運ちゃんのひとりごと　１月４日号 2004/01/04

メルマガ：運ちゃんのひとりごと
タイトル：運ちゃんのひとりごと　１月４日号 2004/01/04

----<あさやんから皆さんへ>----------------------------------- 毎日変化のない生活にお困りのあなたへコツコツと何かやりませんか？私がやっていることをぜひあなたにも楽しんでもらいたい。 http://wwa.irias.co.jp/i.asp?WCI=Rule&WCE=67821 ---------------------------------------------------------- ----unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan---- 　　運ちゃんのひとりごと 2004/JAN/4TH 第150回(mag2は-100回)、melten75回、e-mag53回　　　　　　　　　　　　　購読者数 744名 posbeeは第20回　　　　　　今日現在までの走行距離12,520km(新車になりました。) ----unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan---- 　皆さんこんにちは、あさやんです。　そして、あけましておめでとうございます。　本年もどうぞ、粗末なる私のメルマガにお付きあい願えればと存じます。　さて、ついに私が以前乗っていたトラックが待望の１００万キロに達しました。　１００万キロになるまでに、あと３，０００キロ弱と迫っていた状態でしたので、他の人が臨時で乗り継ぐたびに距離が進んでいきました。　１台のトラックの一生を見てきて、なんだか人間の一生と同じかなと感じたりしているところです。　若いときは、まだまだこいつは伸びると期待してエンジンにあたりをつけていったりして、３０万から５０万キロあたりになってくると、いわゆる働き盛りとでもいうのでしょうか、けっこう無理を聞いてくれたりするようになってくる。　これが７０万キロあたりまで持続していき、８０万キロあたりになると経年変化などで部品があちらこちらと壊れ始め、修理に入ることが次第に増えてくる。　９０万キロを超えると、なんかアクセルを踏んでも車体が加速していかない感じになり、わっぱを握っていても苛立ちが増してくる。　特に上り坂でのスタミナ切れには、呆れてものがいえない。　それに今回はめでたく１００万キロまで走ってくれましたが、必ずここまで走るといった保証があるわけでもなく、事実私の同僚のトラックは、９０万キロ手前でオイルが吹いてしまって走行不能になってしまったりしました。　その人は、日頃そんなに無理な走りをする人でもないのですが、そこはやはり機械なんですね。　機械ものにも寿命というものがあるんですね。　馬力というものは、人間の世界でいうところの能力だし。　日本製マジックにとりつかれてしまっている我々日本人は、日本製ならば壊れないといった誤解をしてしまいがちですが、やはり壊れるときには壊れるものなんですね。　会社の上司などは、日頃うるさくクルマの整備を徹底しろと言いますが、我々ができることといえばそれは、日常点検を基本とする車両まわりの点検。　オイル交換、グリスアップ、消耗部品の交換とか、あとはキャビンを上げてエンジン周りなども見ることはできますが、異常を発見することができるだけであって調整はやはりプロに任せなければなりません。　もっとも、会社側も我々にエンジンの調整をしろとは言っていないわけでありますが、異常に早く気がついて整備士に報告し、走行途中に路上に止まることのないようにしてもらいたいというのが本音なのでしょう。　まあそれにしても、日頃クルマの各部をみてはいるのですが、それでも故障するときは故障するんです。　私も未だにそのときのことを思い出します。　東名高速を走っていて、いきなりキャビンの横のあたりから煙が吹き上がりました。　後ろを見ると、その煙で真っ黒です。　なにげに水温計に目をやると右に振り切っています。　『やっべぇー』　と思った私は、たまたますぐ先にパーキングがあったので、緊急停車をしました。　今はどうでしょう。　以前、メカニックの方からのメールもいただいていたのですが、その方はまだ購読されているのでしょうか。　ここまで書くと、水周りの故障だなぁって思われたことでしょう。　単なるオーバーヒートなのか、それとも他の症状なのかとね。　原因を説明しますと、エンジンにはウォーターポンプという部品があるのですが、つまりはエンジンの冷却水を各部に送っている役目のポンプが焼きついてしまったのです。　回転するところの軸が焼けて動かなくなっていましたから。　この軸には、ちゃんとグリスアップをするよう指定されていたのですが、偶然にグリスが切れていたのでしょう。　私は自慢じゃありませんが、この部分にはまめにグリスを挿していたのです。　他の人が見落とす場所であるのにです。　私はいろんな人のオイル交換とか、グリスアップを見てきましたが、完璧にできている人って案外少ないものです。　オイル交換なんていうのは、うまい下手がはっきりと現れます。　どこに現れるのか。　それは、着ているものにどの程度のオイルが付着するかということ。　これは自分が今までやってきた経験で説明ができます。　最初のうちは、いろんな意味で予測が立たないので、突然のアクシデントに対処することができない。　オイルの飛び跳ねとか、エンジンや下回りに付着しているオイルの具合とか。　会社に入ってきた新人にいきなりオイル交換をさせると、制服が真っ黒になっている人が非常に多いんですよ。　結局、前のトラックについては５０回程度のオイル交換をしましたが、晩年においてはなんら制服が汚れることなくオイル交換ができるようになっていました。　だけど今回新車になり、また一から出直しになりました。　行為そのものは同じでも、メーカーが変わると結構だんどりやなんかが変わってくるんです。　オイルの注入口とかオイルエレメントの位置が変わっていたりして、どうもしっくりきませんね。　でも、トラックそのものの世代が新しくなったからなのかどうかは知りませんが、オイルの量がかなり少なくなりました。　以前のV８では３４リッターであったものが、いまでは２６リッターにまで減りました。　直６というのは、こんなところにも利点があるのでしょうか。　これは乗用車にもあてはまります。　昔のクルマに比べると、今のやつって全体的に必要とするオイルの量が少なくなりましたよね。　これは技術の進歩によるところなのでしょうが、これによる弊害というものもあると私は考えます。　どういうことかといいますと、オイルって潤滑作用が一番の役割なのでしょうが、他にはエンジン内の汚れを吸収する役目というものもあります。　特にディーゼルエンジンはこの役割が重要なんです。　使用済のディーゼルエンジンに使用していたオイルを見てみると真っ黒ですよね。　煤もかなり吸っていますから。　いかにエンジンの性能がよくなっても、オイルが不純物を吸収できる能力などというものには限界がありますから、このことに対するつけはユーザーである皆さんのところにまわってくるのです。　つまりは、エンジンオイルの交換をまめにやらなければならないということ。　今回、新車のトラックのマニュアルを見ていましたが、エンジンオイルの交換は５万キロに１度と指定されていました。　確か前のトラックの時には３万キロ程度だったよなぁ。　整備担当のものに聞いてみました。　そしたら、　『あさやん、そんなに走れるわけないやろ!!』　と軽く言われてしまいました。　あれは何も架装していない状態で、理想的な走行状態のもとで測定したものだから、あれを鵜呑みにしてはいけません。　そこまで走るまでに、かなり走行フィーリングが悪くなるはずです。　加速が鈍いとか、エンジンの回転に振動が混じるとか。　高速ばかり走るトラックでしたら結構伸びるのかもしれませんが、そんな仕事はそうあるものではありませんからね。　新車になったからという喜びは、今ではあまりありません。　どちらかというと、前のトラックのほうが親切設計だったなぁという思いのほうが強いですね。　設計者の思いというのか、心遣いというものは使っているうちに伝わってくるものです。　前のトラックは表面的なウケは悪いメーカーのものではあったが、今回のトラックについては新しい技術を存分に導入して先進的なイメージがあり、周囲からもとてもウケがよいメーカーである。　だけどどうなんだろう。　毎日付きあうトラックだからこそ、先進的な技術よりも痒いところに手が届くような装備でないとダメなんじゃないかと。　前のトラックのときに入れていた地図の半分も、今は収納することができないというのはどういうことなのだろうか。　今度のトラックはどうやら使う人を選ぶもののようです。　あまりトラック内のものを持ち込まない人にはよいトラックなのかもしれません。　私のようなものぐさな人間には、使いにくいトラックなのかもしれませんね。　皆さんはご自分のトラック(愛車)について、このようなことを思われたことはありませんでしょうか。 -------------◆---------------◇---------------◆------------- 　購読者の方からはこのようなメールをいただきました。　とんぼ返りさんからです。 --------------------------------- はじめまして、こんにちわ。とんぼ返りと申します。毎回あさやんさんの為になるメルマガを拝見させてもらっております。自分の父もあさやんさんと同じワッパを握っている人間です。あさやんさんの考えは父とよく似ていて驚きました。ところで、最近は運転手の居眠り事故が多いですが実は父も居眠り運転をしていて、たまに乗せてもらうのですが父の居眠り運転でひやひやさせられた事がありました。その時は助手席に自分がいるので起こせるのですが、もし居眠りしている時に助手席に誰もいなかったらと考えると心配です。本人は（大丈夫だ）と言っているのですが、あさやんさんは居眠り運転についてどう思われますか？率直な意見を聞かせて下さい。 --------------------------------- 　とんぼ返りさん、どうもありがとうございます。　居眠り運転ですか。　本人は気づかないので、こういうのって同乗している者の方が非常に恐怖をおぼえますね。　よくラジオなんかで、プロドライバーが安全運転の秘訣などというものを話していますが、眠くなったらまず横になるというのがありますね。　横になれれば無理はないよ。　そんな仕事をしている人もいることでしょう。　私もどちらかというと無理をして走ってしまう方なのですが、もう少しっていうのが先になります。　眠いのも峠があって、それを超えると目がさえてくるというのがありますよね。　それをひたすら期待するようなところが、私にはあります。　翌朝一着の荷物があるとして、朝までに向こうに着いていればいいといった荷物があるとします。　そうすると、運ちゃんの考え方というのはいろんなものに分かれていきます。　①早く会社を出て行き、途中でまず長く休む。ある程度寝ないと体が持たない。　②目的地までの所要時間が経験によって把握できているので、逆算してこのく　　　らいの時間に会社を出れば着けるだろうと考えて休憩を考えずにひたすら　　　走る。　③どこに行くにも、ある一定の時間に着くようにして出ることを考える。　　とりあえず向こうに着いてさえいれば延着を宣告されることもないし、目覚まし　　が壊れていてもモーニングコール(濁声かうぐいす声かは確率的なものが・・・) 　　が期待できる。　大体この三通りに分かれるのではないでしょうか。　昼間に道路脇とか大きな駐車場を有する飯屋に止まって寝ているトラックというものは①に該当するでしょうか。　②については、案外これを実践している人が多いのですが、危険な要素がかなりあります。　それは、自分の原因でなる場合とまわりの原因でそうなる場合とがあります。　自分の原因というのは、もし途中で眠くなって横にならなければ走れないということになった場合には、延着が確定します。　まわりの原因というのは、走行中に事故に巻き込まれるとか、自分が巻き込まれないまでも、他人様が事故っていてそこを通れなくって足止めを食らえばそれだけの時間をロスしますから、延着の危険性が出てきます。　その原因を説明してわかってくれるお客さんばかりではありません。　たいていは、なんでもっと早く出られなかったのかと追求されるのがおちです。　だから私は、この②については皆さんにはお勧めしたくないのです。　では私のパターンはといいますと、　③なんです。　私は１２年程度運ちゃんをしておりますが、そのなかで延着というものが一度だけあります。　それも体が調子悪いとかということでもなく、絶好調のときにです。　原因は目覚ましの午前と午後の間違いということからでした。　午前一時半に鳴らすつもりが午後一時半に鳴るわけですから、自力で起きないかぎりはまず起きませんよね。　それ以後、考えました。　どうしたら寝坊しなくて済むものかということを。　つまりは目的地の近くにいるか、着いてしまっていれば問題ないわけです。　そんなことがあって、以後はだいたい午前四時くらいには現地に着いているように会社を出るようにしました。　どこに行くにもそういうふうにリズムをつけていくことにより、体もそれを覚えていくようになります。　あとこれは余談になりますが、昼寝についてちょっとだけ。　これはいろんなパターンがあるので絶対にということは言いませんが、これも私の経験から。　運ちゃんをはじめた頃は、昼寝をするとたいていが夕方頃まで寝ていたものですが、時とともにそのような幸せな時期は過ぎ去り、いつしか時間に追われるような状態になっていました。　そうなると必然的に睡眠時間も少なくなっていきました。　まあそれだけではないわけなのですが、私はお昼に寝るならば二時間と何気なく決めていたのです。　最初のうちは目覚ましを二時間後に設定していたのですが、最近では目覚ましをかけなくても、二時間後に起きられるようになりました。　パターン化することによって、精神的に不利な状態には持っていかなくしようと考えたのです。　だけど今回ご相談のとんぼ返りさんのお父さんの場合は、またちょっと違うような気がしますね。　走っていて寝てしまうというのは、もしかしたら体が正常に機能していないのかもしれません。　信号待ちの時には、ついウトウトしてしまうことがありますよね。　そんなときに事故をやるのって多いんですよ。　フットブレーキの踏み加減がほんのわずか緩くなってしまって、ずるずるとトラックが動くといこともよくあることですから。　サイドを引いておけばと言われるかもしれませんが、トラックのサイドブレーキほどいい加減なものもありません。　なにしろ、レバーを引くところの歯車のひとつが戻っただけでも緩んでしまって、トラック本体が動き出すわけですからね。　あとこれも同じことだと思うのですが、走行中に携帯電話をかけることも居眠りに近い状態だと思います。　どういうことかといいますと、私が東名高速を東京方面に向かって走行中に実際に味わったことですが、つい話し込んでしまって、静岡インターから清水インターの区間を走行していたことがどうしても思い出せないんですよ。　『あれっ、どうしたんだろう。』ってね。　自分では前を見て神経を集中しているつもりでも、実際にはやはり違うんですよ。　それを富士インターを通過した時点で気がついたわけですが、ただ前だけを見て走っていたということについて、非常に危なかったことを未だに覚えています。　それがたとえ手が自由なハンズフリーの状態であったとしても同じことです。　会話をしている本人の気持ちがすっかり電話の相手の方にいってしまっているので、その状態を自分で知ること自体ができないんですね。　危ないことを自らが体験して、それを今後再発させないようにして仕事をする。　これが人間が本来持ち合わせている学習効果というものです。　走行中の携帯電話はされないほうがやはりよろしいですね。 -------------◆---------------◇---------------◆------------- 　さて、前回のメルマガで予告しておりました、私の前のトラックが百万キロ走破したことを記念し、ささやかではありますがプレゼント企画を実施したいと思います。　商品については、特にクルマとかトラックに関するものでもないのですが、無作為にそのときの気分で決めたいと思います。　それと当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。　(この表現、いちど使ってみたかったんですよねぇ。) 　この企画に応募される皆さんは、私のメールアドレス宛に次のことを記入して応募していただきたいと思います。 ------------------------------- ・名前(ニックネーム可能) ・住所(??県??市レベルまで記入) ・年齢(応募の時点ではプライバシーが明かされないように、こちらで配慮しているつもりですので、なるべく正確に記入していただきますように。) ・当メルマガの購読期間と購読メルマガスタンド・今後やって欲しいと思っているネタ。・その他近況など書いていただけますとありがたいです。 ------------------------------- 　なお、当選者で詳しいことが必要な場合には、メールにて私信をお送りすることになりますので、そのメールが届いた方はどうぞ返信をお忘れないように。　当選後の確認処理ができない方は当選しても、その権利を失いますので前もってお断りしておきます。　どうぞふるって応募くださいませ。　それではまた、次回まで。　　★　　　　☆　　　　★　　　　☆　　　　★　　　　☆　　　　★ 　【発行者】　あさやん owner@asayan47.com 　サイト　http://www.asayan47.com/unchan.html

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。