メルマガ:虹の向こうに妻がいる
タイトル:虹の向こうに妻がいる 1月4日号  2004/01/04


----<杜国朝から皆さんへ>------------------------------------
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           ■虹の向こうに妻がいる■
               
               2004/JAN/4TH  購読者586名

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 みなさんこんにちは、杜国朝です。
 そして、あけましておめでとうございます。
 どうぞ、本年も懲りずに私にお付きあいいただきますように。

 さて、今年は新年早々夫婦喧嘩をしてしまいました。
 いろんな料理が並べられたお正月ですが、この夫婦喧嘩というものは、
さすがに犬も食わないといわれているほど、くだらないものなのですね。

 子供もできて、何とか形になってきたかなぁと思っていた訳なのですが、
この夫婦喧嘩というものは、一生付き合っていかなければならないものな
のでしょうかねぇ。
 その夫婦喧嘩に火をつけたものが、またくだらないといえばくだらないも
のなのです。

 私の父がとった行動。

 今年は例年になく、値段のはるおせち料理が手に入りました。
 百貨店で有閑マダムが買い求めるような高いおせち料理です。
 高いといっても高々13,000円のものなのですが、妻はこの料理をおせ
ち料理とは言わずに、『13,000円(イチマンサンゼンエン)的(ダ)料理』と
表現しています。

 最近、どんなものについても多少(トーショウ)といってくるので、銭勘定が
好きなのでしょうか。
 今回のこのおせち料理についても、値段の響きが好きになったのでしょう
かとてもお気に入りでした。

 それで家族が集まる場所に置いてあったのですが、室温が高いのでもの
がいたむといけないということで、父が涼しいところにそのおせち料理を移
したんですよ。
 それが父のいつも寝ている床の間のところだったので、兄夫婦や妻がそ
のために取りにいくことができないような場所だったのです。

 それであとで部屋で私に、

 『あなたのお父さん、不好!! 私のお父さん不(イーヤン)。』
 (私のお父さんはあなたのお父さんとは違うと言った。)

 その一言に、私はなぜか無性に頭にきたんですよ。
 自分の親を小ばかにされることって人間誰しも嫌なことですよね。
 言われたほうは一生耳に残りますからね。
 私は相手の親に言いたいことがあっても我慢してきたというのか、言わない
ようにしてきたのに、妻はいとも簡単に私の親を小ばかにした。

 その無神経さに頭がきたのである。

 いや、確かに父のしたことは他人には理解できないことかもしれません。
 古い日本人のすることですから、ふたこと目には『勿体無い。』で育ってきた
世代ですから、無理もないことでしょう。

 これってたぶん、中国の親ならば同じものを何日も出してこないんじゃないか
と私は考えているのですがどうなんでしょうか。
 毎日料理を作ることが面倒なので、あのような料理になったのだと私自身は
考えているのですが。
 料理評論家の方の意見を伺ってみたいものです。

 これも文化の違いなのかなぁ。
 あらためて生い立ちが違うことの難しさというものを味わいました。
 妻は妻で自分のしていることを正しいと思っている。
 少なくともそれは、『中国では・・・』と前置きして話すことをみても伺える。
 でもその態度を我々日本人側は、『ここは日本だから。』と返す。

 私も中国人としての良さをなくさないでもらいたいと思う反面、日本に住む以
上は日本式にならないといつまでたっても本人が日本の良さを享受することが
できないんじゃないかといったことを痛切に感じるのであります。

 妻が日本に来て一年半足らず、ほとんど話せなかった人がいまでは私の書
いているメールに目をやり、私のことを書くなと叱り飛ばすほどになりました。 
 文章読解力はそこそこついているようです。
 ただ、会話力はまだまだですね。
 単語が『ポロリ』と出る程度でしょうか。

 父の発した言葉である、『料理がいたむと悪いから、涼しいところに置いてお
こう。食べたい人は自分で取って食べてね。』という言葉を聞き取れたならばま
た違った展開になっていたであろうが、言葉が通じないことの悲劇といえば悲
劇なのである。

 皆さんのところでは、こんなことありませんでしたでしょうか。
 他人同士が暮らす夫婦生活というものに、ある種の難しさを感じているところ
であります。

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 さて、北京在住の吉岡さんからはコラムをいただいておりますので、早速
皆さんにお見せしたいと思います。

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みなさん、杜国朝さんこんにちは、吉岡@北京です。

有意義な正月は過ごされましたか?僕は、年末から
日本に帰り、営業活動及び、仕事資料の作成を
していました。まったく、貧乏暇なしです。(笑)

いつもコラム書かさせて頂き有り難うございます。
今日は、”役者活動と家族”ついて書きます。

現在、僕は中国で役者活動をしています。もう、2年間になります。
この2年の間に30本ほど、映画及び、テレビ番組に参加しました。

ただ、そろそろ結婚したくなったんで役者辞めようと思っています。

僕が中国で役者をしていると、結婚できない理由が2つあります。
1.中国の映画、テレビドラマは拘束時間が長い。
中国の役者さんは、撮影の為に3ヶ月から4ヶ月、ホテルに
缶詰状態になります。その間、お家に帰れるのは、1,2日くらいでは
ないでしょうか。撮影が始まると、監督さん、メイクさん、服さん、
大道具さん、役者さんの共同生活が始まります。一本を取るのに
通常、3,4ヶ月かかり、監督さんや、主役の方以外は、家族と会えなく
なります。メイクさん等もそうですが、みなさん、年に大きい仕事を
3本くらいこなすようですが、それだと、お家に帰るのは、年、1ヶ月も
ないんですよ。こんな家族ってさびしいですよね。僕は嫌です。

2.収入の問題
2年間で、仕事もそれなりに増え、ギャラも増えました。
中国では結構破格ですが、まだまだ、
低いです。一日の撮影でもらえる金額は日本円で6,000円くらい
です。で、現在大体つき10日くらいなので、6万円くらいでしょうか。

生活費や、交通費、仕事にかかる経費を考えると、少しマイナス
くらいでしょうか。後、5年くらいやればケント デリカットくらいの
大物になれそうに思うのですが、後、やはり5年はかかりそうなのです。
多分辛抱すれば、なんとかなりますが、僕の夢の所為で、奥さん
娘に貧しい思いさすのはあまり好きではありません。

上記の理由から、役者をやりながら、結婚(&子供をつくる)は僕には、
とてもできません。

去年(‘02)親父が脳腫瘍で倒れ、実家に親父の看病に
3ヵ月ほど帰ってきました。で、親父が寝たきりの隣で、
久しぶりに家族を実感しました。やっぱ、家族っていいですよ。
2003年の正月は、兄貴家族も帰ってきて、12年ぶりに家族と
祝うお正月でした。

十八歳から家をでて、お家に帰ってきたのは2年に一回ほどでした。
お家が田舎にあったので、田舎には何にもないように感じてたんです。
外にいるとやらないといけないことがたくさんあり、勉強、仕事、
遊びと時間が過ぎるのがとても早かったです。役者活動も2年間
やったのですが、努力すればするだけみんなが認めてくれて、
機会が広がり、そして、又、勉強をする。時間も恐ろしく早く
すぎました。

とっても、充実した時間でしたが、自分が年をとっていくということ、
勉強より、仕事より、友達との時間より、そんなどうでもいいことに
努力することより、もっと大切な物があるって
こと忘れていたように思います。

40歳くらいで結婚すればいいって思っていたんですが、それだと、
自分の娘におじいちゃん、おばあちゃんを体験させてやること
できないかもしれません。お父さん、お母さんに僕の娘を
抱かすこともできないかもしれません。父ちゃんが身体が弱くて
はよ〜死んだのなら、それも自然でいいと思うのですが、
仕事がいそがしゅ〜って40歳まで結婚せんかったから、
子供が生まれる前に親が死にましたなんて、幸せの
履き違えしているように思います。(これは僕の意見で
あり、間違っているかもしれません。もし、僕の意見と
違う人はその人の考えの方が僕より正しいと思います。
僕を許してください。)

今、僕が一生懸命していることは、そんな幸せよりもっと意味の
あることでしょうか。生まれて、結婚して、死ぬこと、そしてその
過程で、家族の愛を感じ、家族以外の人を愛し、愛され、たま
には裏切られ(笑)、でも、もっと大切な人を見つけ、信頼し、
大切にし、結婚をし、子供をつくり、幸せも悲しみもともに分け
合う、それってとっても大切なことで、素敵なことだと思います。
それ以上に大切なことがあるのでしょうか。

現在すごい大きいドラマにでています。中国のテレビドラマで
2800万元の投資は初のことではないでしょうか。
しかし、このドラマが終われば、役者稼業は趣味のレベルまで
落とし、仕事に120%投球いたします。

大きな犠牲です。家族の為に、まったく。家内は僕のことをもっ
と好きにならないといけません。って、
本当はこの犠牲とても快感なんです。(笑)

まだ、会社が大変なんで、今は残念ですが、結婚できません。

2004年の7月に好きな人を見つけ、8月にゴールインします。
2ヶ月くらい新婚生活を楽しみ、10月までには奥さん腹まします。
(笑)

7月くらいに僕の好きな人コラムかけると思います。

では。
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 これだけの数の番組に出演されていると、知名度もそこそこなのでしょう。
 日本のような追っかけに悩まされることはないでしょうが、それでも名前が
通るということはとても素晴らしいことだと思います。

 それにしてもなんですね。
 中国の企業に勤めるだけでも、それ相当の会話力が必要だと思うのです
が、役者などをされるということになると、もっといろんな事を知っていないと
ダメなんじゃないでしょうか。

 私はいつも日本にいる著名な外国人をあげるとき、あのダニエル・カール
を思い浮かべるのですが、彼の場合は堪能な日本語能力のほかに山形弁
を知り尽くしていたり、山形の文化や芸能に精通しているという点。

 この吉岡さんも、同様なことがいえるのではないでしょうか。
 演劇活動をされているときのハプニングなどを伺うことができたら、これ幸
いなのですが。

 それではまた、次回まで。

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