メルマガ:虹の向こうに妻がいる
タイトル:虹の向こうに妻がいる 11月14日号  2004/11/15


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           ■虹の向こうに妻がいる■
               
               2004/NOV/14TH  購読者654名

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 みなさんこんにちは、杜国朝です。
 家を建ててからまるで仕事の内容が変わり、私の仕事は非常に忙しく
なってきました。
 それはずばり、住宅ローンをかかえたということで会社も考慮してくれて
いるということなのでしょうが、平日はあまり家にはいられないんです。

 あまりというか、ほとんどという表現のほうが正しいかも。
 何度かこのメルマガでも紹介していますが、私の職業はドライバー。
 そう、運ちゃんなんです。
 でも、いままでは運ちゃんとしてはとても時間的に余裕のある感じで五
時あがりのサラリーマンに少し毛が生えた程度の仕事内容でした。

 ところが最近はやたらと遠くに走ってみたり、個所まわりが増えたりと、
仕事の内容の濃さが増してきたというか、はっきりいって忙しなくなりま
した。
 これはみな、収入にはねかえる部分なので、私としてはやりがいがあ
るかなぁと解釈して、がんばっているところなんですね。

 でもそれとは裏腹に、家族との団欒の時間がどうしても少なくなってし
まいました。
 家族と一緒にいる時間を少しでも欲しい。
 だけど、家にいてはローンを払っていくことができない。
 私ひとりが働いていれば、この家庭は安泰なんだ。

 そんなふうに考えて、少しでも仕事があればそれをこなすように考える
ようにもなりましたね。
 独身時代にはこんなことなかったっけな。
 特に困ってはいないから、とりあえず仕事をしてって感じで。
 これが結婚をして家を建てた男の心境の変化というものでしょうか。

 家を建てて大きな借金をして、自分自身に鞭を打ちながら生活をして
いくというやつ。
 これを妻は、果たしてどのように感じているのだろうか。
 妻は何しろ姑から離れたということで、のびのびと生活をしています。
 近所の人もよくしてくれていて、うまくいっているようです。

 今度の新居はショッピングセンターが近いところにあり、旧国道から少
し入ったところにあるのですが、買い物には歩いても行けるところなん
です。
 なので、妻にお金を渡して買い物をさせています。

 まだまだ家の備品は揃っていないので、少しずつ買い揃えているとこ
ろです。
 買い物の基本は100円ショップ。
 そのショッピングセンターの中には、100円ショップが入っているので
すが、我が家の方針である、安く済むところは安いもので揃えるを実践。

 自分でお金を持ち、欲しいものを買い物籠に入れていくという楽しみを
味わった妻。
 私が家に帰ってくると、

 『これ、いくらだと思うか?』

 と聞いてきます。
 なにを自慢したいのだと思います?
 値段の安さを自慢したいのです。
 私が『500円か?』と聞くと、『ふふっ』と笑って勝ち誇った顔をします。
 これよりは安いのでしょう。

 近くのお店のポイントというものを既に掴んでいる様で、最近では私に
行くところを指図するようにもなりました。
 新聞の折り込み広告もひととおり読めるようにもなっているし、ゴミだし
や炊事、洗濯・掃除などもこなす、典型的な主婦になりました。

 はっきりいって週末は疲れていて、フラフラで横になりたいのですが、
普段アシのない妻にしてみれば、私の運転でどこかに行きたいと考え
ているようです。
 子供も外に連れ出すととても嬉しそうな顔をしますし、ここはひとつお
父さんの本領を発揮しなければと、家庭を優先してしまいます。

 こんなおやじが危ないのかなぁ。
 くも膜下出血になったり、心筋梗塞になりやすい生活をしているのかな
ぁと自分を危惧したりもしているのですが、でも仕事だけをしていればそ
れでいいとは自分ではとても思えないんですよね。
 当然ながら、妻も私に家の仕事をするように言ってくるしで。

 結婚披露宴などの席で、家庭というものをひとつの船に例える話など
がありますが、やっぱり私はその船長なんですよ。
 でもね、実際のところは船というのは航海士の方が重要だったりして、
それは妻が航海士なのではないかと考えているのです。
 私はうまく操られている船長なのだと。

 まあ、実際の苦労なんていうのはこれからのことだと思うので、このあた
りのことは序盤戦ということで考えておきましょうか。

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【新築日記】

 私のこだわりの部分として、お風呂とトイレを挙げていましたが、トイレに
関してはウォシュレットということで、非常に満足しています。
 たとえば、何日もお風呂にはいれないようなときにこのウォシュレットで
あると、なにかサッパリとした感じになれます。
 お尻の穴が清潔だというのは、やはりいいものです。

 それに第一、トイレットペーパーが少なくて済みますね。
 便を拭くとなると、それなりに重ねて拭かなければなりませんが、水で
お尻を洗うと、水を拭き取る程度のもので済みますので、これは明らかに
経済的であるといえましょう。
 少なくとも、私はそう感じています。

 ですが、妻はまだそのあたりを理解していないようだなぁ。
 以前と同じように、トイレットペーパーを使用しているようだ。
 私の使用している量と同じであれば、そんなに紙を消費しないはずな
のに、案外はやく無くなっている。
 そこまでとやかく言わなくてもと言われそうだが、私には気になる。

 どこかで耳にしたあの、管を巻くようにトイレットペーパーのロールから
クルクルと巻き取るような音をさせて、そしてそれでお尻を拭いているの
だろうか。
 はっきりいってそれは無駄だ。

 牛乳パックの再生紙で作ったようなトイレットペーパーならばそれも致し
方ないところだが、我が家ではそのようなものを使ってはいない。
 だから、ちょっとひねり出せば良い程度のものなのだ。
 節約はこのあたりから実践していかないと、小さなことが積み重なって
大きくなりますから。

 ケチケチにも美学があります。
 だけどそれは、前向きなものでなければなりませんね。
 閉めるばかりじゃ、妻も理解をしてくれないことでしょうから。
 いまそこの紙を節約して、そしてあとでその節約した分でおいしいものを
食べるとか。

 ケチった先に幸せがなければなりません。
 こんな発想って、日本人的なのかなぁ。
 中国にもケチっている人がとても多いようですが、どんなんですかねぇ。
 おわかりになられる方、情報をお待ちしております。 
 
 それではまた、次回まで。

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