メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 11月21日号  2004/11/21


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                     運ちゃんのひとりごと

         2004/NOV/21ST  総購読者数 788名
    melma174回、magmag74回、melten99回、e-mag77回

         今日現在までの走行距離84,685km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。
 私は最近、よく考えることがひとつあるんです。
 それは荷物を積んで家に戻らずに直接走るということが増えたということが
ひとつの原因として挙げられるのですが、これは当然ながら遠くに行かなけ
ればならないということでそうなるのです。

 それで弁当がないからコンビニに駆け込むわけですが、最近おかしいんで
すよ。

 『なにがおかしいの!?』

 なにがおかしいって、店員が買い物を済ませてもレシートをくれないんでよ。
 普通、買い物をすればレシートはくれるのが当たり前ですよね。
 それがなぜかくれない。
 こんなのありかよ。
 そう思うことも、最近はとても増えた。

 この前なんかローソンで『から揚げくん』を注文したが、そのレシートのことを
考えていたら、その『から揚げくん』を忘れてきてしまった。
 まわりのレジでの姿をずっと見ていたが、みんなレシートをもらっている。
 なかには要らないよと言いたげの人にも、きちんとレシートを渡している。
 なのに、私にはレシートをくれないコンビニの店員が多い。

 『あっ、いた!』

 レシートを渡していないや。
 そのみてくれを見ると、私と同じような運ちゃん。
 そうか、運ちゃんにはレシートを渡さないんだ。
 ということは私が運ちゃんであるからして、コンビニの店員は当然のようにレ
シートを渡さないんだね。

 だけどさあ。
 コンビニって、あのマクドナルドと同じようにマニュアルというものを基本とし
た営業方法をとっているわけでしょ。
 だからそのマニュアルには、運ちゃんにはレシートを渡す必要はないと書か
れているのか、ちょっとそのマニュアルを見てみたくなった。

 きっと書いてないはずだよね。
 でもおかしい。
 たいていのコンビニで、このような問題がおきているんだ。
 レシート不渡事件だ。
 これは商取引上、問題があると私は考えているんだね。

 レジのところには、『レシートが不要な方はこの箱にお入れください。』と書か
れているのだが、私にはそれすらできない。
 というか、とにかく普通にレシートが欲しいんだよ。
 購読者の方のなかには、それじゃ言えばいいじゃねぇかよと言われる貴兄も
おられることでしょうが、これは催促するべきものではない。

 これは当然にして、コンビニの店員が最後に渡すべきものであるから。
 だから買い物をするたびに、この店員はレシートを渡すかなぁと思いながらレ
ジ前に立つわけである。
 でも実際どうなのかな。
 ほとんどの運ちゃんはこのレシートという存在をうざったく感じているのか。

 どのコンビニに行ってもこのような仕打ちを受けるのであるから、これはもしか
したらコンビニの店員研修をする立場の人間がこのようなことを吹き込んでいる
のかもしれない。
 まったくもって、人種差別も甚だしい。
 運ちゃんだから、その全員がレシートが必要ないといったい誰が決めた?

 最近はコンビニもデパートもスーパーもPOSが当たり前に導入されているが、
あのPOSってね、結構間違いが多いんですよ。
 コンピューターの基本的なことですが、コンピューターって計算はとても速い
のだが、人間がデーターを入れなければ何もできない。
 つまりはその入力データーが間違っていれば、計算も間違う。

 値段の入力が間違っていれば我々お客は、当然に必要以上の金額を支払
わされることにもなる。
 こんなことをスーパーなどで何度も味わってきた私は、レジで計算していると
きには必ずバーコードを通したときの金額とその商品を照らし合わせることに
しているのです。

 結構間違っているものですよ。
 大安売り商品だと思って買ったものが、家路に着いていざレシートを確認して
みると、実は通常と何ら変わらない金額だったということはちっとも珍しいことで
はありません。
 皆さんもその都度チェックする習慣をもってください。

 機械が悪いわけではありません。
 単にデーターが入力されていないだけなんですから。

 おーい、レシート渡せや!

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【ホームページの掲示板からの拾い読み】

 私のホームページの掲示板にこんな書き込みがありました。
 スムーサーさんから、

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スムーサーGのレポートとてもわかりやすいです。
スムーサーEまたはFというのもありますが、
こちらのレポート等もありましたら、楽しみにしています。
すばらしいコラム、するどい指摘今後も期待しています。
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 スムーサーさん、どうもありがとうございます。
 この話題をメルマガ上で採りあげさせていただくことになりました。
 この書き込みをされた少し前に、実はこのなかのスムーサーFに乗る機会が
ありました。
 つまり、4トン車のスムーサーです。

 うちの会社の営業所で新車がはいったのだが、それに乗る人が今いない。
 だから応援ということで行って欲しいということでした。
 でもその営業所にその4トン車があるのではなく、いまディーラーの人がその
トラックに乗り込み、現在うちの会社の営業所に向かっているということで、私
はその到着を待って荷物を積み込み、そして納品へと向かいました。

 ディーラーマンが乗り込んだとはいえ、会社内で乗るのは私が最初。
 だからまたしても、新車の処女をいただいたわけです。
 私のトラックはすでに新車の匂いは消え失せまして、私の生活の匂いで充満
しております。
 自分の匂いだからいいんだけどね。

 それでこの4トン車のスムーサーFですが、クラッチペダルがないんです。
 マニュアルシフトのシフトレバーなのですが、クラッチペダルがない。
 なんじゃこれ。
 今にも帰ろうとしていたディーラーマンを呼び止め、説明を求めました。

 『これ、どうやって発進するんやろなぁ?』

 すると、

 『そのままシフトレバーを操作すればいいんですよ。』

 これをみてください。
 http://www.isuzu.co.jp/product/forward/interior.html

 これはいすゞ自動車のホームページ内にあるフォワードの1ページですが、
これを見るとまずマニュアル車であると誰しもが感じることでしょう。
 ところが、これにはクラッチペダルがないんです。
 シフトレバーを見れば、自然に左足が動いてしまう私らにとってこれはとても
事件なクルマに感じました。

 だけどね、適応性のある人間にとって、これは時間と共に解決していくもの
なんですよ。
 最初のうちは左足がどうも落ち着きがなかったのですが、そのうち慣れまし
たわ。

 つまり、今までならばミッションのシンクロがすり減るようなことを、このトラッ
クでは平然とやればそれでいいという感覚です。
 クラッチペダルを踏まないでギヤを入れていくという感覚。
 慣れるとこっちの方が断然快適に感じてきましたわ。
 ギヤ鳴きすることはありません。(当然ですが。)

 だけど、アクセルを深く踏み込んでいると、つんのめるような動きをするなぁ。
 パレット物なんかを積んで走っていると、崩しちゃうんじゃないだろうか。
 ちょっと慣れが必要だな。
 コツが掴めてくるとこのスムーサーの良さがわかるのだろうが。
 私のスムーサーGよりは発進は多少よい気がした。

 それは自重が軽いからですぅ。(たぶん)
 まあこのスムーサーの話とは少しずれてしまうのですが、このいすゞのディー
ラーマンとの話のなかで、こんな話題が出た。

 『今のトラックは、従来のようなかっ飛べるようなトラックがもはや必要ではな
い時代になった。これは時代が求めていることです。』

 今までは馬力のあるトラックを見ると、『速いんだろうなぁ。』と感じていたこと
をこれからは『快適なんだろうなぁ。』と感じなさいということなのだろう。
 でもねぇ、H社のトラックとかF社のトラックなんぞは、未だに発進がキビキビ
としている。
 これはどういうことか。

 共にオートマ(セミを含む)なのにね。
 やはり、スムーサーはとろいんだよ。
 そのなかでも、私のスムーサーGはどうもはずれ臭いんだなぁ。
 ギヤのつながりが同僚のものよりも格段に悪い。
 だから会社にはその旨伝えてあるので、近々ドックインするかもしれない。

 シフトアップしていって、その都度悩みながらシフトしていくんだよね。
 物分りの悪いドラ息子をかかえているようなそんな気分だ。
 気ばかり先回りして、機械がついてこない。
 スコンスコンとギヤが入らないイライラ感がスムーサーの本来のウリではない
はずだ。

 夜間はそれでもまだマシで、案外ギヤがよく入る。
 昼間が悪いので、日が落ちて気温が下がるのを待ってから走り出すというこ
とも最近は増えた。
 ミッションのオイルの温度が高いと調子が悪いのではないかと、個人的には
考えている。

 先日の車検のときにも、修理工場のお偉いさんにその旨を伝えると、

 『もしかしたら、ミッションオイルの粘度が高いのかもしれない。ちょっといす
ゞに聞いてみて、他のオイルが使えるかどうか確認してみる。』

 ということであった。
 結局は純正のミッションオイルになったのだが、オイルを新しくすると普通は
ギヤの入り方が格段に良くなるのだが、今回はそれがほとんど感じなかった。
 オイルに原因があるのではないのだと思う。
 コンピューターの制御に問題があるのではないだろうか。

 フルオートマとはいえ、ATFを使用しているわけではないし、結局はギヤシフ
トを電子制御化したに過ぎないのだと私は思う。
 だからこの電子制御をもっと速く処理するようにすれば、改善されるのではな
いかと思うのである。
 ROMを書き換えろと、いまこの場でいすゞの技術者に言いたいところだ。

 あるメルマガの購読者からは裏技を教えていただいたが、それを試してから
ギヤがまた違った意味でフィーリングが変わった。
 どうも、ちょっとした学習機能はあるようだ。
 だけど根本的な解決にはならなかった。
 いったい、なにがガンなのかなぁ。

 そのうち改良版スムーサーG ver.2なんていうのが出るんじゃないだろうねぇ。
 この先、10年程度の長い間をこのトラックと付き合っていくわけですが、折り
合いのつくのはいったいいつのことになるのでしょうかねぇ。

 スムーサーEというものもありますが、これはエルフという2トン車のものです
が、ほとんど4トンのフォワードと同じ類のものであると思われます。
 ユーザーのひとりとしては、このスムーサーGが一日も早くリコールのかかる日
の到来することを期待してやまないというところでしょうか。
 快適にスムーサーをクルージングしている人がおられましたら、ぜひ連絡を。

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【教養を深めるためのコーナー】

 全日本トラック協会のホームページからのものです。
 今回はその第二回目です。

(社)全日本トラック協会が政府に対して宛てた、平成16年度規制改革に関す
る要望事項によると、

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 土砂等を運搬する大型自動車に係る規制の緩和

   「土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置
法(ダンプ規制法)」等に基づく以下の規制について、物流コストの軽減等を図
る観点から、早期に緩和されたい。

    貨物自動車運送事業法において営業用貨物自動車には、使用者の名称等
の表示が義務付けらており、さらに、ダンプ規制法による「表示番号の指定」及
び「表示番号の表示」の表示番号制度の義務がなされており二重規制となり、
これの車体への表示に1台約数万円の費用負担が必要となる。

 また、表示番号制度は運転者・使用者の無謀な運転に対する自戒自粛を促す
ことが主旨とされているが営業用ダンプカーについては、貨物自動車運送事業
輸送安全規則等による運行管理等が義務付けられ遵守をしていることから、営
業用ダンプカーについては「表示番号の指定」及び「表示番号の表示」義務に
ついて廃止されたい。

   〔国土交通省 土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関す
る特別措置法第3条第2項・第4条〕
------------------------------------------

 ということなのですが、土砂を運ぶダンプを見ていますと後ろの箱の部分に大き
な文字で地名と番号が書かれていますよね。
 つまりあのことです。
 使用者とか会社名は私のような一般区域貨物運送事業者でも記していますが、
このような土砂運搬のダンプ車の場合にはもうひとつ規制があるということです。

 私もこのサイトを見て、はじめて知りました。
 漠然とダンプには地名と数字があるというのは見ていましたが、それがなにを意
味するのかというのははっきりとつかんではいませんでした。
 つまりは早い話が、我が物顔で走るダンプを抑え込もうというお上の措置なんで
すよ。

 爆音を立て、土ぼこりを上げながら突き進んでいくダンプを少し離れたところから
でも容易に識別できるようにと考えたのでしょう。
 この制度が施行されたときのことを覚えているような古参のダンプ運ちゃんならば
意味深く捉えていることでしょうが、これが何の意味を成すものかわからない運ちゃ
んならば、私ははっきりいって意味を成さないのではないかと考えるのです。

 実際にダンプの運ちゃんとひとことで言ってみたところで、そのダンプに乗り込む
のは様々な人間ですから、いろんな運転をする人が実際にはいるわけです。
 丁寧に上品な運転をする人もいれば、いつ人を殺してもおかしくないような傍若
無人な運転をする人もいます。
 この前なんかひどいのがいたなぁ。

 三が重なる県でしたが、いかにも悪ふざけしたカラーリングで決めていて、それが
何台にも連なって走り、信号が赤になった後でも強引に直進し、まわりの動きを変
えてしまっているのです。
 あのダンプたちには、なにかオーラを感じるものがありました。
 あそこまで堂々とやられてしまうと、開いた口がふさがらない。

 ネット上で切々と運ちゃんを嫌う書き込みをする裏側では、このようなことが未だ
行われているわけですよ。
 だけどそのダンプたちにもこのような表示番号があったし、きちんと制度義務に遵
っている訳です。
 問題はその運転だけ。

 私がこんなことを書くと皆さん軽蔑するかもしれませんが、実は私はダンプがとても
羨ましいんです。
 だってそうでしょ?
 どんなにおとなしく走っていても、後ろのレジャッコ達はおとなしくその後ろについ
て走ってくれるから。

 私もダンプの後ろを走っているときには、いかにトロトロやっていても急かしたりしま
せんから。
 あれは不思議な現象です。
 やはりダンプには、オーラがあるんです。
 『普通じゃないぜ!』っていうオーラがね。

 同じ運転を私がすると、たいていの後続車が車体を右に左に張り出して急かして
きたり、パッシングをしたり、気の短い人達で辺り一面が冷たい空気に包まれます。
 そういえば私も一時期でしたが、原料運搬のダンプに乗ったことがあります。
 それが最初の大型の経験でした。
 そのときはやはり、仕事がとてもし易かったことを記憶しています。

 まわりが一目置いてくれているんですよ。
 普通じゃないよってね。
 やはり運ちゃんというのは、普通じゃないよと思われているくらいがちょうどいいん
じゃないかと思います。
 でもこれはあくまでイメージでのことであって、仕事はまじめでなければなりません。

 へらへらした人間にはやってもらいたくありません。
 筋の通った人であってもらいたいということ。
 (社)全日本トラック協会は、営業用のダンプに限定してこの制度義務を廃止する
ようにと提言しているが、私はここでひとこと言いたい。
 営業用のダンプであるからといって、運行管理が行き届いているとは限らない。

 会社単位で運送事務所を認定していくなどの作業が伴わなければ、私はこの制
度を廃止することはある意味危険なことではないかと考える。
 この制度が施行されたときの背景を考えればなおのことだ。

 一般のトラックについても同様であり、ダンプのような表示義務はなくとも、荷台に
目立つような柄などでパフォーマンスを発揮することは、この主旨に沿うような気が
するが、皆さんは如何思われますでしょうか。
 うちは悪い走りをしないから、このような大々的に宣伝をしながら走ることができる
んですよとうまく表現できれば、会社にとってはプラスになると考える。

 考え方ひとつではないでしょうかね。

 それではまた、次回ということに。

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