メルマガ:論よりでまかせ!
タイトル:論よりでまかせ!  2003/09/04


==========================================でまかせ編集委員会=======
         論 よ り で ま か せ !
      2003/9/ 4       第171号 (発行 不定期)
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==========================================教育コラム&情報誌=======

■塾講師のゆたさんが、子どもたちの話題や本音、日常経験した不思議な
出来事などを綴ったエッセイ集です。

INDEX ・でまかせコラム
          「自由のはき違え」
      ・言葉の小窓
       「わがくに」
      ・教育weekly    
           ・今日の一言
             「社会扶助制度の見直し」
           ・みるみるわかる
       「三大主義で暗記はバッチリ」
           ・まなびウォツチャー 
          「あそびの大図鑑」
           ・お知らせ 
         掲載原稿募集
           ・編集後記

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           今日のコラム
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「自由のはき違え」

 ある男生徒が塾をやめることになりそうです。その子どものことは以前
から担当教師からいろいろ情報が入っていました。その教師のいうところ
によると、能力は十分もっているのだけれど、それを有効に使おうとせず、
授業態度にも問題があるということでした。

 私もその子どもの担当はしていたのですが、クラスの人数も少なく参考
にはなりませんし、それほど気にはならなかったのです。

 夏休みになって、その子どもの授業を全面的に担当することになりまし
た。するとどうでしょう。確かに担当教師の報告のように、とても授業を
受ける姿勢とは思えませんでした。
 授業には平気で遅れる。教室に入っても男友達との話は止まらない。注
意しても5分どころか1分も経過するとまた話し出します。
 授業中でも携帯はおかまいなしに鳴り出します。

 私は、彼にいいました。もちろん、いつものように実際は以下にあるよ
うな品のある言い方はしてませんが!

「人間には、集団に所属するためにルールを守る必要がある」
「ルールを守れない場合は、その集団のメンバーから外れてもらうしかな
いね!」

彼は不満そうに言いました。
「携帯持つのは自由じゃないですか」
私は彼に言いました。
「自由が主張できるのは、ルールを守る人間だけだよ」
「自由と言っても、フワフワ生きることが自由じゃない。制約のない自由
は世の中にはありえないと思うよ」
彼は沈黙していました。

 歴史上でも、革命をおこし、自由な権利を獲得しようという人々が多数
いました。でもどの時代においても自由を享受するには、必ず制約を受け
入れる必要があったのです。

 日本の場合、戦後、アメリカから無理やり「自由」という考え方を押し
付けられました。日本人は「自由」という思想の意味も何もわからないま
ま受け入れたのです。
 そんな歴史があるものですから、知識人や一部学生は「自由」という権
利のいい面(都合のいい面)だけしか眼を向けていなかったような気がし
ます。
 日本国憲法にも、基本的人権の尊重がある反面、国民に義務を課してい
ます。

 ほんの15年しかまだ人生を生きていない子どもに、「自由」の意味を
説いても仕方がありませんし、意味がわかるとも思えません。
 とりあえず、そのときは彼が静かになることで、おさまったのですが、
9月に入り担当が元に戻ると、彼は元の態度に戻ってしまったようです。

 彼には、ただ一つだけでいいから、覚えていてほしいのです。
 授業が終了した後、担当していた教師が言った言葉はこうでした。
「私も、まだ大人にならないけないな!」
 担当教師は、ひと言も彼の悪口を言わず、自分を責めていたのです。

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           言葉の小窓   
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「わがくに」

 新聞紙上でよく見る言葉に「邦人」や「邦画」があります。この「邦」
という言葉は、日本のことを指していると思うのですが、どうして日本と
いう言葉を使わないのでしょう。

 広辞苑で「邦人」を調べてみると「外国にいる日本人」、邦画は「日本
映画」とありました。どうやら、「邦人」と「邦画」では言葉の成り立ち
が違うのかもしれません!ちなみに

 「邦」だけを調べてみると、「くに、国家、わがくに、自国」とありま
した。
 「邦人」も「邦画」も使い方は間違ってはいないようです。

--------教育weekly------------------------------------------------
過去1週間の教育関係の話題を掲載しています
 今回は私の地元「和歌山」の話題が多いです。

■県教委が9月から学校評価システム導入(和歌山)
http://mytown.asahi.com/wakayama/news02.asp?kiji=1512
■中1の不登校、夏休み明けにご注意を国立教育政策研究所
http://www.mainichi.co.jp/edu/edunews/0308/28-1.html
■「司書教諭が中心に読書指導を」 山梨県
http://www.gks.co.jp/y_2001/gov/data/03072301.html
■「子どもに読書」推進 熊本県社会教育委員会議
http://www.gks.co.jp/y_2001/gov/data/03081902.html
■「学校における防災教育指針」作成  和歌山県教委
http://www.mainichi.co.jp/edu/edunews/0308/27-4.html
■9月から県立学校で3者による学校評価制度試験導入(和歌山)(9/1)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/05a/20030901wm04.htm
■学力向上へ外部人材−文科省初中局 来年度の新施策まとまる
http://www.kyoiku-press.co.jp/990903/t990903.html
■少年非行の「凶悪化」進む 警察庁が発表
http://www.kyobun.co.jp/news/2003/n_09.html
■冷夏 どう過ごした?
http://www.asagaku.com/topnews/top1.html
■伝統文化体験して日本を再発見
http://www.asagaku.com/topnews/top1.html
■都立初の中高一貫校は、2学期制45分7時間授業を採用
http://www.kknews.co.jp/mailnews/mailindex.htm


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           今日の一言
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「社会扶助制度の見直し」

 坂口厚生大臣が2025年時点の目標として社会保険料率の合計を最大
でも年収の約32%に抑えるというコメントを出しました。
 
 社会保険料の負担は国民の重大な関心事の一つです。昨年度の出生者数
と人口自然増加数(出生者数から死亡者数を引いた数)は過去最低です。
少子高齢化は留まるところを知りません。

 一方、国民年金を支払わない人が全体の4割という数字もあります。
 国民をここまで走らせた原因は国民自身にあるのは当然ですが、社会保
険にしても、国民年金にしても制度自体を見直す時期が既に来ているのか
もしれません。

-- みるみるわかる ------------------------------------------------

「三大主義で暗記はバッチリ」

 日本人はどうも3つにまとめて表現することを好むようで、歴史上でも
「御三家」「三偉人」などと表現されます。
 それなら社会の地理もその精神で暗記してみませんか。
 たとえば次の通り。

 日本の畑作――十勝平野、高知平野、宮崎平野
 日本の稲作――石狩平野。越後平野、筑紫平野
 三大鉱物――石油、石炭、鉄鉱石
 地中海式気候――地中海沿岸、南アフリカ共和国、アメリカ西海岸
    他いろいろ、数字をよく使う意味がわかるかも!

====== まなびウォツチャー ======================================

「あそびの大図鑑」

 ベーゴマ、おはじきなど、昔ながらの子ども達に人気の遊びを写真つき
で紹介しています。
 昔懐かしい遊びがありますね。子どもの頃に戻りますよ。ビデオ付。

  http://www.tsubamesanjo-jc.or.jp/kodomo/

-- お知らせ ------------------------------------------------------

「掲載論文募集」
 論よりでまかせ!」に掲載する論文を募集しています。下記の3つのコ
ーナーです。「掲載希望」と書いて、お送りください。
 
 「教育コラム」、「言葉の小窓」、「みるみるわかる」

  下記までメール
  newfinenight@wakayama.email.ne.jp

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             編集後記
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 いつも「論よりでまかせ!」をご購読いただきありがとうございます。

 俳優の穂積隆信さんの長女で「積木くずし」のモデルとなった穂積由香
里さんがなくなりました。
「積木くずし」が出版されたのは1982年のこと。もう21年前になる
のですね。

 当時の教育界、また同じ境遇にある親に衝撃を与えました。確かテレビ
では高部知子さんが演じていたと思います。
 私も見ていましたが、現実のものとは思えませんでしたね。

 謹んでお悔やみ申し上げます。

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○電子メールマガジン「論よりでまかせ」2000/04/01創刊
発行元:でまかせ編集委員会
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