メルマガ:運ちゃんのひとりごと
タイトル:運ちゃんのひとりごと 第8回 安全靴とヘルメット  2003/05/18


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毎日変化のない生活にお困りのあなたへ
コツコツと何かやりませんか?
私がやっていることをぜひあなたにも楽しんでもらいたい。
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                     運ちゃんのひとりごと

 2003/MAY/18TH 第121回(mag2は-100回)、melten46回、e-mag24回
              購読者数 523名

          今日現在までの走行距離962,366km
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 皆さんこんにちは、あさやんです。

 今日は日曜日だというのに仕事に出ています。
 明日は妻の産婦人科の検診があっていっしょに行かなければならないとい
うことと、運よく日曜日に仕事があったもので働いています。
 独り身の時には、日曜日なんて人の働く日じゃないっていきがっていました
が、家族を持つとそうはいかないというのが現実の問題として感じられるように
なってきました。

 少しでも稼いでおきたい。
 気持ちはじゅうぶんにあるのですが、いまの仕事では限界もあります。
 先月の給料なんて、運ちゃんも事務所の人もカットされていました。
 理由ははっきりしませんが、どうも運ちゃんの事故(物損・クレーム)が相変
わらず減らないことから、現場と事務所に経営者が下したことのようです。

 事故を何年もおこさない人というのはほんとミスもしないんですが、やる人
って頻繁にやってくるんです。
 いとも簡単にやってくるので、『こいつなに考えてるんだ!』となるのです
が、そういう人ってなにも考えていないんです。
 なにも考えていないから、なんでこんなミスをというものを簡単にするのです。

 いちど苦い経験をすれば人間というものは学習しますから、これからは・・・
となるのですが、ダメなんですね。
 なまじ人の数やトラックの台数が大きくなったにわか大企業運送会社は、
大企業の真似事をはじめますが、本来備わっているべきものが備わってはいま
せんから、会社のやる方針が空回りします。

 今時、大企業ってどこもみな分社化よりも集約化をして体質強化をしていると
きだというのに、今までの営業所をひとつの会社にしてやらせようとしている。
 走れば走るだけ儲かった時代はとうの昔に終わっているというのに、何を考え
ているのだろうか。

 いま倒産している運送会社というのは、数人でやっている零細運送会社と、
一時波に乗り、規模を拡大して分社化してきたようなところが比較的多いように
思えます。
 要するに、手を広げ過ぎたということです。

 私にいわせりゃ、経営者側に問題があります。
 最近、やれ事業部制だとか分社化だとかやっていますが、あれって単なる税
金対策なんでしょ!?

 ふたこと目には事故が多いって、俺はクルマも潰しちゃいないし、たいした
ミスもしていない。
 それなのに一律に給料減額じゃやりきれないですよ。
 うちのいまの親分(社長)は、とにかく主要取引先から嫌われているんです。
 ムスッとしているから、その場の雰囲気も暗くなります。

 そんなのが営業に来たら皆さんもイヤでしょ?
 『仕事を取りにきました!』って明るくやってきてもらいたいものですよね。
 そういうものを我々下っ端の人間に押し付けているんです。
 やれ挨拶しろだとか、会社の社訓を大きな声で言えだとか。
 自分ができないくせに人にやらせるんです。

 これはある意味、自分ができないことを社員にやらせているだけの愚策だと
私は思います。
 会社のトップって、やっぱり人を引っ張っていくだけのものがなければダメ
だと思いますよ。
 いま、とにかくシャバ中の仕事が全体的に減っていて、各運送会社もしのぎ
を削っているところなんです。
 ポーっと口を開けていると、どんどん仕事を持っていかれる時代です。

 いまあるお客さんが、将来も継続する保証はない。
 だからこそ経営者がしっかりしなければならないのに、その責任を現場にば
かり押し付けている。
 会社内部の人事が変わって担当者が変わっても、挨拶回りもろくにしない。
 そんなんでお客さんをつかんでおけるわけがないですよ。

 トラックの台数とか人間様だけ一人前に増えましたが、形だけ大きくなって
も中身がないというのが露呈された格好です。
 でも苦しいわけじゃなくて、じゅうぶんに利益はあがっているんです。
 事故もなく会社に貢献している人間にまで給料をカットされちゃ、やりきれ
ないですよ。

 ミスの多い運ちゃんは淘汰されるべきものなのでしょうが、これじゃ共倒れ
になってしますます。
 そこのあたりをよく考えてもらいたいものですね。
 デジタコ効果で燃料代が大幅に節約されていますが、どうもその還元はなさ
そうですね。

 『毎日苦しい思いをしているのに。』

 この先どうなるのでしょうかね。

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【ヘルメットと安全靴について】

 先日、運ちゃんのミーティングがあり、そのなかでヘルメットと安全靴の着
用の話がありました。
 そのなかで、うちの班長がこんなことを発言していました。

 『ヘルメットは、作業中にはかぶらなければならない。だが特定の荷物を積
みおろしするときとか、クルマを洗車するときにはかぶる必要はない。』

 こんなことを言っていました。
 たしかに作業中にはヘルメットをかぶらなければなりません。
 それはなぜか?
 荷台から落下して怪我をするのを防ぐ役目があるからです。
 これはけっして間違ってはいません。

 問題はそのあとです。
 なぜ特定の荷物とか、クルマを洗車するときにはヘルメットをかぶらなくて
よいのか。
 これには異論があったので、班長に問いただしました。
 すると、この荷物の場合には汗が荷物に付いたり、洗車の時にはヘルメット
をかぶると頭が天井にあたるからかぶらないんだって。

 荷物の積み下ろしってなにかしら危険が伴う作業なんですが、そういった危
険を考えずにこの荷物の時にはかぶらなくていいだなんてどう考えてもおかし
いです。
 よく炎天下で荷おろしをしている運ちゃんを見ると、手ぬぐいをかぶってその
うえにヘルメットをしている姿を見ることがありますが、あれはつまりは汗が垂
れてくるのを防いでいるんです。

 私も人一倍汗っかきなので、夏はこのスタイルです。
 下を向いて作業をしていると、めがねに汗がすぐに溜まるんです。
 それほどに汗をかきます。
 真夏には、1.5リットルのペットボトルが一気飲みの対象になります。
 胃腸に悪いことは承知の上なのですが、とにかく美味いんです。

 それでもうひとつの班長の発言ですが、
 その班長の乗るトラックというのは、ウイング車でありながら荷台の天井の
高さが180cm位の高さしかない特殊なものなのですが、ヘルメットをかぶら
なければあたることもないというのです。
 ヘルメットをかぶるとあたってしまうので、洗車の時にはヘルメットをかぶ
らないという理屈だそうです。

 天井にあたるからかぶらないというのは、どう考えてみてもおかしな話で
すよね。
 それに私たちが積む荷物というのはバラ荷もあったりして頻繁に荷台の
洗車をするのですが、鉄板の床に違ったものが付着していると案外滑りや
すい状況になるんです。

 だからこそヘルメット着用が必要になるのに、これは理由になりませんよ。
 雨の日などに、平ボディーに乗る運ちゃんが荷台の上から落下する事故
が多いのは、荷台の鉄板が滑りやすいということと、横アオリの上がツルツル
になるくらいに滑るからなんです。

 私は少なくとも危ないと思っているので、かぶることにしています。
 怪我をして困るのは自分だということを一度味わっているので。
 
 ここで皆さんに伺いたいと思います。
 コンビニあたりに配送している2トン車のキャビンの屋根から不意に転落
するとどのような事故になると思いますか。
 『よし、降りるぞ!』と準備をして降りたとしても、時には捻挫くらいはして
しまうことでしょう。
 そんなところから不意に転落するとどのようなことになるでしょう。

 お答えします。
 私はその高さから落下しまして、左足の靭帯を切断しました。
 全治二ヶ月の大怪我です。
 最初は骨折かと思っていましたが、靭帯損傷でした。
 医者には、骨折のほうが直りが早かったのにと言われましたが、怪我をそ
の瞬間に選択することはできませんからね。

 ヘルメットも安全靴もしてましたが、こんな大怪我をしました。
 これがもしなにもしていなかったならばどうなっていたことでしょう。
 頭を打っていれば助かったとしても、まず植物人間でしょう。
 頭から落下すれば、打ち具合によっては首の骨を折ることも考えられます
から、まずもって重傷事故になります。

 私の場合は足から落ちましたから運がよければ捻挫くらいで済んだかもし
れませんが、足のくじき具合が悪かったんです。
 落下したときに『グニッ』とやりましたから、いま思うと構えて着地しなければ
よかったと後悔しています。
 柔道の受け身もとっさのことには役に立ちませんでした。

 怪我をするときってそんなものなんです。
 『自分はこの状況では怪我はしないんだ。』と言っている奴を見ると、なんで
そこまで自信を持って言えるのかなぁって不思議になります。
 痛い思いをするのは一度だけで充分だし、他人様がいままさに危ない状態
になっていたら注意をしてあげられるのも、こんなことがあるからなんですね。

 昔の歌に、『♪運が悪けりゃ死ぬだけさ〜♪』というものがありましたが、
そんな簡単には死にたくはありません。
 皆さんには同じ思いはして欲しくありませんね。

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【コンビニのレシート】

 コンビニなんかで買い物をしていると、レシートをくれないところが非常に
多いですね。
 あれってなんなんでしょう。
 運ちゃんはレシートが必要ないんでしょうかね。
 特別扱いされているようで、非常に不愉快です。

 遠いところへ行くと食費ってバカになりませんから、自分で管理することに
なるわけですが、レシートがないといくら使ってきたのかわからなくなってしま
います。
 コンビニというところはすべてマニュアルで動いているところだと思ってい
るのですが、マニュアルで運ちゃんにはレシートは発行しなくてもよいという
ことになっているのでしょうかね。

 『レシートは要りませんよね。』って言われたりすると、『なんで?』と聞くよう
にしています。
 運ちゃんがどんぶり勘定で金を使う時代は、既に昔の話になっていると思う
のですが。
 俺がおかしいのかなぁ。

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【ご注意ください】

 道路で一車線から二車線になるところって、レジャッコ風情がイライラから
開放されるところなのですが、そんなところにはいろんな落とし穴が待ち受け
ています。
 先日、そんなときに後ろを走っていたレジャッコが『この野郎、引っ張りやが
って!』と言わんばかりに急加速して私をまくっていきましたが、先のほうで制
服を着たおじさんが赤い旗を振ってそのクルマを止めようとしていました。

 どうもそこでねずみをしていたようです。
 その前にも何台か止められていて、『気の毒になぁ〜』と思いながら通り過
ぎました。
 なにもなければ彼女に焼肉でもおごってあげられるのになぁ、今日もお茶漬
けだなって勝手に解釈していました。

 うちは今晩焼肉にしようっと。

 それではまた、次回まで。

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 【発行者】

  あさやん owner@asayan47.com

   ホームページ http://www.asayan47.com/unchan.html

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