メルマガ:論よりでまかせ!
タイトル:論よりでまかせ!  2003/05/01


==========================================でまかせ編集委員会=======
         論 よ り で ま か せ !
      2003/5/1       第155号 (発行 不定期)
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==========================================教育コラム&情報誌=======

■塾講師のゆたさんが、子どもたちの話題や本音、日常経験した不思議な
出来事などを綴ったエッセイ集です。

INDEX ・でまかせコラム
          「8割学習法PART2」
      ・言葉の小窓
       「七つ道具」
      ・教育weekly    
           ・今日の一言
             「試行錯誤の歴史」
           ・みるみるわかる
       「部分はごくわずか!」
           ・まなびウォツチャー 
          「民話の部屋」
           ・お知らせ 
         掲載原稿募集
           ・編集後記

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           今日のコラム
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「8割学習法PART2」

 前号で私の8割学習法について紹介しましたが、今回は8割学習法PA
RT2です。

 学習塾の授業は1科目週2回の2時間です。普通に考えて見てもすべて
を理解させるには難しい時間です。そこで私は授業の方法として、確認8
割、挑戦2割の授業をしています。

 これはどういうことかというと、新しい単元に入るとその単元のことに
ついて問題を解きながら解説していくのですが、その後、演習問題を子ど
もたちにさせるときは、解説したことを利用すれば解ける問題が8割で、
残りの2割は教えていない内容を出題します。
 これは、未知の問題に挑戦する意欲を感じてほしいからです。

 もちろん、違う単元を出すのは冒険が過ぎますので、同じ単元で解説し
ていない問題を出すのです。ただ、解説していない問題は指摘し、全く解
けそうもない問題は出しません。最初から解くのをあきらめてしまったり、
逆に自信をなくしてしまう子どもが出てくるからです。

 先日も数学の連立方程式の文章題で、実施してみました。子どもたちは
最初の8割はらくらく解いていきました。解説した直後ですから解くこと
はできます。とても満足しています。

 残りの2割に挑戦する前に、子どもたちがお互いに話し始めました。
何を話しているかと聞いてみると、
「この問題とけたら、俺は天才や!」「おまえには負けへん!」

 "しめしめ"私の思う壺です。子どもたちがお互いに競争し始めました。
最初の8割は私の解説を聞いた後ですので子どもたちには解けるのは当然
です(時に計算ミスはあるにしても解く方法は理解できます)。
 でも残りの2割は解説を聞いてないのですから、友達より早く解くこと
ができれば、自慢できるのです。些細な喜びですが、子供たちにとって一
瞬でも優越感に浸ることができるのです。

 このように自分で解き方を発見させることはその時は時間がかかります
が、全体から考えると、どんな問題でも対処できる応用力を養うことにな
るのです。

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           言葉の小窓   
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「七つ道具」

 日常手放せない一揃いの道具のことを「七つ道具」といいます。
これはもともと代表的な武具七種一揃いを指した言葉です。諸説あるよう
ですが、具足、刀、太刀、矢、弓、母衣(ほろ)、兜の七種のことをさし
ました。

 他の説を紹介しますと、打刀(うちがたな)、太刀、箙刀(えびらがた
な)、首掻刀(くびかきがたな)、薙刀(なぎなた)、小反刃(こぞりば)、
熊手の七種、熊手、薙鎌(なぎがま)、鉄棒(かなぼう)、才槌(さいづ
ち)、鋸(のこぎり)、鉞(まさかり)、刺股(さすまた)。

--------教育weekly------------------------------------------------
過去1週間の教育関係の話題を掲載しています

■県教委が指導力不足教員対応手引き説明(石川)(4/24) 
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/06a/20030424wm01.htm
■日野市教委が週5日制で「土曜ランド」開設へ(東京)(4/25)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/06a/20030425wm02.htm
■外来語の言い換えを提案 国語研が最終報告
http://www.sankei.co.jp/news/030425/0425sha128.htm
■民間人校長4月現在で56人、前年の倍以上 文科省 
http://www.asahi.com/national/update/0425/019.html
■楽しみながら知識を広げよう 
                        GW(ゴールデンウイーク)イベントいろいろ
http://www.asagaku.com/topnews/top1.html
■高校卒業生の就職調査 実態は深刻 日高教など
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200304/25/014.html
■国語力向上モデル事業 文部科学省
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200304/25/015.html
■中高一貫校118校に 今春45校が新たに誕生
http://www.kyoikujoho.ne.jp/news_kyoiku/20030430/20030430_4.html
■「学力低下論」に揺らぐ「総合的学習」
http://www.kyobun.co.jp/topics/2003/t_04.html
■脚光を浴びる「秋休み」の実施
http://www.kyobun.co.jp/teigen/02.html


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           今日の一言
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「試行錯誤の歴史」

 職場の同僚が自分の前にある時計を見て、ポツッと言いました。
「この時計100円やで!これを作った人が100円で売られているのを
見たら、むなしいやろな!」。

 本当に製品によって、値段が安くなりましたね。その代表的なものが、
時計、電卓、ラジカセでしょう。
 消費者は歓迎すべきことですが、製品を開発するために何人もの人が試
行錯誤してきたということを忘れてはいけないと思うのです。

-- みるみるわかる ------------------------------------------------

「部分はごくわずか!」

 理科の試薬は覚えるのが難しそうだが、よく考えてみると5つだけ。

 その5つとは、リトマス、BTB溶液、フェノールフタレイン、ヨウ素
液、ベネジクト液。
 理科全体を見ないで、このように部分だけを取り出すとわずかなものだ!

 同じように、化学反応式も書き出してみれば、中学の理科で使われるの
は意外に少ないことがわかるよ!

====== まなびウォツチャー ======================================

「民話の部屋」

 日本全国の民話を、音声や文字で楽しむことができます。
イラストもきれいですよ。
 フジパン提供!

    http://www.fujipan.co.jp/link/mw/index.htm

-- お知らせ ------------------------------------------------------

「掲載論文募集」
 論よりでまかせ!」に掲載する論文を募集しています。下記の3つのコ
ーナーです。「掲載希望」と書いて、お送りください。
 
 「教育コラム」、「言葉の小窓」、「みるみるわかる」

  下記までメール
  yutasan@dosule.com

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             編集後記
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 いつも「論よりでまかせ!」をご購読いただきありがとうございます。

 私は学習塾の講師ですので夜の仕事がメインなのですが、これは人間の
生命サイクルから考えると尋常でない生活をしているということになりま
す。
 つまり人間は明るくなると活動を始め、暗くなると停止するようにでき
ているはずです。

 先日、朝早く目がさめました。一通りのことを終えると何もすることが
なくなったので、PCへの入力作業を始めたのですが、これがまたよく進む
のです。
 日ごろの仕事時間は変更のしようがありませんが、家庭での活動時間は
一般の人々の生活に戻そうと考えました。

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○電子メールマガジン「論よりでまかせ」2000/04/01創刊
発行元:でまかせ編集委員会
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