メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 7月27日号  2008/07/28


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                運ちゃんのひとりごと

     2008/JUL/27TH  総購読者数 1,198名
      melma219回、magmag119回、melten144回、e-mag122回

    今日現在までの走行距離418,784km(今月は忙しかった。)
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 皆さんこんにちは、あさやんです。
 今日は暦でいくと大暑といわれる7月22日。
 いやあ、暑かった暑かった。
 私は北九州でお米を降ろしていました。
 朝の7時半頃から降ろし始めたのですが、いつになくからだの動きが鈍い。

 暑い日でもそれなりにあの30キロを引っ張ることくらいは普通にできるのだが、
今日はそれさえも満足にできない状況にあることをからだが感じた。
 普段は頭にはハチマキもしないのですが、そこの倉庫屋さんはヘルメットをか
ぶれというので、かなり汗をかくことを想定してそうしたのだ。
 私の想像は的中した。

 普通のタオルではなく、どちらかというとバスタオルに近いような大き目のタオ
ルを使用して頭に巻いていたが、それでさえもそのタオルが汗でびっしょりにな
った。
 いやあ、こんなことはしばらくなかった。
 からだが普通じゃないことをそのとき感じた。

 尿意を感じたのでトイレにも行ったのだが、いざモノをだしてみてもほとんど出
ては来ない。
 尿として出るべき水分がほとんど汗にまわっているのである。
 それでも残尿感が残っている。
 そのとき無意識に水道の水を頭からかぶっていた。

 ああっ、気持ちいい〜

 この行動は普通ならばまずしない。
 何年か前に静岡沼津で40℃を越えた年があったが、その沼津で味わった40
℃越えのとき以来だ。
 あの時はパンツ一巻で頭から水をかぶっていたのだけど。(笑)

 同郷から来ていた運ちゃんと、休憩がてらに話をする。
 私だけがえらいんじゃないようなので、ホッとする。
 おろす途中で、コンテナ積みのあの私が嫌いな日の丸通運のトラックがはいっ
てきた。
 しばらく経ってもエンジンを止めようとしないので。

 おい、止めろや!

 と独り言みたいにつぶやいたら、タイミングよくその運ちゃんもエンジンを止めや
がった。
 心が通じたのだろうか。
 コンテナの扉を開けると、そこには涼しい顔をしたフレコンのお米。
 それであっても、その運ちゃんは既に胸元あたりに大量の汗をかいていた。

 扉を開けて汗をかいたの?

 そう思いながらも、こんな日は誰でも暑いんだと気が少しは和んだ。
 しかしなんだね。
 毎年暑くなっていくような気がして仕方がないが、これはいったいどういうわけ?
 温暖化の影響で暑くなっているのは確かなのでしょうが、やはり私が年々歳を
とっているというのも関係しているのでしょう。

 40を超えてから、この夏というものがほんとえらく感じられるようになってきたの
だから。
 ちょっとはスタミナをつけないといけないね。
 納豆を食べたり、にんにくをすって精力をつけようとしているけど、なんだか加齢
臭に加担しているだけのようにも感じられるし。

 いまうちの会社には60を超えて同じ仕事をしている人がいるけど、どんだけ辛い
のかなぁ。
 私がリタイヤしなければならない時期って、早く来るのかなぁ。
 老いを感じ始めるのって、なんだか嫌ですね。
 皆さんはこのような人生の曲がり角を感じられたことってありませんか?

 
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 【あなたなら、どう考える?】

 今回はあなたが運送会社の社長さんであるということで考えてみてください。
 この燃料費の高騰と夏の暑さの関係について。
 運送会社が儲けを出していこうと考えるとき、なにが問題になるのでしょうか。
 運賃はそうそう値上げしてもらえるものではない。

 高速道路はいまのところは、国の対策もあってかETCの深夜割引も少し大きく
はなっている。
 でも距離に応じてきちんと運賃が伸びているわけではないようなので、この時
期は遠くへ行けば行くほど赤字になるらしい。
 だからなるべく近場を走っていたほうが採算が合いやすい。

 でもそんな仕事ばかりやっていると、この燃料高騰が収まったときに荷主から何
を言われるかわからないから、気安く断れないのも世の中の辛さというものだ。
 となると、やはりいちばんのネックはこの燃料費になってくるのでしょう。
 燃料を制する者が時代を制するのである。

 ガソリンスタンドの価格表示に目をやると、軽油の値段は一時期のハイオクガ
ソリンの価格よりも高い。
 こうなってくると、誰が考えてみてもこの油にメスを入れなければと考えるのは
ごく当たり前だ。
 私ら運ちゃんでもそう思う。

 個人的には、なるべく乗用車で自宅には帰らなくしようだとか、無駄な走りをし
ないようにしようだとか考えていたりもする。
 会社までの距離は毎日走っていれば簡単にわかる。
 燃費がわかれば、一日に自宅から会社までの往復でどれくらいの油が必要な
のかは簡単にわかるから、一ヶ月にどれくらいの油が必要なのかもわかる。

 都会あたりだとラッシュ帯に帰宅しようとするとどうしても渋滞するので、少し残
業してから時間をずらして変えるという手もできなくはない。
 残業代がでる会社ならば、それもいいだろう。
 そうでなければ、馬鹿馬鹿しいね。

 私ら運ちゃんも、会社からは省燃費走行をするように通達を受けています。
 で・も・ね、アイドリングって止められないですよ。
 いまはレジャッコでもトラックでも外気温表示のあるクルマが増えていますけど、
私のトラックにもあります。
 34℃とか38℃とか、今夏は毎日のようにこんな気温が表示されています。

 夜になってきても28℃とか。
 ちょっと涼しくなってきたから窓を少し開けて寝ましょうかとやってみると、今度は
生態系との争い。
 経験則からでは、外気温表示が23℃くらいに下がってくると、虫の活動もおとな
しくなって窓を少し開けていても暗くしていればそれほどでもなくなる。

 これは体温の高さによる体臭の発生の量に関係しているのだろうか。
 皆さんも経験ありませんか?
 ベランダで涼んでいるときに、汗をかきながらでいると虫が寄ってくるのに、肌が
サラサラでいるとそうでもないというようなことが。

 お昼に燃料を補給しましたが、いつもよりたくさん入っていくのを見て、やっぱり
アイドリングでたくさんの燃料を消費しているのを痛感しています。
 だけど、止められないよなぁ。
 親がパチンコをする際にクルマ内に置き去りにされていく子供のことを考えたとき、
これは自殺行為になるということを。

 これは大人も子供もありません。
 いかに燃料が高騰したとしても、我慢には限度というものがあります。
 実はいま道路の高架下に止めているのですが、こんなところにいても暑いんです。
 直射日光が当たらないから暑くないだろうという愚かなことは、言わないでもらいた
いのです。

 トラックステーションなんかで宿泊施設のあるところもあるようですが、みんながそう
しようと考えると、とても少なすぎてあてにはできないレベルですから。
 そうなると結論としては、他力本願ということになりますか。
 涼しい夏をお願いしますってね。
 昔の運ちゃんはどうやって夏を乗り越えたのでしょうかね。
 
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 【この前、こんなレジャッコがいたよ!】

 今回は変な奴がいたという話題ではなく、皆さんの運転の一般常識を確認する意
味で書いてみたいと思います。
 片道2車線以上の道路において右側車線をちんたらと走るレジャッコ(あるいはトラ
ック)がよくいますよね。

 左側車線ががら〜んとしていてどいてくれたらいいのになぁと思うのですが、そうい
うクルマに限って延々と右側車線を陣取って走っています。
 皆さんもこんなレジャッコ(トラックなのかも?)がいた場合にどのような行動に出て
いますか?
 そんなの左からまくればいいじゃないか!

 状況判断からすればそれは理に適っているともいえるのですが、実はこれは道路
交通法違反となり、おまわりさんのお世話になる行動になります。
 道路交通法によると『追い越し』の条件として、追い越されるクルマの右側からする
とされています。
 つまり左からではダメだということなんです。

 左からまくることでおまわりさんから取り締まられたという事例はまず聞きませんけ
ど、たまたま居合わせたおまわりさんの虫の居所があんまり悪いと、取締りの対象に
ならないともいえません。
 しばらくのことであれば我慢してついていくことも、根比べの練習ということで考えて
いってもよろしいのではないでしょうかね。

 傍から見ていると、左からまくっている姿はとても危険に見えていますし、ドライバー
として品がないように映ります。
 道路を走っていて後ろから追いつかれたクルマはやはり道を譲る義務もありますし、
常にミラーを見て後続車の状況も掴んでいないとダメです。
 基本的なことだから、しっかりとお願いしますね。
 
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 【メルマガ発行後記】

 今回のメルマガのテーマは夏の暑さと油の高騰でしたが、アイドリングを回さない究
極の運行法は、ギリギリいっぱいの時間に会社を出て行って帰り荷も行った時間にす
ぐに積めて、帰るときにも途中で休まないで一気に会社に帰るというパターンですか。 

 これしかないんじゃないでしょうか?

 でも現実には待機時間とか、休憩時間などがあって、そんなときにこの暑さをしのぐこ
とが必要になってきます。
 つまり、この時間にやれエンジンを切ってトラック内で待機していろとか、積み込みは
いつになるかわからないよという勝手極まりない事業者が、労災事件を乱発する要因を
秘めているのです。

 パチンコに行く親がクルマ内に赤ん坊を置き去りにしていってそのまま赤ん坊が熱中
症になって死んでしまうという痛ましい事件がありますけど、あれはなにも赤ん坊もおや
じも変わりないわけでして、いかに危険な状況に私らが置かれているのかというのを事
業者のほうもしっかりと認識するべきことなのであります。
 ひとついいことを教えてあげましょうか。

 荷物を降ろしている途中でどこかの運転手が熱中症で倒れ、結果としてその運転手
は命を失いました。
 その荷受先は労働基準監督署などの取調べを受け、対策をとっていなかったというこ
とで事業者としての閉鎖を余儀なくされたそうです。
 人の命を軽視する考え方はなにもこの事業者だけではなく、日本の伝統でもあります。

 先日、私は静岡県静岡市(以前は清水市であった)の大豆を扱うところで積み込みを
していました。
 その途中でいかにも偉そうな人が話しかけてきました。
 慰問とでもいうのか、『暑いのに大変だね。倒れないようにね。』という類の話をしてい
ましたが、言いたいことは熱中症に気をつけてほしいということ。

 あそこに給水機があるから、定期的に水を飲んで倒れないようにしてもらいたいと。
 そこはヘルメットをかぶってちゃぶりをさせるものだから、現実逃避も甚だしいと私はぶ
つぶつ言いながら積み込みをしていたのですが、こういった心遣いでずいぶんと気持ち
も変わったものです。
 企業はあれダメこれダメと言うだけではなく、本当の意味での事故防止を考えるべき。

 話は変わりますが、今日(27日)はなんと17年ぶりに海水浴に行きました。
 曇りだったのでほとんど日焼けはしませんでしたが、子供のためにいちどは海に行っ
ておきたいと日頃考えていたわけです。
 毎年海に浸かりたいと思ってそのまま通り過ぎていたんですが、今年はなんとか実現
できました。

 子供たちのおかげで出不精にならずに済んでいることって、多いと思いませんか?

 というわけで、今回はこれまで。
 
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