メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 6月27日号  2004/06/27


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                     運ちゃんのひとりごと

  2004/JUN/27TH 第164回(mag2は-100回)、melten89回、e-mag67回
              購読者数 770名    posbeeは第34回
          今日現在までの走行距離47,183km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。
 5月は超暇で、この世はもう終わりなのかと悲観的になっておりましたが、
6月に入ってからはなんとか持ち直してきました。
 これから長い長〜い住宅ローンが始まるので、こんな月が年に一度でも
あるととても不安になりますね。

 だけどね、
 見るのが怖いなぁと言いながら、いざ給料袋を開けてみるとこれがなんと
他の月の給料とたいして変わっていない。

 ???

 自分の目を疑った。
 あんなに仕事をしていなかったというのに、他の月といくらも変わらないと
いうのはいろんな考え方ができるでしょうが、外部の知らない人が言いそう
なこととしては、『最低保証があるのだろう。』とか、『お偉いさんに可愛がら
れているのだろう。』とか聞こえてきそうである。

 まあ、勝手に想像してください。
 でも本当に走っていなかったのですよ。
 入社当時の一ヶ月に走る距離がだいたい12,000km程度であったのに対
して、今年の5月は4,500km程度でした。
 実に、以前の半分以下の距離です。

 こんなわけですから、本来ならば給料が半分になるのも仕方のないところ
であります。
 だけどね、半分になるどころか安くはなりましたが、それでも当時の四分
の三くらいはまだもらえていますね。
 ということは、昔は安く使われていたということになるのか。

 けっして昇給があるわけではないのですが、それでも仕事の量に対して
給料が激減していない。
 これは良いことなのでしょう。
 使われる立場としては。
 でも、いちおうは歩合制です。

 親分(社長)が口癖のように言いますが、

 『今の世の中はデフレ時代。だから給料が上がらなくても、苦しいとは感
じていないはずです。 どうです、皆さん? 皆さんの中で苦しいと感じて
いる人はどれくらいいますか?』

 ってね。
 そう言われれば、私もいまの暮らしが特に苦しいとは感じておりません。
 苦しいと感じる人というのは、今の現状の給料に満足できなくて、収入以
上の人生を求めている人たち。
 収入よりも出費のほうが多いのでは、どんな仕事をしていても苦しいです。

 最初のところで書きましたが、私もこれから住宅ローンとの長い戦いがあ
ります。
 自慢じゃありませんが、組める年数の最高の長さにしました。
 ですがこの住宅ローンも、今は長い超低金利時代にあります。

 これからは徐々に金利が上がるだろうとは言われてはいますが、急な金
利上昇に対しては周りが警戒して横槍を入れる準備をしていますから、そ
う簡単には実現しないでしょう。 
 私が今まで住んでいた家は親父が建てたものですが、当時の話を聞くと
これから石油ショックになるという時期で、大変だったと。

 トイレットペーパーは買い占めにあうし、物の値段はなんでも高い。
 家を建てるにも、材料費がぽんぽん上がっていくし、予算なんて本当に
予算でしかなかったということらしい。
 だから最終的な借り入れ額なんて、決められなかったと言っていました。

 金利も高金利時代で、たしかに貯金をすれば銀行なんかも高金利で迎
えてはくれたが、同時に借りるのほうも高金利だから、金利を常に考えた
お金の借り方をしなければならなかったと。
 そこをいくといま家を建てる人って、金利のことなんか特に考えていない
じゃないですか。

 昔は金利が高かったので、10年経てば総額が倍になったらしいですよね。
 貯金も借金も倍になるので、蓄えのある人はまだしも、借金しかない人に
してみればそれはもう大変だったことでしょう。
 でもいまはどうでしょう。
 金利が安いから、貯金をしていても少しも増えはしない。

 借金をしていても、利息なんていくらもつかない。
 (借りる額が多額であるとか、サラ金はともかくとして。)
 貯金の利息よりは高いのではあるが。
 だから私のような、貯金のない水飲み運ちゃん風情でも、家は建てられる
のです。

 近頃は家を建てるのに、頭金など用意しないで建てる人がとても多いとの
こと。
 実は、私もそのひとりです。
 その代わりに毎月支払う額というのは、アパートなんかと同額くらいの返済
額にしています。

 先日、銀行から住宅ローン支払い一覧が送られてきました。
 ??年の超長期の返済であることをこのとき実感しました。
 『ちくしょう。少しでも走って繰り上げ返済でもしてやるぅ。』
 との決意を新たにしました。
 この決意がいつまで持続するのか、皆さん見守ってやってください。

 でもだからといって、支払い総額だとかローンの利息はいくらになるのだと
か見てないです。 
 皆さんのなかでも、これから家を建てられる方がおられるでしょうが、あまり
このようなところには関心はないのではないでしょうか。
 これはとてつもなく安い金利だからです。

 私はなんてよい時代に生まれ、そして生活しているのでしょう。
 財産のない人間にとって、低金利というのは恩恵を受ける部分が多いよう
に感じます。
 財産のない一般市民の方、いまの人生をのびのびと生きようではありませ
んか。(私も含めて、っね。)

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【私のホームページから拾い読み】

 購読者(?)かどうかはわかりませんが、私のホームページの掲示板に書き
込まれた方のものを紹介したいと思います。
 私と同じいすゞのスムーサーGに乗られている方からのものです。
 お名前はなんと、トロイサーGさんです。

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はじめまして。 スムーサーGを検索しててたどり着きました。

納車されて一ヶ月 走行距離は1万弱。。。。
超低PM車(370馬力)。。。。
出だし・・おもっきり遅いです。。。
                       (空車時でもトレーラー・ラフターにも負けます。。。)
遅すぎて交通の流れにのれず 怖いくらいです。

他にも意図しないギヤに勝手に変わるし。。。
走行中もイライラしてます。。。
特に地道走行時などは ストレスがおもっきり溜まってしまいます。
高速メインの路線屋なら ともかく
地道メインの貸切業者には不向きかと思うのですが・・。

スムーサーGをうまく操る方法を伝授していただければ助かります。
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 トロイサーGさん、どうもありがとうございます。(?)
 私も納車当時の、乗り出したときのことを思い出しました。
 今回のはクラッチを踏まなくてよい、トラックとしては画期的なもの。
 このフルオートマというのは私は思うのですが、いままでのミッションギヤ
のものとはまったく違った運転をしないとダメなんですよね。

 私はプラモデルを作るときには設計図や作り方の手順を一切見ないで
やってしまう性質なのですが、組み上げた後に部品が余っていて、『あれ
っ?』っという感じでやり直していたりしました。
 今回はなぜかエンジン特性などについては取扱説明書を見ていろいろ
と研究していました。

 ここに、いすゞ自動車のエンジン性能曲線のグラフがあります。
 このなかで、410psのエンジンは別格ですので今回は割愛します。
 真ん中の6WF1-TC(370ps)のものと、下の6SD1-TCS(310ps)を比較し
てみましょうか。

 参照URL: http://www.isuzu.co.jp/product/giga/engine04.html

 6WF1-TC(370ps)のエンジンの特徴として、最大トルクの出ている範囲
が950rpmから1,400rpmあたりまでと、とても広い。
 しかも、1,800rpmあたりで馬力が頭打ちになっている。
 一般的な見方としては、1,400rpmあたりの馬力とトルクがクロスしている
ところを意識して走ることが無駄な燃料を消費しないことになろう。

 低い回転域からじゅうぶんなトルクが出ているので、少々重いものを積
んだとしても、それをものともせずに駆動していく実力がある。
 ただ、全体として回転が低めの設計ゆえに、信号で並んだ隣のトラック
にシグナルGPを挑んでも、それは恥をかくだけのものとなるので注意。
 トラックは本来、物を運ぶための道具と心得る。
 
 6SD1-TCS(310ps)のエンジンの特徴として、最大トルクの出ている範囲
が1,300rpmから1,500rpmあたりであり、それはとても限られている。
 馬力のほうは、2,300rpm辺りまで伸びている。
 高回転型エンジンの典型的な例である。
 ドッカンターボのようなピーキングなところまではいかないが。

 発進時には結構引っ張ることがてきるので、上のエンジンと比べると馬
力がない割にはそこそこ速い。
 しかし粘りがないぶん、どうしても引っ張って馬力を得ようというような運
転になるので、燃費は悪くなることが多い。
 軽量物運搬にはこのエンジンのほうが適しているといえるだろう。

 今回のトロイサーGさんや私のトラックには、6WF1-TC(370ps)のエンジ
ンが載せられているわけなのでありますが、見てお分かりのとおり、いまま
でのエンジンのようにアクセルをあおって引っ張って走ろうとしても、まった
く意味がないということが理解できるでしょう。
 つまりは、重量物を運搬するのに最適な設計のエンジンであります。

 トラックの経験のない人のために簡単に説明しておきますが、従来の
大型トラックが2,300回転からレッドゾーンにはいるものがあるとします。
 だいたいがこの、2,300から2,500あたりでレッドにはいっています。
 ところがこのスムーサーGに搭載されているエンジンは、1,900回転でレ
ッドゾーンにはいってしまうのであります。

 天井が低いということは、引っ張っても無駄なエンジンなんだなというの
を、私はこのときイメージしました。
 その次に、どこで最大トルクが発生するのかという点。
 950回転ですでに最大トルクが発生、1,400回転までそれを維持します。
 これってとても低いところから、かつ広い範囲で出ているのですよ。

 ちょっと空ふかしをすると、すぐに到達してしまいそうな回転数です。
 そんなところで既に最大トルクが発生しているのです。
 だから荷物を積んでいるときほど、スムーズな動きをしてくれます。
 かえって空車のときのほうが、走りにくいくらいなんです。
 これは普通のトラックとは対象的ですね。

 普通のトラックというのは、空で走っているときのほうが加速は良いし、
気持ちよく走れます。
 だけど荷物を積んでおとなしく走ろうとすると、トルクがスカスカでトラ
ックが自分の思うままについていかないといった現象も現れます。
 そんな一昔前のトラックが、まだ我が社にもたくさんあります。

 これは特に、高回転型のエンジンを積んでいるトラックに乗るとそれを
痛感させられます。
 ある程度エンジンが回らないと、ターボが回らないから力が出ない。
 こういうトラックに乗っていると、どうしてもエンジンを引っ張って回そう
回そうという感じの運転になりがちになります。

 従来のターボ車の多くは、このような高回転型のエンジンを積んでき
たので、同じような感覚でこのスムーサーを扱おうとすると、なんてとろ
臭いトラックなんやということになるかと思われます。
 ではなぜ私はそんなふうには感じなかったのか。

 前にもメルマガに書いたかと思いますが、私が以前乗っていたトラッ
クは馬力が295馬力しかなく、そんな非力なトラックをいかにして走ら
せるかと気合を入れて走っていたので、今回のようなパワーのあるトラ
ックをもらってからは、たしかに出足はとろいが、それでも上り坂のあの
力強い登坂力には目を見張るものがあります。

 ここで関係機関に懺悔(ざんげ)しなければならないことがあります。
 私はこのトラックに乗車して間がない頃、17トンと少しの荷物を積ん
で走りました。
 いままでこんな量の荷物を積んだことがなかったので、大丈夫なの
かと半信半疑でハンドルを握って走り出しました。

 その感覚に馴染むまではどうしても重いイメージが強かったのです
が、それがいざ上り坂に差し掛かったところでそれまで後ろをピッタリ
とくっついて走っていたトレーラーが見えなくなるくらいに離れていき
ました。
 こんなに積んでいるというのに、その重さをものともしない。

 なんて力のあるトラックなんだと。
 並みの15トン車も登りの強いトラックって、そんなにはないんですよ。
 坂のどこかで勢いが絶えてしまって、どんどん離れていきます。
 いままでアクセルをめいいっぱい踏み込んで、ハンドルにしがみつき
ながら坂を登っていた私が、いまでは余裕のものとなってしまいました。

 次にトロイサーさんの書くところの意図しないギヤに変わるというのは、
私もかなり感じているところです。
 特にオートマモードで走っているときにそれを感じます。
 必要以上に低いギヤにチェンジしてしまうことがあるし、その逆もある。
 エンジンが吹き上がることはないのですが、ぎこちない動きをする。

 交差点を曲がるときなどにそのような現象があわられるので、顔が赤
くなるくらいに恥ずかしいときがある。
 昨日今日ハンドルを握った者よりも、動きがぎこちないのは明らかだ
からだ。
 でもそれは、慣れていくことで解決した。

 それまでマニュアルモードで走っていたときには、オートのスイッチを
入れていちどニュートラルに入れて、またギヤを入れる。
 そうすると、そのときの最適なギヤに入ってくれる。
 最初からオートの場合には、単にシフトレバーをニュートラルに入れて
また再びギヤを入れればそれでよい。

 だけどこのトラックの致命的な欠点がある。
 それは、GO and STOPが苦手だということ。
 発信時のもたつきは、たぶん解決することはないだろう。
 スムーズにギヤをシフトアップしていこうと考えると、どうしても低回転
でギヤチェンジをしなければならない。

 ここで引っ張ってしまうとどういうことになるのか?
 たとえば、レッドいっぱいの1,800回転くらいまで引っ張ったとする。
 そうすると、1,200回転くらいまで回転が落ちるまでギヤが入らない。
 これはたぶん、そのような保護が働いているのだろう。
 速くシフトアップさせるには、回転を低く抑えておく必要があるのだ。

 それで早い段階でギヤを高くしておいて、9番以降のギヤでビュンと
加速していくのだ。
 発進はとろいが、あるときいきなりロケットのようにぶっ飛ぶあの姿。
 このトラックのミッションというのは、8番と9番の間のギヤ比がとても開
いているのです。

 これはどんなときに影響を及ぼすかというと、オートマモードで走行し
ていると、ギヤが8と9との間を繰り返し行ったり来たりするような迷いの
あるシフトを繰り返すことになるのです。
 私は今でもこれについては許せませんね。
 完全な設計ミスだと思います。

 こんな現象があったときは、

 『なにがスムーサーだ! イライサーじゃないのか!』

 とハンドルなどに当り散らしています。
 とても素晴らしいエンジンなのに、ミッションがその性能をスポイルして
いるという感を私は強く持っています。
 ちなみに、同じエンジンを積んだいすゞのものが当社にありますが、セ
ミオートマのほうが断然動きがよろしいです。
 
 私の予想する今後のトラックのオートマは、最終的にはCVTのような
無断変速のものになっていくのではないかと思います。
 トラックもマニュアルミッションの時代ではなくなってきているのでしょう
かね。
 乗用車同様に、エンジンブレーキが弱くなっているのが気がかりです。

 次回も、このトロイサーGさんの掲示板の書き込みを元に続編ということ
で書いてみます。

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【あさやんの運ちゃんクイズ】

 セメント・ミキサー車がセメントを満載して頭から民家に突っ込んでいきました。
 どのような悲惨な姿が想像できるでしょうか。

 前回このような問題を出しましたが、皆さんはイメージができましたでしょうか。
 答えは最近になって実際に起きた事故から述べてみましょうか。
 あの後ろのセメントを撹拌するミキサーが、家に突っ込んだときの衝撃とバラ
ンスを失ったときのはずみで、肉弾のように独り歩きして、中のセメントがあたり
一面に散らばってしまったとのこと。

 そのときの写真を見ましたが、キャビンの姿はありませんでした。
 運ちゃんは、たぶん死んでしまったのでしょう。
 ミキサー車でセメントを積載して走っているものがいましたら、このような危険
があるということを皆さんご理解ください。
 ミキサー車に乗っている人も、トラックの特性をじゅうぶん理解してください。
 
 それではまた、次回ということに。

  ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★

 【発行者】

 あさやん owner@asayan47.com

 サイト http://www.asayan47.com/unchan.html

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