メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 12月7日号  2008/12/07


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                運ちゃんのひとりごと

         2008/DEC/7TH  総購読者数 1,190名
         melma221回、magmag121回、e-mag124回

          今日現在までの走行距離446,613km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。

 前号を発行してから二ヶ月が経ってしまいました。
 そろそろと思いながらも子供の面倒も見ていかなければならないのでその合
間を見ながらと試みましたが、なかなかどうして我が子供たちも手ごわく、私に
その時間さえも与えてはくれません。
 まあそれはそうでしょう。

 私も家路につけば、一家の主なのですから。

 こんな加齢臭の付き始めたオヤジでも子供からすれば父親なのですから、
私を頼ってくるわけでして。
 疲れて帰ってきても、『パパー、パパー』って子供が飛んでくると、やっぱり
疲れなんか吹き飛びますわね。

 前号を発行してから今日に至るまでに、私はひとつの事故を起こしてしまい
ました。
 会社ではもらい事故ということで処理してもらっているのですが、周囲の仲間
たちは冷たい視線を投げかけるやからもいたりして、世知辛い人間関係を感
じ取ったりもしているところであります。

 どんな事故か知りたいという人も多いことでしょう。

 私が普通に走っていたら、信号のない交差点からレジャッコが飛び出してき
たんですよ。
 それもそれが普通じゃない。

 前にクルマがいて、そのクルマは左折待ちで停止線に止まっていて私が通り
過ぎるのを待っているというのに、相手はそのクルマの横に出ていきなり右折を
してきたんですわ。
 暗闇だったもので私も慌てました。

 『あれっ、なんか出てきたな。』

 っていう感じだったのですが、相手は曲がろうと勢いをつけて出てきているわ
けだから、巡航速度を維持している私にしてみればそうは簡単に回避できるわ
けもなくって。
 私も最善の努力をしました。
 交通量が少なかったから反対車線に出ました。

 だからなんとかお互いのクルマの角同士をぶつけるだけで済みました。
 でもね、この事故ってあとでいろいろと考えていくにつれて恐ろしく感じてきまし
た。
 ちょっと違った条件になっていたとすると、大きな事故に発展していたなぁって。
 どういうことかといいますと、

 反対車線にクルマがいなかったから、私は反対車線に回避してこの程度の物
損事故で済んでいたが、もしクルマが来ていたとしたら回避は不可能であり、そ
のまま突っ込んでいたことになる。
 そうすると相手車両の横っ腹をぶち抜いていたことになる。
 巡航速度でですよ。

 まず相手の命はなかったことでしょう。

 今回の相手は私が思うにネコ程度のものの考えしかできない知能の持ち主だっ
たのでしょうが、それでも間一髪というところで止まってくれました。
 踏みとどまるだけの高等な思考が備わっていたことは評価できましょう。
 そして反対車線にクルマがいなくって、私も最大に回避したことでお互いの車両
の損傷もそれほどではなかった。
 
 もしこれが私の回避したところに相手のクルマがそのまま突っ込んできた(つまり、 
そのまま右折をやり遂げようとしてきた)としたら、正面衝突は免れなかったことでし 
ょう。

 よくいるでしょ?

 やろうとしたことは最後までやり遂げようと考える人って。
 そういう相手であれば、間違いなくこの事故は死亡事故になっていただろうと。
 だから考えていくと、この事故に潜んでいるひとつひとつの要素というものがどの
ように変わっていくかでお互いの後の人生って変わっていくものだなぁと感じたとき
に怖くなってきたわけです。

 トラックという乗り物は乗用車やバイクにしか乗らない人にしてみれば、とてもゆっく 
りと走るものに見えるのでしょうが、実際には違うのです。
 私もこの事故に遭ってからしばらくは社内の4トン車に乗って仕事をしたりしていま 
したが、同じ速度で走行していてもその速度感覚というものはまるで違うのです。
 座席の低い4トン車はどうしても速く感じられるのです。

 これが大型車は長距離を走行しても疲れないというひとつのポイントになっている
のです。
 皆さんよく覚えておいてください。

 普段は遅いと感じられる大型車だから、それがもしちょっと出しているなぁと感じら 
れるのであればそのトラックはかなり速度が出ていますから、間違ってもそのトラック 
の相手をしないことです。
 物理で習いましたよね。

 空車で走っているトラックと過積載で走っているトラックの当たったときの衝撃力は 
まったく別物であるということを。
 私らプロドライバーは事故を起こさないことがいちばんなのではありますが、これば 
っかりは相手がいることだし、その気持ちを持っていても限界というものがあります。 

 どうしても防げない事故であるならば、最小限にとどめるということも大切な要素に 
なってくるということになりましょうか。
 これからの時期も忙しなくなりますが、みなさんもどうかご安全に。
 けっして家族を悲しませることのないように。


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 【私の近況】

 先日、免許書の更新に行ってきました。
 携帯電話で捕まったり、些細な速度違反なんかあったりして、せっかくのゴールド
免許も剥奪となりました。
 久々に違反講習というところにぶち込まれました。

 いままでは優良講習ということで時間潰しにビデオを観て帰っていたわけですが、
二時間あるということで心がグレーになっていました。
 でも、なんだかその時間がそれほどでもなかったかなぁって。
 いろいろと事故事例のビデオを観ていたりして改めて運転に対して気を引き締め
なければならないという気持ちがみなぎってきたりして集中できたのかなぁ。

 半日潰れたけど、それはそれで良かったのかなぁ。

 ものごとなんでもプラス思考で考えないと、それこそ時間の無駄になりますから。
 講師の話を聞いていると、とにかく今の事故はお年寄り絡みのものが非常に多いと
いう。
 ひとくちにお年寄りといってもいろんな人がいるのです。

 80歳になってもキビキビ走る人もいるかと思えば、60そこそこの歳でフラフラ蛇行
運転をする人もいたりして。
 単に年齢だけでは語れないものがあると思います。
 私らドライバーにだってこれは当てはまります。

 いくら私が75歳までわっぱを握りたいと思っていても、感覚がダメになったらやはり
免許は剥奪されることでしょうから。
 今、あのもみじマークをつけなければならないと義務付けられているのは75歳以上
のお年寄りですが、70歳でも任意に付けることはできます。
 付けることは義務付けられていないけど、付けようと考える人は感覚的にまだ若い。 

 いちばんたちの悪いお年寄りは、自分が感覚的に老人ナイズドされているのにもか
かわらず、頑としてもみじマークを付けようとしない人。
 あのマークは自分が老人だということを辱める意味のものではないということをまず
は理解してもらいたい。

 自分が意識し、そしてそれを周囲が意識してくれることで本当の意味が成り立つの
であるから。
 でもね、これは極端な例ですが、私の住むところの福井県のことなのですが、結構
こんなやからがいますのでご紹介しておきますね。

 一般に私らが思うところのもみじマークをつけたクルマというものはちんたらと走ると
いう概念で一致していると思われますが、それが案外そういうものでもないのです。
 もみじマークを付けた車両がいた場合には、そのクルマに対しては危害を加えては
ならないことが法律で定められていますが、このことを逆手にとってやりたい三昧をす 
るお年寄りが後を絶ちません。

 私らトラックの前に強引な割り込みをすることは日常茶飯事で、かっ飛んで走るし、 
信号無視などは自分の生き方のなかにある。
 若い者と並んでゼロヨンとばかりに急発進をして、そして街の中に消えていくといった
光景があちらこちらで見ることができます。

 こういう類のお年寄りにしてみれば、このもみじマークは黄門様の印籠の役目をする 
のかといった疑念まで思ってしまうのが私の率直なところ。

 『なんでもありか?』

 今現在でもかなりの高齢ドライバーが多いのですが、今後更に増え続けていくわけで 
しょ?
 本来の意味とかなり違っていると思うのですがね。
 高齢ボーイと若年寄の組み合わせにならないことを願う私であります。


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 【こんなん来てましたけど。】

 そういえばメールをいただいておりました。
 お返事は書いていないのですが、よくあるでしょ?
 懸賞なんかで、当選者の発表は発送をもってかえさせていただきますというような。 

 同様にして、お返事はメルマガに載せることでかえさせていただきますってね。
 ではご紹介します。

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あさやん さま

初めまして
メルマガをいただいてます
八王子のサザキともうします。

奥さん綺麗、びっくり。

ということで れじゃっこの端くれではありますが
自慢ではないですが
京都東京を深夜に50回ほど単騎で乗用で
往復をしましたが(10年以上まえ)
一度も職業ドライバーにパッシングライトを
浴びせたこともなければ
浴びたこともなく、ブレーキも踏ませた
覚えはありません。

17号や18号を黄色の線が
引かれる前はよく夜中に遠出にゆきました
富山の町のなかの18号だったかな?
あれが多分整備されたころだとおもいましたが
広いのにはびっくりこきました。

鯖江も通りました クラウンのMS40だったかな
4FでBSのクロスプライたいやでした<ちょっと
古すぎですねえ。

ではでは
簡単なファンレターだとおもってくださいね。
では、また。

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 サザキさん、ありがとうございます。

 よくなにかあるとラッパを鳴らしたりパッシングをする人がいますが、あれってまだ余
裕があるからそれができるんですよね。
 本当に余裕がなければ、ハンドルで回避することがやっとですから。
 バイクだと動きが速いのでラッパやパッシングをするタイミングを逸してしまうというこ
とも考えられなくもありませんね。

 セーフティドライバーであるということで読ませていただきましたよ。
 ところで富山の18号とありますが、これはたぶん8号なのではないかと。
 富山の道は整備されていますよね。
 ああいうのをバイパスっていうんですよ。
 道路脇になんでもお店が立ち並んでいないでしょ?

 幹線道路沿いにはやたらとお店を建てないというのが私の持論です。
 そこを通るのは地元民だけではないからです。
 交通量が多いからお客さんをたくさん見込めるだろうとは、一概には言えません。
 むしろ郊外のだたっ広いショッピングセンターのほうが出入りしやすいので、私はも 
っぱらこちらですね。

 お客は結局のところは行きたいところに行くわけでして、どうしても行きたいところには
場所を調べてでも行くのです。
 逆も当然に言えますよね。
 だから、休日の昼下がりに駐車場に入るために並んでいるお父さんたちをみていると、
ただご苦労様と言いたくなります。

 愚の骨頂であり、無駄な人生の暮らし方であるからです。
 これについては奥さんととことん喧嘩をしてもいいから、『俺はもっと良い所を知ってい
る。』と違うショッピングセンターに向かうくらいの舵取りをしても良いのでは?

 『おいおい、そんなこと聞いてないよ!』

 というサザキさんの声が聞こえてきそうなので、この辺で勘弁しておきます。
 ここのところ時間がないからメルマガもあまり書けないんですが、もともと嫌いな方でも
ないので、書き始めると止まらないのが私の性分ということで。
 ではこのあたりで。


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 【メルマガ発行後記】

 いつも、『メルマガをそろそろ・・・・』と思いながら仕事をしているんですが、それがず
るずると延び延びになってしまっていて、先生も走る時期になってしまいました。
 おかげさまで仕事も結構忙しくって、先日も宮崎に行ってきました。
 とある工事現場への納品でしたが、そこの工事現場の確認票をみていくとその発注
者があの東国原英夫宮崎県知事でした。

 そんまんま東かぁ。
 ってね。

 そのとき初めて、私がそのまんま東が知事になっていたことをからだで感じた瞬間で 
した。
 できればお目にかかりたかったけど・・・・。
 田中康夫さんは長野県知事の時に対面して話をしたことがあるから、こんな仕事をし 
ていると今度は石原都知事に会うこともあるんじゃなかろうかってね。

 それはともかくとしまして、今年もあと残りわずかとなりました。
 この忙しない年の瀬をどうか安全にお過ごしいただきますよう、はるか虹の向こうから
お祈り申し上げます。
 今年はたぶんこれで最後のメルマガ発行となることでしょうが、これに懲りずに今後共
ご贔屓いただきますように。

 では皆さん!
 よいお年を!

 再見!
 
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