メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 6月29日号  2003/06/30


----<あさやんから皆さんへ>-----------------------------------
毎日変化のない生活にお困りのあなたへ
コツコツと何かやりませんか?
私がやっていることをぜひあなたにも楽しんでもらいたい。
http://wwa.irias.co.jp/i.asp?WCI=Rule&WCE=67821
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                     運ちゃんのひとりごと

  2003/JUN/29TH 第127回(mag2は-100回)、melten52回、e-mag30回
              購読者数 552名

   今日現在までの走行距離966,406km(トラックも車検入り)
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 皆さんこんにちは、あさやんです。
 今週は高速道路で大きな事故がいくつかおこっていましたね。
 工事渋滞の列の最後尾に突っ込むという事故。
 あれってどうしておこるのでしょうかね。
 そのなかのひとつの事故で、愛知県新城市の東名高速上り線の事故。

 あのあたりは私の場合は通常夜間に走行するところなのですが、やや登りで
右カーブになっていたのかな。
 昼間にその区間の追い越し車線を走っていると、ガードレールなどの中央分
離帯の施設がもしかしたら死角にはいっていたんじゃないかと考えられなくも
ないです。

 ただ、あとの調べでそのトラック運転手は、前の週末に運転代行のアルバイト
をしていたということ。
 そのアルバイトになにをしていたかというのはともかくとして、過労運転につな
がっていたということでしょうか。
 追突時には、ブレーキの跡がまったくなかったということです。

 S県の運ちゃんだったようですが、私が推測するかぎりでは、名古屋あたりで
荷物をおろして、空でS県に戻って荷物を積まなければならなかったという状
態じゃないかと思われます。

 時間的には順調に荷物をおろして、普通に戻っているような感じではあった
と思われるのですが、豊橋の料金所をくぐってなぜにすぐのところで事故にな
ったのかが理解に苦しむところですね。
 このての事故で追突事故をおこすシチュエーションとして、必ずといっていい
ほど、突っ込むクルマは追い越し車線を猛スピードで走るやつ。

 スピードを出せば出すほど、視界は狭くなり前ばかりを見るようになるというの
は教習所でもみなさん習いましたが、その自分の目の特性をよく理解せずに
安易にスピードを出してまわりのクルマを蹴散らしながら走っているクルマのな
んと多いことか。

 私はその姿をいつも見ていて、

 『おいおい、前でやるなよ!』

 とつぶやきながら、無事を願っているのです。

 雨の日なんか事故が非常に多いですが、視界が悪いにもかかわらずお構
いなしにスピードを緩めないでぶっ飛んでいくクルマが多いですよね。
 人間の本来持つ感性がしっかりしていれさえすれば、そんな濡れた路面は
滑るものなんだと感じて、自然にアクセルを踏む強さを緩めなければならない
ものなのですが、やはりこのあたりは個人差というものがあるのでしょう。

 世の中には、痛い思いをするまでわからないという人があまりにも多いという
ことなのでしょう。

 高速道路において渋滞にはまったら、どこの位置に停車しているのがいち
ばん安全なんでしょうかね。
 よく、渋滞の最後尾についたクルマは、ハザードランプを点けて停車している
というのを後方のクルマに知らせましょうというのがありますが、あれもうまくやら
ないとまったく意味がないんです。

 止まってからハザードランプを点けても、後方のクルマはすぐには止まること
ができません。
 後ろが乗用車ならばまだしも、トラックだったりするとビックリしてしまいます。
 それじゃこういうトラックをビックリさせないで減速させる秘訣はないのか。

 そう考えてくれる余裕のあるドライバーがひとりでもいてくれると、我々運ちゃ
んとしてはありがたいのですが、現実にはそうはいきませんよね。
 一般道を走ろうが高速道路を走ろうが、常に目先しか見ていないほとんどの
ドライバーというのは、先が止まっているということにビックリしてブレーキを踏む
のです。

 これを後ろが同じ動作をしようとすると、反射神経のよい人は対応できますが、
そうでない人は止まれなくて、おかまを掘るわけです。
 トラックの場合は運ちゃん本人が止まろうと早めにブレーキを踏んでいても、
慣性が強く働いていますから、なかなか減速しません。
 ではどうやって、後ろのトラックをゆっくり止まらせればいいのか。

 私はブレーキを軽く踏めとか、ゆっくり踏めとかそんなことをいう必要はないと
思います。
 前のクルマの動きにあわせてゆっくりと減速していけさえすれば、それでいい
ことなんですね。
 なにも特別のことをすることはないと思います。

 つまり、なにをするにも余裕を持ってことにあたるということですか。
 せっかく高速道路に乗ったのだから、少しでも速く走って早く目的地にたどり
着きたい。
 そんな人ばかりだとどういうことになりましょうか。
 そう! 右側ばかりを走るクルマでいっぱいになるんです。

 そんなにせかせか走ったって、そんなに変わるものじゃないですよ。
 運ちゃんのなかにも、トラックの運転もレジャッコの運転もなにひとつ変わらな
い人っていますが、これは大いに問題ありです。
 バンバン飛ばすけれども、すぐにパーキングエリアなどに入ってしまうとか、そ
んな運転をしているとまわりが迷惑するんですよ。

 近頃、サラリーマンを辞めて運ちゃんになるような人も多いのですが、プロの
世界ではそういう運転は愚の骨頂だということで戒めていただきたいものです。
 プロドライバーはハンドルを握る時間が非常に長い。
 だからこそ、常に自分を管理できないと周囲に迷惑をかけることになるのです。
 自分に厳しくすることで、総合的な運転レベルを高めていっていただきたいも
のですね。

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 購読者からのメールを紹介します。
 今日はsuijinさんからのものです。

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こんばんは、あさやん。

(前略)

先月の健康診断で 私も入院勧告を受けました。
高脂血症・糖尿病らしいです。
ま〜、当然と言えば当然なんですが・・・一日に100歩も歩かないし
煙草は吸うし 荷扱いはフォークリフトで積み下ろしでしょう。
そして、年齢的にも成人病適齢期ですからね。
後輩は、35歳なんですが心臓病も付いてましたよ。
妻は白衣の悪魔をしているんですが 最近は、顔を見る度「転職した
ら・・・」です。
稼ぎが私より多い分 逆らえませんよ。(笑)

マガジンで ローリー等の話題が出ていますが・・・
この時期、トラック業界に魅力があるんですかね?
私は、疑問に感じています。
あさやんのメルマガは、同業者が多く購読しているから裏話なんかを募
集しませんか?
「運ちゃんの裏話」「こんな時は大変だ〜」「これが現実!聞いとくれ〜」
等など。
実際、コンビニへの配達は到着時間+− 何分って決まっていたりする
し タンクローリーでは、スタンドのオヤジが細かい人で「ホースの中に残っ
ている分も下ろせ」と怒られた・・・とかね。
運転手を目指している人にも参考になると思いますよ。

仕事も最近は薄いので 時期を見て再検査か入院します。
保険に関しては、あさやんと同じ考えを持っています。
では、あさやん 「お大事に〜」
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 suijinさん、どうもありがとうございます。
 私の書いたことがスッポリsuijinさんに当てはまってしまったようです。
 でも奥方様に収入があるとのこと、とても羨ましいです。

 ところでsuijinさんの書かれている、「運ちゃんの裏話」「こんな時は大変だ〜」
「これが現実!聞いとくれ〜」という募集話についてですが、このような話題を購読
者から送っていただければ、間違いなく採用しますよ。
 私だけじゃなくって、他の運ちゃんが書く生々しい話を私もぜひ見たいですね。

 月給制で運ちゃんをやっているとサラリーマンのような感じになるのですが、日給
月給だと仕事をしなけりゃしないで終わってしまうということが如何に危険なことな
のかが、今回のような長期入院をしたときに痛切に感じます。
 だけどしっかりとした保険に入っていると、なにもそんなに急いで退院しなくても
という余裕が生まれます。

 こんなときこそ、他のところもじっくりと診てもらうのがいいんじゃないでしょう
かねぇ。
 会社に電話をしましたら、言われましたよ。
 出たり入ったりというのは会社としてもいちばん困るので、それならばしっかりと
直してから出てきてくれと。

 二人や三人くらいでやっているような零細な運送会社じゃそうはいきませんが、
たいていのしっかりとした会社は、ひとりくらいいなくなってもじゅうぶんにやって
いけるものなんですよ。

 会社なんてそんなものなんです。
 だから、俺がいなければという発想は自分だけが思っているだけで、まわりは
そんなに感じていないわけです。
 『しっかり直してこいよ!』という言葉は、会社の仕事を出す側の本音というの
か気持ちなんですね。

 30代も後半になれば、人間もどこかしらいかれてくるものです。

 今日は普段つきあいのある同僚が、私の病室に来ました。
 お見舞いかと思いましたら、手ぶらで足を引きずって部屋に入ってきました。
 『どうした?』って聞くと、『腰が痛い!』って言いました。
 私もそろそろ退院で、時間を持て余していたのでいっしょに診察のところまで
付き合いました。

 だいぶ痛そうにしていました。
 もしかしたら隣りあわせで入院できるかもしれないと楽しそうに話していました。
 診療が終わって結果を聞いてみると、なんと『ぎっくり腰』だって。
 安岡力也みたいな厳つい身体をして、なにがぎっくり腰だよ。
 まあだいぶ太り気味で、足腰に負担がかかっているのでしょう。
 減量を促して、私は早々に病室へと引き返すのでありました。

 腰だけはねぇ〜。
 
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【運ちゃんこぼれ話】
 
 ローカルな話題ですが、地元の観光バスの運ちゃんが運行中に携帯でメールの
やり取りをしていたとか。
 この事実を厳粛に受け止め、会社側はその運ちゃんを懲戒解雇したとのこと。

(談:後ろに命あるものを乗せて走っていながらこんなことをしていること自体、バス
運転手としての資格はありませんね。人が見ているということに気付いていないの
でしょうか。もっと自覚を持ってもらいたいです。)

 それではまた、次回まで。

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 【発行者】

 あさやん owner@asayan47.com

 サイト http://www.asayan47.com/unchan.html 

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