メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 7月12日号  2009/07/12


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あなたは1円に泣いていませんか?
私は1円に向かって笑っています。
こんな不況の世の中だから・・・・・・。
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                運ちゃんのひとりごと
           2009/JUL/12TH  総購読者数 1,160名
         melma227回、magmag127回、e-mag130回

          今日現在までの走行距離501,364km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。

 前回は福井の運転マナーがいかに悪いのかを書いてきましたが、皆さん
はこの記述を見てどのように判断されましたでしょうか。
 読者の方の中にはいろんな見方をされるとは思われるのですが、私的に
は単に福井はそんなに悪いのかと単純に判断されるのではなく、その悪さ
をどのように自分の安全運転に役立てていくのかを考えてもらえればと。

 つまり、週末の高速道路一律1,000円のETCの催しを利用するにあた
っては、他県に行ったときにはどのように対処したらよいのかという知恵を
皆さんに身につけていただきたいということなのです。
 明治時代以前は県をまたげば違う国に行くということで関所が設けられ
ていたわけですし、それがどういう意味を持っていたのかということを。

 あなたの隣の県をみたときに、まったく同じ風習があるというわけではない
ですよね。
 それぞれに違った文化や風習があるのです。
 それに伴って、人間の考え方にも若干ながら違いというものが存在するわ
けであります。

 故に、運転という行動においてもまったく同じなのかといえば、それはやは
り違いというものがあってもおかしくはないのです。
 前を走るクルマのナンバーが私のとは違う。
 それはいったい、何を意味するのか。
 そういうものを常に念頭に入れながらハンドルを握る。

 基本的には同じ規則に基づいて運転をしているわけですが、その奥には
ローカルルールというものを潜ましていると。
 だから高速道路で県境を過ぎたならば、隣の県に入ったということで交通
マナーの違いというものを感じ取る訓練を怠らないようにしていただきたい
というのが私の考えなのです。

 私ら運ちゃんは毎日、違った都道府県を走っていますが、それぞれにそ
の癖というものを体感し、それに応じた運転をするようにからだが知らず知ら
ずのうちに適応していきます。
 そうならないといくらでも急ブレーキを踏まされたり、運転上のトラブルに巻
き込まれてしまうのでありますから。

 『己を知り敵を知る。』という言葉が昔からありますが、これを運転に取り入れ
て安全運転に役立ててください。


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 【運ちゃん業界こぼれ話】

●高速でトラックが行列 ETC深夜割引の時間待ち(読売新聞より)
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20090125ve01.htm
(編)サービスエリア出口の路肩等に違法駐車。経費削減のための苦肉の策。

 こんな見出しが私のいつも購読しているメルマガに掲載されていました。
 皆さんのなかでも夜間に高速道路を走行しているとこんな光景を見られた方
も多いのではないかと思われます。
 特に午前0時になる前の時間帯でそれもインターチェンジの手前のサービス
エリアやパーキングエリアがそれに該当します。

 もう、パーキングエリアの構内には駐車できないので、必然的に入路や出路
にトラックを止めて時間調整です。
 いろんな意味で危ないですよね。
 でも、みんな高速道路料金の割引を適用させるために仕方なく取り組んでい
るんです。

 みんな好きでこれをやっているわけではないんです。
 誰だって、敷地内に悠々とクルマを止めてゆっくりと休みたいのです。
 高速道路料金を無駄にかけないで仕事をすることを、私ら運ちゃんは会社か
らとやかく言われなくても、自分の意識としてそれを取り組んでいるのです。
 これは目の前の弁当が午前0時を境に半額になるのとは意味が違います。

 あなたは12,000円ほどのものが6,000円になるのであれば、どう考えます 
か?
 そのために実現できるように努力をするのが一般的なのではありませんか?
 そしてそれは、いままでひたすら一般道をレジャッコを煽りながら走っていた
自分とはまたひとつ違うコスト意識の高まりがそうさせているのでしょう。

 そう思えば、こんなことはなにもマスコミに取り上げられることではないのが、
運ちゃんとしての率直な感覚なのであります。
 だけどなぁ。
 この割引ができたことで、生活が変わったといえなくもありません。

 いままではこの種の割引がなかったので、来るところまで来てそしてそこから
一般道を走って家路に着いていたので、帰る時間帯が早かったといえばそれ
も間違ってはいない。
 ほんとのところは、どちらが私たち運ちゃんのためになっているのかは判断
に苦しむところでもある。

 運送会社の経費を浮かすことのひとつがこれであることは間違いないので、
やはりこれは会社経営者からの至上命令であるとなるのであろうか。
 走れば走るほど均等に経費が上乗せされていくのが燃料費であるとすれば、
かなりの長距離を走ってもそれほど料金に反映されていないのがこの高速料
金である。

 うまく利用して効率運行と安全運転に役立てるのがプロとしての努めであると
いえよう。
 いま全体にトラックが少なくなっていることは皆さんも感じておられることでしょ
うが、トラックが高速を走るようになってからは一般道の渋滞も緩和されている
ように思われます。

 それぞれが気持ちよく走ることのできる道路。
 これがいちばん良いことでありますね。


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 【こんな運ちゃんいましたよ!】

 先日、兵庫県の篠山のコンビニで休憩をしていたら、いきなりどこかの運ちゃ
んが私のところに寄ってきました。
 よくよく話を聞いてみると、東京の運ちゃんらしくてこれからできるだけ安い高
速料金で東京まで帰りたいんだと。
 とりあえずいまは京都に出たいのだが、道を教えて欲しいのだと。

 篠山から京都に出るって言ってもいくらでもルートはあるが、この間を一般道
で抜けたいって言うものだから私も考えた。
 高速道路っていうのは本来は知らないところにおいて無難に抜けられる一番
のバイパスだから、こういうところで使うべきなんですよね。
 時間も夕方だったから京都に入っていけばそれなりに渋滞もしてるし。

 私的には、いちど福井の小浜に出て木之本から関が原に出れば良いんじゃ
ないかなぁって。
 回り道というか遠回りのように見えますが混んでいるところはないし、九州あた
りの運ちゃんはここを利用して東京に行くんですから。

 まあそれでも私はいつも利用している道だけど、その人にしてみれば首を傾
げるくらいだから理解できないのでしょう。
 最終的には自分の信じる道を行くしかないでしょう。
 人生と仕事の上での通る道は結局は同じなのです。
 自分の信じる道を行くということ。

 あの人、もう帰ったかなぁ?
 ということで、この人の本来乗ったら良いんじゃないかと思えるような高速道路
料金と節約するならこれくらいまではできるんじゃないかと思えるようなところを
想定して載せてみますね。

 今の高速道路料金制度はなるべく高速道路を走らないようにと一般道を走っ
てみても、いざ蓋を開けてみたらたいした節約にはなっていなかったというような
ことが案外あります。
 それでは計算してみますね。

 検索の条件は、中型車(4t車ですから。)
 使えるであろう時間帯の最適な時間帯割引を適用する。
 最寄の乗り口は舞鶴若狭道の丹南篠山口ICです。
 最終的な降り口は東名高速の東京インターとします。

 まず、ケース1。
 全線高速で帰るというケース。
 丹南篠山口から吉川JCTを通って、中国道、名神、東名と走る場合。
 距離542.9km所要時間6時間1分。
 深夜割引適用で7,150円。

 次に、ケース2。
 通勤割引を利用し、ある程度一般道を走ってから高速に乗って東京に向かう
という場合。
 丹南篠山口から小浜西を通勤割引で利用する。1,450円。
 距離89.0km所要時間1時間12分。

 小浜西下車後、国道27号から国道303号を通り一部国道161号、そして再び
国道303号に入って国道8号へ出て国道365号で関が原ICに向かう。
 距離はここでは割愛しますが、私が普段から利用していて所要時間は通常1時
間30分位かかります。

 名神関ヶ原から東京インターを利用。
 距離389.4km所要時間4時間13分。
 深夜料金適用で4,950円。
 合計で6,400円。

 はい。
 結果が出ました。
 このデータがあらわしていることは、もしかしたらいままでの意味のない運送会社
の経営者の経営方針を方向転換させるものになるのかもしれませんね。
 私が説明してあげましょうか。

 ・距離がある程度になってくると、多少の節約(途中に一般道に下りるという芸当) 
はまったく意味を成さなくなる。
 これは深夜割引を利用することでこのようなことが可能になるということである。

 ・通勤割引も半額で有効な節約法ではあるが、乗り降りをしていくうえではそれほ
どのメリットはなくなる。

 ・乗ったり降りたりを繰り返していくよりは、ずっと乗ったままのほうがかえって安上
がりになる。

 ・燃料高騰の時期においては、一般道をせかせか走って高速道路料金を節約
することよりも、一定の速度による高速道走行で燃費を浮かすことのほうが経費は
浮かせられる。

 ・はっきりと経費を浮かしたいという願いがあるのであれば、まったく高速道路を
利用しないで一般道を安定した走りで燃費が向上するよう、そして着時間が曖昧
な荷物をもらうようにする。

 こんな感じになりましょうか。

 それから現在の高速道路料金の体系において、どういう利用の仕方をしていっ
たら経費を浮かしていけるのかというのを説明していきましょう。
 これは私ら運送業界の話ということでひとつの参考にしてください。
 配車を組んでいく上で、往き荷は深夜割引を利用してとりあえずは安く高速道路
を利用することができることはわかった。

 しかし問題となるのは、そこからである。

 通常、運送会社の運行というものは帰り荷というものもセットで組まれており、それ
でなんとか利を乗せていくということである。
 多くの運送会社の場合、この帰り荷というものの位置づけは水物である。
 もともと帰り荷というのは運賃が安く、これで儲けるというよりはホームグラウンドに
戻るための燃料費を稼ぐといった感覚。

 だから、いろんな経路で仕事をもらうことが多いのである。
 でもなかには帰り荷のほうがメインであったり、もともと固定したお客さんの帰り荷
を持っている場合もある。
 その場合には、回送距離がひとつのポイントになる。

 それは通常は昼間の割引のない時間帯を利用する場合がほとんどであるので、
この走りをできるだけ短距離になるようにもっていきたいのである。
 高速道路も当然ながら割引を適用することができない。
 もろかかるのである。

 昼間に長距離の回送をさせることは経費もかかり、運ちゃんもきつく、なにもメリッ
トはないのである。
 では帰り荷を積んだ後はどうであろうか。
 かなりの距離を残しているのであれば深夜割引を利用することがいちばん得策で
あるのだが中途半端な距離であるならば、通勤割引を効果的に利用してみる。

 これははやく帰り荷が積めたときになるべく一般道を利用し、もともと交通量の多い
渋滞の名所のところを高速道路で通勤割引を使ってやり過ごすという方法。
 これだと、早く家路にたどり着くことができる場合が多い。
 流れに乗ってアクセルをべた踏みしない走行は燃費も伸びるので、経費を浮かせ
られる。

 長距離を全線一般道で走らせる運送会社が未だにあるようですが、苦労している
割に見返りが少ないということを悟るべきですね。
 そんな会社にかぎって、タイヤを飛ばしたりレジャッコを煽って迷惑をかけたりする
んですから。
 利益が乗らないような運賃で仕事を請けるからダメなんです。

 それをすることはつまり、自分の首を絞めることになるわけですから。
 いたずらに荷主のダンピングに付き合ってはなりません。
 私は小泉純一郎元総理が改革を実行しているときにはこの人を支持していました
けど、気がつけば貧富の格差が拡大し、勝ち組負け組のハッキリした社会が出来上
がっていました。

 ははぁ〜。
 これが小泉マジックというやつなのかと気づいた頃にはすでに遅かりしで。
 小泉氏は運送会社の自由化も促進し、運送会社の創設を従来の認可制から許可
制にしました。
 その結果、運送会社がたけのこの如く次から次へと生まれることにより競争が激化。

 運賃のダンピンクは以降、当たり前のように促進されていきました。
 たしかにいままでの運賃体系はべらぼうに高かったのかもしれないけど、ここまでく
るともう少し何とかならない?ってなるんだよね。
 近頃のシャバの運ちゃんに対する風当たりはとにかくきついものがある。
 口癖は、

 『運送会社ぐらい、星の数ほどあるんだよ。』

 とか、

 『運送会社はお宅だけじゃないんだよ。』

 と、普通に言われるようになった。
 安い運賃で荷扱いもシビアになり、様々なお客のニーズに応えられなければならな
い。
 そんな厳しい業界になりました。

 いまはたまたま高速道路料金も良い感じになっていますが、これは期間限定のこと
でありますから、いつかは戻ってしまうわけです。
 5割引が3割引に戻れば感覚的には2割高になるわけで、そうなるとまた再び一般
道が騒がしくなるのでしょうかね。
 あ〜。やだやだ。


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 【編集後記】

 昨年は私もだいぶがんばりまして年収も増えました。
 額的には20万円ほどのアップになりましたが、これだけ上げるだけでもかなりがん
ばったような気がしています。
 私にはふたりの愛娘がいるのですが、現在この娘たちは保育園に通っています。
 共に楽しく毎日の保育園生活をエンジョイしているようです。

 それはそれで良いのですが、問題は私の収入アップについて。

 『あさやん!稼ぎがよくなってどうして問題なんだよ!』

 という声が聞こえてきそうなのですが、まずは私の話を聞いてください。
 先日、地元の市役所から一通の手紙が届いていました。
 保育園に関する内容です。
 保育園の保育料の変更についてとある。
 よくよく目を通していくと、

 ???

 ガーン!
 なんだ、この値上がりは。
 保育料の取り決めをした書類が中に入っていたのですが、なんだか前の年の収入と
今回の収入との間に大きな階段があったようなんです。
 上の娘については従来18,000円であったのが、今回は30,000円に。

 下の娘についてはまだ三歳未満児であるということもあるのだが、従来10,500円で
あったのが、今回は18,000円である。(なおこれは、二人目であるという半額の措置
を加味しての料金である。)
 7割程度の大幅な料金のアップである。
 これは悲鳴を上げるなという方に無理があると私は思います。

 今回、今年度の経過した差額の分と今月の保育料が併せて請求されて、我が家は
まさに火の車状態です。
 頭にくるのが、今回アップしたクラスとその上、更にはその上のクラスとの料金の割合
的なものが非常に少ないということ。
 今回の私のクラスとその上のクラスとの差額はわずか1,000円。

 そして更にその上のクラスとの差額はたったの3,000円なのである。
 これはいったい何なんだと。
 年収にして400ちょっとの人間と、700万くらい取っている人間との間に保育料の違
いはわずか3,000円なのである。
 これは明らかに金持ち優遇の保育料の設定である。

 言い換えると、一般的な庶民いじめであるともいえるのだ。
 こんなんで、庶民にもっと子供を産みなさいといえるのであろうか。
 こんなんで、庶民にもっと子供を産むことのできる環境が整うのであろうか。
 子供を産んで、そしてそれを満足に育てていくことのできる自信を持つことがいまの
制度の中で可能なのであろうか。

 今回の年収アップがそのまま保育料アップに吸収されてしまい、私はこの一年何を
やっていたのかと肩を落としている次第である。
 私は言いたい。
 小渕優子少子化担当大臣に対して物申す!

 子供をいっぱい産んで育てたいと思っている親が実際にはたくさんいても、それが
できない障壁が存在している状況下において、小規模な手当の創設だけで子供がは
たして産めるのかどうか。

 収入アップで普通であれば喜ぶべきものであるが、それがかえって経費増で苦しま
なければならない現状において、正直者が馬鹿を見るようなシステムになってはいな
いのかどうか。
 所得税はたしかに累進課税になっていても、このようなものについて不公平な料金
システムであっては、やはり不公平感は拭えないものである。

 私は三人兄弟の末っ子として育ちましたが、今更ながらに自らの両親の偉大さとい
うものを痛感している次第であります。
 ともかく私は原点に戻って、ただただ働くこと。
 それだけです。
 額に汗して働く者が馬鹿を見るような社会であってはなりません。

 麻生さんがこれを見ているといいんだけどなぁ。
 もうぼちぼち解散か。
 チェッ。
 つばを吐いて、私の今回のメルマガは落ちがつくのであります。
 
 ではまた、次回まで。

 
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