メルマガ:リハビリ介護の基礎知識
タイトル:♪♪♪リハビリ介護の基礎知識♪♪♪−079号−■起き上がり(3)■  2003/06/02


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  │●│●|リ|ハ|ビ|リ|介|護|の|基|礎|知|識|●|●|
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                                       平成15年6月2日 079号

   毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。
   忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中
   で知識や技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか?
   現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。

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   □今日の用語□          
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   No.079 ■起き上がり(3)■
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 前号で“起き上がり”の1つのポイントとして【寝返り動作】の過程を簡
 単に掲載しました。

 【背臥位】は、支持面積が広く 且つ重心が低い事から 心身の衰えた長
 期の“寝たきり”の『おとしより』にとっては、そこから動き出すという
 事は大変な事です。

 そういう点からも“立て膝”や“手を組んだり”“腕を抱える”等を行い
 反動を利用して 先ず起きる方向に“寝返り”そして【側臥位】になる事
 は意義があります。

 【側臥位】は長く仰向け状態になっている方々への“体圧の分散”にも有
 効です。動きの少ないケースでは【背臥位】は重力の影響を受け、ベット
 に常に押し付けられる感じで、安楽ではなく苦痛なものです。適時、そこ
 から開放してあげる手段として寝返り→側臥位(或いは半側臥位)は左右に
 促してあげたいものです。床ずれ予防の【体位変換(交換)】ではこの徹底
 が望まれます。

 さて“寝返り”により【側臥位】になり支持面積も幾分狭くなり、動きや
 すくなった訳ですが、比較的体力のある『おとしより』であれば、この状
 態からベット端に足を垂らし、ベット柵を握るなどして“苦労しながらも”
 強引に起き上がるかもしれません。

 しかしながら、体力のある元気な『おとしより』でも“苦労しながらも”
 という表現をあえてしたように、心身の衰えたケースでは側臥位状態から
 “体(たい)”を坐位(端坐位)まで移す事は“至難の業”かもしれません。

 おとしより側では【側臥位】からの“体の使い方”が 介護する側では適
 切な配慮やいいタイミングでの介助が求められます。
 “体の使い方”は主に起き上がる方向の【腕の使い方】が大切になります
 が、ベットを使用している場合その“狭さ”ゆえに腕がうまく使えない事
 が度々です。

 “起き上がり”を考える場合、用語077からこれ迄展開してきた【側臥
 位】を介して行う方法と【腕の使い方】を最大限有効に行えるよう促す方
 法が考えれれます。次号では後者の【腕の使い方】を中心にベット上での
 配慮(環境作り)を含めお届け予定です。
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