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☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ●○●リハビリ介護の基礎知識●○● ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 平成15年5月16日 067号 毎日1つのリハビリ介護の用語を取り上げコラム風に解説致します。 忙しく時間に追われがちな在宅や施設などの介護現場ですが、日々の中 で知識や技術の吟味や確認も大切ではないでしょうか? 現場で役立つ用語を取り上げて行きたく考えます。 ===================================================================== 当メールマガジンへのご要望−ご批評−ご質問がありましたら下記まで ●掲示板● http://fc2bbs.com/bbs?uid=15360 ===================================================================== □今日の用語□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ No.067 ■言語(ことば)によるコミュニケーション(2)■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ 前回【ことばの鎖】についてお届けしました。詳細は下記です。 ================================================================== 『お互いにコミュニケーションをとる時、“ことば”を発して相手に自分 の考え、感情などを伝えようとします。同時に相手が伝えてきた考え、感 情などの(1)情報を受け取り(2)理解して、そして(3)適切な応答を行う という手段が必要』という事で 自分自身の中でこのサイクル(ことばの 鎖)が上手くまわることによって、コミュニケーションが保たれます。 ================================================================== (1)〜(3)をまとめると・・・・少し言葉足らずかもしれませんが、 まず、簡単にご理解頂ければと思います。 (1)情報を受け取り →“耳”で音(ことば)を聴く。 (2)理解して →音(ことば)が“大脳”に伝えられ理解する。 (3)適切な応答を行う →理解した音(ことば)に対する答えを“口”で 表現する。 現場では【ことばの鎖】が部分的、或いは重複して障害されているケース に遭遇すると思います。 例えば、(1)の部分が欠けているのが“老人性難聴”を代表とする【聴く 事の障害(聴力障害)】です。 また、脳卒中などでは、特に(1)〜(2)が障害される場合があります。 (1)〜(2)がスムースに機能しながら、(3)での“口”で表現がうまくい かないものを【運動性失語】といい“ことばの表現”が困難になります。 一方【感覚性失語】といい、一見して(3)の“ことばの表現”が問題ない と思われつつも、(2)の“ことばの理解”の障害のために喋っている内容 が聞く手に伝わらないケースもあります。 加えて『おとしより』や脳卒中のケースに多いかもしれませんが、(3)の 部分の問題で【構音(こうおん)障害】と呼ばれ、ことばの理解や表現は保 たれていますが、表現や応答の際に大きな声を出せない、不明瞭な場合も あります。発声を行う部分の問題です。 というようにコミュニケーションの障害のほんの一部分を挙げてみました が、殊に(2)の理解〜(3)の表現(表出)に至る部分は複雑です。 現場的はに『おとしより』の痴呆のケースのコミュニケーション障害が頭 に浮かびますが、(2)の所の問題を先ず疑いがちですが、ケースにもより ますが案外(1)の“聴く”(情報の受け取り)でつまずいている場合も多い かもしれません。 ☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆ ===================================================================== このメールマガジンは、下記のご協力で配信しております。 登録・解除につきましては、それぞれの発行システムでお願いいたします。 ●まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000105962.htm ●melma! http://search.melma.com/cgi-bin/search.pl?query=m00085098 ●Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=postcaretech ●MailuX http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3E57758C39A20 ◎バックナンバーはこちらでご覧いただけます。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000105962 ★【今日の用語】を明記したバックナンバーは、下記をから http://www.mailux.com/mm_bno_list.php?mm_id=MM3E57758C39A20&p_id=postcaretech98&password=post0903 ================================================================= □発行□ マガジン名 リハビリ介護の基礎知識 発行者 POST企画 caretech@iris.eonet.ne.jp 関連WEB ケアテクノのホームページ http://caretech.fc2web.com/c-index.htm ================================================================= |