メルマガ:虹の向こうに妻がいる
タイトル:虹の向こうに妻がいる 6月6日号  2004/06/06


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           ■虹の向こうに妻がいる■
               
               2004/JUN/6TH  購読者622名

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 みなさんこんにちは、杜国朝です。

 天気が不安定で、いきなりスコールのような雨がきたり、カラッと晴れ上
がったりなんかわけのわからない天気が続いております。
 中国・四国地方はすでに梅雨に入っているようで、それが徐々に東の
ほうへと迫ってきています。

 前回のメルマガにも書きましたが、私は現在、家を新築するところでして
楽しさ半分、先の不透明さ半分で未来をにらんでおります。
 40を前にして、このあたりが家を建てる最後のタイミングではないかとが
んばってみました。
 例のマイホーム減税も今年の分までとのことで、これはチャンスかもと。

 正直なところ、あまり所得が多くない(正直言って安月給)のですが、それ
でも超低金利と超長期の融資で乗り越え、私がくたばる頃には子供がなん
とかしてくれるのではないかと、勝手に考えているところです。

 今はなにかと不安定な時代で、いままで部長あたりでバリバリやっていた
人でも、突然のリストラでマイホームのローンが払えなくなり競売にかけられ
たという話も聞いたりしております。
 でもそんなことに怯えていたりしては、人生何もできはしないじゃありませ
んか。

 一生に一度の大仕事であるこのマイホームの新築は、私にとってもとても
重要な意味を持つ人生上の大勝負なのでありますから。

 結婚して妻をもち、そして可愛い子宝にも恵まれた。
 在留資格の申請にはつまずいたが、おりるまで何度でもやってやると考
えて背水の陣で臨んだら、なんとかなった。
 遅くして結婚した私も、なんとか月並みな幸せというものを獲得し、それ
はそれなりに幸せをエンジョイしているわけです。

 今まで何度となく妻と母との間に入りながら調整役としてがんばってきま
したが、やはり嫁姑というものは手がつけられない厄介なものでした。
 直接やりあうわけではなくって、母の大声が如何に妻に対しての生活上
のアドバイスであったとしても、悪口にしかとれないという、言葉を理解して
いないことからくる国際結婚独特の問題かと思われます。

 私がいくら母の言おうとしていることを説明しても、妻は私に対してまた
変なことを言っているとしかとれなくなってしまっていました。
 でもこんなことを書くと、家の中がガタガタなのではないかと思われるか
もしれませんが、実はそうでもないんです。
 それが子供ができてから特にそう感じるようになりました。

 子供を中心にして両親は孫を可愛がり、我々も自分の子供を可愛がる。
 自慢じゃありませんが、週末に買い物に出かけるとよく知らない女性(特
におばさん)が寄ってきて子供の前に座り込み、

 『こんにちは! 可愛いねぇ。』

 と子供に向かって話しかけ、そして我々に子供の歳を聞いてきます。
 それを両親に話すと、おばさんはどこでもそうだよと言うのですが、でも
私はそんな光景を見たことがありません。
 うちの子供は天下一品だ。
 なんて言いながら、ここでも親バカが始まるのです。

 でもほんと、昨年のこの時期に生まれてちょうど一年になりましたが、よ
そ様の子供よりはよく笑うし、顔の表情が豊かなんです。
 どこか子役にでも使ってもらえないかと考えているところなんです。
 
 家の話に戻しますが、地鎮祭も終わりましてこれから基礎工事にかかる
ところなんです。
 ただこれは予想外ということがありまして、地盤が少々軟らかかったんで
すね。
 地盤改良工事というものが必要になりました。

 この土地は私の父が、息子がいずれ家を建てるようなことがあるだろう
からと今から20年ほど前に購入していたもので、いままでずっと畑として
利用していたところだったのです。
 ですので当たり前のことなのですが、表面は耕した畑のような感じの硬
さなんです。

 地盤調査によれば、杭を打ち込んでいって3.5m位のところに岩盤があ
るとのことで、改良したほうが良いという結果を知らされました。
 この土地の近所でも、新築してまだ5年位しか経っていないところがある
ようなのですが、少しやばいところもあるようで、長い目で考えたら費用は
かかるがこれはとても重要なのでお願いすることにしました。

 予算外の大きな出費で頭を悩ませましたが、変わり身の早い私は、この
とき既にどこで費用を削るかに焦点を移していました。
 あっ、でもこれはやって正解でした。
 地盤改良をした後の土地は、もうすっかり別の土壌に変わっていて金を
かけただけのことはあるとの実感を持ちました。

 『雨降って地固まる。』という言葉はありますが、私は『お金払って地を固
めました。』になりました。
 それは長い目で見れば、必要なことなのでしょう。
 いやしかし、妻は率直に言いました。

 『この家、狭くないか?』

 縄を張ってここに家を建てるという状態を見て、言わなきゃ気持ちがおさ
まらないという感じでした。
 でも、実際に家が建ってみるとその思いはたいていの人は変わるという
ので、私も『そんなことないよ。』と精一杯反論していました。
 日本の家としては、こんな程度のものでしょう。

 今、基礎を組む枠が作られていますが、これを見たとき私も、捨てたもの
ではないよと感じましたので。
 マンションを一戸建てにして、それで少し毛が生えた程度の広さだと私は
思います。
 これでじゅうぶんでしょう。

 今は建前(上棟)を前にして少し慌しいですが、何とかがんばってみたいと
思います。
 
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【近頃の話題から】

 北朝鮮によって拉致された日本人に関するニュースが毎日のように流れ
ておりますが、今は特に拉致家族全員の帰国ということが焦点になってい
ます。
 帰国された家族を見ていますといろんな表情が伺えます。
 私には、家族それぞれが違った表情をしているようにしか見えません。

 拉致された当事者にしてみれば、みんなを日本に戻してホッとしている
表情。
 それはそれで結構です。
 だけどその子供たちの表情を見ていると、どうしても喜んでいるようには
見えない。

 戸惑いのほうが大きいのではないだろうかと。
 国の体制がまるで違う北朝鮮から日本に来て、これで自由になったと感
じているとはどうみても思えない。
 それの証拠に、テレビに出ている子供たちは北朝鮮の国旗のバッジを外
してはいないではないか。

 いかに親が拉致された身であるとはいえ、北朝鮮で生まれ育ったその子
供にしてみれば、北朝鮮が祖国なのであると私は思う。
 だから、子供さんたちの長年にわたって北朝鮮に洗脳された思想が、果
たして自由主義思想に簡単に入れ替えることができるのであろうか、その
あたりが特に心配である。

 このようなことを書くと反感というか、意見のある人がおられるでしょうが、
日本も以前はそうであった。
 戦時中、毎日毎日、大本営発表のニュースで、日本軍はいたるところで
善戦し次から次へと占領地を広めているとの報道を受けて、勝っているの
だということをなんの疑いもなく信じていたのは、ほとんどの国民である。

 がしかし、それは偽りであって、ガタルカナル、インパールなどなどの敗者
決定戦ともいえる決定的な戦いで、敗走を続ける日本軍の姿は一切明かさ
れなかった。
 大勢では負けが決定的になっているのにもかかわらず、政府はひたすら
勝っているということを強調してきた。

 これが日本の当時の帝国主義思想なのである。
 なんの疑いの気持ちも持たずに国の発表を信じていた国民は、早い話が
洗脳されていたわけである。
 教育とはそういうものである。

 北朝鮮の国民も、大半は金正日のやり方に賛同(しないと生きていけない
らしい)し、これまで国という組織が続いてきた。
 今の北朝鮮に現代の自由主義思想を学んだ者ばかりが住んでいたとすれ
ば、これほどの安泰を保った独裁国家は続かなかったのではないだろうか。

 いずれにしても、国の体制からくるものの考え方の違いというものは、かなり
大きい。
 このことを我々日本人と中国人との国際結婚についてあてはめてみると、
なるほどと思われる方もおられることでしょう。

 いままで仲良く話し合っていたのだが、ある話題になってどうしても妻が自
分自身の主張に対して一歩も引かなくなった。
 妻の話を聞いていると、『中国では・・・、中国では・・・』の繰り返し。
 日本ではこうなのかもしれないが、私が生まれて育った中国ではこういうふ
うにやってきたのと強く主張する。

 なんでそんなにムキになるのかと私は思うけれども、そういうものだから仕
方ないというような表情をしている。
 それと夫婦で共稼ぎをしている国際結婚のカップルさんもこのメルマガを
読まれているかもしれませんが、奥さんは家にお金をどれくらい入れておら
れるでしょうか。

 案外多いのは、自分で働いたお金は自分のもの。
 だから私がどうしようと勝手。
 そんなふうに考える奥さんが多いのではないでしょうか。
 共働きだから家に入れてと旦那は主張するが、理解を示さない。
 あなたの働きでは食っていけないのかというような表情をする。

 こんな家庭って多いのではないでしょうか。
 そんな感じならば、働いてもらわずに専業夫婦で続けたほうがよいのでは
ないかと感じる。
 まあせいぜい、家事でもがんばってもらいましょうかね。
 別居後の妻に期待しております。

 それではまた、次回まで。

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