メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 8月7日号  2005/08/08


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                          運ちゃんのひとりごと

         2005/AUG/7TH  総購読者数 915名
    melma188回、magmag88回、melten122回、e-mag91回

         今日現在までの走行距離155,027km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。
 毎日暑いですね。
 荷台の上に立っているだけでも、延髄切り並みのダメージがあります。
 湿気の高いくそ暑いところで二時間くらい積み込みをしていることもあったりして、
サウナのようなところで仕事をしていることも珍しくありません。

 ブヨブヨに出っ張ったおなかがこの際へっこんでくれないかなぁって思うこともありま
すが、そういうのには効果はないようです。
 しかし暑いなぁ。
 この暑さ、何とかしましょうよ。
 冷たいものばかり飲んでいていい加減、胃のほうもおかしくなってきましたわ。

 熱中症の危険信号といえば、

 暑い暑いと言いながらも、汗をかいているうちはまだいける。
 汗をかくだけかいたら、でなくなってきた。
 口は渇くし、喉のとおりも悪くなってきた。
 こうなると注意信号。

 (休みたいけど休めない・・・・)

 頭がぼぅっとしてきた。
 自分はいまなにをしているのだろうか。
 ここはどこ? 私は誰?
 そう考えるようになったら、ちょっと危ない。
 手足が痺れてきた。

 とにかく横になろうか。
 この時点で、ほとんど病人。
 目はへっこみ、全身がだるく感じてきた。
 頭は痛いし、目もかすむ。おまけに寒気もあるか。
 な〜んかおかしいなぁ。

 ・・・・・・・

 こうして人は倒れていくのです。

 気がつくと頭から水をかぶっていたとか、そんな感じで凌ぐことができるならばまだ
救いはあるのだが、それがやりにくい職場環境のところもある。
 この時期はとにかく毎日が耐久戦。
 なにもなくって、ヤレヤレというのが正直なところか。
 自然を相手にするっていうのは、とても体力が要りますね。

 皆さんの夏の熱中症対策など、お聞きしたいと思います。
 はやく秋にならないかなぁ。

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【読者の意見】

 前回、私が書いたnkmrさん宛のお返事に対する返答をいただきました。
 それをご紹介します。

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 まぁ頭の良い悪いは私の場合定義が異なるのですが,それはそれとして,弁
護士だからといって良い人どころか法律自体が正しいわけじゃない。
 しかし法曹としては法律を守らねばならず,彼らが法律を破ることは違法であ
る以前に許されないことです。
 整合性としてそれはいえます。
 戦後,ある判事がありました。
 判事たるじぶんは闇米だと知りながら妻の出したコメすら口にすることあいなら
ん,と餓死した人です。
 家族には法曹ではないので食べさせた。
 人間としては過激,または敬意を向けられるのは当然としても,法律が正しい
と信じていなければ人の人生を大きく変えてしまう判事などできるわけがないでし
ょう。
 やっている人を「知的障害者」と私は呼んでいます。不整合だと。
 つまり現在の法曹は資格試験は受けているけれど資格や資質が,人としてあ
るのかといえば無いわけです。
 もちろん,個々人,それぞれ異なることですが。ずいぶん昔,
 司法試験を受けようと法務省に願書をもらいにいきましたが,低すぎる天井,
きいろい壁,そこまではいい,許せないのは黒縁めがねに73分けで何か書いて
いて誰一人として私に視線を向けないその「雰囲気」でした。
 それが理由でやめました。
 ああなるのは嫌だと。
 弁護士なんか人権とか叫んで「営業活動」しているだけでしょう。
 偽善者です。
 判事は諸事情により外出はせずテレビもあまり観ず,交友関係も少ないのです。
 「判決に影響するから」です。
 結果はご存知のとおり,浮世離れした感性で判決を出す。

【あさやんの所見】

 この世に存在する法律のすべてが世のため人のためになっているかといえば、けっして
そうではありませんよね。
 悪法も今までにいくつもありました。
 法律の遵守という言葉はありますが、改めることもまた法律ではあります。
 法律は変えるためにあるともよく言われることですね。

 福沢諭吉の『人の上に人を作らず、人の下に人を作らず・・・』という言葉もありますが、
人が人を裁くということは、もしかしたらこの教えに反していることなのかもしれませんね。

 nkmrさんの司法試験を断念した理由は笑えます。
 程度の違いこそあれ、似たようなことは私にもあります。
 会社の面接試験を受けにいったある会社、中を見るとどうも会社の雰囲気が悪い。
 暗くどんよりとしている。
 何か閉鎖的で、同族経営の色が濃いように感じられる。

 こういうところは出る杭は打たれる的な実力を発揮しにくい職場ではないだろうか。
 そう思って、入社するのをやめた。

- 次いきましょうか -

 いえいえもっと極端なのが望みです。ド田舎になってしまえば満足します。
 その場合ですら軽トラは必要ですし,新幹線だってトレーラがないと軌道に乗れ
ない訳ですね。
 江戸時代はウンコを売っていたのです。
 江戸近郊は大農園であり,大量の需要にこたえるためには肥料が足りなかった
ので売り物になりました。
 結果として住み手のない長屋では事実,家賃を支払わない連中が多く居たよう
で,それは住人が「売り物」を貯めてくれるからです。
 家は人がすまないと痛むわけで,無料で住まわせる必然もあったようです。
 肥料を買った農家はそれで作物を育て,江戸に運びそして売ることで大循環が
成り立っていました。

 個人的にはそういう社会でも構わないと思っていますが,現実的にはそうならない
でしょう。
 逆に言えば,そこまで想定せずに,本当に働き手も利用者も住民も快適な社会が
ありえるのかと。これが私の課題です。
 揚げ足はとりたくありませんが,とりあえず本は読まないか,なくなっても困らないし,
ケーキもあれば食べる程度,ラーメン屋にも入りません。
 雑貨も,あれば便利にせよなくてもいいかなと。
 本当にそう思うのですが環境や欲といったものが妨げます。
 つまり受け入れているけれども望んでいるのではないのです。

【あさやんの所見】

 極論ということで短くまとめますと、本来求めていたものがなければそれは別になくてもよい
かと諦める。
 八百屋に行ってなにも野菜がなければ、『しょうがねぇなぁ。まあなくてもいいか。』と諦めて
帰るわけですね。

 一日か二日くらいならばそれでもいいのでしょうが、これが長期になりますとそろそろ栄養失
調の心配をしなければならない。
 東京のど真ん中には畑もなければ田んぼもない。当然牧場もないから牛乳もない。
 江戸前であがった新鮮な魚もトラックが不要だということになれば、当然のことながら鮮度
は落ちる。

 いま、家の冷蔵庫の中にある食材はどういった経路をたどってきたものなのかということを
ひとつひとつ確認していくと、駅をはじめとしてその周辺で作られたものがまずないことに気
がつくはずです。

- 次へいきましょうか -

 私の少年時代,空き地がありました。
 そこで野球とかかくれんぼ,虫取りをしました。
 現住所から徒歩15分程度ですが線路を超えるので心理的に遠いです。
 いぜん,あの家はどうなっているかなと歩いてみました。
 懐かしい視線を家に向けていると「怪しい人をみかけたらすぐ110番」と思ったのか,
知らぬ人が私にけげんな視線を向けていました。
 私は江戸っ子。双方で知らない人,というのは外来者なのです。なぜよそ者にそん
な視線を浴びせられなければならないのでしょう?
 私の大切な空き地には家が建ち,思い出などありはしません。
 彼らはそこを土地の所有権だとしまたは正規に借りているんだと信じて,人の原風
景などどうでもいいんだと考えているのです。
 自分がよそ者だと思いもせず。
 それについて法律的には私に何も権利はないのです。
 しかし怒りがある。
 運送業全体の公害であったり,不要な土木工事とかで「田舎もの」が怒っているのは
苦笑しています。
 「お前ら田舎ものはオレにそうしてきたんだ」と。
 当の地方の人々は,東京が東京がと言って,あたかも江戸っ子が政府を運用し,地
方を食い物にしているかのように思っているようです。
たしかにそう見えるでしょう。

 しかし江戸っ子は絶滅危惧種であり1割も居ません。江戸っ子で右である石原都知
事ですら私のようなことを言えば落選するでしょう。
 地方のこうむっている不幸というのは,まさに江戸っ子が受けてきた仕打ちの複写
なのです。
 なぜなら東京人=田舎者≠江戸っ子だからです。
 私が最も物流について嫌悪しているのは,まさにその点です。
 いまは地産地消といって自己完結する生産と消費が望ましいという意見がでていて,
その場合のトラックに対して私は憎悪することは「ありえません」。
 これらは小学生時代から思い続けたことです。

 類似する表現でいえば,私の住居前には都道が走っていますけれども,ここは昔は
住宅地でした。整地状態でひたすら広く,向こうの見えない状態から知っています。
歩いて渡りました。
 それが舗装され交通量が増えて私は何も得ていません。
 それは社会の変遷であるとして,人様の土地を通るときには,そういう犠牲の上にあ
るんだと,ちらりとでも思ってくれたらよいわけですが,どうも道路は公であり権利だみ
たいな雰囲気が感じられます。
 その結果,あさやん氏のご指摘にあるような,不道徳なドライバも増えてくる。
 人様の土地と犠牲に道路があるんだと意識があれば,そんなことできないはずです。
 それは不必要な土建工事にも通じることであり,江戸エゴイズムでは決してありません。
 山が削られると私の原風景でなくても悲しいです。思いやることが出来ます。

【あさやんの所見】

 生粋の江戸っ子の意見として読み上げていくと、なるほどなぁと思いました。
 nkmrさんにしてみれば、なぜに私が生まれ育ったこの東京がこんな風情のない街に成り下
がってしまったのかといった、あるいは世知辛いという表現にもなるのでしょうか。
 田舎者の集合体=東京人という構図はおおかた当たっていると思います。

 私が関東に在住していたとき、代々江戸っ子の血筋であるという女性とお付き合いする機
会がありました。
 そのとき正直に思ったことが、東京に住んでいる綺麗なお姉さんはそのほとんどがまず田舎
者だと思って間違いないと。
 田舎者だと馬鹿にされるのが嫌なものだから、化粧で綺麗に化ける。

 もともとの江戸っ子は化ける必要などないものだから、最初から地で私に接してくる。
 私にしてみれば、こっちの方が田舎者に見えてきてしまうから不思議だ。
 浅草生まれということでしたが、垢抜けていない女性でした。
 ところで私は、とある住宅地に最近になって家を建てて住んでおります。

 普通であれば、最近引っ越してきたばかりだから昔のことなど想像する余地もないということ
になるのでしょうが、私はここが叔父の家一軒しかなかったときからの状態を知っているから、こ
こに住む10年選手よりはよっぽど歴史を知っている。
 町内会費云々の関係はからっきし弱いが。
 だから、nkmrさんのいわれることはわからなくもない。

 ただ、江戸っ子の先住権的なものについてはどうなんでしょうか。
 これは地方の団地で先に住みはじめた人の感覚とほとんど同じなのでは。
 私は東京が地方がという話ではない、ごく個人的なことだと思うのですが。
 どちらかというと、『今時の若い者は・・・』に通じるような。

 そういう意味では、東京が首都になって不利益を被った典型的な被害者ということになり
ましょうか。

- 次いきましょう -


 都会で毎日野菜を満足に摂取することが、トラックなしの生活で果たして
可能なのでしょうかという私の問いに対して、

 そうでしょうか? たとえば東京が何かで壊滅して困るのは地方では? 東京を介
さない仕事ですら激減するでしょう。東京が徐々に復活しても,その段階では地方は
最悪の失業状態があるでしょう。地方は被害者意識を持つだけでなく,そういう見え
ない恩恵も受けていることを認識すべきです。
 長野の田中偽善者県知事は,東京のために水がめとしてダムを建設する必要はな
い,
と言っていました。「ならば在京長野出身者は不燃ごみだから引取れ,東京は決して
困らないよ」と私は言いました。彼の言うことはそういうことでしょう。私が原風景
をあいしたことを,踏まえてです。

 東京もその周囲もお互いに持つものを与える循環が良いわけで,あたかも東京の犠
牲とか非常に不愉快です。遷都や首都機能移転問題でも田舎もの議員が旧式の誘致を
したがっていますが,そんなもの,第二の犠牲(江戸っ子と同じ)が出るだけでしょ
う。
 しかも構造でいうなら琵琶湖に官庁を輪にすれば渋滞も軽減されますから他の地域
には利点が無い。琵琶湖ゆえに通信障害もなくケーブルも投げておけます。これはお
膝元(?)若狭・伊勢・大阪と,つまり日本海・太平洋・瀬戸内海に繋がる唯一の場
所です。公平無私にそれ以上の適地は無いでしょう。しかし言えません。地元で暮ら
しておられる方々を苦しめることになるからです。だいいち江戸っ子には発言権が無
い。琵琶湖周辺はそこで生まれ育って人たちのものだからです。

 土建や運送業はそういう「犠牲」の上にあるのです。
 たぶん,昔のような状態に戻れれば,パソコン要りませんという話になるでしょう
し,それでいいです。電気を使いたいだけ使って原発反対とかクレージーなことを言
う連中ほど私は不整合ではありません。
 これらのこと,つまり人の心を重心にして,現状を前提にした場合がこれからの課
題なんだと思います。あるのか,ないのか,ケースバイケースでしょう。ただ,その
意識さえあれば,あさやん氏の言われる諸問題は解決されうるし,私はそれを運転手
の資質,品質だと表現しました。例えば私は自主的に飲酒はしないのですが,目や動
体視力など運転向きな才能ゆえにこそ,飲酒運転をしたときに「こりゃやばい」とわ
かります。他の人よりも自分の能力の落差が大きいのです。やばいと思わない人が運
転資質を持っているとは思えませんが? 過労も含めてある程度は資質の問題でしょ
う。それをして「頭悪い」と言っているわけです。

【あさやんの所見】

 nkmrさんのいわれることが実現できたとすると、地方よりもむしろ東京の方が困るのではな
いでしょうか。
 人の集まるところに物資も集まるということでそれが結果として利益につながっているわけで
すが、国自体の食物自給率の低い現状で地方から物が集まらなかったら、いったい誰が困
るのでしょうか。

 東京に集まったよそ者衆が困るだけでしょうとはならないわけです。
 江戸っ子がやっている昔からの八百屋さんは、どうやってものをかき集めようかと頭を抱える
はずです。
 売る方がこんな感じだから、買う側が困るのは目にみえています。

 私が千葉の銚子に住んでいたときのことです。
 ここは秋刀魚があがりますが、私は銚子でまともな秋刀魚を食べてはおりません。
 実がとても薄くて、とりあえずは秋刀魚の味はするかなっていう程度のものばかり。
 漁師街ではうまい魚はないのか?
 あるのでしょうが、そういうところでは食べませんでした。

 ところがある日、会社の研修で東京へ行きました。
 大衆料理屋で秋刀魚の焼き魚を食べました。
 実が厚くって、とてもおいしかったなぁ。
 そのときのイメージはとても色濃く私の心の中にあります。
 目黒の秋刀魚ではなく渋谷の秋刀魚でしたが、あの秋刀魚は一級品です。

 良いものは東京に集まるんだなぁという感を強く持った一場面でした。

 飲酒運転はプロ・アマを問わず問題になっていますが、飲酒にとどまらず運転中の携帯電
話についてもいえるかと思います。
 つまりはなぜ、運転中に携帯電話はいけないのかというのがからだでわかっていないと、いか
にそれがいけないことであったとしても電話をかけ続けるということです。

 なぜ、運転中の携帯電話がいけないのでしょうか?

 という問いかけをして、10人中何人がまともな回答を言ってくれるでしょうか。
 なかには、『俺様はイヤホンマイクをしているから構わないんだ!』と豪語している馬鹿者も
おりますが、なにが危ないのかを理解していない典型的な例だと思います。
 携帯電話に関する法律を作成した人達もその本筋を理解していないから、単に運転中は
携帯電話の使用を止めましょうということでの法律しか作れない。

 酒のみならず、携帯電話を運転中にかけることがいかに危ないことなのかをわからない人は
痛い思いをするまで話し込むことでしょう。
 この、『過労も含めてある程度は資質の問題でしょう。』というところは理解に苦しみます。
 過労はドライバーが本来求めているものではありません。
 結果として、荷主や会社そして運ちゃんの総合的な原因の末に生まれるものと考えますが。

- 次いきましょう -

 騒音でも彼らの寝ているときに私が騒音を立ててもいいのならば,彼らが騒音をた
てて走行する「整合性」はあるでしょう。
 あさやん氏のような方では意図して騒音をたてないのだから,私が意図的に氏のお
宅前で騒音を出すことは「不整合」です。
 騒音が良い悪いではなく整合性があるかどうかが重要です。
 不整合な人を馬鹿だと私は断定しているのです。
 あらわにしたとき下等種とまで言います。
 じっさい力こそ正義でも構わないわけで,その場合,力こそ正義である人とだけ関
係が成立します。
 勝手に戦ってくださいと。それを悪いとする根拠は存在しえません。

 結果,強いものに従うことになるでしょうが。
 または法律が正義だとする場合も同じですが,裁判所の背後には政府を経由して
軍隊があるのです。
 決して紳士的な秩序ではありえないのです。
 事実それゆえに暴力団も表面は従う。そうでなければ従うわけがありません。
 そこで,力こそ正義だと思っていない連中に力を発揮しようとすると,武力を背景と
した法律が彼らを従えようとする。秩序です。
 しかし自分は力を行使するが,何かに行使されるのは嫌だとすれば,それは下等な
人間としか言えないでしょう。ゴミだと。

 こんな意味で,私は例えば肉体労働者だからと卑下することはありえませんし,黒
メガネでもいいのですが,客が来たら視線くらいあわせろと。
 出来ない人々を軽蔑します。
 そのへんでいくと,騒音を出しているだけで下等な人間だと思ってよいでしょう。
 睡眠不足に苦しんでおられる業界であればこそ。
 個々人,それぞれでしょうが業界のイメージというのはあるわけで,コメントいただい
てもこれは変わりませんでした。
 ただ,あさやん氏には,改善しようというご意思が感じられ,うれしい,もしくはありが
たいなと心から思っています。

【あさやんの所見】

 私自身が普段トラックを運転していて、どうしてそんなことするかなぁって感じていることが
あります。

 それは爆音仕様とでもいうのでしょうか、やたらと地響きを立てて走っていくトラック。
 もともとディーゼルエンジンですから、普通の仕様であってもじゅうぶんに振動や騒音があ
るわけですが、それに輪をかけて音を大きくしようとしている人達には同業者としても腹が
立つことしばしばです。
 いまの直6エンジンは基本的にはアクセルを戻せばほとんど音はでません。

 私はこれを活かして騒音の低減と省燃費を実行しています。
 乗用車とは違い、トラックは荷物を積んでいることによる慣性というものが強く働きます。
 だからうまく運転すれば、結構アクセルを踏まなくても走ることができるものなんです。
 それは毎日の運転において、己の心掛け次第で簡単に身につくものなんですね。
 爆音をたてて他人様よりも速く走り抜けていくといったスタイルは、私も思います。

 くずの部類かなぁって。

 一見ゆっくり走っているようで、それでもふたを開けてみたら他以上に仕事をしているとい
った、そんなスタイルがプロなのではないでしょうか。
 少なくとも今後は。
 最近のほとんどのトラックはV型エンジンから直型エンジンに変わっていますので、振動も
騒音も以前ほどでもなくなっているでしょう。

 乗り物の性能も良くなっているので、それを活かしていくことが我々運ちゃんの使命なの
です。
 長時間振動に揺られ、そして爆音に耐えている運ちゃんの頭の中身というものは、いっ
たいどのようなものなのでしょうか。
 私も興味があります。

- 私に対する評価? -

 主義主張ではなく影響や効果,成果だけに意味がある――という私のモットーか
らすると,あさやん氏のマガジンにおけるご活動は,業界イメージを覆しているがた
めに興味深いものがあります。
 たしかに影響をあたえているはずだし,効果もあるように思い,成果があることを
願っています。
 世の中主張ばかりの人が多いので貴重です。

【あさやんの所見】

 この業界の評価というものは、実際にしている労働の度合いからすればそれはとても低
いと思います。
 そうなってしまった理由としては、先代の運ちゃんの仕事のやり方に問題があったと。
 お客さんのところに荷物を積みに行き、あるいは荷物を降ろしにいって、礼もしないで作
業をしてくる。

 昔はそれでよかったのだろうか。
 今でもそのような先代風の運ちゃんに出会うことがあるが、あれって普通じゃないですよ。
 腕を組んでハンドルの上に足を乗せて、それでお客さんの指示を待っているなんて。
 確実に世の中は変わっている。
 それが肌で感じられなければ、いまの世の中ハンドルを握って仕事などできないのだ。

 私はこんなことを続けてはおりますが、であるからといって自己主張の強い人ではありま
せん。
 むしろそのような自己主張の強い人を前にすると、顔をしかめるくらいの者ですので。
 『俺が俺が・・・・』っていう感覚が大嫌いなんですわ。
 私は基本的には個人主義。

 だけど独りよがりなということよりも、個人としてなにをすることが大切か。
 大切なのはいったい何かということを皆が考えることで、社会は良くなります。
 この業界も然りで。
 団体ができない目標を掲げたところで、それは企画倒れが目に見えています。
 個人が個人で達成できるようなことを各々たちが努力する。

 これが私の行動の基本です。
 他人様のものの考えをそうおいそれと変えることはできないが、でも集うこと自体は誰に
でもできるわけです。
 事実、いままでに幾人もの優秀なる運ちゃんが私の前に現れましたから、nkmrさんの
いわれるところのひとつの成果といえるのではないでしょうか。

 それではまた、次回ということに。

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