メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 2月22日号  2009/02/22


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あなたは1円に泣いていませんか?
私は1円に向かって笑っています。
こんな不況の世の中だから・・・・・・。
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                運ちゃんのひとりごと

         2009/FEB/22ND  総購読者数 1,177名
         melma223回、magmag123回、e-mag126回

          今日現在までの走行距離465,221km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。
 年が明けてからというもの、仕事をしていても私生活でもよいことがなかっ
たのですが、なんとかそれは収束に向かったようです。
 初詣に行かなかったからかなあということで、行ってきましたよ。
 福井県は敦賀の気比神宮です。

 気比神宮というと、三大松原のあの気比の松原の近くにあります。
 残りの松原はといいますと、静岡の三保の松原と佐賀県唐津の虹ノ松原
になります。
 福井ってどちらかというとマイナーな県なのですが、こういった名所はき
っちりとおさえているわけなんですね。

 境内の前ではしっかりと拝んできましたわ。
 仕事のこと、子供のこと、妻のこと、などなど。
 わらにもすがる想いという言葉がありますが、ほんといままでではすごく長
い間、神様に頼みごとをしていましたわ。
 厄は終わっていたので、なにを今更と思いましたけど。

 こうして私のスランプは終わりになりました。
 人間、大物たるもの、底も深けりゃ天井も高しで、調整期に入っていた私
でありました。
 でも本音の部分としては、あまり浮き沈みのないのほほんとした人生に憧
れをもっているわけでもあります。

 人は、自分にはないものを求めるようなところがありまして。

 ところでここのところの不況のせいなのか、トラックの行き交いも少ないと思
われませんでしょうか。
 なんだかものすごく走りやすいんですよ。
 それだけ荷物が動いていないということなのでしょうね。
 私の場合はお米が主なので、極端なまでには至っておりませんが。

 工業製品なんかは、不況のあおりをもろ受けているといった具合です。
 私も昨年まではよく、あの巨大クルマメーカーに納めるホイールカバーの原
料を運んでおりましたが、今年に入ってからはバタッと止まりました。
 こんなものなんですね。
 景気に影響されるようなものを運んでいると、このようなことになるんですね。

 このご時世、お客も選べなければ荷物も選べませんから、どこの運送会社も
大変でしょう。
 逆に荷主さんは運送会社を選びはじめているということも言えるかと。
 いくら悪くても、何もしないよりはマシってところか。
 軽油の高騰はだいぶ収まりましたが、やっぱり運賃収入がないと。

 今回の不況が関係あるのかどうか知らないけど、巷の運送会社も潰れてい
ます。
 仕事をしていても手形が通らなくって潰れているパターンも多いのだとか。
 一部上場企業も傾く時代ですから、手形っていうのも信用なりませんね。
 いったい、なにを信じていったらいいのでしょうか。

 そういえば自動車絡みでの話題ですが、GMの傘下であるスウェーデンの
自動車メーカーのサーブ(SAAB)が破綻しましたね。
 どこのメーカーもクルマが売れなくって苦慮しているのでしょうが、私にはこ
のサーブというメーカーはその他に理由があるように思えます。
 
 つまり、GMがサーブを見放したというところか。
 いまのGMは傘下の企業がどうのこうのといっていられるような状況ではなく、
GMそのものの経営に再建の方向を迫られているような状態なので、贅肉は容
赦なく切り落とすといった切羽詰った状態なのです。
 だけどどうなんでしょうか。

 いまアメリカでは、ビック3救済ということでオバマ政権も自動車産業は絶対に
破綻させないとの方針を定めていますが、このGMを救済したとしても傘下の切
り落としでそれが生き延びたとしても、それはかたちだけの救済で、裏にはかな
りの数の失業者を作って上層部だけが良い顔をしているという、下請けいじめ
の構図ができてしまっているではありませんか。

 私は通信士の仕事をしていた時期がありますが、もしこれをコンテナ船に例え
た場合、海のしけで船は荷崩れを起こしましたと。
 それで今後運行するためには、船のバランスを取り直さなければすぐに沈没
してしまう。
 船上にあるコンテナのどれを海に落とそうかと考え始める。

 いくつか落としたことで船はバランスを取り戻しました。
 そしてその船は目的地にたどり着くことができました。
 しかし、そこでおろさなければならないコンテナは今はもうそこにはありません。
 船は助かりましたけど、荷物がない。
 それでは船は延命したけど、会社としての信用はありません。

 オバマさんもアメリカ国内の自動車メーカーを救済しようとしても、このGMという
企業はグローバル企業ですから、こんな結末になる可能性が高いんです。
 M&Aばっかりしてきて肥大化したけど、やばくなったら容赦なく切り落とすでは
傘下企業の呪いが数たくさんでてきますからご注意くださいませ。
 従業員の数だけ切り落とすと、今度はその家族も関わってきますからね。

 いままさに、オバマ政権は全世界の普通の市民を敵にまわそうとさえしている
のです。
 冗談じゃないからね。


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 【読者からのメールにお答えして】

 前回のメルマガ発行後、読者からはこのようなメールをいただいております。
 岩手の石川様からのものです。

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あさやん様

1月25日の記事に関連して。

私の住む遠野市は盆地で、冬はいたるところガチガチ、ツルツル。
当地のドライビングスクールには、特殊な
設備があります。
つまり、極端な凍結路約50メートルがあって、アイススケートリンクの
様に、水を撒いては凍らせています。
ここで、凍結路運転の指導をしている訳です。

以前から、ツルツルの道路の走行に不安を感じていたので昨年末、
この特別講習を受けてきました。1時間ちょっとで、6千円くらい。

まず、乾いたアスファルト面で、急ブレーキの
練習。車が壊れそうなほどの急ブレーキを経験。
同じことをツルツルでやったとき、 サイドブレーキをひいたとき、
2段、3段に分けてブレーキした時、などを体験して
どれもうまく制動が出来ないことを知り、その後
凍結路での制動技術を学びました。

ソフトブレーキと呼ぶそうです。
運転暦、40年以上の私ですが、始めての技術。
短時間に65%程度までのブレーキを踏み込み
その状態を維持する訳。
確かに、これで制動が可能になり、
スピードが遅くなれば、ハンドドルも効いてきます。
ABSのガタガタいう不快感もありません。

実際に坂道などでも試していますが、
今のところ順調です。

以上について、さらに良いアドバイスがあれば
教えて下さい。

石川
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 石川様、ありがとうございます。
 以前にも、メールをいただいておりましたよね。
 このメルマガは創刊当時からお付き合いをいただいている方が結構おられるよ
うで、私もこのような方々に尻を叩かれるようなかたちでメルマガ発行がなんとか
続いているようなありさまでして。

 このテストコースのような極端な状況下における急ブレーキの体験が味わえると
いうのはとても面白いんですよね。
 ただ、ツルツルの路面で思いっきりブレーキを踏めといわれると、実際には踏み
切れない場合がほとんどでして、人間とはあまのじゃくであるといつものことながら
感じさせられます。

 この時期、本来ならば雪がまだ降っていて気温もじゅうぶんに低いはずなのです
が、やはり今年も暖冬傾向であったのか、私のところでは雪こそ降っていたりもし
ますが、積もることはなくなりました。
 ただ、これからしばらくの時期は凍結に注意しなければならないかなぁって思っ
ています。
 凍結していると、肝心のABSがまるで意味を成さない。

 つまりトラクションがまったくかかっていないので、ツルツルと滑ったままなんです。 

 ABSが満足に効いてくるのは止まるちょっと前からという感じで、こんな状況だと
止まるまでクルマがどうなるのか想像がつかなくなってしまうという感じになります。 
 もうどうにでもして状態です。
 スタッドレスも限界があるのです。

 凍結した路面で悠々と走れるのは、それこそがスタッドタイヤということになるので 
しょうか。
 金属の鋲のあるやつですが、私がみたのは福島の郡山だったかな。
 数年前にまだ履いている四駆車を見たことがあります(当然違反です)が、それ以
外は滑るんじゃないでしょうか。

 私がここ数年の間に体験したのは、こんな感じでした。
 夜間に点滅している交差点を曲がるときのことでした。
 普通に曲がろうとしたら、アレアレッ。
 ジュルジュルと前輪タイヤが流れ、そして後輪タイヤも降られるようにして外に流
れていきます。

 『なんじゃ、こりゃ。』

 と松田優作の気分。
 その結末は?

 路側のブロックにタイヤの横っ面をぶつけてなんとか体勢を立て直したというもの。 
 滑るとは思っていないから、なすすべがなかったね。
 よくまあ信号をなぎ倒さなかったなぁって、こっちが感心していましたわ。
 間一髪の事故って、結構あるんじゃないでしょうか。

 近頃は雪の降らないところの運送会社においてもスタッドレスを履いているトラック 
が結構見受けられますが、このタイヤを履けば万全だという考えだけは持たないよう
にしてもらいたいですね。
 滑り出すと普通タイヤよりも、もしかしたら酷いことになっているかもしれないから。 

 タイヤのコンパウンドも柔らかいから、この時期ならすでに一回くらいはローテーシ 
ョンしてますよね。

 石川さんに良いアドバイスをと言われているんですが、実際のところは滑らないよ
うな運転を心がけましょうというくらいにしかならないんですよね。
 滑ってしまったら、被害が最小限になるように対処。
 これはよく運送会社が言うところの常套手段なのですが、事故を起こさないような運 
転をしなさいだとか、崩しやすい荷物ならば崩さないような運転をしなさいと。

 言いたいことはわかっちゃいるけど、できていれば苦労はないんだよ。
 まあでもやっぱり、状況判断というのでしょうか。
 滑るなぁと思ったら、まずは即座に速度を抑えて様子をみていくということですか。 
 でもそれは急ブレーキを踏んでという意味ではなく、やんわり減速していってタイヤ 
が道路に噛むような感覚を維持するということです。

 じゅうぶんに速度を抑えていれば、滑り出してそしてそれが他のクルマや建物にぶ
つかったとしても、損害は少なくおさえられるということなのでしょう。
 私は思うのですが、いろんなクルマに乗ってみて感じましたが、軽自動車はいかに
良いタイヤを履いていてもトラクションがかからないという観点から、そんなには速度も
出さないから事故も限定的になるんじゃないかと。

 これはあくまで私の感覚ですから、他の人のことはわかりませんよ。
 感覚が違うから、ぞれが事故になるのでしょうから。
 大型車は意外と滑らないのですが、普段滑らないからこそ、滑り出したときのあとの
処置がおぼつかないという事態になるつつありますね。
 良くも悪くも速度は抑えるためにあるというのが、究極の結論になりましょうか。

 そんな結論じゃ許してやらないといわれる貴兄のために、別の理論を用意しました。 

 この石川さんの言われるソフトブレーキという理論は、ABSが効きはじめる制動力を 
睨みながらある程度の制動をかけていき、速度の低下との兼ね合いで徐々に地面と
の摩擦力の回復を待ち、そして制動力を確保していこうというものでしょうか。
 クルマというものはタイヤが地面との摩擦力を確保することで止まれる乗り物ですか 
ら、限られた摩擦力の中でそれを得ていこうとするものなのでしょう。

 物理学的にはいろんな条件が関わってくるかと思われます。

 それはクルマの重量。
 タイヤのゴムに起因するところの摩擦係数。
 路面で制動をかけた時点の進行速度。
 ブレーキの踏み込みの力
 その他

 現実にはそんなことを言っていられるような心の余裕などはなく、凍結路面を止まる 
ためには、タイヤをロックさせないでタイヤにトラクションを与えながらやんわりとブレー
キを踏み、減速させていくということになるのでしょう。
 ただここで気をつけなければならないのは、予期せぬブレーキングの要素が加わる
ということです。

 それはエンジンブレーキ、皆さんもご存知のとおりギヤが低いほどこれは強烈になり 
ます。
 フットブレーキを踏んだのと同様なので、これで滑る原因ができることになります。 
 だからアイスバーンを走る場合は、なるべく高いギヤを維持しながらポンピングブレ 
ーキではなくってポンピングアクセルを心がける。

 ポンピングアクセルだなんて、聞いたことないぜ。

 私もいま頭に浮かんだ言葉です。
 私はコピーライターの才能があるんですよ。
 でもなんとなく、ニュアンスがわかるでしょ?
 高いギヤの状態でアクセルを深く踏み込んでも、いきなりスピンはしないという理論。 

 速く走るためだけにミッションギヤがあるのではなく、速度を調節する意味もあるとい
うことなんです。
 個人的な見解としては、このような滑るような地域においては軽自動車は危ないんじ 
ゃないかなぁっていうこと。
 重量が足らないから、トラクションがかからないという理由から。

 これは私が普通の雪道を軽自動車で走った場合の率直な感想。
 どんないいタイヤを履いたところで、道路のデコボコでは簡単に飛び跳ねる。
 だから安心して乗っていられないのよ。
 どんなにエンジンパワーが向上しても、どんなにブレーキ技術が良くなっても、軽自 
動車という規格の制約のもとでは意味をなさないということです。

 それでもそういうところで軽自動車に乗らなければならない方は、速度をじゅうぶん 
に落として、安全な運転を心がけましょうとしか言えないのであります。
 速度はなによりも安全運転に優先する条件なのですね。
 反論がありましたら、受け付けますね。


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 【編集後記】

 もう既に気づかれておられる方もあるかと思いますが、私のサイトを手直ししました。 

 余計な細工をしないでスッキリさせました。
 写真も新調しましたよ。
 これは二年前の新米のときのセレモニーを撮影したものです。
 私はお米の運送が主なのですが、このようにしてバラ状のお米を荷台に積んでお客
さんのところに届けるのです。

 いまではこのような輸送方法はかなり減りましたけど、それでも私らにとってはいちば
ん楽でダイナミックな方法だと自負しております。
 このときにも私は、地元のテレビに報道されたんですよ。
 お昼の地元NHKのニュース、福井テレビ、福井放送、夕方の地元NHKテレビとか。
 かなりのどアップ状態で、ライスレディから花束を受けるところがテレビに出ました。 

 ホームページの手直しは不景気のときにやっておかないとというわけではありません 
が、なんとなくやる時間が見つかったような気がして。
 折をみて、新コーナーでもと考えていますが。
 掲示板も自分で作っておきながら、長い間放置しておいたという大失態をやらかして 
しまいました。

 私はこういうものは発見次第、絶対にお答えしていきたいと考えております。
 それが私の仁義と心得ているつもりですから。
 『あさやん忙しそうだなぁ。』と思われましたならメールででもご一報いただきまして、
掲示板に書き込んだという旨のお知らせをいただけますと、比較的早くお返事ができ
るのではないかと思われます。

 どうぞ、よろしくお願いします。
 ではまた、次回まで。

 
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