メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 8月10日号  2003/08/10


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                     運ちゃんのひとりごと

  2003/AUG/10TH 第133回(mag2は-100回)、melten58回、e-mag36回
              購読者数 685名    posbeeは第3回

          今日現在までの走行距離974,480km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。
 いやぁ、暑い日が続いてますね。
 夏は暑くて当たり前といえばそうなんですが、なにやらトラックのタイヤも辛そう
に感じるのは私だけなんでしょうか。

 タイヤか。
 タイヤにまつわるお話をしましょうか。
 先日、私が帰り荷を積んで帰るときのことです。
 その日はセメントを積んで帰りました。

 一袋が25Kある袋なのですが、これがパレット積みされていました。
 定量の10トンですので400袋あるわけですが、パレット数にすると8パレット
ということになります。

 『なんだあさやん、楽な仕事をしてるじゃねぇか!』

 とそんな声が聞こえてきそうなのですが、実はそうでもないんです。
 私のクルマはスタンション(前仕切りをするもの)もなければ、コンパネ(ベニヤ
板)がなく、前から積まなければならないので、パレット数が少ないと強烈な前
荷になるんてすよ。

 左右に積んで(これを抱き合わせという。)四列にすると、とてもじゃないがハン
ドルが据え切りできないほどに重くなる。
 それで私は少しでも荷重が後にかかるようにと、変則的な積み方をすることに
しました。

 今回とった方法は、右側3パレットに左側5パレットの組み合わせである。

 『なぜ左側を多くするの?』

 という声が聞こえてきそうなので、お答えしましょう。
 右側を多く積んで走っていると、パレットが左側に動くことがあるのでそれを防
止する意味でも、私はなにかあるときには必ず左側を多く積むことにしているん
です。

 これは道路がそもそも、左側が低くなるように作っているということも関係してい
ます。
 それでこのような右3左5のバランスで走り出すことになりましたが、これでもま
だハンドルがかなり重いです。
 女性ドライバーでは、まず据えぎりは不可能なくらいの重さです。

 会社までは140km位の距離のところなのですが、気温が32℃くらいでまあ暑
いといえば暑い日でした。
 外から見てもハッキリと前荷だということがわかるくらいに前のほうが沈んでい
て、しかも左側に傾いている。

 外観上も走行感もとてもアンバランスな状態です。
 なんたって轍に捕まるとハンドルが持っていかれますから、こりゃ怖いですよ。
 前輪タイヤがかなりつぶれています。
 今回はニコニコ定量輸送なのですが、ある種の過積載の状態を思わせるような
たわみ方ですね。

 気をしっかり持ってハンドルを握り、後についたクルマなどはお気遣いをして
まくらせてあげてあげたり、アットホームな雰囲気である程度まで帰ってきました。
 ここまで走ればいいかな。
 このあたりで寝て帰ろうかと考え、トラックを止めて何気なくタイヤの横をさわっ
てみました。

 するとどうでしょう。

 『熱い!』

 いやぁ、ほんとに熱かった。
 それも全輪が熱いんじゃなくって、前輪だけが熱いんですよ。
 よくもまあここまでタイヤがもったものだなぁと思えるくらいに熱かった。
 強行突破で会社まで走っていたら、たぶんバーストしていたでしょう。

 物理的に解釈すると、タイヤのたわみ量の増加により転がり抵抗が増し、その
結果摩擦熱が通常以上に多くなって、異常な熱を持ったということでしょうか。
 後輪に手をやっても、ぜんぜん熱くありませんから。
 後輪にはそれほど荷重が加わっていないのでしょう。

 確かにこの日は暑い一日でしたが、全輪が熱いのならばともかくとして、前輪
だけが熱いというのは、どう考えてみてもおかしい。
 重荷をしたトレーラーなどがよく道端に止まってタイヤを点検している姿を見ま
すが、あれはこういうことなんですね。

 トレーラーなどは均等に荷重を加えていっても、こういうふうにタイヤが熱を持
ちますから、定期的に見てやらないとダメなんですね。
 よく道端でタイヤを蹴っている姿を見ると思いますが、そういうことなんですね。

 この現象を違ったものに当てはめてみましょうか。
 タイヤの空気圧の点検をめったにしないか、まったくしないドライバーがいると
します。
 近頃の乗用車は一般のものでも扁平率の高いタイヤを履く傾向にあります。
 この扁平率の高いタイヤというのは、空気圧の管理がとても重要なんです。

 タイヤそのものの高さが薄いというのか低いですから、この高さを維持するに
はそれなりの空気圧が必要となります。
 空気圧は点検なしで使っていると、減ることはあっても増えることはまずありま
せん。

 もっとも、走行中に多少の熱を持つことによる空気圧の増加はありますが、そ
れは維持されるものではありません。
 だから常に空気圧をチェックしてやる必要があるのです。
 乗用車の四輪のなかのひとつのタイヤに極端な空気圧不足があるとしますと、
今回の私のような似たような現象がおきることになります。

 高速走行ならばなおさらのことです。
 乗用車の場合には車重そのものが軽く、それが顕著に現れないから発見し
にくいだけのことなんですね。

 一時社会をお騒がせした、一発屋軍団と称するダンプ野郎。
 箱の左右に挿し歯をして深アオリにし、土砂を(?)×10トンも積んでのしのし
と象のようにゆっくり走っていました。

 あれがいい例です。
 そういった一発屋軍団が、なぜに速度を出して走らなかったか。
 スプリングがいかれてしまうとか他の原因もあるのでしょうが、やはりタイヤの
バーストが怖いからでしょう。

 箱いっぱいに積むことにより重心も高くなり、フラフラ感も増しますので運ち
ゃんとしてはとても気持ちの悪いものです。
 あの土砂っていうのは、比重がものすごく重くて外観上はたいして積んでな
いように見えても、思いのほかあるんですね。

 全タイヤがたわんで走ることになるのだから、どのタイヤがバーストしてもお
かしくないような状態で走っているわけです。
 積んでなんぼの代表格であるダンプでしたから、この時代にぼろ儲けした
人もかなりいるんじゃないでしょうか。

 いまのダンプなんていうのは牙を抜かれた闘牛のようなもので、まったく旨み
がなくなりました。
 たくさん積めなくなったから、そのぶんたくさん往復しなければならなくなった。
 一度いい思いをすると、あとが大変なんですね。

 でもそんな時代に運ちゃんをやりたかったなぁ。

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 梅雨が明けて空だけを見ていますとすがすがしい毎日なのですが、こうも暑い
といい加減勘弁してもらいたいなぁといった感覚になるのが普通でしょうか。
 アイドリングストップという言葉はたいぶ定着してきたかなぁと思いますが、皆さ
んは普段どの程度意識されていますでしょうか。

 私なりに考えることは、どう考えてみても無駄だと思えるような空焚きはやらない
ようにしましょうということになりますか。
 一般の方からみるとどう見えるのかわかりませんが、最近梅雨が明けてから見る
トラックのそれぞれがエンジンをバンバンかけて寝ている。

 『アイドリングストップはどうなったのよ!』とご立腹の御貴兄・御貴姉さんがお
られることでしょう。
 これは私個人のことなので、他の運ちゃんには当てはまらないかもしれませんが、
少なくとも一度はエンジンを止めて寝ようと試みるんですよ。

 だけどしばらくすると汗をたくさんかいていて、自然に目が覚める。
 『うっ、暑いなぁ。』
 時計に目をやるとたいして時間が進んでいない。
 頭がボーっとしている。
 窓から外を眺めると蜃気楼のようなものが見える。

 『夏なんだから暑いよなぁ。』とブツブツ言いながら、エンジンをかけエアコンを
入れる。
 『クーッ、涼しい!』
 その場でバタッと横になって、そのまま眠りに入る。

 クルマの中って想像以上に暑くなるんですよね。
 今の時期だと、放っておくと50℃とかそれ以上になるんでしょ?
 そんな中で寝ていると、ヘタすりゃ命が危なくなるくらいに脱水症状とか熱中
症とかなる可能性が高くなりますね。

 そんなのを知らないで赤ん坊をクルマの中に入れておいてパチンコに行って
しまい、戻ってきたら赤ん坊が死んでいたという話を聞きますが、これなんかは
無知が産んだ最たる悲劇というものです。

 運ちゃんもまさにそんな状況におかれているのです。
 デジタコの採点のなかにアイドリングの項目があるのですが、5分以上エンジ
ンをアイドリングの状態にしておくと、原点の対象になります。

 つまりこの時期はいくら速度を守って走っていても、暑さに勝てなければ100
点満点の評価は出せないということなんですね。
 たしかにエンジンをかけていることで温暖化の影響を促進していることにはな
るのだが、だからといって命に危険を及ぼしてまでエンジンを止める必要はある
のだろうか。

 この時期、荷台のシートをまくるだけでも多量の汗をかくというのに、私たち運
ちゃんひとりひとりの温暖化への対応はどのようにしたらよいというのだろうか。
 会社側の答えとしては、命に危険を及ぼしてまでエンジンを止める必要はあり
ませんと回答されている。

 だけどアイドリングをさせているとデジタコの採点は悪くなる。
 こだわっている人たちには譲れない問題だ。
 するとどうだろう。
 アイドリングをして寝るときには、デジタコのカードを抜いて寝てくださいと。

 この答えが出た時点で、会社側もデシタコの不都合な面を感じたのではない
かと思う。
 機械ってものは、情をいっさい入れないで事務的に処理するので、こういうとき
の判断は理解できないときがある。

 命をかけてやるような高い報酬を得ているわけではない運ちゃんとしては、目
の前のデジタコの採点と命の重さを天秤にかけたとき、どちらが重いのかを判
断しなければならないときがある。

 私的には、

 『長生きしたいよねぇ〜。』
 となります。
 皆さんはどうでしょうか?

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 お盆を前にして、クルマが多くなりましたねぇ。
 なんで多いのかな。
 まだ帰省ラッシュが始まっていないのだろうに。
 休み前に片付けておかなければならない仕事がたくさんあるのだろうか。

 高速道路は毎日20キロ近くの大渋滞。
 渋滞の最前列に入り込んでやろうと考えるような奴があとを絶たず、事故も
非常に多いです。
 できるわけないのにね。

 帰省のときにも、自分だけが速く帰ろうとしてもそれは無駄なことになります
から、どうしても前に進まないのであれば、休んでいくことも時には必要なこと
かもしれませんよ。

 いつもならば5分で通過できるところも、この時期なら1時間かかることも考
えられますから。

 とにかく気をつけてふるさとに帰ってくださいね。
 それではまた、次回まで。

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 【発行者】

 あさやん owner@asayan47.com

 サイト http://www.asayan47.com/unchan.html

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