メルマガ:THE WATCHER 女性が作る環境・行政監視新聞
タイトル:「勝利宣言」ザ・ウォッチャー第2号  2003/03/12


 私は3月17〜21日にマレーシア・ペナンで開かれる反焼却世界市民会議に出席す
るため、この間10日ほど不在です。二日目のワークショップでは私が日本の状況を報
告することになりました。
 以下は各国からよせられた情報。今回は景気つけに「勝利宣言」のみです。
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 二日前、(メキシコ)環境省がビベンディ社の有害廃棄物埋立計画を正式に拒絶!
 住民に技術的、法律的情報、援助を与えてきた僕ら(グリーンピース・メキシコ)
としてはとても嬉しい。住民は計画をつぶせるなら何でもやるという覚悟だったし、
僕らとも密接に提携したので行政にとっては大きなプレッシャーになったようだ。行
政は最初からこの計画はいくつかの法律に違反していることを知っていたし。   
                     (2月28日 メキシコ)
   …北(アメリカ)の有害廃棄物はすごい勢いで南(南米諸国)に流れていま
す。それをとめよ    
    うと闘っているのもまた北の活動家です(現地住民はもちろん)。


グッドニュース! 
ほんのちょっとプッシュしたら、クライストチャーチの医療廃棄物の処理施設が焼却
炉から蒸気殺菌型に代わったよ!(2月26日 ニュージーランド)
   
   …焼却炉ゼロのニュージーランドは住民がとてもよく勉強しています。

勝利! 評議会が3対1で、1970年から続いていた水道へのフッ素添加を正式に
決定しました。2001年から交換のために止まっていた施設をやっと永久に止めさせら
れました。セント・ローレンス州の焼却炉計画は中止に追い込むまで5年半かかった
けど、フッ素を除去するには7年かかりました。でもこれをきっかけに他の地域の
フッ素添加もやめさせられると思っています。
                        (2月19日 ニューヨーク、カ
ントン)

   …この運動はセントローレンス大学の学生など130名のスタッフが中心、市の
評議会に強力  
   に働きかけを行った結果のようです。やはり科学的、学術的な分析が不可欠の
よう。日本の     
   大学では教授、学生ともに何を見ているのだろう?

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 日本からもこんなニュースを発信したいですね。
 ではまた
 山本節子

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