メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 12月24日号  2003/12/24


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----<あさやんから皆さんへ>-----------------------------------
毎日変化のない生活にお困りのあなたへ
コツコツと何かやりませんか?
私がやっていることをぜひあなたにも楽しんでもらいたい。
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                     運ちゃんのひとりごと

  2003/DEC/24TH 第149回(mag2は-100回)、melten74回、e-mag52回
              購読者数 734名    posbeeは第18回

          今日現在までの走行距離11,485km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。
 宅配便っていまはどこも熾烈な競いをしているようで、各社がサービスの開拓
に日夜努力しているようですね。
 荷物を預けたら、必ず翌日には配達されるというような、そんな世の中になっ
ています。

 荷物を受け取るほうも、翌日配達が当たり前になっているので、さらに時間指
定までして荷物の到着を楽しみにしているといった有様で、もしこれが指定され
た時間に届かなかったならば、どういう風に考えるだろうかとふと考えました。

 今回私は、社会に出て以来(18年程度)からの付き合いのある人から、今から
荷物を送るとの連絡を電話でもらいました。
 いまは別々の会社になってしまいましたが、それでも長く付き合いが続いてい
る人のなかのひとりです。

 この歳になって、ものを贈ったり贈られたりすることが増えました。
 それがお歳暮とか、お中元というものではなく、お互いが気遣ってものをキャ
ッチボールのように投げ合うようなお付き合いです。

 私はどちらかというと、県内の人とのお付き合いよりも県外の人とのお付き合い
のほうが多いのですが、いろんなところの特産品が食べられたりするので、これ
はとてもよい付き合い方をしているかなぁと自分では思っていたりします。

 それで元同僚からの連絡で、

 『今から送るけど、たぶん明日届くことになるだろうが、時間は何時ごろに指定
するか?』

 というものでした。
 自分がいそうな時間帯にしなければならないので、明日ならば夕方はいるだ
ろうということで、夕方の時間帯に指定しました。
 次の日、宅配業者はその時間帯めがけて配達に来たようです。
 この、『来たようです。』っていうのがいいでしょ!?

 来たらしいのです。
 来たらしいという言葉の裏には、『ほんとに来たのか?』といった疑問の想いが
あるのです。
 なぜなら、その宅配業者の来た時間帯には我々夫婦は在宅していたから。
 部屋の灯りもちゃんと点いています。

 それなのに、どうしてその宅配業者は不在者記入表という紙1枚を残して立ち
去ってしまったのか。
 私はこれが知りたいのです。
 私が考えるに、玄関のベルを鳴らしたが誰も応答がなかった。
 ということなのでしょうか。

 営業車から降りてから家に来るまでの間に、我々夫婦の部屋の灯りがちゃんと
見えるというのに、どうしてその宅配業者は立ち去ってしまったのか。
 この荷物が実は重要な品物で、指定した日の指定された時間までに必要なもの
であったならば、いったいどうするというのでしょうか。
 今回は特産品であったので、特に問題はありませんでしたが。

 可能な手を尽くすならば、電話をかけてみるとか、大声で呼んでみるとかそんな
サービスというものは出来ないものでしょうか。
 本来ならばこの日に到着しているものなのに、翌日になって受け取ったというの
では、なんかつまんないですよ。

 眠い目をこすって夜間に走った路線の運ちゃんに申し訳が立たないと、私はつ
い思ってしまうもので。
 これも職業柄かな。
 私らの世界でもこの問題はとても重要なことで、時には重大なトラブルに発展す
ることさえもあります。

 自動車部品を定期的に運んでいる人たちがいます。
 この人たちはスケジュールに基づいて運行していて、延着というものが許されな
い類の人です。
 この部品が到着しないと生産ラインが止まってしまうというくらい、時間時間で走
っているとても時間にうるさい仕事があります。

 いまはどこの業種においても、在庫を抱えないような仕事のやり方をしているの
で、注文する内容も箱単位というよりはなかの個数で発注することが多いので、
輸送上の衝撃による荷物破損事故も許されないことが多いです。

 昔のように、余分に発注して倉庫に溜め込んでいくような仕事のやり方をしてい
ればこんなことは起こり得なかったのだと思いますが、いまはどこも届いた商品を
すぐに店頭に並べるようなやり方をしています。
 そうやって日夜努力してきた企業努力があるからこそ、今日の日本の繁栄があ
るのでしょう。

 いま私が運んでいるような荷物は、たいていが朝一着、つまりは朝の8時までに
は着いているようにという指示のものが多いのですが、最近は細かい指示を出す
お客さんも増えてきました。
 午前10時着であるとか、午後1時着であるとか、この時間帯にトラックを入れろ
ということなのです。

 でもね、我々は行き荷だけで飯を食っているわけでもないんですよ。
 帰り荷を積んで帰らなければならない事情もあるわけで、前日から指示されてい
るならばともかくとして、ひどいのになると朝1着で着けてその時点で時間の指定
をされるというもの。
 これは最悪ですよ。

 だって、いままで組んでいた今日一日のスケジュールが、一気に崩れ去るわけ
ですから。
 運ちゃんもサービス業の一員ということで考えれば、これも致し方ないのですが、
それにしても最近はいろんな面でうるさいお客さんも増えましたね。

 このメルマガを読まれている方のなかには、かなりの数の運ちゃんが含まれてい
ると考えられますが、うるさいお客さんの事例などを挙げていただくことはできない
ものでしょうか。

 古い運ちゃんの話などを聞くと、昔は

 『頭にきたぁ!』

 と言ってそのまま帰ることも結構あったようなのですが、いまの世の中にこんなこ
とをしでかすと会社そのものが出入り禁止になる可能性が大きいです。
 皆さんの面白おかしい話が聞けたらと思います。
 
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 kimuchiさんからは、このようなメールをいただきました。

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kimuchiです。
新車良いですねぇ。あの臭いがいかにも新車で良いですね。
装備も前のトラックとは進歩してますよね。
私も以前、乗っていた2t車はエアコンも付いていなくて、夏前の6月に新車をもら
いました。
荷物を積み込みしてる時、醤油の入ったダンボールを割ってしまい、荷台を水洗
いしたことがあります。(T_T)

燃料なんですけど、普通はトラック等は軽油ですよね。
私の同僚は灯油を運んだ時、軽油と書かれた注入口に灯油を入れろとその会社
の人に言われ、間違いじゃないかと思って何回も確認したら、そんな指示でした。
自社の敷地で砂利等の運びに使うブルドーザーへの給油の使用の様でした。
敷地外での使用だったらまずいですよね。
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 kimuchiさん、いつもありがとうございます。
 納車後一ヵ月半で、すっかり新車の匂いは消え去りました。
 オートマの感覚にもだいぶ慣れてきまして、荷物にはいいのかなぁなんて言い
ながら走っているところです。

 しかしなんですね。
 荷台の上で醤油をこぼされたとのこと。
 まだ荷台でよかったですね。
 運転席の中でひっくり返していたら、それこそキャビンの乗せ換えになりますか
らね。

 余談になりますが、私は醤油粕(絞ったあと)のバラ荷を運ぶこともあるんですよ。
 今のような時期にはまだいいんですが、真夏などですとすぐに発酵したりして、荷
台は錆びるし、物はなかなかおりないし、なんといってもあの匂いが残るんですよ。
 綺麗にブラシで荷台を擦ってやらないと、他の荷物なんか積めないですからね。

 それとこの燃料の話なのですが、皆さんこの話の意味はお分かりでしょうか。
 軽油のなかに相当量の灯油が含まれていても、ちゃんと走行するのです。
 問題はそういうことではなく、犯罪になるということなんです。
 これは明らかに脱税になるんですよ。
 会社ぐるみでやると、本来の運送事業が危うくなる恐れがあります。

 環境にもやさしくないし、運ちゃんからしてもパワーが落ちるわ煙は巻きあがるわ
で、社長さん以外は誰も喜ぶ人はいないというわけです。
 こんなホームページを見つけました。

 http://www.tax.metro.tokyo.jp/oshirase/2000/200009f.htm

 つまりはこういうことですので、やめましょうね。

 ただこれは、kimuchiさんも書かれているとおり、事業所の敷地内とか一般の公道
上でなければ、特に問題はありません。
 これは軽油引取税(つまりこの軽油引取税というものは、道路の新設や維持管理な
どの費用に充てるための税金である。)に絡んだ問題であるということです。

 だから逆に言うと、普通のガソリンスタンドで入れた軽油で敷地内とか公道以外で
のみ使用していると、この軽油引取税分の額が戻ってくるわけなんですね。
 あっ、ここでは重機の話はしてなかったなぁ。
 話が三段跳び(飛躍)してしまいました。
 とにかく、正規の燃料を使用することですね。
 
 
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 【発行者からのご挨拶】

 今年一年間、当メルマガ(運ちゃんのひとりごと)を購読していただき、誠にありが
とうございました。
 皆さんに読んでいただいているということが、発行する原動力となってがんばって
きました。

 私の目指す、メルマガにおいての発行者と購読者との一体感というものを、少し
ずつではありますが実現できているという実感を味わっております。
 購読者の方々からいろんな情報提供とか、問題提起をいただけるおかげで発行
することがとてもはかどり、私もずいぶんと助けられました。

 今後もこのような関係を継続していただけましたらと考えております。
 運ちゃん業界も、これからどんどん厳しい世界になっていくものと思われますが、
できることなら棺桶に足を踏み入れるまで走り続けたいものです。

 今年はこれで書きおさめ。
 来年は気の向いたときが書き初めとなります。
 新車を記念してのプレゼント企画は新年早々を予定しておりますので、どうぞお
楽しみに。

 それではまた、次回まで。

  ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆    ★

 【発行者】

 あさやん owner@asayan47.com

 サイト http://www.asayan47.com/unchan.html

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