メルマガ:論よりでまかせ!
タイトル:論よりでまかせ!  2003/06/12


==========================================でまかせ編集委員会=======
         論 よ り で ま か せ !
      2003/6/12       第161号 (発行 不定期)
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==========================================教育コラム&情報誌=======

■塾講師のゆたさんが、子どもたちの話題や本音、日常経験した不思議な
出来事などを綴ったエッセイ集です。

INDEX ・でまかせコラム
          「推薦の功罪」
      ・言葉の小窓
       「おはこ」
      ・教育weekly    
           ・今日の一言
             「でも、女性が好き」
           ・みるみるわかる
       「まず、質より量!」
           ・まなびウォツチャー 
          「ことばと学びの世界」
           ・お知らせ 
         掲載原稿募集
           ・編集後記

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           今日のコラム
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「推薦の功罪」

 先日のこと、欠席していた子どもたちの補習をしていたところ、子ども
たちから高校についての話が出ました。その中の一人が言いました。
「高校は推薦入試でもして、入学するつもり!」

 私はあまりにも推薦入試を軽く見ているのを感じました。他の子どもた
ちも推薦入試を考えている雰囲気です。どうやら、彼らにとって一般入試
よりも推薦入試のほうがはるかに気楽に見えるようです。

 彼らは、今年中学三年生になってから私の塾に入りましたので、高校入
試の現状をあまり知らないのは仕方がありません。しかも、推薦入試を気
楽に考える理由がほかにもありました。

 彼らが在籍する中学校は推薦入試に強く、毎年推薦入試を受ける生徒の
ほぼ100%が合格するからです。
 しかし、合格率がいいのは受験者の努力があるのは言うまでもないので
すが、それにプラスα、学校の厳格な校内推薦のおかげでもあるのです。

 校内推薦の形態は最近2種類の傾向が見られます。それは、校内で受験
者の厳格な振り分けをし、合格できる受験者を絞る学校です。もちろん合
格率はほぼ100%に近いのです。
 また、もう1つは生徒や親の希望を尊重して、推薦依頼があれば100
%推薦する学校です。ただし、このタイプの学校の受験者は不合格者も多
いので巣。

 彼らの学校は前者の学校です。推薦入試は普段の学業成績や活動が評価
の中心になるのですから、受験期にも特別昔のように猛勉強をする子ども
の姿はありません。
 子どもたちも、、推薦入試が不合格になっても、一般入試が受験できる
という安心感もあります。
 そんな環境の中で学校生活を送っているのですから、彼らが推薦入試を
軽く見てしまうのも仕方がないでしょう。

 私は、彼らに推薦入試の仕組みを話しておく必要を感じました。
次回は彼らとの話を中心にご報告しましょう。

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           言葉の小窓   
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「おはこ」

 その人が得意にする芸のことを「おはこ」といいますね。
「出ました。彼のおはこが!」なんて使い、「御箱」または「十八番」と
書きます。「御箱」はわかるとしても、なぜ「十八番」で“おはこ”なの
かわかりますか?

 これはもともと歌舞伎の世界からきたものです。
 江戸歌舞伎の市川家が秘蔵芸とした「歌舞伎十八番」の台本を箱に入れ
て大事に保管したことが由来です。

 でも十八も得意芸があるなんてすごいですね。

--------教育weekly------------------------------------------------
過去1週間の教育関係の話題を掲載しています

■学力テスト:学校別結果も校名入りで公表 東京・荒川区
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/
                                     20030606k0000m040108000c.html
■「指導力不足教員」問題で、全教が「電話相談」
http://www.zenkyo.org/ganba/osirase/2003/030605.htm
■廃校、10年で2125校に−文科省調べ
http://www.kyoiku-press.co.jp/990903/t990903.html
■大阪府教委・府外教員採用枠開設 「再考を」 
                                         近隣5府県が連名の文書
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200306/03/011.html
■「民間人校長」赴任から約2か月。
「生徒はお客様」と庵治中学の井上浩さんは対話重視(香川)(6/9) 
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/03a/20030609wm03.htm
■先生、なぜいじめから救ってくれないの
http://www.asagaku.com/topnews/top2.html
■「荒れる学校」再来の予兆?窓ガラス損壊が急増
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200306/10/004.html
■「子ども読書活動推進計画」進まず
http://www.kyobun.co.jp/news/2003/n_06.html
■センター試験は1月17、18日 04年度の要項発表
http://www.asahi.com/national/update/0610/045.html


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           今日の一言
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「でも、女性が好き」

 性同一性障害という言葉が最近新聞をにぎわせていますね。
 私もはっきりわかりませんが、男として生まれてきても、女として感じ
る。自分を別の性に適合させようとする意思がどうしても抑えられない人
は、今に始まつたことではなく、昔もあったのだと思います。
 そういえば、性同一性障害の人が、どこかの町の議員に当選しましたね!

でも、心も体も女性のほうが私は好きだなあ。(そんな問題ではないか!)

-- みるみるわかる ------------------------------------------------

「まず、質より量!」

 勉強量が少ない子どもにその理由を尋ねると必ず帰ってくるのがこの言
葉。

「勉強は量よりも質だよ!先生」

 そんな場合100%に近い確率で、勉強ができていない言い訳として使
っているだけです。質を追求するのは、量をこなしてからすること!量も
こなしてないのに、質を追求することはできません。

 今まで勉強していない君は、まず貪欲に問題を解こう。
 君が、今年受験する中学三年生なら、部屋の隅に散らかっているプリン
トから片付けよう。

====== まなびウォツチャー ======================================

「ことばと学びの世界」

 ことばは人類が発明した最高の文化。その「ことば」について考察して
みませんか。
「国語の世界」「辞書の世界」「広がる学びの世界」「英語の世界」の四
つの部屋から構成され、ことばを再認識することは間違いなし!
 三省堂提供

  http://tb.sanseido.co.jp/cyukoku/kokugo/kokugo_wordseason.html

-- お知らせ ------------------------------------------------------

「掲載論文募集」
 論よりでまかせ!」に掲載する論文を募集しています。下記の3つのコ
ーナーです。「掲載希望」と書いて、お送りください。
 
 「教育コラム」、「言葉の小窓」、「みるみるわかる」

  下記までメール
  yutasan@dosule.com

購読者用メールアドレスが変わりました。ご意見ご要望は下記までおねが
いします。

newfinenight@wakayama.email.ne.jp

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             編集後記
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 いつも「論よりでまかせ!」をご購読いただきありがとうございます。

 梅雨らしき雰囲気が漂ってきましたね。
 私は、昼間の活動時間の雨は困るのですが、夜間のしとしと降る雨は嫌
いではありません。

 外からかすかに聞こえる雨音を感じながら、PCで仕事をするというの
もまたいいものです。
 静けさというのは、まつたく音がないよりも少しあるほうが感じるよう
です。

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