メルマガ:論よりでまかせ!
タイトル:論よりでまかせ!  2003/03/06


==========================================でまかせ編集委員会=======
         論 よ り で ま か せ !
      2003/3/6      第147号 (発行 不定期)
     □□□□ まじめなメルマガ □□□□
==========================================教育コラム&情報誌=======

■塾講師のゆたさんが、子どもたちの話題や本音、日常経験した不思議な
出来事などを綴ったエッセイ集です。

INDEX 
・でまかせコラム
 「日々彼是(ひびあれこれ)」
・言葉の小窓
 「私の彼は左利き〜〜〜」
・教育weekly    
・今日の一言
 「楽しみと義務の反比例」
・みるみるわかる
 「問題を選ぶな!」
・まなびウォツチャー 
 「子供を有害サイトから守る会」
・お知らせ 
    掲載原稿募集
・編集後記

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           今日のコラム
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「日々彼是(ひびあれこれ)」

 中学三年生も高校が徐々に決まりだしました。
  最近は推薦入試の割合が多くなり、この時期には進学先がすでに決まっ
ている生徒も多いのです。
 特に私が担当する地域の中学校は推薦入試に強く、全体の約7割が推薦
入試で高校に進学します。今年も今月中旬に一般入試を受検する生徒は3
名だけです。

 おそらくその三人も、推薦入試で決まった友達を眺めながら、心の底で
はある種の焦りを感じているのでしょうが、そんなことはまったく出しま
せん。そんな姿を見ているとなんとかして希望高校に合格させてあげたい
と思います。

 今年はとりわけ、残っている三年生に対する思い入れは深いものがあり
ます。それはなぜかというと、理由は二つです。

 まず第1に、この中学三年生が最初に入塾してきたときの様子が今でも
思い浮かびます。子供たちには秘密ですが・・・
 三年生まで塾が続くのかどうか不安な学年でした。それだけ、衝撃的な
学年だったのです。
 成績はとれない!授業中はおちつかない!言うことはなかなか聞かない!
3拍子揃ってますね。

 私も、同僚の教師も、いつ塾をやめるか、ひやひやしていたのです。学
年の変わり目に退塾が出なければ、ホッとしたものです。
 その学年が私たちの何を気に入ってくれたのか、高校受験のこの時期ま
で、ほとんど塾をやめることなく勉強の世話を私たちにさせてくれたので
すから、世の中わからないものです。

 2つ目の理由は、この三年生が私が担当する教室が高校へ送りだす最後
の学年になることです。
 私が担当する教室は、来月4月に他の地区に移転することが決まってい
ます。

 この地域も少子化が進み、中学校も来年度にはすべての学年が1クラス
になります。人数は各学年30人程度です。これでは発展が見込めないと
塾長が判断するのも無理はありません。
 塾長だけではなく誰が判断してもそうでしょう。
 もちろん下級生がいるのですから、この地区とのつながりが切れるわけ
ではありませんが、4月からはその場所には建物はないのです。

 10年以上にわたり送り出してきた卒塾生にもさみしい思いをさせてし
まいます。
 教室移転の際には、ある程度の退塾生も出ていますが、そのまま新教室
に転校してくれる生徒もいます。

 私自身は教室移転が決まったときには、教室長をやめる決意をしていた
のですが、塾長から新教室を続けてするように言われたこと、また下級生
の世話が残っていることもあり、続けることに決意しました。

 いずれにしても、当面は間近に迫る高校入試に合格させること、それに
向かってまっしぐらです。

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           言葉の小窓   
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「私の彼は左利き〜〜〜」

 左利きのことを英語では「サウスポー」、日本語では「ぎっちょ」なん
て言いますよね。小さい頃からなぜそう言うのか不思議だったんです。

 「サウスポー」は、南部の州出身者に左利きが多かったから、左腕が南
に向いていたとかと、諸説あるようですが、定かではありません。
 また、「ぎっちょ」は、昔、「毬杖ぎっちょう)」という遊びが宮廷に
あり、その遊びが左うちをするのが難しく、特に左利きの人を「ぎっちょ」
と呼ぶようになったとか。

 いずれにしても諸説の中の一つから抜け出せませんね!

--------教育weekly------------------------------------------------
過去1週間の教育関係の話題を掲載しています

■不登校の若者らが画廊運営通じ社会復帰目指す(千葉)(2/20)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/04a/20030220wm05.htm
■公立高推薦3848人合格 12校で出題ミス 
                                    中学に謝罪文書添え説明(和歌山)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news002.htm
■NIE実践校8校が新聞活用の授業例を報告(茨城)(2/24)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/08a/20030224wm0c.htm
■「英語教員研修モデルプログラム」示す 文科省
http://www.kyobun.co.jp/news/2003/n_02.html
■来年度から実施 教科としての「英語教育」
http://www.kyobun.co.jp/news/2003/n_02.html
■「適応教室」の民間委託可能に 不登校対策で文科省会議
http://www.sankei.co.jp/news/030225/0225sha159.htm
■携帯を持つ高校生は8割 県高校教育研調査
http://mytown.asahi.com/wakayama/news02.asp?kiji=1246
■東京の看護学校、朝鮮学校生の受験を拒否 
                                   世論の反発背景、文科省も姿勢変更 
http://www.mainichi.co.jp/news/article/200303/05e/051.html
■小学生の約4割が「学校でうんちはイヤ!」
http://kids.gakken.co.jp/campus/parents/news/n43_p4.html

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           今日の一言
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 人間というものは強制されると余計嫌になるものですが、今そのことを
実感しています。どいうことかといいますと!
 私は小さい頃から大好きで、月に何冊も本を読んできたのですが、最近
あまり読まなくなりました。理由は?

 昨年、職場の研修で、月に最低4冊読む、という課題が与えられました。
4冊くらい軽いものだと思い軽く考えていたのですが、義務だと思うと読
めなくなるものですね。つまり、本を読むことを楽しめなくなったのでし
ょう。
 
 子供たちの勉強も同じですね!

-- みるみるわかる ------------------------------------------------

「問題を選ぶな!」

 今回は全科目に共通する教訓を!

 情報化の波は、教育の世界でも例外ではありません。受験する高校の出
題傾向を分析するのが合格への近道なんて当たり前。

 でもね、ちょっと考えてくださいよ。相手の分析をするのは、力がつい
た人が言うことばです。実力がともなわないのに分析をしても、無駄!
 それよりも、問題を解く貪欲さを養成すること。
 使い残し、メモや計算用紙に使われそうなプリント、簡単な計算問題で
しなかった問題など、まだまだすることはありますね!

 ちなみに、生徒には秘密ですが時々メモ用紙として利用されそうな問題
プリントをさせることもあるんです。(*^_^*)

====== まなびウォツチャー ======================================

「子供を有害サイトから守る会」

 ○教育機関および、子どものインターネットにおける安全を守る ○会の
趣旨に賛同する人を募集し、より良いインターネット環境を整える ○教育
機関へのフィルタリング情報の提供を行う ○広大なインターネットの荒海
を楽しく有意義にネットサーフィンできるようにボランティアの輪を拡げる 

 上記を目的として活動しているNPO法人です。

 http://proxy.sainokuni.ne.jp/

-- お知らせ ------------------------------------------------------

「掲載論文募集」
 論よりでまかせ!」に掲載する論文を募集しています。下記の3つのコ
ーナーです。「掲載希望」と書いて、お送りください。
 
 「教育コラム」、「言葉の小窓」、「みるみるわかる」

  下記までメール
  yutasan@dosule.com

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             編集後記
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 いつも「論よりでまかせ!」をご購読いただきありがとうございます。

 最近、本職が忙しく、なかなかメルマが執筆の時間がとれません。
 先週はそのためお休みをしてしまいました。2000年4月創刊以来、
PCの不具合の時以外はほとんど休むことはなかったのですが、今回ばか
りは体調の面も考えてしまいました。

 今回からはまたがんばりますね!

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○電子メールマガジン「論よりでまかせ」2000/04/01創刊
発行元:でまかせ編集委員会
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