メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 7月1日号  2007/07/01


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ブラウザのツールバーに表示しているだけで報酬が入るとしたら・・・。
そんな都合のよいものが世の中にあるの?
あるよっ! それがこのAGLOCOです。 もちろん無料だよ!
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                運ちゃんのひとりごと

          2007/JUL/1ST  総購読者数 1,211名
      melma210回、magmag110回、melten135回、e-mag113回

            今日現在までの走行距離318,543km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。
 ご無沙汰しております。
 途中、メルマガ発行スタンド側からも早く出さないと廃刊処理しますよと脅
かされもしまして、なんとか発行する気持ちだけを持ちつつ日数が経過して
しまいました。

 実は6月中に発行しようとメルマガの原稿を書いていたところ、私の娘(4
歳)が私の愛用しているノートパソコンのキーボードに水をぶっ掛けまして
そのまま帰らぬものとなってしまいました。
 起動をしてメールを見ることはできるけど、そこから先が何もできなくなっ
てしまったんです。

 何度も起動しているうちに、しまいには電源が飛んでしまいました。
 万事休すというやつです。
 恐妻の我妻には、

 『このパソコンは私の人生そのものだ。パソコンのない人生なんて考えら
れない。』

 とがんばり、即日電気屋に走りました。
 近頃のノートパソコンって、結構安いのがあるんですね。
 それもWindows VISTAのものが安く出ているので、見ていてとてもわくわ
くしてきました。
 特にこのVISTAには興味はなかったのですが、選べないので仕方なく。

 512MBのメモリーが標準で付いていましたけど、ぜんぜん多くなかった
です。
 とにかく起動が遅い、遅い、もひとつおまけに遅い。
 これはどうしたわけか。
 Windows2000の起動の仕方に似ています。

 これはいただけないなぁ。
 起動の時間は遅いままなんですけど、メモリーを増設したら全体的には
かなりよくなりました。
 標準の512MBに加えて、1GBのメモリーを追加しました。
 つまりは1.5GBです。

 一昔前ならば、これはものすごい数字なのですが、VISTAに限ってはこ
れくらいないと余裕はないんじゃないかな。
 店頭で動いていた1GBモデルも結構アプリケーションの起動は速かった
ので、1GBが最低限度というところでしょうか。
 いまはメモリーも安くなったので、増設は容易いと思いますけど。

 まあそれはともかくとして特筆すべきことは、消費電力が少なくなっている
ということ。
 言い換えると発熱量がとても少ない。
 今回はペンティアムモデルなのでそれもあるのでしょうが、前回のものは
アスロンでしたのでそれも関係しています。

 なんてったって、ACアダプターが比べ物にならないほどに小さくなってい
るのがわかる。
 クロックが上がると発熱量が増えるというのが定説であったが、CPUのプロ
セスルールがよりナノっぽくなって細分化されているので、このあたりからも
発熱が抑えられているのだろう。

 これはとても素晴らしいことですねぇ。

 『それであさやん! そのパソコンでなにやってるの?』

 と言われると恥ずかしくなるので、このあたりにしておきます。

 〜ひとりごと〜

 メール、ネットサーフィン、ホームページの編集、格安国際電話・・・

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 【近頃の話題から】

 ネタを常にパソコンの中に詰め込んでおいたのですが、それが一瞬のう
ちに消失してしまいましたので、今回はお休みということで。

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 【運ちゃん業界拾い読み】

 私はこのメルマガを書き始めてから通算で6年から7年くらいになるのです
が、その間にいろんな方とお知り合いになる機会がありました。
 そのなかに出版業界の方ともお付き合いをいただき、いろんな書物を読ま
せていただいております。

 その中のひとつ、ブリジストン社が広報誌として出版しております、『リアル・
アンサーズ』という小冊子があります。
 これはブリジストンのタイヤショップなどに置かれているものなのですが、こ
のなかにはとても興味深い記事が毎号のように書かれています。

 最新号にとても面白い記事がありましたので、それをご紹介します。
 ウェブ上にも公開していますので、まずはこちらをご覧ください。
 http://www.bs-truck-bus.net/real_answers/2007_6/17.html

 大型車のスピードリミッターに関する記事です。
 これって、ドライバー個々の状況によって受け取り方はまちまちだとは思い
ますけど、事情のよく理解している者にとっては、これが現在の高速道路に
おける新たな問題になっていることを痛感させられました。

 大型トラックにスピードリミッターの取り付けが義務付けされてからいろんな
ことが言われましたが、私の嫌な予感が的中しました。
 それは何かと言いますと、表面上はおっぱっぱにスピードを出しまくってか
っ飛んでいる運ちゃんの締め出しということだったのでしょうが、リミッターが
付いたことで、結局は私のような運ちゃんが犠牲になっているということ。

 リミッターが付く前まではこんな感じでした。
 夜間走行でこんな感じだということを思い浮かべてください。

 高速道路を走行していると、一個大隊が後ろからかたまって私に近づいて
きます。
 しばらくは私の横を次から次へと追い抜いていきます。
 私を追い抜いていったクルマはどんどん遠のいていき、次第に見えなくな
っていきます。

 しばらくすると、また次のかたまりが後方から押し寄せてきます。
 根本的に速度が違うので、このような現象が起こるのです。
 以前から80km/hで走行している運送会社はたくさんありましたが、それ以
上に100km/h以上で走っているトラックはたくさんいましたので、このようにな
っていました。

 それがスピードリミッターが取り付けられてからは頭が抑えられてしまったの
で、かっ飛びさんの意地の張り合いが繰り広げられるようになりました。
 私の会社は基本的には80km/hでがちがちに走ることを要求している厳し
い会社なのですが、ある日に荷物の積み込み時間が大幅に遅れてしまった
ときがあり、間に合うように走れという感じになりました。

 それでいい機会だと思い、90km/hを味わうことになりました。
 プロの世界では10km/hの違いというのはまさに天と地の違いでして、場合
によっては1km/hとか、2km/hなどの速度差なども議論のネタになることさえ
あります。

 普段出さない速度で走行していると、まわりの運送会社のトラックの視線に
違いというものを見出すことができます。
 今までちんたら走っていた奴らが、私に張り合おうといきがってくるのです。
 遅いというイメージが定着している我が社のカラーリングですので、意識す
るのも無理はありません。

 それほどに遅いことで有名な会社なのです。

 だからそんな運ちゃんたちはいきなり速度を上げてきまして、自分の前に
入り込むのを阻止しようと行動してきました。
 互いに90km/hのリミッター付きだから、結果はどうなるかわかるでしょ?
 後ろからは足の速いクルマがせっついているし、アセアセ。

 道路交通法にはこういうのがあります。

 みなさんが運転免許をとられたときに運転教本を見られたかどうかは知り
ませんが、追いつかれた者の追い越し義務違反(表現は少し違うかもしれま
せんが)というものがあります。

 つまりは、後ろに追いつかれていままさに追い越しをされようとしているクル
マが、後続車が追い越しをしようとしているときに加速をしてそれを阻止する
行動をとってはならないというものです。

 うちの会社の運ちゃんは会社の定める社命速度(80km/h)を守って走行し
ているわけですが、悲しいかなトラックメーカー各々の速度計には誤差があ
りまして、同じ速度で走行しているつもりでもわずかながら違いが出ます。

 これは速度計の誤差というものはある一定の範囲内ということで許容され
ているわけですが、たとえばこれが5%であるとすると、プラスマイナス4km/h
の許容範囲があるということになります。
 つまり速度計が80km/hを指していながら極端な場合、76km/hである場合と
84km/hである場合の双方のトラックの運ちゃんが計器を信じて走るわけです。

 一般には1km/hから3km/h程度のものなのですが、これでも走行していると
明らかに違うなぁというのがわかります。
 そんなことに慣れきっている私らには、相手がアクセルを踏み込んだかど
うかということはすぐにわかってしまうのです。
 これは常にアクセルをべた踏みしているやからにはわからない世界です。

 ちんたら走っている運ちゃんにはそれなりのものが備わっているということ
なのです。
 けっして侮ってはいけませんぞ。
 ということではありますが、やんちゃをされた運ちゃんのトラックは下り坂で
やり過ごしました。

 いかにリミッターが付いているとしても、下り坂の速度までを抑える機能は
備わってはいない。
 それを悪用する運ちゃんも結構見受けられます。
 リミッターが付いたことで違う類の事故が増えたということはよく耳にします
ね。

 それにしても普段出さないようなスピード。
 ハンドルがブレて怖かった。
 こんなちゃちぃハンドリングじゃ、100km/hオーバーはきついですわ。
 それをわからなくっちゃ、ダメですよ。
 わからないから、事故っちゃうんです。

 猛省しました。
 それ以降、その相手のトラックは離れて見えなくなりました。
 意地っ張りは田舎者に多いと言われますけど、そんなことはなくって都会
にも結構多いです。
 その中身はやはり田舎者なのかもしれませんが。

 運転中(仕事中)にわけのわからないところで意地を張る奴なんて、本末転
倒です。 
 そんな奴には、荷物をいたわる気持ちなんてこれっぼっちもありませんね。
 でもそう思うと、速度ってひとつのアドバンテージなのかもしれませんね。

 牙を剥かれた運ちゃんたちは、くだらないところで張り合うようになった。
 アクセルにこれでもかというくらいに力を踏み絞って踏み込む。
 そんなことをしてもダメなものはダメ。
 決着は下りこみでどれくらい無茶ができるかということになります。
 こんなんで安全運転ができますか?

 根本的に違うんだよなぁ。

 スピードが出せれば運転がうまいと思っている人って多いような気がするけ
ど、それは絶対に違う。
 実は遅いスピードで長く運転することのほうが疲れる。
 それなのに、バンバンぶっ飛んで走っている人のほうが早く休憩に入る。
 なんでや?

 運転に未熟な人ほど、この傾向があります。

 実は先日、妻とドライブに行ってきました。
 免許をとって一年半くらいのまだまだ初心者の部類です。
 自分の軽自動車ではすっかり運転も慣れていい気になってきた頃なので、
この日は私のプジョーを運転すると言い出しました。
 高速走行ですが、心配ながらも任せてみることにしました。

 最初はいい気になって120km/h位出していましたが、一時間ほどしてだん
だん速度も落ちてきたのでふと妻の顔に目をやるとビックリ。
 まばたきをしないでひたすら運転をしていました。
 これはやばい! はにわのような横顔。
 私もこれには慌てまして、次のパーキングに入るように言いました。

 本来備わっていない人に物事を強要するというのは、とても無理があります。
 強要しないまでも、自分で無理をしようとしている人というのはこのような状
態に近いと思いますね。
 だから危ないのよ。
 それに気づいていないところに、危機的状態があるということを。

 ここにプロとアマチュアとの違いがあります。
 無理をするけど、無茶はしない。
 私がいつも言うこの言葉にはそういった意味合いがあります。
 (前述の無理と私の言う無理は違います。)

 結論!

 デジタコなんかでがんじがらめに管理しても、それが安全運転に即直結する
とはいえない。
 アクセルとは速度を出すためだけのものではなくって、速度を抑えるものでも
ある。

 それを理解しない昔の運ちゃんがやたらめったらに踏み込んで走っていたか
ら、こんな処遇をいまの運ちゃんが受けることになってしまったのである。
 でもこれは、運ちゃんだけが悪いのではない。
 運送会社の管理ができていないから運ちゃんが野放し状態になってしまった
というのと、教育体制をまったくもとうとしない経営方針が問題なのだ。

 断っておくが、この教育体制とは単にあいさつができるとか愛想がいいとかと
いうのではなく、交通安全に関わる運転全般や労災事故をおこさない荷扱い
や運ぶ荷物に関して必要な資格などの取得などを指す。
 間違っても会社の社是であるとか、受付嬢が身につけるようなビジネスマナー
などというものは優先順位としてはどうでもいいのである。

 更に人間というものは、最大の能力を長時間発揮することのできる生き物で
はない。
 だから運ちゃんに関しては、運転や荷扱いに集中できるような環境にしてあげ
ることが大切であって、それを一般のサラリーマンのように長時間拘束するよう
なことをすると、集中力が散漫になってよからぬ結果を生んでしまうものである。

 いま、うまくいっていない運送会社の社長さんにはこう言いたい。

 独裁のごとくやっている今の経営方針を改め、思い切ってまったく逆のことを
やってみなさいと。
 管理するとは、締め付けることなのではない。
 休むときにはしっかり休み、仕事をするときには集中して仕事をする。
 このメリハリがよい結果を生み出すのである。

 ご一考いただけますとありがたいですね。

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【メルマガ発行後記】

 このメルマガを書いている間にもあの社会保険庁の話題がよくテレビなどで
出てきています。
 長官をはじめとして、職員全員に対してボーナスの自主的な返金を促すと
いうもの。
 その返金額について提示していましたが、笑っちゃいました。

 若手においては2万円から3万円程度と。
 公務員って、就職して数年の若手であってもボーナスは30万円位はもらっ
ています。
 それでいて2万とか3万というのはいかがなものか。

 もっともそれ以前に責任の所在がはっきりしていないから、返金そのものに
抵抗もあることでしょう。
 しかしなんだね。
 やっていることがご気楽トンボだ。
 こちとら、査定査定で幹部の目が光っているというのに。

 事故でもやろうものなら、いっぺんにボーナスなんて吹き飛んでしまう。
 まあそれでもボーナスが出るような運送会社なので、まだ幸せな部類なので
はあるのだが。
 責任の所在がはっきりしているので、事故をした方も損害額からことの大小
が容易に判断ができる。

 やりやすい反面、やりきれない思いをする。

 いまの運送会社。
 燃料高騰に運賃が底値状態。
 必然的に運ちゃんの収入もツラレ安状態。
 俺たちがいったい何をしたというのだ!?
 一生懸命やっているというのに。

 いつもこの時期、公務員のボーナスが先頭を切って出ましたと報道があるた
び、腹が立つ。
 何十万もボーナスをもらうほど、実績を残したのか?
 悔しかったら公務員になってみろと言われそうだが、私も昔はそれに近い立
場でいたことがあるから、状況がわかる。

 国の財政が逼迫している以上、公務員もそれに応じて減給があって然るべき。
 公務員を減らそうという動きもその一環といえます。
 あっ、こんなことを書くと全ての公務員の方を敵にまわしてしまいそうですが、
そんなつもりは毛頭ありませんので。
 それほどシャバは厳しい状況の中で暮らしているのがお分かりいただければ。

 しかし、運ちゃんの給料って安くなりましたねぇ。
 こんな声をどこでも聞きます。
 好きじゃないとできないですねぇ。
 
 それではまた、いつかお会いしましょう。
 
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