運ちゃんのひとりごと３月７日号 2004/03/08

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タイトル：運ちゃんのひとりごと３月７日号 2004/03/08

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　皆さんこんにちは、あさやんです。　先日になりますが、帰り荷の荷物の積込み場でこんなことを聞かれました。　『スムーサーGはどうだ？』　ってね。　このスムーサーGというのは、私のトラックの愛称なのですが、トランスミッションがオートマティックになって、そのトランスミッションの名称がこのスムーサーGというのです。　でも皆さん！　運ちゃんでもない、積込み先のリフトマンにこんなトラックの名称を挙げられるというのは、正直驚きました。　『なんでこんな名前知っているんやろ。』ってね。　でもなぁ。　こんなふうに聞かれて、相手はたぶん良い答えが得られるだろうと期待して聞いてくるのでしょうが、実際にそれを転がしている立場の者としては、自慢できるような段階ではないのです。　トラックのオートマティックミッション(以後A/T)の何がいちばんダメなのか？　それは乗ったことのある人しかわからないことです。　いくつか挙げてみますと、　①発信時のかったるい感じ。　②自分の思いのままにシフトが変わっていかない。　③交差点を曲がるときに、いきなり発信時のギヤに落ちてしまうことがあるということ。　④ちょっとした坂でギヤの迷いがあったりして、同じギヤの間を往ったり来たりすること。　⑤完全に止まらないと、ギヤが高いままで居座っていること。　などなど挙げていったら、きりがありません。　①については、排気量の小さい乗用車に乗った時のことを想定すればよろしいかと思われます。　あれにまさしく等しいです。　いやだからといって、特別私のトラックの排気量が小さい訳ではありません。　排気量は15,000ccもありますので、トルクもじゅうぶんにありますし、エンジンのパワーの問題ではありません。　では何が問題なのか。　ズバリ、それはミッションにあります。　前にも書きましたが、私のトラックは１２段変速でとてもギヤ比が細かく区切られているのです。　このあたりの問題があると考えられます。　それに私のトラックは、もともとエンジンが低回転高トルクの設計になっているので、引っ張ることができないというか、引っ張っても意味がないんです。　これについては、走っていてちょっとしたコツを掴みましたが、それでもやはりかったるいのに変わりはありません。　以前乗っていた、パワーのないトラックのほうがよっぽど発信はスムーズです。　では何がスムーサーなのか。　それは、ギヤのつながりがとてもスムーズだということです。　従来のマニュアルミッション(以後M/T)車ですと、乗り手によってはシフトショックというものが出て、最悪の場合には荷物がずれたりもします。　そういったものが、このスムーサーにはないということ。　これは特筆できることだと個人的には評価しています。　②については、ちょっと事前に説明しておきたいのですが、A/TとはいってもフルA/Tというわけではなくって、マニュアル操作もできるようになっています。　その切り替えを、シフトノブで切り替え操作ができるようになっているのです。　A/Tで走っていますと、発信時から順にシフトアップしているわけですが、途中一箇所にシフトの迷いが出るのです。　STEP SHIFTというモードを利用し、3-5-7-8とシフトアップしていきますと、その次には9に入るのですが、そこで8と9との間で往ったりきたりするのです。　『これはなんなんだよ！』　と何度も私はキレかかっています。　だってそうでしょ？　8-9-10-11とシフトアップしてもらいたいのに、8-9-8-9と繰り返すんですから。　そんなときには、マニュアルモードにしてレバー操作をしてしまいます。　どうもこの8と9との間でギヤ比が少し離れていて、それが原因で迷いが発生するんじゃないかと考えています。　③については、今では慣れましたが、当時はけっこうあわくっていました。　普通に交差点を左折するようなときに、いきなり8とか9あたりから発信時の3にギヤが落ちてしまうわけですから。　するとどうなると思います？　エンジンが吹き上がり、しばらく動きが止まるんです。　なんか、はじめてトラックに乗った人のようにギクシャクしてしまい、当初は赤面してしまいましたよ。　こういうときは乗っていてコツを掴んだのですが、もしM/Tモードで運転していて左折をするときには、いちいちギヤを落とすんじゃなく、A/Tモードに切り替えるボタンを押してA/Tにすれば、その時の最適のギヤに落としてくれます。　そういうコツを学習しました。　設計者の本来の意図かどうかはわかりませんが、私は私なりの使い方というものを見出しました。　だから最近では、なんら問題なく交差点を曲がっています。　④については②のなかで述べてしまいましたので、省略します。　⑤についてですが、これが今のトラックのA/Tの現状ではないかと考えますね。　つまり、シフトアップは考えているが、シフトダウンについてはまだ完璧に開発され尽くしていないということ。　たとえば普段走行していて、一般道ですと、11のギヤで走っていることが多いのですが、A/Tモードですと、ブレーキを踏んだ時点で9に落ちます。　そこまでは良いのですが、それから停止するまでの間はなんらギヤが落ちないのです。　段階的に落ちていくのが、本来のA/Tというもの。　なのに、なぜかギヤがそこで止まってしまう。　停止すれば、当然発信時のギヤになるのですが、どうもこれが気に入らない。　A/Tとはいえ、まだまだ人間の知恵というものを注入していかないと、満足には扱えないレベルですかね。　たぶん思いますが、このトラックをまったくの初心者が乗ったとして、その扱いに苦慮するのは目に見えています。　そんなに快適な乗り物でもないってことですね。　乗用車はすでにA/T車の比率が非常に高くなっていますが、トラックはどうでしょうか。　いまうちの会社では、新車が入ってきますと、その全部がA/T車になっているのですが、トラックもそのうちにA/T車ばかりになってしまうのではないでしょうか。　私の現在のトラックのA/Tの評価としては、現在のところ未だ発展途上の段階と言っておきたいと思います。　購読者の方のなかで、A/T車に乗られている方からの乗車についてのコツなどがありましたら、受けていきたいと思います。 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【最近思うこと】　最近、私は愚痴っぽく話題を採りあげるようになりましたが、でも最近走っていてほんとこれどうにかならないかなぁといえるようなことが非常に多いですよ。　上で採りあげたことが大いに関係あることなのですが、私のトラックの出足が鈍いということで、発信したときに前のクルマとの間が大きく開いてしまうのです。　するとどういうことがおきるか。　レジャッコたちが、どんどん前に入ってくるのです。　譲っているつもりは毛頭ないのにね。　それはそれで仕方ないことといえば仕方ないのですが、問題は気持ちよく車間を空けて走っていると、どんどんレジャッコたちが入り込んできて、それがまた揃って左折していくんですわ。　片側二車線の道路で、クルマがひっきりなしに走っている状態ならば、それも仕方ないかなぁと思いますが、私の後ろになにも走っていないというのに、それでも前にはいりこんでくる。　気のきいた人ならば、早めにウインカーをあげて左折していくのですが、世の中そんなに気のきいた人ばかりではありません。　いきなりウインカーをあげてとりあえず点けましたというような人とか、まったくウインカーの存在すら知らないような感じの人までいます。　これって、単なる運転の未熟さを訴える程度の問題ではなく、一般の生活でのコミュニケーションの欠如というものも大いに関係しているように思えます。　つまりは、その人たちの自己表現の下手な状態を表しているということ。　自分の意思表示がうまくできないから、右左折の合図にしても上手く周りに伝えることができない。　『私はいまから曲がりますよ～』ってな感じで曲がる人というのは、合図の出し方ひとつにおいても、相手が『曲がるんだ。』という考える時間を知らず知らずのうちに与えています。　交通社会の安全を維持するというのは、やっぱり知らないもの同士がコミュニケーションを満足にとるということで維持していくものだと思います。　運ちゃんって、破天荒なイメージがついてまわりますが、実際にはレジャッコの自分勝手なブレーキングにより、荷物に対してとても神経を擦り減らしているという精神的な悩みを多く抱えているということをぜひ理解していただきたいのです。　私は新人にものごとを教えるときには、こんなことを教えています。　『うちの会社の場合には社命速度が厳しく決められているから、まず片側二車線の道路において右側を走ることはない。右を走るのは右折をする時くらいか。ほとんどは左側を走ることになるのだが、突然にレジャッコが前に入り込んできたならば、それはそのレジャッコがなにかアクションを起こすと考えて間違いない。あるとすればそれはすばり左折の可能性である。』　前のクルマが左折をするということは、いままで走っていた速度で曲がるクルマというのはまずいません。　60km/hで走っていたクルマも、曲がるときにはブレーキを踏んですぐに止まれるような速度にまで落とします。　だから必然的に後続車は相当のブレーキというか、減速を強いられるのです。　『俺が曲がるんだから、後ろはブレーキを踏んで減速すればいいじゃないか！』　といわれる方がおられるかもしれません。　確かにそうかもしれませんが、ではもしその方が後ろのクルマに突っ込まれたときにどのようなセリフを用意しているのでしょうか。　『後ろからおかまを彫ったあなたが悪いんだ。直せよな！』　通常であれば、停車している車両に後ろから突っ込んだならば、それは突っ込んだ車両に重大な過失があろうというものですが、これがもし、無理な割り込みをしてきて、急に減速して左折した際に後ろの車両に突っ込まれたとしたならば、また事情は変わってくると思われます。　ひとつの判断材料として、トラックに急ブレーキを踏ませるような急減速は、殺人行為と解釈されることがあるからです。　だから運ちゃんの立場から言わせていただくならば、おなじトラックの前に入って左折していくつもりがあったとしても、意思表示のほうはぜひ早めにお願いしたいと思います。　それがズバリ、あなたの長生きの秘訣につながることだからです。　善良な運ちゃんの一般道路における車間距離は、40から50mくらいでしょうか。　個人的には、この距離が余裕を持って走ることのできる空間かな。　前に入られない程度に空けて走ることができるときは、運転していてとても快適で仕事がはかどるような気がします。　皆さんも、ご自分の仕事の邪魔をされたくはありませんよね。　どうぞ、ご協力お願いしますね。　それではまた、次回ということに。　　★　　　　☆　　　　★　　　　☆　　　　★　　　　☆　　　　★ 　【発行者】　あさやん owner@asayan47.com 　サイト　http://www.asayan47.com/unchan.html 　　　　　　　-----(ここに広告を載せることができます。)-----

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