メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 2月4日号  2007/02/05


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                運ちゃんのひとりごと

          2007/FEB/4TH  総購読者数 1,136名
      melma208回、magmag108回、melten133回、e-mag111回

            今日現在までの走行距離283,366km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。
 宮崎県知事選でそのまんま東さんが見事当選しましたね。
 ただのお笑いタレントかと思っていたら結構優秀な人らしくて、現役で明治
、早稲田、専修の三大学に合格したとか、社会人入学試験で早稲田の政経
に合格したとか、けっこうやるじゃんね。

 お笑いっていうと馬鹿がやるというような先入観がありますけど、違うんで
すね。
 つまり、他人様を笑わすという行動は何かしらのエネルギーを与えて反応
させるということですから、能力がないとこれはダメなんですよ。
 つまりお笑いで成功している人はみな、頭がよいということ。

 浮かんだ名前をここで挙げると、タモリ、明石屋さんま、コロッケ、竹中直
人、ダウンタウン、爆笑問題、堺すすむ・・・・。
 これらの人たちを単なる馬鹿だとみて芸を見ていればそれなりに面白いけ
ど、バックボーンがあるということで芸をみれば、また違った見方ができるの
ではないでしょうか。

 サラリーマンって、ひとつの路線に沿って仕事をしていればそれでいいよう
なところがありますけど、こういう芸人って独自のものを開拓しないと食って
はいけないわけで、そういう意味でも厳しい世界ですねぇ。
 これらのことを運ちゃんにあてはめてみることはできないでしょうか。

 このわっぱを握る仕事って、特に学歴は必要ないといわれています。
 実際、義務教育を終えただけの人でも財を成して立派に生活している人も
私は知っています。
 逆に大学を出ているけど、いま書いたような人よりも収入の低い人もいくら
でもいます。

 私はこれはひとつの能力だと考えています。
 運ちゃんというのは、ただ単にものを右から左に運ぶという職業ではない。
 その間に他の人ならば障害にさしかかっているものでも、独自の経験と勘
でその障害を乗り越えているとか、一見なんでもないようなことが裏では行わ
れているということもあるわけです。

 普通ならば届かないはずの荷物が届いていた。

 前に私も書いたことがありますが、大阪から金沢に持っていく雑貨の荷物。
 条件は明朝の朝一必着。
 荷主はどんな理由があろうとも、きちんと時間までに届けてもらいたいとの
一天張り。
 まさに問答無用の状態。

 この日は北陸が大雪でどこまで走っていけるかが皆目見当がつかないとい
う状態。
 案の定、敦賀で足止めを食らった。
 国道8号線は北上不可で、北陸道敦賀ICからも乗ることすらできない。
 私はIC側道付近まで来ていた。

 普通ならば最寄の高速を利用するのがいちばん早く目的地に行く手段に
なることだろう。
 その他大勢は皆どう考えたかというと、高速が開通になるのを待って北上
しようと考えた。

 私はそのときの状況をこのように考えた。

 今現在、高速が事故で止まっていて、更に除雪をしてもまた雪が降ってく
るような状態にあって、この道路は完全に麻痺していると感じた。
 開通を待つことに果たして意味があるのかどうか。
 こう考えている間にもどんどん雪が降っていて、フロントガラスが見えなく
なってきている。

 私はふと思った。

 急がば回れと。
 Uターンをした私は舵を関が原方面に向けた。
 関が原も結構雪が降るところなのではあるが、この日はまだたいしたこと
はなかった。
 名神関が原I・Cから乗って東海北陸道をめざした。

 白鳥を抜けると急に雪が路面を覆ってきた。
 てっかてかの路面で果てしない下り坂が続く。
 ブレーキを踏むに踏めないような状況だ。
 高山からは国道41号で富山に向かったが、このあたりは普通にアイスバ
ーンでそれが連続する。

 平坦なところではなんてことないのだが、上りこみになってくるとちょっと不
安な要素があった。
 その日は普段乗り慣れているトラックではなかったからだ。
 臨時で乗った日野のちと古い15トン車だった。

 こいつはめっぽう雪道に弱くて、ファイングリップという雪道補助装置があ
ったけれども、そんなのは名前だけ。
 上りで止まってしまったら、まず上がらないことだけは覚悟していた。
 だから数河峠の長い上りでは失速しないことだけを心がけ、一気に上って
いった。

 途中ヘアピンカーブもあったりしてどうしても失速してしまう箇所があるのだ
が、ヒヤヒヤものだったね。
 横滑りはしなかったけど、空回りだけがとにかく気になっていた。
 スリップするときのあの独特の感覚がよぎった。

 キャー、やめてぇ。

 ここで止まれば、おおハマリの大ヒンシュク者になる。
 参考URL:
http://marimoya.cocolog-nifty.com/marimoya/2005/12/post_2b90.html
 この写真はまだ降っていないときのもので、本来はもっと嫌らしい。

 ここが抜けられればなんとかなるだろうという私のひとつのポイント地点で
あった。
 なんとか峠は越えることができた。
 よっしゃー、あとは目がもてば金沢まではなんとか走れるだろう。
 そう思った私は急に目が覚めてくるのを感じた。

 結果として、金沢東IC手前の不動時PAでしばし休憩をとっていたのが
午前五時半頃で納品先到着が七時頃。
 なんとか間に合ったわけだ。
 お客さんは、『止まっているようやから、あてにせんかった。』と言っていた
が、もう片方のお客さんはそんな気楽なことは考えてはおりゃせんと説明。

 なんとか延着せずに届いたことが、私の自慢であった。
 時間を守るというのは、この業界に限らずとても重要なことなのだ。
 普通では考えられないこのルートが、勤務先の看板を守る生命線となった
わけなのである。
 ついこの前、荷物を積みにいったときに担当者の人はこう言っていた。

 今年は雪がなくってええですねぇ。
 地球環境には良くないんでしょうが、私たちの仕事にはとても優しいわ。

 実はこの人も当時、荷主からどうしても指定時間までに荷物を着けろと強
要され、どうなるかわからずしどろもどろで私を頼りにしていた人なのだ。
 だから言い方を変えれば、私が時間までに品物を届けたことで、今現在ま
で首がつながっている人なのである。
 こういうシビアな仕事って、案外あるんですよ。

 道が止まっていても、そんなのは理由にならないと考える企業があるので、
やはりそこはプロの世界で、厳しいものがあるのです。
 今年はないよね。
 ないね、ないよね、絶対無いわね。
 そう確認しながら、暖冬に感謝している私であります。

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【近頃の話題から】

 タレントの風見しんごさんの娘さんが1月17日に交通事故で亡くなりました
ことは皆さんもご存知のことかと思われます。
 私もワイドショーで風見さんの悲しむ顔を見ていて、とても他人事のようには
思えなかったもので、絶対私のメルマガで書いてやると思っていたのです。
 おやじにとっていちばん悲しいことは、肉親を死に追いやることです。

 それも可愛い我が息子・娘をいとも簡単にひき殺されたとなると、おやじとし
ては黙っていられることではありません。
 こういうときいつも悪者になるのは運ちゃんなのですが、同じ運ちゃんをやっ
ていて恥ずかしいと思うときがこんなときですね。
 ワイドショーではご丁寧にこの事故の解説をしていました。

 なにやら都内でも、有名な事故多発の交差点らしいですね。
 下り傾斜で曲がるときに滑りやすいのだとか。
 それを聞いていて私は思いました。

 『だからなんなの?』

 って。
 当事者のその運ちゃんにしてみれば、そんなこと考えてもいないことでしょう。
 曲がったときにたまたまその子供が横断していたという程度のことでしょう。
 内容はよく知らないのですが、たぶん軽トラ、二トン車、あっても四トンのショ
ートボディあたりのトラックなのでしょう。

 私は先日、妻(中国人)のパスポートの更新のために麻布の中国大使館に
行ってきました。
 それがどうした?と言われてしまいそうですが、そのときにひとつわかったこ
とがあるのです。
 運ちゃんの気質が、私が理想としているものとは大きく違うということ。

 大使館の入り口と道を挟んで反対側に小さな工事現場がありました。
 しばらくして大型ミキサー車がここに来てUターンをはじめました。
 ここまでならば、ごく普通にあることでしょう。
 問題はここからです。
 そのミキサー車は確認もろくにせずに、勢いよくバックをし始めました。

 そのとき私の目には、ミキサー車の後ろを通ろうとしている幼稚園児くらい
の女の子が目に入りました。
 私から見て、明らかに幼稚園児が強引に渡っていたのではなく、ミキサー車
がその幼稚園児のところに突っ込んでいったという感じでした。
 場所を同じくして並んでいた他の中国人たちも声を上げていました。

 それほど状況的にその幼稚園児が危機的状況に置かれていたのです。
 当のミキサー車の運ちゃんは何もなかったかのように方向転換をして走り
去っていきました。
 こんなことが日常的にあるのだとすれば、いつ交通死亡事故があったとして
もけっしておかしくはありません。

 私はその運ちゃんの行動の一部始終を見ていました。
 後ろを渡ろうとしている幼稚園児の動きを止めようだとか、睨みつけて止め
させるような運ちゃんはまだマシかなって感じてしまいました。
 アクセスを煽ったりしてやるような光景はよく目にしますから。
 このときはそんなんじゃなかった。

 『ああ、いそがしいそがし!』(眼中にはなかったようです。)

 って、いわんばかりの行動だったから。
 運ちゃんのその意識があったのならばまだ救いがあるのですが、どうもなか
ったような気がするなぁ。
 仮にその幼稚園児を引いてしまったあとでの現場検分においても、

 『目に入らなかったんですよねぇ。』

 なんてとぼけるんじゃないかって。
 年の頃なら50以上(もしかしたら60超えてるかも)で、いわゆるべらんめぇ
調の江戸っ子風。
 気が短いような典型的な雰囲気の漂う容姿であった。
 一般大衆が槍玉に挙げそうな感じの典型的な運ちゃん体質のおやじ。

 こんなおやじに自分の娘を引かれた時には、私は目も当てられないですわ。
 うるさくって家にいたら邪魔なくらいの活発な娘ですが、それでもいなくなった
ときのことを考えてみると、やっぱり心のやりどころがなくなってしまうというか
空しいを通り超えて憤りさえ感じてきます。
 とても他人の子供のこととは思えなかった。

 だからそのようなことがないように、右左折時には速度を極力殺して曲がる
ようにしています。
 交差店内では一時停止をしていくトラックもよく見かけますが、交差点内の
歩行者事故を防ぐ行動なんです。 
 でもあれはお釜を彫られる可能性が大です。

 なので私的には極力速度を殺して、左折時には左側ミラーと左側窓の上下
を特に注視して徐々にハンドルを切っていき、右折時にはミラーに頼らずに
右側窓から直に目で横断歩道を見通してハンドルを切っていきます。
 ここまでやっていても確認ができていないことがあるので、やはり止まる覚悟
で交差点を通過するのが面倒に巻き込まれないことでしょうかね。

 交差点内で一時停止を義務付けられている運送会社が多くなっていますが、
なかにはただ止まっているだけというのか、よく監視されているとかでかたち
だけ止まっているという運ちゃんもいるのだとか。
 本来の意味をよく理解しないでやるのならば、やらない方がいいのでは?
 そのての運ちゃんは、信号のない枝道からはトッポい出方をしてきますから。

 だから私としては、会社がやれといったからではなくって、自分で必要だと感
じたことに関しては、自らが必要性を感じて実践していくことが大切なのであり
ます。
 じゃないと、一向にプロドライバーとして腕が上達していかないではありませ
んか。

 そこらあたりを今年は考えていってくださいね。
 プ・ロ・ドライバーの皆さんは。

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【購読者から】

 普段からお付き合いをいただいております購読者の緒方さんからはこのよう
なメールをいただいておりましたので、ここでご紹介させていただきます。

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メルマガ復活されたんですね 書かれている様にマイペースで続けてくださいね
元々はメルマガが縁で知り合った間柄でしたのでその系の話題も一つ…
私は会社まで片道15km程度を前は原付で通勤していましたが、
春あたりから自転車で通勤する事にしていたのです

トラックの運ちゃんからしてみると自転車が車道を走るのはやっぱり迷惑なのでしょうか?
幅寄せやら、かぶせる様に左折されたり等、危ない話をよく聞きます
私は幸いその様な危ない目には遭っていませんが、ウインカーなしに急に左折されて肝を冷やした事はあります

自転車は車道を走る軽車両ですから、共存するべきと自転車側からは思うのですが、
トラックドライバーからするとそうは思えないとか?
最近自転車を車道から閉め出して歩道にのせてしまおうと言う
法案を警視庁が企んでいるという話で自転車乗りの間ではもちきりです

歩道を走るママチャリはスピードも遅いし、歩行者とも上手くやっていけるのでしょうが、
通勤やホビーで乗る自転車はスピードが出ますから歩道に乗ると歩行者との接触等
歩行者という弱者に危険が及ぶと思うのです
もちろん通勤中でも車道が危ないと思えば歩道には乗りますし、
歩道がない道も沢山あります

上手く共存できる方法はないものでしょうかね?
実は、自転車を歩道にあげてしますと、歩道では自転車が強者になって
一番の弱者お年寄りや子供への被害が心配になるのです
確かに車道に出れば自転車が最弱者となりますから気をつけなくてはいけないのですが、 

車道を走っているという自覚を持って自動車と付き合っていく事はお互いの歩み寄りによって
ある程度成り立つと思うのですが、よちよち歩きの子供から腰の曲がったお婆さんまでが
様々なスピードで暮らしている歩道に時速20km以上で走る自転車を乗せてしまったら
歩く速さで乗るか、押して歩くしか安全は確保できなくなってしまうと思うんですね

速く走る自転車はゆっくり走るのが苦手なのでその法が施行されれば法を破って
車道を走る事になるでしょう
それが事になるのか偉い人にはわからないのでしょう
官僚先生方は自転車に乗った事無いんですよ…

大型自動車-乗用車-バイク-原付-自転車-歩行者どうくくればうまくいくのか…
学生の頃は大きなカバンを自転車にくくって全国を旅した経験からも自転車って歩道は走りにくいんですよね
歩道に乗ると人に気を遣ってゆっくり走るし、路地ごとにスロープがあるので速く走る事も出来ないんです

世界的に見てもこの自動車最優先の優遇道路って珍しいらしいです
最近は地球環境の観点からも世界中で自転車が見直されつつありますが、
日本は逆に自転車利用をさせない様にし向けているのです
大型のトラック運転をされているドライバーからは目障りだと思われているのもわかりますが

自転車は本来車道を走るものなのですから共存の道を探したいですね
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 大変ためになるお話をいただきました。
 お話はごもっともだと思います。
 私は皆さんがご存知のように大型トラックの運ちゃんをしております。
 正直申し上げまして、二輪車に関してはひとつの障害物的な対象としてみて
おります。

 でも私なりの仁義というものがあって、危険な扱いはさせないようにと。
 どういうことかといいますと、当然のことながら二輪車にかすめるような追い
越し方はしない。

 でもね、

 本来は出ないはずの原チャリが60km/h位出して走っていたりすると、結
構これが邪魔になるのです。
 信号で止まるときまってバイクは交差点の前に出てくるし、またそれを追い
越さなければならない。
 こうなると最初は気を遣って追い越していたことが馬鹿らしくなってくるんだ。

 流れに乗れない乗り物が前に出てくるというのは、やはり危ないです。
 だから幹線道路において、特に深夜帯などでいちばん左側車線を二輪およ
び軽車両と通行区分を変更しているものについては、とてもよい考えをしてい
ると私は思います。

 ところでこの緒方さんは自転車でも速度の出るタイプのものに乗られている
方のようですが、私にも同じ経験があります。
 私は高校生のときに10キロちょっとの距離をやはりスポーツタイプの12段
変速の自転車で通っていました。
 もうすでに25年ほど前のことになってしまいましたが。

 時間的にラッシュ帯なのでクルマはそれほど速度が出せない状態なので、
私らはバイクと同じような感覚で左側から渋滞なしに駆け抜けていきます。
 でもいったんその渋滞がなくなると、追い抜いたクルマが後ろから来ます。
 でも当時はそんなこと考えていなかったような気がします。
 自分本位で走っていたような気がする。

 これが当時の感覚だし、客観的に自転車というものをみているいまの自分
でもあります。
 自分本位だからこそそれが交通弱者であり、また規則を遵守することが義
務付けられている運転免許保有者の役割なのであります。
 運転免許を取得する意味はここにあると私は考えます。

 お互いが思いのままに走るのであれば免許なんかは要らないし、それなり
の社会になっていたはずです。
 それを一方的に安全運転義務の遵守を自動車を運転する側に求めたこと
は、ごく自然の流れでしょうね。
 立場的に強い側が弱い側を思いやる社会。

 障害者>健常者、 お年寄り>若者、 歩行者>自転車、
 二輪車>四輪車、 普通自動車>トラック、 一般車両>営業用車両、

 というように、立場上の関係が成り立っています。
 この関係が理解できていない人は、対交通弱者の事故をおこしているわけ
です。

 道路の事情という観点もあります。

 私も普段仕事で走っていて思うことなのですが、車道と歩道の間に縁石を
設けていたり、歩道が車道本線に接続されている枝道があるたびに段差が
あったりと、歩道の環境がよろしくないということ。
 近頃はバリアフリーなどと住宅に関しては研究されておりますが、道路に
関してはまだまだだと思います。

 自転車でそんな歩道を走っていたりすると、不便で仕方ありません。
 マウンテンバイクならば面白いでしょうがね。
 それで歩道というところの環境をあらためて見ていくと、劣悪な条件である
ことに気がつきます。
 環境に配慮してなのか、均等に木が植えてあったり花壇があったり。

 埃成分の凝縮された水しぶきをいっぱいに浴び、それでも大きくなっていく
強かさは見習わなければならないと感じるくらいです。
 でも、哀れに思えてならないとも同時にみています。
 そんなところに植えなくても、自然は確保できていますよ。
 むしろそんなところに植えていること自体が、自然ではないということです。

 ただでさえ細い歩道がこんなもので更に細くなっているのです。
 それと綺麗にタイルで彩られたモダンな感じの歩道。
 これも好ましいと思っているのは、設計者くらいのものでしょうか。
 歩いていても滑るし、こんなところで自転車が走ろうものならスリップして歩
行者の列に突っ込んでしまいますわ。

 そう考えていくと、自転車はまず歩道では走ることはできませんね。
 でも思うのですが、自転車が安全を確保するためには車道を走るぺきでは
ないです。

 それじゃ、自転車はどこを走ればいいの?

 となりますね。
 道路管理者はこのことをどのように考えているのでしょうか?
 何も考えていないです。
 何も考えていないからこそ、実際にその立場にいる人たちが困っているの
です。

 それでは私が道路管理者ならばどう考えるか?

 バリアフリーはなにも障害者の人たちの問題だけではなく、歩行者や自転
車などの交通においては交通弱者と呼ばれている人たちがまずは安全に通
ることができるようなものにしていくということ。
 段差をなくし、滑らないような路面構造にする。

 植木や電柱など、実質歩道幅が狭くなるようなものを設置せず、見通しの
良い通行帯にする。

 歩道と車道の間は縁石を設けないが、ハッキリと区別をつけるものにする。

 縁石の意味はクルマが歩道に乗り上げないようにする安全装置的なもの
であるが、これをなくすことでそのスペースが自転車のものになると考えれば
どうであろうか。
 この場合、自転車の左側走行も徹底化する。
 こうすることで、自転車専用車線が出来上がります。

 縁石の空間プラス植木の幅を考えると、もっと自転車の通行帯の幅は余裕
のあるものとなる。
 限られたスペースですべてに優しい環境を得ようと思うと、どこかにシワ寄せ
がくる。
 悲しいかないまの現状では、歩行者などの交通弱者がどうしても後回しか。

 でもけっして、私らトラックが走りやすいわけではない。
 トラックは右側車線を走りなさいとなかば教えられているような土地柄のとこ
ろもあるようだが、私らトラックの弱いところの運ちゃんというものは、どうして
も速度が出せない環境にあるので、必然的に左側車線を走るようになる。
 だからなおのこと、自転車やバイクの人たちとはお友達になるのである。

 話は変わりますけど、いまの交通社会がクルマ中心であるということは、実
際に自分で街中を歩いてみればいちばんよくわかります。
 交差点に差し掛かって、そして横断歩道を歩いてみれば、いかにクルマたち
がはやく行けと煽っているのかもよく感じ取れます。
 だから私は横断歩道が怖いです。

 それがわかってから、私はいかにお年寄りがゆっくりと渡っていても、煽らな
いようになりました。
 若かりし時にはなかったことです。
 私は横断歩道を渡るときは常にクルマの動きが気になって仕方ありません。
 私の前を横切るようにして突っ込んでくるクルマがいないだろうかって。

 マナーが悪く、なんでもありのところに住んでいるので、いつも歩いていれば
たまにこんなことがあっても不思議ではないとさえ思っていますので。
 そういえば、ショッピングセンターの建物と駐車場との間にある横断歩道に
おいてですが、渡ろうとしたら普通にクルマが突っ込んできました。
 止まろうという素振りもなく、ごく普通に走り去っていきました。

 このときほど、無理にでもそのクルマを止めて説教でもしてやろうと思ったこ
とはありませんでしたね。
 30代くらいの不細工な女でした。
 この器量にこの運転か、こんな人間ばかりならば想像もしやすいのだが、世
の中にはいろんな人がいて、なんでこんな綺麗な人が・・・・?というのもある。

 だから容姿で判断するべきではないのだが、いずれにしてもなにも考えてい
ないようなドライバーがあまりにも多いのですよ。
 いいことを教えてあげましょうか。
 クルマからみて、横断歩道でいちばん危ないのはどこになるでしょうか?
 危ない順番に書いていくと、

 ・デパートなどの構内にある横断歩道。

 いま書いたとおりてす。
 基本的にここを渡ってデパート内にはいっていくというところに横断歩道が描
かれており、当然ながら歩行者はここを通るのだが、問題はドライバーが道路
の横断歩道と同じ認識で考えている人が明らかに少ないという現実。
 このあたりをじゅうぶん注意していく必要がある。

 ・スクランブル交差点。

 イメージでつかめませんか?
 いきなり歩行者信号が青になったときの交差点に残された自分というものを。
 どこを見渡しても、黒い瞳が白に見えるときです。
 だからスクランブル交差点では、信号無視は厳禁です。

 ・押しボタン式信号機のある横断歩道。

 運転免許保持者ならば『青信号になったとき』は注意して進んでもよいと学ん
でいますが、歩行者にしてみればこれは渡りなさいという合図ですので、問答
無用に道路を渡り始めます。
 これが実は怖いのです。
 知らない者の怖さで、なにも考えずに渡り始めます。

 一般の交差点の信号よりもこの押しボタン式の方が怖いと理解しているドライ
バーが案外少ないように私はみていますが。
 特に、知恵のついていない園児などはこのうえないです。
 
 ・学校近くの通学時間における横断歩道。

 ラッシュ帯なのでこちらもじゅうぶんに急いでいるわけだが、学生さんも負けて
はいません。
 クルマは怖いという発想よりは、みんなで渡れば怖くないを地でいくので、ここ
も問答無用で渡り始めるところがある。
 学生ゆえに金の卵。

 将来、医者になる息子であるとか、政治家になるような息子に関わってしまうと
損害賠償が馬鹿にならない。
 自らの立ち直りができなくなるくらいにダメージを受けてしまうのだ。
 子供だと思って馬鹿にしてはならない。
 学校近くで人を引いてしまうドライバーは、ここが理解できていないのだ。

 ・道路幅の非常に広いところにある横断歩道。

 いまとなっては名古屋の100メーター道路に匹敵した広い道路はあちらこちら
にあるが、歩行者は健脚者ばかりではない。
 足腰の不自由なお年寄りや身障者もいるのだ。
 そんな人が赤信号になっても横断歩道を渡っている場合があるのだ。
 青は渡れ!を実践してしまうと、こういう人たちを見落としてしまうので注意だ。

 クルマの運転は一瞬の過ちで自分の人生を棒に振ってしまうので、常にはや
る気持ちを抑える訓練が必要なのであります。
 また長くなっちゃったなぁ。
 
 それではまた、次回まで。
 
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