メルマガ:虹の向こうに妻がいる
タイトル:虹の向こうに妻がいる 12月14日号  2003/12/14


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           ■虹の向こうに妻がいる■
               
               2003/DEC/14TH  購読者574名

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 みなさんこんにちは、杜国朝です。
 最近よく私のホームページ内の掲示板におきまして、入国管理局(入管)
の話題が挙がりますが、最近国際結婚をされている方の苦労というものが
よく伝わってきますね。

 以前ならば、一ヵ月半くらいで在留資格もおりていたというのに、最近で
は三ヶ月はおろか、五ヶ月とかひどいのになると六ヶ月も待たされている
とのことです。
 なぜにこのような長期間、待たされなければならないのでしょうかね。

 一日も早く新婚生活をおくりたいと考えている当事者としては、まったく
たまったものではありませんよね。
 溜まってしまいますよ。ほんと。^o^
 まあしかし、在留資格証明書の発行が遅れる理由というものも入管側に
はあることなのでしょう。

 本気になってその配偶者となるべき相手側の素性が疑わしくないものか
どうかを調査しているのか、それともただ単に従来どおりの公務員体質に
みられる、お茶をすすりながら到着した書類を順番どおりにただ淡々と処
理しているのか。

 当事者の気持ちとはうらはらに、公務員というのは私情を持ち込みませ
んから、このあたりが問題になるのです。
 公務員が私情を入れ始めると、その多くは汚職に発展しますから。

 でもどうなんでしょう。
 本当に入管の問題だけで在留資格の発行が遅れているのでしょうか。
 私もいちど、在留資格の申請に失敗している立場上、いろいろと考える
時間というものを与えられたような気がしているのです。

 つまりは、入管というものは国民の代表という位置づけで第三者があなた
がたの結婚について疑わしくないということを証明してみなさいといった類
のものに思えるのです。
 そのためにお付き合いをしている証明になるものを提出しなさいとか、お
付き合いの経緯などを説明しなさいと要求してくるのでしょう。

 ただ警察の取調べのように、相手がこれが必要だから出せとは事前には
言わないんですよね。
 このあたりが、実はくせものなんですよ。
 つまりは提出された書類の中から、この配偶者に日本に在留する権利を
与えていいものかどうかというものを審査するわけなんですね。

 だからこの夫婦になんら疑いがなくっても、書類が不備なだけで審査が
通らなくなるんですよ。
 申請者本人が嫌な思いをしたくなかったら、最初から書類をしっかりと吟
味してこれでもかというくらいの量の書類を提出すれさえすれば、そうは失
敗というものもないのではないかと考えられます。

 私自身当時のことを思い返りますと、やっぱり書類不備であって、この内
容からでは国民を代表してあなた方を認めるわけにはいかないという判断
をくだされても文句は言えないようなものであったと感じているところです。
 入管職員がよく使う言葉として、『立証が得られない。』という状態です。

 これから在留資格を申請される方はこのあたりに注意されて、私のような
失敗をされないよう注意されるのがよろしいですね。
 私は『リベンジの旅』というものをホームページ上にアップしておりますが、
あれくらいの内容のものを最初から入管に叩きつけてやれば、良いんじゃ
ないでしょうか。

 いちどだけの訪中で俺たちのことを信用しろといっても、やはりそれは無
理がありますよね。
 今は当時に比べれば、少しは大人になったでしょうか。
 若気の至りでした。

 そのときの朋友の対応にもカチンと来ることがありました。
 まあそれほどに、私の精神状態がとてもナーバスになっていたわけなの
ですが、そのナーバスな状態のところにこれでもかというくらいの他人らし
い表現の言葉の応酬。

 当時は、『所詮は他人だもんなぁ。』

 なんて気を紛らせていましたが、今になって思うと、参考になる意見をく
れたその朋友にも感謝しているところです。
 私のことを客観的に述べてくれる朋友をひとりは持ったほうがよいと、今
は皆さんにお伝えできるようになりました。

 私も平均的な日本人、なるべくまわりに敵は作らないようにしましょう。

 今後の入管ですが、処理数に対して職員数がかなりの割合で不足し、
更なる時間がかかることが予想されますが、再申請にならないようにこれ
からの皆さんはどうぞがんばってください。
 私もできる範囲で相談にのらせていただきます。

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 さて前回お約束したとおり、今回からコラムを掲載します。
 北京在住の吉岡さんからのものです。

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杜国朝さん、

吉岡@今、仕事で中国東北地方です。
前回の「だから中国が好き」、
コラムにのせて頂きありがとうございます。

また、お子様のこと、奥さんのこと、近所さまのこと
大変ですね。頑張ってこの事故、乗り切ってください。
心より応援いたします。
ただ、僕自身、今回の”虹妻”本当に感動しました。

不謹慎かもしれません。すいません。でも、
”あ、これ僕がイメージしていた国際結婚だ。”って
すごく感動しました。

二つの異なった世界から来た人間がいっしょに、
暮らし始め、お互いの違いに惹かれ、また、お互いの
違いに失望する。しかし、相手に対する失望の中から、
再度、自分を見つめなおし、そこから自分の間違いを
ポロッと見つけ、それを反省し、相手に申し訳ないと思い、
相手を尊敬し、
相手がとってもいとおしく感じ、その人が自分のとっても
大切な人だと気づく。

今回は
1.夢はソープドラマの主人公!! 中国マスメディアに挑戦!!
を書きたかったのですが、上記の理由から、
僕の好きな人<前編>を書きます。

僕は中国人が好きです。中国人の楽観的で、ストレートで、たくましく、
向上心がたかく、打たれずよく、ドンドン前に進もうと生きている
姿は大好きで、感動させられ、又、啓蒙されます。

また、中国人の方も僕のことが好きなのではないでしょうか。(笑、ま、
今回はそれについては書きません。)

中国人はすばらしいと書きましたが、日本人もまた、
中国人にないすばらしいものをたくさんもっています。

日中間の国際結婚は、お互いがもってないところを足して、
2で割らない関係を作っていけば、とっても素敵な幸せ家族が
できるのではないか。とおもっています。(笑)

まだ、大変な中こんな、お話は失礼です。すいません。
ただ、今回のお子様の話、僕はまず最初に思ったのが
”杜国朝さんの娘さんは日本で生まれて幸せだなっと、”
なぜなら、もし、杜国朝さんの娘さんが今、もし日本で
なかったら、彼女の病気の危険度は今以上にはるかに
高くなっていたことと思います。

中国といわず、発展途上国及び、乳児の死亡率は恐ろしくたかい
です。又、先進国の中でも、日本はずば抜けて良いです。

これは、日本の乳児が他国より”たくましい”のではなく、医療の
発展、普及もさることながら日本人の”異常”な安全に対する
習慣、又、他人に対する思いやりからできる”技”なのです。

今回の”マスク”の件、

今年頭のSARS、香港人の多くの方は”マスク”を着用しましたが、
あれは、自分の健康の為が第一目的で、他人に移すかも
しれないという思いははるかに小さかったのではないでしょうか。
又、あれだけ危険なSARSですら、2週間後には半分以上の方が
マスクをしなくなりました。それは、SARSの危険性が減ったのでは
なく、マスクを常時着用することの精神的負担が大きかったからです。

日本人は「風邪を人に移したらいけない」と思い、何も負担を感じず
マスクを着用できますが、中国人といわず、そんなことができる人種は
あまりいません。

僕自身もそうですが、マスクは大嫌いです。普段は呼吸をすることに
何も感じないのに、マスクをつけると、呼吸が困難になり、言葉も
うまく話せなくなり、耳から、口、鼻にかけて何か手錠をかけられて
いる感じがします。

中国では、お母さん、お父さんが風邪にかかったおり、自分の
子供のためにマスクをつける方はほとんどいません。

もちろん、子供は免疫力が弱いのですぐ、風邪を引いてしまいます。
でも多くの元気な子は苦しい思いをしながら、元気になっていくのです。
でも、そこで淘汰されてしまう子もわずかな数ではありません。
僕が以前一年間いたアフリカ、ジンバブエでは、乳児の死亡率は
15分の1でした。100人に6,7人も死ぬんですよ。恐ろしい数字です。

こういったことのつみ重ねで日本の寿命は世界一になっているのです。
日本の安全に対する認識、基礎学力の高さ、相手に対する思いやり、
安定した経済基盤に世界中の人はあこがれているのです。
日本人って本当にすごいんですよ。(笑)

今回のマスクの件、奥さんをあまりせめないであげてください。
この問題は国際結婚なら当然おこるべき問題であり、また、
今回の失敗は、誰よりも奥さんが理解されていて、反省されて
いることと思います。

杜国朝さんが奥さんを攻めず、
「ごめんな、胃を悪くするまで気がつかなかった俺は最低だ。
俺は無愛想なんで、イライラしている姿は、ひょっとすると
君に圧力を与えてたんだろう。ごめんな。」

と、やさしい言葉をかけてあげてください。奥さんは、こんなお人よし
の日本人の嫁に来てよかった、だからこの人は自分の大切な人
なんだと再認識してくれるでしょう。

もし、
「ほら、僕のいったとおりでしょ。次回からはちゃんとマスクを
つけてください。」と、いった時は、自分は気持ちを抑えていっている
つもりが、相手には反感を買い、「あなたは、日本人だからわからない。」
だの、「もっとお金をください。」だの、お互いの欠点の探しあいに
なってしまいます。

でも、奥さん思いの杜国朝さんなんで、僕は心配していません。

また、この問題を通し、お母様の嫁に対する。関心、思いやり、
近所の方の協力、もっと見えてきてよかったですね。

まだまだ、大変なことと思いますが、頑張ってください。
遠く中国から、杜国朝さんを応援しています。
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 私の期待に応えるほどの、すばらしいコラムでした。
 やはり中国のことを数多く吸収している人の書くものは、説得力があり
ますね。
 私がよくやる失敗として、気がついたら日本の常識だけで押し通して
いたというのがあります。

 やっぱりここは日本だからという日本人中心的なものの考え方。
 忙しい毎日の生活のなかで、いい加減日本の生活に慣れてもらわな
いとといった私の焦りが露呈してしまった結果なのでしょうが、まったくお
恥ずかしい限りです。

 妻は来日してから1年半弱になりましたが、『へぇ、こんな言葉を覚えた
の?』と思うことが最近は少し多くなりました。
 トランプの神経衰弱が得意で記憶力はかなり良い方なのですが、もの
を覚えるのにはかなり良い条件が備わっているのかもしれません。

 ボケるまでには、いろんな日本のことを学んでもらいたいものですね。
 それではまた、次回まで。

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