運ちゃんのひとりごと９月２１日号 2003/09/21

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タイトル：運ちゃんのひとりごと９月２１日号 2003/09/21

----<あさやんから皆さんへ>----------------------------------- 毎日変化のない生活にお困りのあなたへコツコツと何かやりませんか？私がやっていることをぜひあなたにも楽しんでもらいたい。 http://wwa.irias.co.jp/i.asp?WCI=Rule&WCE=67821 ---------------------------------------------------------- ----unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan---- 　　運ちゃんのひとりごと 2003/SEP/21ST 第138回(mag2は-100回)、melten63回、e-mag41回　　　　　　　　　　　　　購読者数 708名 posbeeは第8回　　　　　　　　　今日現在までの走行距離982,236km ----unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan-unchan---- 　皆さんこんにちは、あさやんです。　今年は夏が涼しかったせいか、秋がめっぽう暑く感じます。　残暑がとても厳しいですね。　若かりし時は夏の暑いときにも、エアコンを入れずに気張って走っていましたが、最近はどうもダメですね。　ついつい、エアコンのスイッチに手が伸びてしまいます。　連日３０℃以上の暑さにからだが不調を感じてきました。　トラックも老齢化し、この暑さに熱だれを起こして坂もうまく登らなくなりました。　いたるところにきしみ音が出てきて、騙し騙し走っているという現状です。　いま、新米を運んでいるのですが、こちらの早稲品種であるハナエチゼンはなんとか品質を保っているようで、一等の格付けで出荷できているようです。　今年は入札でも高値を出しまして、お米屋さんも二の足を踏んでいるかと思いましたが、それでも大手のところはぼちぼち出荷できているようで、ホッとしているところです。　問題はコシヒカリかな。　うちの田んぼは、今年は全部コシヒカリなのですが、稲が水に浸かっていたりと心配な様子です。　農協の伝えてきた刈り取り時期の指示に従わなければならないわけなのですが、まともに守っていたら変な米ばかりが出てきそうです。　私のところでは、やや不良ということで作柄が判断されているようですが、平年並みの取れ高でしたら、結構農家もいい思いをするのではないでしょうか。　個人売買も堂々とできるようになりましたし、大富農などはぼろ儲けをするチャンスなのかもしれませんね。　しかし暑いなぁ。　この暑さなんとかならないかなぁと、うちの猫も少々困り気味に見えます。 -------------◆---------------◇---------------◆------------- 　購読者からは、メールをいただいております。　前回のkimuchiさんがninojmelさんへ宛てたメールに対するninojmelさんの返答です。 ------------------------------- kimutiさん、あさやん,各お考え拝見しました。セブンイレブンに皆で抗議などと言う過激な考えは,くわばらくわばらです。仕事がなくなります。発信源は全てウォッチされているでしょう。セブンイレブンは交通の流れにそって運行せよとは言っていません。交通法規を守れと言っているだけです。坦々と時速４０KMで走れと言っているのです。後の車も坦々と４０KMで走れば良いのです。それでは飯の食い上げになる仲間が居るってこと、どう考えているんだということになる。だが、ホントに飯の食い上げになるんだろうか。４０KMを追越して６０KMで走る。また追越して今度はスピード違反でつかまりかねない７０KMで飛ばす。次ぎは信号待ちで４０KM走行の後続車が追いつく。目的地に１分間くらい早く着くか。１分間の差で飯の食い上げと言うのは、実に大げさな自分の違反やあおりを正当化する言動ではないでしょうか。要は１分でも人より早く仕事を終えて１分でも早く家に帰りたいという自分勝手・我儘のために危険なあおり行為を繰り返しているのではありませんか。人より１分でも早くという所に問題の基本があると思います。彼らのあおり行為は、正直な市民に対する自己の我儘からの無法行為と思っています。何となく彼らを弁護したくなるドライバーの気持ちはわからないでもありませんが、法令を守って走行する（仮に会社から指定速度を与えられていても）ことが総体として交通戦争に対処する正しい方法と考えているドライバーは少なくありません。彼らは１分を急ぐためにあおり行為はしません。交通法規を守る走行が結局は全体のシステムを維持するものと考えているからでしょう。 KIMUTIさん・あさやんはやや体制批判の思考が強いと見受けられますがいかがでしょうか。批判精神は常に必要なこと。あおり行為は到底、食うに困るからやるのではなく自分の僅か１分間への我儘のなせるわざと思います。まさに彼らの行為は７人掛けの電車のシートを５人でふんぞり返っている社会のダニと思います。この点罰則強化は意味があると考えます。忌憚のないご非難をお願い致します。 ninojmel ------------------------------- 　ninojmelさん、熱の入ったメールをありがとうございます。　私がkimuchiさんのメールを見る限りでは、皆で抗議というのは半分以上冗談で述べているのだと思えました。　でも、クライアントがなぜにこのような法定速度で走行するよう申し入れをしてきているのか。　私はその点について考えてみたいと思います。　①トラックには自社のブランドを背負って走っているので、悪い意味で人目につくような走りはしてもらいたくない。　②ルートの途中で事故られては商品がきちんと届かないので、出入り業者の安全を徹底させたい。　③なにかトラブルに巻き込まれても、免責となるように徹底する意味での方針を明らかにする。　　まだあるでしょうが、とりあえずこんなところを考えてみましょうか。　①については、わがまま顔で走っているトラックに惚れ惚れする人はだれもいないということで、うちのブランドのクルマはみな交通ルールを守って規則正しく仕事をしているといった、広報・営業から物の流通にいたるまでをシステムとしてとらえようとする考え。　②については、きめられたものがこの時間にこの店舗に配達されるということまでを管理していると考えた場合に、車両故障や事故などに巻き込まれることは販売をする上での大きなロスにつながる。　各販売店もこの商品はこの日のこの時間に来ることになっているからとマニュアルどおりに仕事を進めているので、決まったものがその時間に届かないということは非常に困る。　③については、事故があってもこちらには一切過失がないということを徹底させる意味で、交通法規の遵守を徹底させる。　つまりなにがあっても、本部はこの件に関しては責任を負わない。　出入り業者も事故による損害を少なくなるように努力しなさいということ。　こんな感じでしょうか。　このてのルート配送は、何時にどこそこの店舗に配達するというものがしっかりと管理されているようです。　だから深夜の暇な時間帯であっても、コンビニのなかの仕事はきちんとあるわけです。　そのスケジュールには、交通法規を守って走行したときにきちんと配達できるようなものが考えられて組まれているようで、ドライバーもそれを忠実にこなすといったところなのでしょう。　私も一時期、コンビニでアルバイトをしたことがありますが、深夜帯は暇でお金になると思って勤めてみたら、意外な忙しさに泡を食ったことがあります。　コンビニ車のルートに他のルート車が入り混じり。　寝る時間なんてありませんよ。　よっぽど運ちゃんのほうがいいと思った。　それでちょっとninojmelさんの書かれていることで気になることがあります。　それは、淡々と交通法規に沿って走れということなのですが、この文章をみているとどうやら運ちゃんの記述ではありませんよね。　つまり、事務所側の書き方です。　うちの事務所の人間も言います。　『うちは一般道60km/h、高速80km/hです。』　そういうことを強く言う上司に限って、ライトバンではバンバンぶっ飛んで走っています。　それも、会社名のはいったライトバンでですよ！　突っ込み合いをしたら絶対に道を譲らないとか。　トップなんぞはヤクちゃんと変わりないようなアグレッシブな走りをします。　そういった事務所の人間に限って、　『事務所は関係ないんだよ。』　と言って、責任逃れをします。　私はこれは違うんじゃないかなぁと思うのです。　だってそうでしょ？　せっかく安全なイメージで走っている自社のトラックがあるというのに、その会社のライトバンが無茶苦茶な走りをしていちゃ、運ちゃんの努力が半減してしまいますよ。　そんなわけないよと事務所の人は言うかもしれませんが、これは事実です。　実際、私があの天下の差側９便というものを見ていたとき、集配・配達をいっきに引き受けているセールスドライバーが会社の規則に則ってゆっくり走っているというのに、かたやその会社のライトバンは鈴木アグリか中島とおるがハンドルを握っているんじゃないのかと思えんばかりに、すり抜けすり抜けぶっ飛んでいる。　セールスドライバーのあの善良なイメージが、このライトバンのおかげで帳消しになっているのです。　この世の悪者にされている運ちゃんのひとりの私でさえが、こんな思いを持っています。　こんな非現実なルールなんてドライバーだけにやらせておけば良いんだよとはけっして思わないでいただきたいです。　会社の看板を背負っているからには例外はないんですから。　でもどうかな。　違うコンビニのルート車で荒っぽい運転をしているところも見られますが、それが原因でそこのコンビニには一切行かないでおこうという人は実際にはどれくらいおられるのでしょうか。　普段からバンバンぶっ飛ばし、前のクルマを煽り倒し、信号待ちになると右折レーンから最前列に頭を出して、すぐさま前列のクルマの中に消えていくといったコンビニの車が一時期おりました。　冬の雪のある時期になってもその運転はあいも変わらずで、私も危うくおかまを彫りそうになったこともありました。　ある日その車が県境の峠で横転しているのをこの目で見ました。　『いつかやるとは思った。』とはそのとき思いましたが、このトラックの運んでいるところのコンビニにはけっして行くものかとは、私は思いませんでした。　まったくの一般人には違った見方があるのかもしれませんが、同業者の目で見る限りでは、そのコンビニのブランドよりは運送会社の名前の方に目がいっていたからです。　『この会社じゃ、仕方ねえなぁ。』　ってね。　あと、日常的に他者から煽られている私としましては、このninojmelさんの書かれていることはおおかた合っていると思います。　夜間であっても信号が効いていれば、そうは速く走れないもの。　一定の速度で走行していれば、信号の方から変わってくれたりして、結局は無茶なトラックとそうは変わらないものです。　この原稿を書いている前の晩にも私は仕事で走っていて、前のトラックが65 km/hを基準に走っているのですが、私はがちがちの60km/h。　当然5km/hの速度の開きがあるので、私のトラックは前のトラックからは離れていきます。　すると後続のトラック達も、私に対して、　『速く走れよ！』　とアプローチしてきます。　だけど、そのアプローチは次第になくなっていきます。　それはなぜか。　前を走るトラックは気持ちよく走っているかのようには見えるが、片っ端から信号につかまって止まっている。　その点、私のほうはどうか。　うまく信号にあわせて走っているので、ブレーキを踏むことなく信号をパスしていく。　確実に5km/h位は違うと思うのですが、実際には前のトラックは30kmの道のりを走る区間ではずっと私の前にいました。　これは私の理論。　いくら前のクルマが速く走っていたとしても、前の見えるところにいるうちは、到着時間になんら変わりはない。　信号をなぎ倒してぶっ飛んでいくとか、信号そのものを無視しないのであれば、早く行こうがゆっくり行こうがたいして変わらないものなんですね。　そうは思っているのだが、なぜなんだろうか。　このデシタコってやつは同じ速度で走るにしても疲れるものです。　たとえばこのninojmelさんの会社のように交通法規にそって走りなさいという会社の場合、現実に道路には最高速度が40km/hのところと50km/h、その他 30km/hという道路がありますが、そういったものの区別をデシタコでは管理することはできないでしょう。　だからどこまで運ちゃんが交通法規にそって運転しているかということを判断することになならないと私はおもいます。　うちの会社の場合、一般道は60km/hで高速は80km/hです。　最高速度の指定をいちいち確認して走っている運ちゃんがこの世にはどれくらいいるというのでしょうか。　これは運ちゃんの感受性というものも絡んでくるのではないでしょうか。　つまり、こんな速度でこの道路を走っちゃ危ないよというものを、どの程度感じ取れるかどうかということ。　だから最高速度40km/hである道路を最高の40km/hで走っていても、事故は起こるのです。　40km/hで人にぶつかれば、まずもって人は死に至ります。　交通法規にそって走りなさいという決まりを守れるninojmelさんのところの運ちゃんは優秀な人ばかりです。　うちの会社も速度には厳しい方だとは思いますが、それでも一般道で60km/h は出せますから。　でもね、一般道60km/hと簡単に押さえ込んでしまうとどういうことになるか。　最高速度が40km/hであろうが、50km/hであろうが60km/hで走ってしまえという解釈になりやすい。　つまりは速度だけにとらわれた管理のしかたです。　そうではなくて、この道路にはこんなところに危険が潜んでいる。　この道路が最高速度30km/hになっているとか、40km/hになっているのは、こういうことからなんだということを理解することが先ではないかと私は思います。　ゆっくり走ることの意味というものを理解してからでないと、ただ単にちんたら走っていると後ろ指さされかねませんから。　私は前にも書きましたが、社命速度ということで一般道は60km/hを守って走っています。　この速度はハッキリいって、レジャッコ様からは邪魔者扱いにされています。　しかし夕方のラッシュ時に、片側二車線ある幹線国道沿いにあるパチンコ店や大型ショッピングセンターの前を通る際には、意識的に右側車線を走るようにしています。　それはなぜか。　皆さん仕事を終わって、我先にパチンコ店に駆け込むわけですが、そんな人たちは私の荷物にはけっして気を遣ってはくれません。　だから、急な割り込み、急ブレーキ、急ハンドル、なんでもありです。　それに頭隠して尻隠さずの、駐車場に入る前からどこに駐車しようかと考えて、尻を出した状態で止まられたときなどは、涙が出ます。　そんな悲劇を味わないために、勇気を振り絞って右側車線を走るご無礼をお許しくださいませ。　これも時には必要なことと考えています。　　ninojmelさんのところの運ちゃんの本音というものを聞いてみたいところです。　人間なのだから、なにも感情をもたずにただ淡々と仕事をしているというのは、私は嘘だと思います。　最後に、kimuchiさんを擁護するつもりはないのですが、出入り業者にとってみればとても危険な発言をされたと感じられたことでしょうが、このkimuchiさんとてひとりのお客であるということをけっして忘れてはならないと思います。　ひとりのお客の意見であるということを尊重してあげたいですね。　それではまた、次回まで。　　★　　　　☆　　　　★　　　　☆　　　　★　　　　☆　　　　★ 　【発行者】　あさやん owner@asayan47.com 　サイト　http://www.asayan47.com/unchan.html

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