メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 8月28日号  2005/08/28


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                          運ちゃんのひとりごと

         2005/AUG/28TH  総購読者数 972名
    melma189回、magmag89回、melten123回、e-mag92回

         今日現在までの走行距離159,233km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。

 今年の夏も暑いかと思っていましたら、お盆の前あたりから雨が多くなりま
して豪雨というのか、また洪水にでもなるんじゃないかというくらいの雨の日が
こちらではけっこう多くなっています。
 程よく暑くて、程よく雨が降るくらいが良いのですが、最近のお天気はどうも
どちらかに偏っていて私らも泣かされることが非常に多いです。

 そういえば先日、ものすごい雨が降っていました。
 ワイパーを最速にしても前が見えないくらいのバケツの水をひっくり返したよ
うなものすごい雨。
 道路を見ると水が浸かっています。
 なんとかセンターラインは見えているのだが、これはそのうち事故が起きると。

 案の定、あちらこちらで玉突きとか脇に突っ込んでいたりしていました。
 それくらいならば私も仕事で走ることは可能なのでありますが、極めつけは
コンテナのトレーラー(私らは通常、これを海コンと呼ぶ)がジャックナイフ。
 幹線国道を完全にふさいでしまっていて、上下線共に通行止め。
 いつもバンバン、ぶっ飛んで走っている奴らだ。

 こいつら知恵っていうものがないんかなぁと普段から思っているのだが、やっ
ぱり馬鹿はいちど痛い思いをしないとわからないのかなぁってそう思ったりした
ものだ。
 雨が強いとか、道路が水に浸かっているとか、そのような状況を敏感に感
じてアクセルを緩めるとかできないものなのだろうか。

 雪道においても最近は雪の降らないところの運ちゃんがスタッドレスを履く
ようになったりして足手まといになるようなトラックが減ってはきたわけだが、そ
れでもスタッドレスが効かないような状況のところまでをかっ飛ぼうとしているの
をみたとき、

 『おいおい、正気かよ!』

 と思うことがしばしばであった。
 雨が浸かった道って雪から比べるとどうしても軽視されがちなのだが、ハイド
ロプレーンだとか似たような現象になることはじゅうぶん考えなければならない。
 トレーラーなどというものは、自動車の中ではいちばん不安定な乗り物。

 そういわれてきたので、今までのトレーラーの運ちゃんははやる気持ちを常に
抑えながら運転してきた。
 だから大型トラックで事故っているっていうと、トレーラーはほとんどなかった。
 ところが最近の事故を見ていると、トレーラーのものが多くなってきた。
 それはどうしてなのかなぁ。

 (トラクター=トレーラというのは実は後ろの部分を指し、前の部分をトラクタ
ーと呼んでいます。)

 最近のトラクターは馬力もあったりして、登り坂でも私ら増トン車と対等に登
っていくものも珍しくない。
 それだけトレーラーの運ちゃんも運転上の快適度が増してきたということなの
だろうが、実はそこに落とし穴があるのではないだろうか。

 快適に登るということがアクセル操作の雑さにつながっているということがわか
っていないからだ。
 私はトレーラーに憧れたことはあってもそれを操作したことはないが、でも少な
くともパワー絡みで危険というものを感じたことはある。
 今の増トン車もパワーがじゅうぶんなほどにある。

 370から400程度の馬力があって、ちょっと路面が濡れていたりすると簡単
にホイールスピンをするのだ。
 タイヤの性能や車輪相互の重量分配の問題も考えられるが、やはりパワー
があることは確かなのであるから。
 はたしてパワーがあれば、鬼に金棒なのであろうか。

 私は違うと思う。
 なぜならば、パワーが増えてきたけれどもそれに対する制動力はほとんど変わ
っていないであろうから。
 カーブを曲がるときの遠心力も今までの速度であれば耐えられたものが、快適
に走れるようになったことで荷物が投げ出されることがじゅうぶんに考えられる。

 物理的理論を座学で理解しているというよりも、体験的に理解していないと
とても危険であるということがいえる。
 最近、トレーラーには若者や女性が増えているのだが、特にコンテナを引っ張
っているような運ちゃんの運転をみているとピンからキリまであるように感じる。
 ハンドル捌きにレベルの差がとても大きいと感じるのである。

 そんなハンドル捌きで右左折したら、横転するだろって。
 自分で荷の積み下ろしをしないコンテナの運ちゃんって、船から降ろされたコン
テナを中身も確認しないでそのまま運ぼうとしている人がいるとしたら、それはと
ても怖いことです。(その場で開けることは許されてはいないのだが。)
 私も先日、沖縄行きのコンテナにお米をテンコ盛りに積み上げました。

 あれを陸送するならば、やっぱりカーブは気をつけないといけないなぁって感じて
いましたから。
 だけど慣れてくると横転の危険というものを感じなくなってしまって、知らず知らず
のうちに限界に挑戦しているのだろうか。

 ジャックナイフって、トラクターが首を右に振っているときが非常に危ない。
 運転手がつぶされている可能性が特に高い。
 私がみた先日の事故も、そんな感じでなっていましたから。
 トレーラーに乗ればお金が稼げる。
 そう単純に考えれば誰でも乗りたがるものですが、危険も裏腹です。

 そのあたりをじゅうぶんに理解してチャレンジしてください。

 今回はトレーラーの特集ということで、私のところによく情報を寄せていただいて
おります、kimuchiさんのメールを紹介させていただきます。

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kimuchiです。
私も年数はそれなりですが、基本的な事を知らないと言うか、
「お前、そんなんで仕事してたのか?」って部分もあると思い
ますが、つたい経験より・・・

首振りって曲がるときに急ブレーキなど踏んだりすると危ないだろうし。
これはダメです。ジャック・ナイフの要因になります。

キャリアカーの運ちゃん当時はカーブでも強いんだと言われましたが、
ローリーに乗ってる時、空荷でしたが、スピード出しすぎてカーブ曲がったら
挙動が変になって対向車線へ入ってしまいました。対向車が来なくて良かった。

キャリアカーはフロアが油圧操作で上下しますが、ホースが壊れて、油が噴出して 
 
積んでる車をお持ち帰りした奴もいましたね。

パンクするとタイヤより火を噴く事があります。タイヤのチェックは堅しく言われました。
走行前、休憩時はチェックしてました。

これは、トレーラーに限らない話かもしれませんが、下り坂でのブレーキ操作は
踏みっぱなしでは無く、チョンチョンって踏めって言われました。昔、国道25線(
通称名阪国道)の天理の下り坂(名古屋方面より大阪方面へ)で、ブレーキの
使いすぎでキャリアカーが止まらなくて多重事故を起こした人がいたって聞きました。
で、それが原因で退職したそうですけど。ローリー会社に転職してから、横乗り
(先輩が助手席に乗って、道、油の積み下ろしを指導)してくれた人が、同じキャ
リアカーの会社の人で、良く良く話しを聞いたら、事故った本人でした。
これに限らずですけど、あそこは事故が多いですよね。

バックは難しいです。逆ハンは体で覚えなくてはいけません。その性なのか、
大型に乗って、その癖が出て、箱をぶつけた事がありました。(-_-;)

交差点での右折は良しとして、左折は交差点内全体を使う(廻る)感じですね。
結局、後輪が通るか通らないかが問題なのです。
だから、停止線オーバーして止まってる普通車がいれば、そいつの前に行って、
通せんぼしてました。だって、そいつがバックしないと通れないんだもん。
か、逆に先に前に行かせました。(信号無視させた・笑)

二車線の道路で前が突き当たりの時は、左に曲がる時は右の車線、
右に曲がる時は左の車線へ入ってました。交差点内はいっぱいに使います。
(特に左折はその可能性大です。) もしもトラック運転してて、前がトレーラーで 
長いタイプで上記の感じで無ければ、自分の車線に入って来るかもしれません。
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 kimuchiさん、ありがとうございます。
 キャリアカーっていうのは、とにかく小回りがきかないので頭をグルッと回して転回
していますね。

 でもね、あの動きを重トレーラーで演じると大変なことになるそうです。
 キャリアカーは乗用車を6ないし7台程度を乗せて運んでいるから重量的には
たいしたことはないのですが、30トン程度積んで走っているようなトレーラーで交
差点内を転回すると、後輪のタイヤがねじれてパンクに至ることが多いそうな。
 会社の同僚にもいたなぁ。

 荷物を積んできて社内の駐車場で転回していたら、

 『パァァァァァァァァン!』

 というけたたましい音をあげ、そしてタイヤの破片が当たりに散らばった。
 それはともかくとして、パンクするときの音がなんとも凄まじい。
 10気圧程度のものが一気に破裂するのだから、しばらく耳がツーンとしていた。
 タイヤの近くにいるとかなり命が危なかったのではないかと思ったね。

 近頃、トレーラーの重量規制がうるさくなった理由も、結局は認めてきた重量で
も無理があったということになるのでしょう。
 いままで23トン程度積めたトレーラーが、いまでは18トン程度しか積めなくなっ
たということで私ら15トン車となんら変わらなくなってしまいました。

 となると、私らの方が運転に気を遣わなくてもよいしそれなりに積むことができるの
で時代の流れには乗っているのかもしれませんね。
 でも変な話だなぁ。
 いくら15トン車とはいえ、丸々積んだりするとやっぱり重いものです。
 トレーラーに18トンを積むほうが道には優しいような気がします。

 トレーラー乗りの溜息が聞こえてきそうです。

 ○あさやんの提唱するトレーラーの模範的運転の提案○

 ・最前列を走ろうと考えるな!
 (どうせ上り坂で引っ張るのが目にみえているのだから。)

 ・荷物も知らずにかっ飛ぶな!
 (海コンの運ちゃんへ。)

 ・止まらないを武器にするな!
 (先の読めない信号機も多いが、関わったら死ぬぞと言わんばかりの信号無視は
やめなさい。それ以上にレジャッコの信号無視も見苦しいが。)

 ・乗ってきたスピードを基準に考えるな!
 (周りが迷惑しているのを少しは考えなさい。)

 ・右側車線を陣取るな!
 (あなたは目立ってはいけない類の人なのですよ。)

 ・大きい=偉いと勘違いするな!
 (お山の大将的振る舞い方はやめなさい。)

 ・いかに新車とはいえ、重いものを運べば傷みは早いもの。常日頃の車両点検を
怠らないように。
 (他のトラックについてもいえることですが。)

 ・常に研究、向上心を怠らない。
 (私の知る人に、先輩トレーラー運転手から吸収できるものはすべて吸収しようと
貪欲にトレーラー理論を学んで一人前になった人がいます。実はこれくらいの努力
が必要な乗り物なんですね。)


参考URL:
http://www.geocities.jp/untiyan/page022.html
http://www.isuzu.co.jp/cv/cs/jiko/01_1.html
http://www.unyuroren.or.jp/home/safety/anzen/a006.htm
http://www.aokids.jp/trailer/drive.html

 
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 【読者の意見】

 今回もnkmrさんのメールをもとに進めていきたいと思います。

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 農場欠如について

 首都圏周辺はベッドタウンですから,地域として近隣は農場にしてしまえば野菜
の問題はなくなるでしょう。それでも電車は走るでしょうからそれで運べばよく,
駅前にみんな入手に行く。

【あさやんの意見】

 地価の高いところで野菜などを作って、はたして採算は取れるのでしょうか。
 昔からそこに住んでいる首都圏の農家はごく限られた数だと思いますが。
 不動産屋を介して農地が形成されることでしょうが、地価が安定している時
期とはいえもともとベットタウンの近隣ですから、それなりに地価はしているような
気はします。

 それと土によっては野菜の栽培に向くところと向かないところがありますから、ひ
とつの限定されたところですべての野菜を栽培することは難しいです。
 それで作られた野菜を電車で運ぶことはじゅうぶん可能なのですが、市場は
通さないのでしょうか。

 複数の生産者と複数の消費者とで値段のやり取りを決めてダイレクトに取引
するのであれば可能でしょうが、すべての野菜に関してそこで一気に決済できれ
ば便利であろうが、個別にやっているのでは日が暮れてしまいます。
 そんな優雅な暮らしをしている人がいったいどれくらいいるのでしょうか。

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 とりあえず野菜とコメに限ってください。私は魚も食べますが肉を食わないし,
仕方ないなら何年でも魚もいらないです。それは好みであるとともに,新しい栄養
学でも言っていることであり四足は有害であって不要だと。昔はビタミンが不足す
るとか言われましたが間違いだったと。しかし肉を食いたい人はあるでしょうから
勝手にやってくださいと。嗜好品扱いです。現在のようにそれに該当する人が多け
ればシステムを考えていく必要が出るでしょうが生活必需品ではないのです。個人
的に20年弱(?)肉食ってません。嫌いなだけです。人が食べようと構いません。
が不可欠な食品ではないことは事実です。
 いまは野菜も外国産ですから,地産地消にしようとすればウンコを運ぶしかない
でしょう。

【あさやんの意見】

 私はあれが欲しいけどこれはいらない。隣のお宅はあれが好きでこれが嫌いだとか。
 そういう個々の欲求を満たしているところが、実はスーパーマーケットなのではないかと
私は思います。
 nkmrさんのいわれるように、要らないと思えるものは買わなければよろしいのです。
 結果として、消費者から不要品との烙印を押されたものは売れ残っておりますので。

 お米についてもどこそこのお米が食べたいとか言わなければ、nkmrさんの言われるよう
な首都圏近郊にお米を栽培すればよろしいでしょう。
 ところがお米というものは、そう容易く栽培できるものではありません。
 いちど宅地や畑にしてしまった土地を水田に戻すには、かなりの費用と時間がかかり
ます。

 これを実現しようとするとかなりの重機、そしてそれを運ぶトラックが必要になります。
 これは逆にコストがかかります。
 できたお米はおいしいかどうかわからないし、金持ちの道楽と陰口を叩かれることにも
なりかねません。
 お米作りに苦労したうちのおやじを見ていると、そう思います。 

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 なお都区部にも農場はありますよ。昔ながらの農場ですが,あとから勝手にやっ
てきて農場が臭いのと苦情出しました。彼らをゴミのように言うのは,そういうこ
とばかりしたからです。それは需給レベルとはいえないので無いと言っていいです
が。
 重要なことは現状ではなく,東京が壊滅した後同じ社会を作るのか,ということ
です。壊滅したので人口問題はだいぶ楽になるでしょうし土地も増える。そうなら
ないにせよ,壊滅を前提にしたシステムを考えておくことは,現状に対しても有益
でしょう。それに地震やミサイルとか危ない要素が多いですね。地軸が動けばキロ
メートル単位のツナミもあるでしょう。リアリティがあることです。

 
【あさやんの意見】

 『平成版東京沈没』というところでしょうか。
 地方の田舎者だけがいなくなった状態でどうして東京が再生できるのでしょうか。
 血迷ったアメリカ空軍のパイロットが東京に原爆でも落とせば瓦礫の山になり残土の
トラックが奔走することでしょうが、それにもトラックが活躍することになります。
 それに景色でも、昔の東京の面影は復活しないと思います。

 どこか嫌いな田舎へ行って、そして嫌いな田舎者と一時でも人生を語り合いますか?

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 田舎者だといわれて腹が立つのは自身のコンプレックスです。いなか,という言
葉には私の場合あこがれがあります。劣等感ゆえに自分の街も東京化しようとする。
その行為に対して侮蔑として田舎者,と私は言います。
 地方の時代はいいけれど出納が一致していないのです。国からの援助は,とどの
つまり大都市から巻き上げたカネです。国という独立した経済は存在しないわけで
すが,国から巻き上げるという意識で自己弁護しているのです。まずは収入と支出
とをゼロにして,自己完結し,その上で富の分配として援助や協力金があってもい
いと思いますが,最初から国の金を収入に入れているようでは自立できず,地方の
時代にもならないでしょう。
 要するに東京批判はコンプレックスなのです。出稼ぎファッションと同じです。
その結果,上京して住みつく人が多い。たしかに何をするにも地方よりは可能性は
高いでしょうけれど。確率論は要素個別には適用されません。可能性が多い分敵も,
自分の上手も多いのです。村長になれない人は上京しても(成りたくないのは別に
して)総理には成れないでしょう。品質の問題だからです。出来る人はどこに居て
も出来るのです。

 
【あさやんの意見】

 私は高校までを福井で過ごしました。
 当時はこんなところにいたくないと思い、とにかく県外就職を考え、故郷福井を捨てた。
 名古屋で二年程学校に通い、努力が報われて東京近郊に就職することが叶いました。
 東京(というか首都圏)はさすがに雰囲気が違う。
 がんばろうという雰囲気が沸いてくるし、そういう人間を盛りたててくれるような所がある。

 今はしがない福井の田舎運ちゃんをしていますが、良い意味でちょっと歯車が狂ってい
れば首都圏で小さな運送会社の社長をしていたかもしれません。
 そんなビジネスチャンスは私にもありました。
 その後紆余曲折があって私は生まれ故郷の福井に戻りましたが、いまではこの街も悪く
はないかと。

 だから私にしてみれば、都会にこれといった感情はないんです。
 田舎者といわれようが、それがどうしたという感じで聞き流せる度量をもてたと自分を評
価しているところです。
 若くして生まれ故郷を離れた地方出身者のUターンが増えているのも、それを意味して
いるのではないでしょうか。

 いま私のところでは北陸新幹線が話題になっていますが、私個人はそんなもの要らない
かなって。
 私はいま住んでいる福井という街がこれ以上人口が増えて欲しくはないし、栄えて欲し
くもないんです。
 人口がそこそこで住みやすい街っていうのが、本当の豊かさなのではないかと思います。

 私の住む福井県というところは、住みやすさという点で全国のなかで三本の指の中に
入ります。
 女性の平均寿命が沖縄県に次いで第二位に位置していることからも、それを証明して
いるといえそうです。
 東京人が『江戸っ子だよ!』と言っていても、『あっ、そう!』で済んでしまうのです。

 それと、『自分の街も東京化しようとする。』とありますが、私のところの県庁所在地をみ
ていてそう感じるようなところはありません。
 むしろ市街地部のドーナッツ化というのか、空洞化が問題になっています。
 ショッピングセンターが郊外にどでかくオープンし、駅前の一流百貨店が青息吐息の状
態になっています。

 今の時代、地方都市は東京をモデルにしているのではなく、独自なものを模索しながら
進んでいると思いますよ。
 事実、それをいち早く理解して実践した田舎者の経営者は、抜きん出て巨額の富を
得ています。

 ライフスタイルの変化で、郊外にショッピングセンターを構えようとする首都圏の経営者も
多いのではないでしょうか。
 郊外ではクルマでの移動が当たり前になるため、駐車場がひとつの条件になります。
 東京やその周辺の大都市では、駐車場に入るために長い列を作っていたりしています
よね。

 あれって、とてもお気の毒だと見ていましたね。
 お父さんも大変だと思いますよ。
 そんな生活をしていて地方よりも高い給料を得ていたとしても、ちっとも豊かだとは思い
ませんよ。
 nkmrさんがこのような生き様を演じているとは思いませんが。


---

! ただ、江戸っ子の先住権的なものについてはどうなんでしょうか。
! これは地方の団地で先に住みはじめた人の感覚とほとんど同じなのでは。
! 私は東京が地方がという話ではない、ごく個人的なことだと思うのですが。
! どちらかというと、『今時の若い者は・・・』に通じるような。

 本当にそう思われますか? たとえばあさやん氏の一番嫌いな国家の国民がある
と仮定して,ごっそり移住してきて「対等」で「平等」で「資本主義」を振り回し
ても,同じ心境で居られますか? 嫌味ではなく――そうなら,確かに敬意を向け
るべき方です。
 私はそれほど出来た人ではないという事実でしょう。そういう点では個人問題で
すが,その嫌いな国民が同じことを言っても,尤もだと思われますか? あんたの
不快感は個人問題だ,と銭湯でかけ湯もせず,ゴミも安息日に出せないからと前日
に出したり,本当に対等だと思えるのでしょうか? 一般的には無理です。
 ただ,東京でそういう敵対的関係にならないのは,同じ日本人だからというのは
当然として,地方人がご指摘のように偶像としての東京人のふりをし演じるために
摩擦が起きないだけです。自分のスタイルで生活すれば摩擦は起きるはずです。
 つまりこれは個人の問題だけとも言えない,と考えますが?

【あさやんの意見】

 生粋の江戸っ子であるところのnkmrさんがいまの東京の生活で不憫に思われていると
ころが非常に多いということであれば、それは東京が世界のなかで有数の大都市になっ
たということに対する、時代の被害者であるということになりましょうか。
 改革でも進歩でもものごと変わる裏側には必ずと言っていいほど、被害者が存在しえ
るからです。

 よく、東京の人には故郷がないといわれますが、これはある意味可哀想なことです。
 私には生まれ故郷という故郷があり、それが結局は逃げ道として残されていました。
 世界を見渡すと、いまイスラエルではガサ地区においてユダヤ人入植者の撤退が行わ
れておりますが、事情は違うとはいえ、東京において地方出身者の地方への撤退(つま
りは帰還)が行われたとしたら、東京というところはどうなってしまうでしょうかね。

 面白いところです。

 nkmrさんの書かれていることは『竹島』問題にも通じることですし、もっと時代をさかの
ぼると『朝鮮併合』を挙げなければならないほど、大きな話になってしまいます。
 このような時代において東京のような大都市で暮らしていくには、自分を見失わない
ようにすることですかね。

---

 私の理想の野菜。

! nkmrさんのいわれることが実現できたとすると、地方よりもむしろ東京の方が困
るのではな
!いでしょうか。
! 人の集まるところに物資も集まるということでそれが結果として利益につながっ
ているわけで
!すが、国自体の食物自給率の低い現状で地方から物が集まらなかったら、いったい
誰が困
!るのでしょうか。

 ですから,私は東京が壊滅することを望んでいるのです。
受動的であり犯罪者ではありませんが,壊滅すればよい社会へ一歩進むことが出来
るでしょう。または壊滅しなくても,壊滅した前提で考えていくことは悪いことだ
と思いません。
 現実問題,生鮮食料品をスーパーに搬入しているのは時間帯的に見ることがない
ので,リアリティは無いのでしょうね。

 ただ,東京が野菜で困るとしても,それは東京ではなく田舎者が住みついている
からです。うんこの話はそういうことです。当時でも世界最大の人口であった江戸
ですら,周辺を農地にすることで自己完結可能だったのです。だからといって,現
在に天秤でウンコを運ぶというわけには行かないし,その実現のための課題はあり
ます。その困難はあるけれど,東京は自給自足でくないという困難はうんこで否定
しているのです。

【あさやんの意見】

 同じ東京都に属する三宅島は火山灰が吹き荒れ、島民は脱出を余儀なくされました。
 『東京砂漠』という歌もありましたが、完全に東京というところが荒廃してしまうとnkmrさん
ご自身が困るのではないでしょうか。

 自分の食うものくらい自分で作ったるわいと豪語するような人ならばまだしも、都電が止
まったくらいで生活が麻痺するようなところで都市構造が麻痺したならば、行政機能はダ
メージを受けることは必死です。
 
 こういうのは怪我の功名というのかどうかわかりませんが、田舎者がたくさん東京に住み着
いたことで、恩恵を受けた江戸っ子の方も多いのではないかと思います。
 時代劇などでも、関西に日本の中心があった頃はこの江戸というところはどぶくさい何も
ないところだと表現されていました。
 つまり首都が東京に移っていなければ、千葉や茨城の田舎となんら変わらない訳です。

 生粋の江戸っ子にしてみれば、こちらの方がよかったということになるのでしょうか。

---

 だいたい偉そうにしている地方は東京の災害を支えることもできないくせに政府
という名目で東京から助力を乞うのです。あげくに東京は自立できない,とは不届
きでしょう。でくやしかったら自立してみろ,ということで地方が自立することは,
相互によい状態と,よい関係になります。困るのは東京とは賛同できません。東京
が,困るのは事実ですが私の出番。命はれる。しかし地方は対岸の火事なのかと。
だから賛成できません。地方は自立していないのだから政府経由の東京のカネが突
如止まることを意味し,つまり皮算用のカネがなくなって困る。いまさら自己完結
しようにも出来ない。
 東京が秩序をもちだしても何も出来ない。食べていくことが出来るのはわずかな
地域だけでしょう。輸入野菜は東京のためだけでなく実は地方にも及んでいるから
です。トラックではどうにもできません。農地なんて相関単に復元できないのだか
ら。しかも東京化してしまったので都市部は同様に土地がない。本当にその県と隣
接地域でやっていけるのですかと。日本の自給率を考えれば明らかに無理です。

 
【あさやんの意見】

 田舎者にしてみれば、生活の拠点をおくことは別に東京でなくても他のどこであっても関
係ないことなんです。
 大阪であろうが名古屋であろうが、東京と張り合うことのできるような元気な都市がいくら
でもあります。
 今は昔ほどは、

 『おら、東京さ行くだ!』

 とがんばる田舎者は少なくなったように思います。
 私の交友関係でも学校時代は東京に行っていたが、就職は名古屋とか金沢に行った。
 理由は東京にこだわっていないから。
 共にコンピューター業界ですが、東京の企業に入社してもどうせ台湾に飛ばされるのだ
から、どこの会社に入っても同じ運命をたどるのです。

 それから、『自立していない地方』についてですが、これは田舎者の民族大移動だけの
問題だけではないように思われます。
 たしかに田舎者は東京に行けば何かしらあるだろうと考えて上京するのでしょうが、いま
の時代は他の大都市に行ってもじゅうぶん生活は可能です。
 名古屋なんかその良い例で、いまいちばん元気といわれているところです。

 技術も東京がいちばんのように思われていますが、地方の企業でないとできないような
ものが実際には存在します。
 うちの兄もつい最近まで運ちゃんを一時期していましたが、もともと電気関係の技術者
でして、それが特殊な技能を要するものらしくて、東京あたりにはいないようなのです。
 ハンティングされて、また古巣へと戻っていきました。

 こんなことがたくさんあるのです。
 
 今は地方からの物流も東京向けが中心になっていますが、それは東京だけしか頼れる
ものがないからではなく、もし東京への物流が閉ざされても地方はそれなりにやっていくこと
は可能だと思います。
 私は普段、お米を配送することが多いのですが、東京にお米を納品することはほとんど
ありません。

 福井産のお米の需要がないといわれてしまえばそれまでですが、東京以外ということで
はちゃんとnkmrさんの意見に対して反論できていると思います。
 石原都知事は煙を巻き上げるような汚いディーゼル車は東京には入ってくるなと発言し
て規制を設けましたが、これは東京を通らなければいけないような道路作りをしてしまった
ことに対する道路関係者の道路計画の誤りですね。

 首都高を走っている地方のトラックのそのほとんどが東京に用のないトラックである可能
性はきわめて高いです。
 特にうちの会社の場合。
 圏央道はまだ全線開通していませんが、あれができるととてもメリットがあります。
 みんな好きで首都高5号線や6号線、中央環状を走っているわけではないということ。

 東京見物も結構ですが、時間のあるときばかりではありません。
 輸入野菜については、昨今の生鮮野菜の高騰で私のいつも行くスーパーでもたくさん
見受けられました。
 安いのでつい手が伸びてしまいますが、だけど味はやっぱり国産の方がよいかな。
 穀物の流通についてですが、これも東京がなくてもじゅうぶん可能です。

 関西圏では米国産や中国産の大豆は神戸が中心で、また名古屋からでもじゅうぶん
に調達することができます。
 関東に目を移せば、東京に頼らなくても横浜にあるし、また鹿島にもあります。
 私は普段、日本海側が裏日本とバカにされて閉口しているわけですが、東京人から
恩着せがましく言われることはないと考えております。

--- 

 つまり東京の問題を解決しない限り地方も救われないのです。構造が同じになっ
てしまったからです。それにそんな状態だと肉が食えなくて暴れる人が出る(笑)。
状態的には必要十分にして最小限な,コメと野菜と穀物のスタイルが有利です。肉
体労働者は逆に肉を食ったほうが良いらしいですが,量的な問題はあるにせよ相撲
取りなんか魚と鶏ですからやはり四足は不要だと。
 他の動物を殺して食うしかないという地獄想念を肉は人に与えるのです。格闘技
ではそれを意図的に摂取する。つまり減量とベジタリアンを貫いて,突如肉を食う
とまともに憑依されるわけです。

【あさやんの意見】

 ちょっと食傷気味になってきました。
 

! 目黒の秋刀魚ではなく渋谷の秋刀魚でしたが、あの秋刀魚は一級品です。
!
! 良いものは東京に集まるんだなぁという感を強く持った一場面でした。

 落語ですか,素養がありますね。
 たしかに世界旅行するよりも東京で……という側面は,あります。インド人がお
郷のカレーを作っていますし,いろいろ本物が食べられ見ることも出来る。
 それは運んできたからです。上野だとわけのわからない,食品素材が売られてい
ます。外国から輸入する必要すらない。住人にとっては。
 ただ,それらは偶像東京ではあっても東京ではないでしょう。東京をステージと
してみるか,住居地としてみるかということです。

 私も日常は魚を食べますし,コメは有名なブランドの本物です。コネがないと本
物は手に入らないものです。その穀倉地の方がうちのご飯を召し上がって「うちよ
り旨い」と。存外産地では食べられていないわけです。そしてそのブランドを冠し
たもので旨いと思うものは存在しない点から,すべてが偽物だといえますが,本物
を食べたことの無い人にとって真偽は知りようも無いでしょう。自家のご飯より美
味しいかどうかだけがすべてです。私はどんぶりでもご飯だけで食えますよ。栄養
的にはバランスが悪いのですが。味にこだわりすぎ。
 ただ,それだって古米を食べたからと言って不味いとか言うことはないし,いつ
もはいいの食っているんだなと思いはしつつ,おいしく食べます。つまりブランド
米は必要不可欠ではないのです。まぁ必要なものだけにしようとすると廃人になっ
てしまうでしょうね。贅沢を追求しだすと際限が無い。兼ね合いが難しいところで
す。

 
【あさやんの意見】

 私の実家は農家でして自らがお米を作っておりますし、仕事においてもお米を運ぶこと
が非常に多いのですが、そのような立場の人間から申し上げさせていただきますと、古米
=まずいといった構図をもたれている方は消費者側に立たれておられる方。
 でも実は、一年前のお米。

 つまりは今の時期でいいますともうすぐ新米ができるのですが、平成17年産の新米よ
りももうすぐ古米になろうとしている平成16年産のお米の方が味的には農家としての評
価は高いんです。
 特に我が家の場合には。

 新米には新米の香りの良さはありますが、食感は一年前の古米の方が歯ごたえがあ
ったりしてよいのです。
 私個人としては、あの吉野家のご飯はおいしいと思います。
 あのご飯はブレンド米なのですが、とても吟味されていると思います。

 お米屋さんは採算を最重要視してブレンドしているわけですが、味覚が伴わないと意
味がない。
 それをうまくクリアしています。
 それを認識した上で、吉野家の牛焼肉定食でも食べてみてください。
 いつも純粋なお米を食べている身としては、ブレンド米の方がおいしいかもしれないと。

 お米自体の良否もありますが、それよりは炊き方にも大いに関係があると思います。
 いずれにせよ、いまnkmrさんが食しているそのおいしいお米は、東京が昔の姿に戻ったと
ころで、栽培できるものではないということです。
 ところでそのお米は、どのような手段でお宅まで運ばれているのでしょうか。

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! この、『過労も含めてある程度は資質の問題でしょう。』というところは理解に
苦しみます。
! 過労はドライバーが本来求めているものではありません。
! 結果として、荷主や会社そして運ちゃんの総合的な原因の末に生まれるものと考
えますが。

 ええ構造は理解しています。でも,職業は自由に選択しているはずです。受ける
作業のほうもですね。私など1時間で倒れるかもしれないことを,あさやん氏が毎
日こなされているならば,資質でしょう。氏は耐えられるが私は過労で倒れるので
す。絶えられる人が,望まないにせよ作業することを選んでいるのですから。
 これは東京に生まれたかった,とか東京に生まれてしまった,という問題とも似
ています。もし過労を撲滅しようとすればその種の作業を排除する組合が成立する
と排除可能です。それは地方出身者出て行けと密かに思っている私と同じです。私
に原因しないことで苦しめられているのです。「じゃ自分が出て行けば?」それは
そっくり「その仕事やめれば?」という話でしょう。

 とりあえず過労したくなくても当面はするしかない,他は好きな職種だし,と。
私だって同じですよ。東京は嫌いだけれどいい面もある。何より故郷です。なおか
つ逃げ出さないのは資質でしょう。都市向きの気質というのはありますから。
 反転して過疎の問題も住人のせいではないかも知れません。他県でもいいから来
てくださいと涙ぐましい努力をしてくださっている。ふと,行っちゃおうかなと思
わなくもありません。相互の利益だと。それはそれでいいのですが,自分だけがよ
ければいいというのではオノボリサンと同じです。自分の行きたいところに行く。
その地で生活するときの苦労とか考えもせず。挙句にここには何も無いと文句,東
京は人ごみが嫌だとのたまわく。はたして寒村で私はその土地を愛し文句を言わず
に済むだろうか? と考えると自信が無いです。すくなくともその失礼だけはした
くない。彼らはサクラになるから数年でも居てくれ,というでしょうけれども。

 要するに私は困窮し悩んでいるわけですが,プライドとして捨てることは出来ま
せん。東京人にして田舎者気質なものの苦しみは,地方にも蔓延しているからです。
 現状,現実をみないのは正しくないし,現実にだけとらわれたら現実は悪化して
いくだけでしょう。だからこそ悩む。現実逃避だけ,とか現実に流されることを選
ぶなら悩む必要も無いです。

 
【あさやんの意見】

 職業選択の自由と言いながらも、どの業界においても己の今の仕事が合っているのかい
ないのかわからないでいる人も多いことと思われます。
 ひとくちに運送業界と言っても、業務内容は多岐にわたっています。
 この業界全体がきつい、危険、汚いと評する人は多いのですが、そういうものばかりでは
ありません。

 傍からみてきついだろうなぁと思えるような荷卸をしていても、本人にはいちばん合ってい
るのかもしれないし、からだを動かしたくないというような人は海上コンテナでも引っ張って
荷の積み下ろし時間にはハンドルに足を上げてボケーっとしています。
 それはそれなりに仕事をしているわけです。
 本人が納得して仕事をしているから続いているわけです。

 知人の話ですが、岡山の運ちゃんは関東ー岡山を週三回運行しているのだとか。
 これはとてもきつい労働条件です。これだけ聞いただけでも。
 でも、岡山の運ちゃんにしてみればこれがデフォルトなのだそうです。
 だけどそれをごくあたりまえのようにこなしている。
 これもnkmrさんのいわれるところの資質なのでしょうが、自らが環境を悪くしていると思う。

 でもそんな環境においても、なかにはこれが俺には合っているんだという人がいるのかもし
れない。
 やったぶんだけの見返りがあればという但し書きで。
 今はやったぶんだけのというのがないところに、この業界のやるせなさがあると思います。
 
 ここでnkmrさんは、『もし過労を撲滅しようとすればその種の作業を排除する組合が成
立すると排除可能です。』と書かれていますが、私は実現することは困難と考えます。
 それは団結して組合を作ろうとする、意思統一が図られにくい人間個々の資質がこの
業界にはあるから。
 それに組合活動に時間を割くならば、その分仕事ができるじゃないかという合理性。

 過労はなにもこの業界に限られたことではありませんが、運ちゃん個々が過労運転に耐
えているという構図よりは、運送会社がそのような仕事を請けなければある程度は回避で
きるものと私は思います。
 つまりは運送会社の営業方針です。
 『嫌なら辞めろ!』はこの業界のデフォルト的なものの考え方です。

 私的には、仕事はいつも違う環境で仕事がしたいと考える人でして、同じところを往復
するような米つきバッタ的な仕事は性格的にできません。
 だから、A地点からB地点までを一日に10回往復するようなそんな仕事は、拷問にか
けられているのとなんら変わりないのです。
 私にはできません。続きません。

 それでひとつお尋ねしますが、東京人としてのプライドってどんなものなのでしょうか。
 田舎者だから恥ずかしいと感じている人ってどのくらいいるものなのでしょうか。
 人前で方言がポロリと出てしまうことに恥ずかしさを感じることくらいでしょう。
 でもそれは、東京というところが首都として置かれているからそういうふうに地方出身者
に対して笑い飛ばしているだけであって、これが大阪や京都に都が置かれていたら?

 次の言葉を言え!

 『秘密、秘め事、ひつまぶし、姫路、飛行機』

 発音では、シミツ、シメゴト、シツマブシ、シメジ、シコウキとなりましょうか。
 東京弁=標準語のように言われていますが、私はまったくそうは思いません。
 姫路はひめじであって、シメジではない。
 秘め事はひめごとであって、シメゴトではない。シメゴトは絞め事ではないだろうか。
 『ひ』が言えないことで東京では、

 『江戸っ子だってね! 神田の生まれよ。』(浪曲:清水の次郎長より引用)

 と粋のよい会話が飛び交うのだろうが、であるからといって東京弁=標準語であるとは
思いたくはないし、思わない。
 東京弁(江戸弁)=方言なのである。
 それを自覚すべきなのである。
 47都道府県の方言を持つすべての人がそう思っているはずである。

 生粋の標準語はNHKのアナウンサーの話し方である。

 結論として、『地方出身者出て行け!』は、『よそ者出て行け!』と同じレベルの内容
の発言であり、首都東京に当初から住んでいた人の都会人としての意見というよりは、
地方の人が転入者に対して吐いている言葉となんら変わりないのである。
 だからもともと東京の人(原住民)も、地方の人と感覚的には同じなのである。

---

 高校生の頃は12段変則の自転車で真夏,トップギアのまま鉄道の陸橋を登りま
した。生来の資質はあるようですが,霊的もしくは後天的な私は肉体的なものに関
心がなくなったようです。いまはシャツが塩で白くなるのは遠い昔。ちなみに標準
的脚力,心臓じゃのぼれません,その陸橋は。ときどきトレーラが登れなくなって
大渋滞してます。
 宅配の「さわやかな」なドライバーさんが足で走っていると,なぜああもさわや
かなんだと見とれてしまいます。いい生き方されているのでしょうね。彼は夏ばて
とかしないはず(希望的観測)。そっちの趣味は無いけれど,温かい目で見てしま
います。
 あさやん氏同様,彼は「ああいいドライバもいるんだな」という広告塔です。概
して肉体労働の世界は極端ですね。人格者もいるけれど,と。

【あさやんの意見】

 セールスドライバーは運ちゃんと営業マンとを兼ね備えた究極のドライバーの姿なので
しょうか。
 ひとりでふたり分の仕事をしているわけですから、効率はよいのでしょう。
 だけど家に戻れば・・・というような人って多いのでは。
 人当たりがよい人に限って、家に戻ると無愛想になる人って多いものです。

 逆も真なりで。
 普段は無愛想な運ちゃんも、家に戻れば子煩悩だったりして。
 本来の自分ではない自分を仕事中に表現するということは、とても疲れる。
 でも、今までは普通ではなかったことをいち早く実行に移したこれらの運送会社は、
ひとつの差別化に成功したといえるのではないだろうか。

 でもいずれは当たり前のことができないと、仕事すらできなくなる時代が来るんじゃな
いでしょうか。
 もう来ているかな。
 やりにくくなりましたね。
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 これらの内容に関する、皆さんのご意見をお聞きしたいと思います。

 それではまた、次回ということに。我辛苦!

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