メルマガ:ロジスティクス思考的経営話(物流話)
タイトル:■ロジスティクス思考的経営話(物流話)0051■お客様が満足する物流サービスを実施しよう!  2003/04/10


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 ―― THE BEST LOGISTICS MAIL MAGAZINE <Vol.51 2003/04/09> ――
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■■■■ ロジスティクス思考的経営話(物流話)0051 ■■■■
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   発行者:株式会社イー・ロジット http://www.e-logit.com/ 
     監 修:CEO 角 井 亮 一 magazine@e-logit.com
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━━ [ INDEX ] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 □1.今日この頃                     □
 □                            □
 □2.今回の物流話 「物流を磨けば企業が輝く!」【2】  □
 □    〜お客様が満足する物流サービスを実施しよう!〜 □
 □                    / 松本 肇  □
 □                            □
 □3.独り言コラム「角井の上海レポート」【4】      □
 □    〜中国進出法!e-LogiTの場合〜 /  角井 亮一 □
 □                            □
 □4.外国語なんて怖くない!一言レッスン【英語編4】   □
 □   英語で言えますか?→「フライトは如何でしたか?」 □
 □                            □
 □5.編集後記                      □
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│ □■1.今日この頃
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◇ すっかり春らしい穏やかな気候の今日このごろ。新年度のスタート、
  いかがお過ごしでしょうか。また、今年から社会人になられた新入
  社員のみなさま、新しい環境には慣れてきましたでしょうか?

◆ 去る4月1日、日本郵政公社が発足しました。郵政公社は郵便・郵
  貯・簡保の3事業を柱に、サービス多様化や生産性向上などで郵便
  事業を中心に利益を追求していくという発表を行っています。

◆ 新たな郵便サービスである定形小包郵便物「EXPACK500」
  (専用封筒を使用する場合、重量・発送先に関わらず料金は一律5
  00円)の導入や、翌日配達便の配達距離拡充、郵便ポストのコン
  ビニ内設置、更に今年の秋からはパソコンメーカーと提携しての一
  般家庭向け廃棄パソコン回収・リサイクル事業への参入など、「郵
  便」という枠にとらわれず「物流」という広い観点から関連事業に
  も乗り出していくことを発表しています。

◆ この日本郵政公社発足で宅配便の競争激化が必至と思われ、各社の
  対応が注目されます。

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│ □■2.今回の物流話 「物流を磨けば企業が輝く!」【2】
│    〜お客様が満足する物流サービスを実施しよう!〜 
│                       / 松本 肇
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近頃、物流コストの削減ばかりに目を奪われている企業が多いように思
います。当然ながら、企業によって物流戦略は異なり、サービスの違い
により競合他社との差別化を図らなければなりません。

しかしながら、首位の企業にコスト勝負を挑むのは、冷静に考え直す必
要があるのでは無いでしょうか。自社の物流サービスレベルの設定を見
直し、競合他社と差別化が図れるような一工夫を実施するのは、我々物
流マンにとって、大事な使命だと思います。

激しい競争に勝って生き残っていくには、お客様が何を求めているのか
ということを改めて再認識し、物流サービスに反映していくことを忘れ
てはならないと思います。

お客様が満足する物流サービスを実施しよう!
お客様に対し高い満足度で商品を供給することは、物流活動を行う上で
大切な役割です。物流部門は、お客様から「ありがとう!」の感謝の言
葉をもらえる物流体制を築く必要があります。

“商品違い”や“数量不足”を防ぎ、“配送中の破損”が起こらない、
低コストな物流システムを構築しなければなりません。お客様に欲しい
物を欲しい時に欲しいだけ、安全で確実に供給できる物流サービスを実
施できる会社は、お客様から「ありがとう!」と言ってもらえるのでは
ないでしょうか。

顧客満足度(CS)という言葉があり、各社CS経営だ!CS運動だ!
とCS向上への取り組を行っています。しかし、お客様から「ありがと
う!」と言ってもらうことは、そう簡単にはいかないようです。なぜな
らお客様の要求はもっと安くして欲しい、もっと早く届けて欲しい、も
っと品揃えして欲しいであって、これらは全部商品の送り手側の利益を
減らす要求だからです。

また、お客様のニーズは様々で、年齢や性別、ライフスタイルの違いな
どによって、思考方法や行動様式などが変わります。1度にたくさん買
ってくれるお客様がいれば、毎日少量ずつ買ってくれるお客様もいます。
お客様の声に耳を傾ければ、傾けるほど、挫折したり、壁にぶち当たっ
たりします。

企業は自社の利益を確保しつつ、お客様の満足を高めることを追求して
いかなければなりませんので、お客様の満足を高める物流システムを構
築するには、お客様のニーズを的確に捉えつつ、実現するにはどれくら
いのコストが掛かって、企業として採算ベースに乗っているのかどうか
を見極めることが必要になってきます。

例えば、商品を配送することは物流のサービスとして、大切な役割を担
っています。お客様は購入を済ませると、あとはいつ届くかということ
を考えていると思いますが、通信販売で商品を買ったお客様の不満とし
て上げられるのが、デリバリーに関する項目が約半数を締めています。
納期遅れや配送中の破損、また誤配送などが上げられますが、これらは
返品や受取拒否につながり、通信販売利用者の約10%が何らか理由で
購入した商品とサービスに不満を持ち、返品すると言われています。

通信販売を行っている各社のほとんどが、約1週間から10日でお届け
しますという販売方法を行っていますが、お客様はいつ届くか分からな
いまま商品到着を待っていることになります。また、在宅率が低下して
いる昨今では、来て欲しいときには来ないで、来て欲しくない時に来る
という声も多いようです。

佐川急便も3月21日から2時間区切りで時間帯お届けのサービスを開
始しましたが、これはお客様の満足度を高めるサービスだと思います。
このサービスは、お客様にとっては非常にありがたいサービスだと思い
ますが、ドライバーに負荷がかかり利益を圧迫するのではと一見思いが
ちです。しかし、ヤマト運輸が時間帯サービスを始めたころに目にした
記事では、不在による再配達のコストがなくなるので、採算ベースに乗
るということでした。CS向上の1つの成功例と言えるでしょう。

  ◇ 今回の「物流話」への御意見・ご質問はこちらまで! ◇
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       └─→  magazine@e-logit.com 

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│ □■2.独り言コラム「角井の上海レポート」【4】
│       〜中国進出法!e-LogiTの場合〜 / 角井 亮一
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上海レポートの4回目です。今回は、会社の社長なら一度は聞きたい話
「どうやったら、中国に進出できるのか?」という話題を、幾つかに分
けて書きます。まずは、角井がイー・ロジットの進出をどう考えたかを
知ってもらうことで、ヒントを得て頂きたいと思います。

    ──────・・────────・・──────

私自身、今回上海に行ったのは、
「イー・ロジットとして、中国で何が出来るか?」
「中国を知ることで、お客様のお役に立てないか?」
という2つのテーマがあってのことです。

前者が、イー・ロジットが日本で行っていることを中国に移植できない
かという、『水平展開』に対して、
後者は、イー・ロジットの既存顧客さまへの付加サービスという『垂直
展開』のビジネス拡張方向性の模索です。

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水平展開に関してですが、中国で行うためには、これから話すようなこ
とが必要不可欠です。

イー・ロジットは、実務を行う物流会社様と協力し合って、企画に特化
し、企業物流を効率よく行う企業です。だから、実務をしっかりと出来
る会社で、且つ信頼できる会社と手を組まないことには、アウトソーシ
ング事業が出来ません。

ただ水平展開の場合は、イー・ロジット自体が、通販物流に特化してい
るので、そのための物流インフラが必要になります。どんなインフラか
というと、最重要は宅配便です。

しかし、13億人(正確には12億6583万人(2001年末))に
隈なく届けられる宅配便は存在しません。日本系も含め、外資系の会社
も中国全土をカバーするという話またはプランは出てきませんでした。

但し、新聞で大々的に掲載されていたように、上海に佐川急便さんが進
出していきます。地域限定です。さらに上海市内にトラックが入れない
(規制がある)ので、ワゴン車で配送するそうです。

イー・ロジットとして、中国に弊社のビジネスを移植できる状態になる
には、時間が掛かりそうです。

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残るのは、垂直展開です。得意先様の大半の調達先は、中国です。中国
の生産工場から、日本に輸出して、日本の物流センターに入れるまでを
手伝うことを意味します。

これは宅配でなく、チャーターの世界なので、何とかなりそうです。で
も、これも信頼できる会社を見つけなければなりません。

すぐに、信頼できる会社を見つけることは出来ないので、やはり日系の
物流会社に本社経由で紹介をもらうか、日系企業で実績を持つ物流会社
を紹介してもらうかで、組むのが良さそうです。

    ◆◇ 興味のある人は、是非メール下さい! ◇◆
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なんでまた、「すぐに信頼できる会社を見つけられない」と諦めるかと
いうと、ある経営者に、「信頼できるパートナーを見つけるには、10
年付き合いなさい」と言われたからです。

どうも、1年の付き合いでは、相手を信頼し切ってはいけないようです。
でも、個人的には、こればっかりは人間ですから、1日で意気投合出来
るかもしれないと思っていますが・・・。

    ──────・・────────・・──────

『水平展開』も『垂直展開』も、難しい。。。
なぜなら、すぐには信頼できるパートナーが見つかりませんから・・・。

ここで角井なりに考えました!
(今は無理無茶でも、1年後2年後を考えて、今から準備しても、良い
 のではないか!)

続きは、次号で。。。。。

    ◆◇あなたの上海体験談、お待ちしてます!◇◆
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│ □■4.外国語なんて怖くない!一言レッスン【英語編4】   
│     英語で言えますか?→ 「フライトは如何でしたか?」
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◇ 突然外国人のお客様が来社!自己紹介って英語でどうするの?!間
  が持たなかったらどうしよう・・・などと、慌てた経験はありませ
  んか?今回から「海外からのお客様をもてなす」をテーマにすぐに
  使えるフレーズを御紹介致します。下記の日本語の部分を英語で言
  い換えて下さい。(回答例は編集後記にて)

〜第1回/空港でお客様を出迎える〜
  A−1.失礼ですが、あなたはZ社のスミスさんでしょうか?

  B−1.Yes. (はいそうです。)

  A−2.はじめまして、私はイー・ロジット社の角井です。
      お迎えにあがりました。

  B−2.How do you do. (はじめまして)

  A−3.フライトはいかがでしたか?

  B−3.It was fine, thanks. (お陰様で快適でした)

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 ● お友達、同僚の方々にも「物流話」を御紹介して下さい! ●
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│ □■5.編集後記  
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◇ 今年は桜が少し遅咲きだったようで、今週一杯まで花見が楽しめそ
  うですね。ここ大阪では、春の風物詩「造幣局の通り抜け」が今月
  中頃から開催されます。(ことしは4/11〜17)

◇ 関西圏以外にお住まいの方にはあまり馴染みのない行事かもしれま
  せんので、簡単にご説明させて頂きます。−−大阪造幣局(大阪市
  北区天満)構内の全長560mの通路が毎年4月中旬の1週間、一
  般客向けに開放され、通り抜けで観桜を楽しめるというもの。構内
  には関山、普賢象、松月、紅手毬、大手毬、養老桜、芝山、黄桜、
  楊貴妃など約120品種の非常に珍しい品種が数多く取り揃えられ
  ており、中でも遅咲きの八重桜の美しさは随一と言われます。

◇ この桜、元々は藤堂藩の蔵屋敷にあったものが移植されたものだそ
  うで、そのため珍しい里桜など多くの品種が集められたと言います。
  また「通り抜け」の起源は明治16年に遡り、当時の造幣局長の発
  案により一般市民への公開が始まったと言われます。

◇ 今年も少し遅咲きの八重桜に会えるのが楽しみです!
  それでは皆様、お元気でお過ごしください!次号もお楽しみに!

    ──────・・────────・・──────

≪外国語なんて怖くない!一言レッスン【英語編4】回答例≫
 ※あくまで下記は回答の一例です

  A−1.Excuse me, Are you Mr. Smith from Z corporation?
      (失礼ですが、あなたはZ社のスミスさんでしょうか?)

  B−1.Yes. (はいそうです。)

  A−2.How do you do? I am Kakui from e-LogiT corporation.
      I am here to meet you.
      (はじめまして、私はイー・ロジット社の角井です。
      お迎えにあがりました。)

  B−2.How do you do. (はじめまして)

  A−3.How was the flight.
      (フライトはいかがでしたか?)

  B−3.It was fine, thanks. (お陰様で快適でした)

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