではなく、サブ事業です。そこに資
源を集中させて投入することは、金融市場から疑問を投げ掛けられます。

それで、今回のような投資金額を圧縮できる提携が起こったはずです。
記事に書かれていたのは、「情報システム共有化」「仕分け拠点の共同
運用」のようなインフラコスト低減のキーワードでした。

 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

では、日本通運や西濃運輸のような大手企業は提携しましたが、中小物
流会社は生き残るために、何をすれば良いのでしょうか?

辛いことに大手企業と同じなのです。提携です。
メルマガ22号に書いたのが、
 1.システム活用
 2.業務特化
 3.パートナーとの連携
 4.教育研修
の4つでした。
<参照>
  http://www.e-logit.com/mailmagazine/mailmagazinebacknumber0022.htm

1と4は、資金と理解があれば出来ます。
しかし、2と3は思い切りが必要です。なぜなら、ある意味、「撤退」
「軍門に下る」「負け」というようなネガティブな言葉が連想されるの
で、オーナー企業(特に創業経営者の会社)が多い中小物流会社では、
決断できないことなのです。

でも、資本主義国ですから、利益をたくさん出す企業に、情報や富が集
まります。私の知人の実家(物流会社)でも、赤字から脱せずに、意図
しない撤退をしました。

今、やるべきことは、自社が得意とする業務に特化し、得意じゃない業
務は、他社に任せるべきでしょう。

 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

特にシステムに関しては、不得意とする企業がたくさんあります。この
部分は、投資コストが高いだけでなく、社内でチームを作るコストやリ
スクが発生します。
荷主企業から言われても、なんとか、無難にこなせるだけのシステムチ
ームを提携で持つ必要が出てくるでしょう。
このあたりは、別の機会に話すことにしましょう。

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│ □■4.編集後記
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メルマガへのコメントも沢山増えてきました。有難うございます!

先日の「ヤマト運輸通販参入」についてもコメントを沢山頂きました。
関係者になればなるほど、厳しいコメントでした。会社としての方向性
を知りつつ、お客様の反応も見える人だからこそ、そのようになるので
しょう。

同業者からは、ヤマトさんへの励ましのメールがありました。「勝てば
官軍」というようなコメントもありました。

物事の見方は沢山あるんですね。勉強になります。


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