メルマガ:リハビリ介護の基礎知識
タイトル:♪♪♪リハビリ介護の基礎知識♪♪♪-113号-■階段昇降−杖歩行介助のおける工夫−(2)■  2003/08/09


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  │●│●|リ|ハ|ビ|リ|介|護|の|基|礎|知|識|●|●|
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                                       平成15年8月9日 113号

  毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。
  忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中
  で知識の技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか?
  現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。

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 No.113 ■階段昇降−杖歩行介助のおける工夫−(2)■
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 今回は【階段昇降】の特徴と介護を行う時の配慮点についてです。

 【段差昇降】の介護の時に“脳卒中の半身まひ”を例に[杖][健側下肢]
 [患側下肢]の出し方を載せました。(用語100参照) 詳細は下記です。

 ☆段差−昇り(上り):(1)杖→(2)健側下肢→(3)患側下肢
 ☆段差−降り(下り):(1)杖→(2)患側下肢→(3)健側下肢

 【階段】の場合、基本的に【段差】を重ね合わせたものですので、上記の
 手順を守って介護・アドバイス(声かけ)を行えば昇り降りは可能かもしれ
 ません。

 しかしながら、段数の多い階段は【高低差】が生じるために『おとしより』
 が“恐怖心”を覚える場合があります。また、途中に【踊り場】のない長
 い階段の場合『おとしより』の“疲れやすさ(=持久力・体力)”等に関し
 ても実施に当っては検討が必要かと思われます。

 加えて【階段】と【段差】の大きな違いは、【段差】の場合 原則的に1
 段(1段の階段)と考えると、昇り降りした直後の“立ったスペース”が
 広い場合が多いのが通常です。しかし【階段】の場合(階段の始まり[起
 点]或いは、終わり[終点]を除いて)昇降の途中の立っているスペース
 は非常に狭く、バランスの悪い方(脳卒中の半身まひ,虚弱老人)にとって
 は“不安”で“事故の危険性”も少なくありません。

 【階段昇降】の時、上記のカバーとして【手すり】が取り付けられている
 か? が介護上 或いは『おとしより』にとっては“不安”や“事故の危
 険性”の回避に大きく関わります。

 最近の新しい公共の建物では、階段の“両側”に【手すり】が設置されて
 いますが、古い建築物や在宅、屋外等 ケースによっては片側にしか設置
 されていない場合もあります(半身まひでは、昇り降りどちらかで困りま
 す。)し、屋外では“両側手すりなし”という場合もないとはいえません。

 用語112でも触れましたが・・・
 比較的 動きのいい『おとしより』や障害の軽い半身まひの方が、デイや
 病院、自宅などでリハビリ(自主訓練)を行っている場面を見かけます。
 【階段】での事故は、致命的にもなりかねませんので、体力や恐怖心をは
 じめ 昇降状態や昇降パターン(※次号で掲載)或いは 階段の特徴等の安
 全性のチェックは非常に大切です。

 また、介護上でも【階段昇降】の実施の見極めの為の観察、対応方法など
 加えて 実施する場合、自信を持って行える“知識−技術”があるにこし
 た事はありません。 半身まひのケースの杖歩行介助の技術が基本となりま
  す。次号、もう少し【階段昇降】についてお届けします。
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