個人特訓教室メールマガジン「Person to Person」 2006-05 2006/05/10

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タイトル：個人特訓教室メールマガジン「Person to Person」 2006-05 2006/05/10

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ★ ☆　　　　　　　　◆個人特訓教室　メールマガジン◆ ★ 　　　　　　　　　　 ☆　　　　　■■■■■「 PERSON to PERSON 」■■■■■ ★　　　　　　　　　　ためになる教育マガジン ☆　　　 ★　　　　　　　Ｎo．６１　　２００６．５．１０ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://tokkun.net ◎連休明けは勉強漬け！◎　　　　　　　　　　　magazine@tokkun.net ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ●教育コラム・・・・・・・・・・『小学校の英語必修化について』光岡誠司 ●２００６年・第２回【優秀川柳、発表！】 ●先生の読書・・・・・・・・・・・・・・・・・・『入試に出題された本特集』 ●ショートユーモア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『スットコ君』 ●データの杜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『高速道路収支率』 ●図書券プレゼント ●お知らせ ●読者・生徒のメルマガ評 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ◆ごあいさつ◆ 　さわやかな季節になりましたね。来月にはもう梅雨になってしまうし、今がいちばんですね。生徒諸君も新しい環境に慣れたでしょう。さて、ゆとり教育以来、久しぶりに大きなニュース『教育基本法改正』が出てきました。これも取り上げたいのですが、あまりにも専門的で抽象的になりがちですので、今回はもう一つのビッグニュース。全国の公立小学校に英語必修化という、答申が出されたことです。先月も少し触れましたが、ご父兄の多くは賛成していらっしゃるようですね。どうなんでしょう？光岡先生。 ********************************************************************* ●○●○●○●○●○●○●　教育コラム　●○●○●○●○●○●○●○ ********************************************************************** 　　　　　　　　　　『小学校の英語必修化について』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　光岡誠司英語学習は早ければ早いほど良いとお考えになるのは理解できます。しかし英語や英語教育に関しては、『通説』を通り越して、ほとんど『神話』と言っても良いほどの誤解があることを、まずは確認していただきたいと思います。よく言われる“中高大学と１０年間英語をやっても、しゃべることができない”、という言われ方です。“アメリカなら５歳の子でも流暢に話すのに…”というやつですね。そう言いたい気持ちはわかりますが、的外れです。これを聞くたびに私は漢文の例を出すのですが、“返り点、一二点”などを駆使して中国人にはまったく伝わらない読み方を発明し『師いわく…』などと日本語に“読解”し、味わい、そこから何かを学んできたのが日本人です。漢文は読めても話せないではないかという批判は聞きませんし、英作文ならぬ『漢作文』など入試でお目にかかりません。英語も同じです。大学入学後、英語で専門書を読むのが目的ですから、大学が求めているのは読解力。入試にリスニングなどを課す大学がいまだに小数なのはそのためです。発信型の英語ではないのですから、話せなくて当然なのです。外国のことを学ぶため、昔は漢文、明治以降は英語を正確に読み、知識を吸収することによって、驚異的な成長を遂げてきたのです。話せないかわりに、日本のトップレベルの大学受験生は、欧米の標準的な１８歳よりも難しい英語を読むことができます。外国人に入試問題を見せると一様に驚きます。“本当に日本の１８歳はこの英語を理解できるのか”と。そういう時には、『当然だ、難しくない』と答えることにしています（笑）。また、日本人の英語力がトイックなどの国際比較の点数でアジア最低と言われる時に、必ず付くコメントが、『文法はできても生きた英会話ができない』という英語教育に対する批判です。これは英語の専門家の中にもかなり蔓延しているひどい誤解です。日本人の点数が低いのは、会話ではなく読解です。実は今の日本人は国際的に見ても会話はできるのです。得意であったはずの読解ができないために、点数が下がっているのです。以上のようなことをふまえて、小学校ではどうするべきかを論じてもらいたいのです。現状分析を誤っては、対策も的外れになります。といってももう紙幅がありません。小学校の英語必修化の問題点をあげておきます。 ①教える人：小学校の先生方が担当されますが、英語を教える経験も資格もありませんから、ネイティブスピーカーが補助をします。ＡＬＴと呼ばれる彼らは、ほとんどが子どもに教えた経験すらない、アルバイトの人々です。 ②統一性、効果と評価：『日本教育新聞』の数多くの例を見ますと、各小学校、進め方はバラバラです。近くのアメリカンスクールと交流するというものもあれば、毎日、英語に時間を割いていたり、劇をやったり、歌を歌ったりなどなどです。これでは結局、効果を比較できず、良し悪しの評価も定まりません。 ③連携：一方、中学英語は何も変わらず、１年生として同じ中学に入学してくる別々の小学校の出身者の英語をどう扱うべきか苦慮します。ちょうど、ゆとり教育でも、公立校の学習内容が減っても、大学入試レベルが変わらないために、高校・大学の学習面のつながりがなくなりました。 ④低学年ゆえの危険性：ベッキーや宇多田ヒカルのようにバイリンガルをめざすには、環境が整っていない場合、実はかなりのリスクがあります。心ある研究者たちは、必死でそれを訴えています。言葉の『話す』以上に大切な役割は『考える』道具ですから、どっちつかずになると精神的に不安定になります。 ⑤教科時間：ただでさえ少ない授業数を、さらに英語にまわし、結局、国・算・英どれも中途半端にならないかという心配。国際人を目指すなら、まずは日本語で日本のことをしっかり説明できるだけの教養を身につける方が大切です。 ◎なるほど確かに何を聞いても『すっげー、かわい～、まじ？、超～』しか言わない日本人が英語を話してもねぇ～。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　s.mitsuoka@tokkun.net ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ VVVVVVVVVVVVVV　２００６年・第２回・優秀川柳発表　VVVVVVVVVVVVVVV ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ◎さぁやってまいりました、本年第２回の優秀川柳の発表です！今年１月から４月の間に投稿していただいた川柳が対象で、全作品を全講師、生徒に採点してもらい受賞作品を決定しています。『塾・勉強部門』と『一般部門』があります。そして、今回選ばれた優秀川柳に対しては図書カードを進呈！（金賞：３千円分、銀賞：２千円分、銅賞：千円分、優秀賞：５百円分）では、いよいよ発表です。まずは、優秀賞各部門１０作品から、どうぞ！ ■■■■優秀賞■■■■ 『一般部門』 ●冬の朝　毛布が僕を　はなさない（お～、見事な擬人法！） ●お花にも　お湯をあげたい　この寒さ（く～やさしい） ●年賀状　返ってきたのは　半分か（冷たい…） ●働かず　出来れば　株で暮らしたい（ついに小学生まで株式投資とか） ●おまけ見て　飲み物選ぶ　ペットボトル（大人もつられます） ●賞味期限　過ぎても匂いで　チャレンジする（その気合、勉強へ！） ●亀裂あり！　マンションじゃなく　夫婦仲（誰だこれ作ったの） ●すごいなぁ　回転数える　審査員（３回転“半”とかね） ●一番の　MVPは　メキシコか（ＷＢＣ、野球ですね！） ●納税を　しても軽蔑　喫煙者（ほとんど犯罪者あつかいですから（笑））『塾・勉強部門』 ●ピカピカだ　パパの頭と　１年生（パパはずっとピカピカでいられます） ●はじめだけ　やけに覚える　単語帳（１ページ目は） ●テスト中　気付けば寝たまま　イナバウアー（そんな大胆な…） ●春休み　遊びに持ってく　ティッシュ箱（ポケットティッシュじゃたりない） ●家族内　人の受験を　賭けにする（熱烈な応援が期待できます） ●試験より　乗り継ぎの方が　難解だ（本番当日） ●初詣　合格祈願　言い忘れ（あれ？何しに行ったんだ） ●小学生　防寒具より　防弾チョッキ（相変わらず事件がね～） ●本番より　息が詰まるよ　自己採点（人生を左右する一瞬です！） ●おかしいな　隠した赤点　どこ行った（そういうもんです）そして、さらにパワーアップ！銅賞、銀賞です。 ■■■■　銅賞・銀賞　■■■■ 『塾・勉強部門』 ☆　銅賞　☆：四年待つ　五輪に比べりゃ　一浪も良し ☆　銅賞　☆：確認を！知らない単語と　アメリカ牛 ☆　銅賞　☆：気休めに　平均点を　聞いてみる ★★　銀賞　★★：ケータイを　打つその速さで　勉強を ★★　銀賞　★★：不規則な　生活定着　規則的『一般部門』 ☆　銅賞　☆：母さんよ　その忘年会は　何回目？ ☆　銅賞　☆：お父さん　昔はモテた　話では ☆　銅賞　☆：我が家では　母ちゃん怒ると　震度７ ★★　銀賞　★★：とび蹴りの　餌食にされる　雪だるま ★★　銀賞　★★：オニは外　豆まく妻が　オニだった ◎では、いよいよ本年第２回、最優秀川柳、金賞の発表！これですっ！ ■■■■■■■■　金賞作品　■■■■■■■■■■ 『一般部門』 ★★★★★　軽くヤバイ？　よく見てみると　かなりヤバイ　★★★★★ 『塾・勉強部門』 ★★★★★　勉強も　基礎の手抜きが　崩壊へ　　　★★★★★ ◎以上です。これらの作品を投稿して下さった方、賞品の図書カードをお送りいたしますので、メールでのご連絡をお待ち申し上げます。講師や生徒だけでなく、どなたでもメールアドレスのみで応募できますからね。 ###################################################################### ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆　先生の読書　☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ###################################################################### ◆特集！『入試に出題された本、第２回』◆ ◎前回同様、入試の出典として用いられた本を先生方が紹介します。どうぞ！【光岡先生】『１４歳からの哲学』池田晶子著　（トランスビュー　１２６０円）本書は２００４年～６年の中学入試出典数第１位です。私が読んだのは２００３年で、第一のお薦め！としましたが、小学生ではなく、書名のように中学生に薦めていました（笑）。『生きていることはすばらしいと思いますか』という問いかけから始まり、『すばらしい』『つまらない』『どちらでもない』の答えに対して、さらに問いかけ、どこまでも考えてみようと呼びかけます。考え抜いていくと今まで自分が思っていたことと全く逆の結論になったりします。哲学ですから、軽いノリではありませんが、アリストテレスだのカントだの、難しい人の名前や専門用語は出てきません。イチローなどを例にとり、幅広く、わかりやすく人生を語ります。考えて考えて考え抜いた上で『自分』を確認できれば、何も恐れることはないんだと教えてくれます。大人やご父兄にもお読みいただきたい一冊です。【逢坂先生】『ぼくらのサイテーの夏』笹生陽子著（講談社　３８１円）大人が読んでも十分に楽しめるというか、もしかしたら大人の方が楽しめる作品なのかもしれません。「階段落ち」なんていう無謀な遊びも、思わず昔を思い出して懐かしくなってしまいました。主人公は引きこもりの兄をもつクールな桃井（自称ハードボイルドな小学6年生）。斜に構えていた彼も、複雑な家庭環境の栗田と接することで人を思いやるようになっていきます。ひと夏の「サイテー」な体験が人を成長させるものなんですね。本書は著者のデビュー作で、日本児童文学者協会新人賞を受賞しています。東邦大学付属東邦中、豊島岡中などで出題されました。【門田先生】『キッドナップ・ツアー』角田光代著　（新潮文庫４２０円）５年生の夏休みに、主人公ハルがユウカイ（＝キッドナップ）される。ユウカイしたのはだらしなくてどうしようもない父親。その父親がハルを無理矢理連れまわす。デパートに行ったり、夜の海に行ったり、肝試しをしたり。その連れまわしている間の細かい話一つ一つ、女の子の感じることが伝わってきます。時間を置いてもう一回読んでみたい本です。【鮓谷先生】『わが子に伝える「絶対語感」』外山滋比古著　（飛鳥新社　１２６０円）「問題な日本語」に似た、誰もが陥りやすい日本語の間違いを指摘するような作品ではないかと思っていました。確かに巻末に一覧があったりもしますが、それが主題ではありません。子どもが幼少期の音楽教育において絶対音感を身につけていくように、幼い頃に母親が子どもに繰り返し読み聞かせていく事により正しい日本語をかぎ分ける感覚を身につけさせることが重要であると記しています。なるほどと思われる反面、言葉の変化を積極的には承認しないこと、少々具体性にかける部分が気にはなりますが、幼少期の日本語教育の重要性を知らせてくれる作品です。また、外山氏は国文学者ではなく、英文学者であることも興味深いところです。【伊藤先生】『先生はえらい』内田樹（ちくまプリマ―新書　７９８円）今までに出会った先生の中で、えらいと思われた先生は何人ほどいらしたでしょうか？しかし、簡単にえらいと言っても具体的に何がどうして、えらいのでしょう。では先生の中にはえらくない方もいらっしゃるということでしょうか？そうした半ば抽象的な問いに対する回答を中高生に向けて解説したのが本書です。先生はえらい、という意味や先生に対する思いもきっと変わると思います。また、学ぶことやコミュニケーションについての解説もあり、とても有意義な１冊だと思います。いい先生に恵まれないと嘆いている生徒諸君には特にお薦めです。 ◎実際にこれらの本を読めるのがいちばん良いのですが、全部は読めませんから、こういうものが好まれるということをよ～く知っておいて下さいね。　http://tokkun.net/msgbrd/msgbrd.cgi ???????????????????????????????????????????????????????????????????? ■■■■■■■■■■■■■　スットコ君　■■■■■■■■■■■■■■ ???????????????????????????????????????????????????????????????????? ◎あったかくなると、ヘンなのが出てきますよね～。まぁ、つめたくても、絶えることのない人種なんですけど…。(^_-)-☆ ★★★まずは軽く　(^^)/★★★ 中１数学講師『"フトウゴウ"って知ってるか？』生徒『学校に行かないことでしょ？』（日直：＞＜，　≧≦，ですね。ん～っ、ピッタリの顔文字に） ★★★もう一つジャブ　(#^.^#) ★★★ 教室に置いてある「シニア」という高校生用テキストを見た中学生が不思議そうに、『センセ、何でお年寄り用のテキストがここに置いてあるんですか？』（日直：当教室では結構、お年寄り用テキストが重宝しております） ★★★こんなのも　(T_T) ★★★ 清少納言「枕草子」の冒頭文「～は曙（あけぼの）　やうやう白くなりゆく山際．．．」さて、～に入る言葉は何でしょうか？Ｂ子さん『夏は曙！』（日直：正解は「春は曙」ですが、最近は「大晦日は曙」とも言います(ウソ)） ★★★こんなご家庭も　<m(__)m>★★★ 授業中、海外旅行の話題になりました。講師『海外って行ったことある？』生徒『去年、ヨーロッパ１０日間行きました。フランスとかイギリスとか…』講師『いいねぇ、家族みんなで？』生徒『お父さんは行きませんでした。犬の世話をしなくてはいけないので』（日直：お目にかかったことはございませんが、お父さん、頑張って下さい！） ★★★そろそろ複雑に　(#^.^#)★★★ 中１英語 He went to school by bike yesterday. 講師『はい、どういう意味、訳して』生徒『彼は昨日バイクで学校にいきました』講師『おかしくないか？それ』生徒『あ！校則違反ですよね？』講師『そっちかよ』（日直：違うってば～（笑）） ★★★さぁさぁ、講師の出番です　<`ヘ´>★★★ 中３社会で先生『このようにGDPが国の豊かさを表しているのです』生徒『先生、GDPって何の略ですか？』先生『Gross Domestic Productの略で、“国内総生産”と訳します』生徒『なんかぁ～ドメスティック＝ヴァイオレンスみたい』先生『何言ってんだ！全然違うぞ！余計なこと言うな！先に進める！このようにGDP、つまり"グロス＝ドメスティック＝ヴァイオレンス"は…』（日直：おっ、先生のスットコの中でも、歴史的名作でしょう（笑）） ★★★シメはこれかな　ヽ(^。^)ノ★★★ テレビでも盛んに報道されていたので認知度の高かった千葉補選。印象を生徒に聞いてみました。生徒Ａ『小泉さんの人気だけじゃ勝てないということですねぇ』（ふんふん）生徒Ｂ『そもそも「じゃんけん」ってふざけてないですか？』（おっいいぞ）生徒Ｃ『そうですよ。じゃんけんで決めようというのがなめてますよ（怒）！』（日直：じゃんけんでは決めてないだろ！おやつじゃあるまいし（笑）） ◎今月も期待どおり。来月もお楽しみに！(^^)/~~~ http://tokkun.net/2002-10/kokuban.htm　　 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ■□■□■□■□■□■□■　読者プレゼント　■□■□■□■□■□■□■ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ●さて、今回は抽選で５名の方に千円分の図書券をお送りします。今月のキーワードは"カナリヤバイ"でいきましょう。メールアドレスと共にキーワードを入力していただくだけで応募になりますので、ぜひご参加下さい。その折にはぜひぜひ、ご感想をお書き下さい。これまでにお寄せいただいたご意見も、じっくり拝読し、参考にさせていただいております。 http://tokkun.net/present.htm 締め切りは『５月２５日』です。ご注意下さい。当選者にはメールでお伝えします。また会員専用ページには、　goukaku で、入る事が出来ます。必ず半角小文字で入力し（enterを押すのではなく）横にあるOKをクリックして下さいね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ $$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$ データの杜 $$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 　　　　　　　　　　　　　『高速道路収支率』 ◎ゴールデンウィークのお出かけ、高速道路を使いましたか？渋滞には巻き込まれませんでしたか？小泉首相が力を入れていた“道路公団民営化”。複雑な決着で専門家でも評価が分かれています。とりあえず、高速道路を建設するにはとてつもないお金がかかるということは、わかりますよね。ただでさえ借金まみれの日本の財政。道路を使う人が少なく、通行料が入ってこなければ、さらにお金がかかって、やがては増税…。まずは、日本で、交通量が最も多い高速道路はどこでしょう？わかりますね。（今がわかる時代がわかる日本地図2005年版：成美堂出版）【交通量ランキング（2003年）】【順位】・・・【道路】・・・・・【区間】・・・・・・・・・・・【年間通行台数】【第１位】【東名高速道路】【東京～名古屋】・・・・・・・・・【１億５千万台】【第２位】【東北自動車道】【川口市（埼玉県）～青森市】・・・【９３２５万台】【第３位】【名神高速道路】【名古屋～西宮市（兵庫県）】・・・【９１０３万台】【第４位】【中央自動車道】【東京～長野市など（他２線）】・・【８７２１万台】【第５位】【東名阪自動車道】【名古屋市～亀山市（三重県）】・【８２００万台】当然のことながら日本の大動脈といわれる路線につながるものばかりです。さて、今度は高速道路の【収支率】で並べます。収支率というのは、この道路が１００円の収入を得るのにいくら費用がかかるかを示します。例えば、指数が４０なら１００円の収入を得るのに必要な経費は４０円ですから、６０円が利益です。指数が１１０なら赤字になります。いいですか？【黒字ランキング】【道路】・・・・・【区間】・・・・・・・・・【収支率】【第５位】【中央自動車道】・【高井戸（東京）～河口湖】・・・・・【１８】【第４位】【東北道東京外環】【大泉（東京）～川口（埼玉）】・・・【１６】【第３位】【中央道名阪高速】【大月（山梨～小牧（愛知）】・・・・【１６】【第２位】【東関東自動車道】【東京～館山（千葉）他】・・・・・【１４】【第１位】【東名高速道路】・【東京～名古屋】・・・・・・・・・・【１４】これらはいわゆるドル箱。１００円の収益に対し費用は２０円未満ですから、８割以上がもうけです。こんなのばかりなら何の問題もないんですが…。【赤字ランキング】・【道路】・・【区間】・・・・・・・・・・・・・【収支率】【第５位】【関西空港自動車道】【泉佐野市（大阪）～関西空港】・・【２９３】【第４位】【東九州自動車道】・【北九州市～鹿児島市】・・・・・・・【３１６】【第３位】【伊勢湾岸自動車道】【豊田市～東海市（愛知）他２線】・・【３２８】【第２位】【東北中央自動車道】【相馬市（福島）～横手市（秋田）】・・【５２７】【第１位】【中部横断自動車道】【静岡市～佐久市（長野）】・・・・・・【８８８】こちらは逆に１００円かせぐためにその何倍も費用がかかるということですね。ただし、これらは未完成のものが含まれるために、そのまま“不要だ”と決め付けることはできません。が、あいかわらず次々と建設されています。あれば便利な高速道路、でも…何事も財布と相談ですね（笑）。 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みんな、どうですか、新しい学校、新しいクラス、新しい担任。もう打ち解けるには充分な時間が過ぎたでしょう。ゴールデンウィークも終わりました。これまでは、連休が終わるとすぐに中間テストでしたから、ほっといてもすぐに勉強モードに切り替わったのですが、今は二期制が多く、まだ気合が入りませんね。その上ワールドカップもはじまっちゃうし～。　ちゃんと先が読める人は、『そうか、今のうちに勉強しとかないとな』と気付いてくれるのですが、スットコに登場しちゃうような生徒諸君は…。ちと心配。　新学年最初のテストですから、どれだけ頑張っても頑張りすぎることはない。『おっ！あいつ頭いいんだ～』ってクラスのみんなに思わせればしめたものだけど、逆に“無知”がバレたら今後の展開は苦しい（笑）。　特に一年生だね。最初のテスト、とっても大切だからね。うまく行くかどうかで、このあと数年、大きく影響する。きっと緊張するだろうけど、しっかり準備しておけば大丈夫。まずは全力でやってみよう！ magazine@tokkun.net http://tokkun.net ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ◆◎◇●×△■◎◇●×　講師・生徒のメルマガ評　×●◇◎■△×●◇◎◆ ◎以下のコメントは今月号ではなく、先月号（４月号）に対するものです。３月号はＨＰ上に本日掲載されます。 ●京大に入るってすごいですね。やっぱり早いうちからしっかり勉強しないと。 ●自分たちは感じることはあまりないけど、学校で勉強している内容は昔に比べやさしくなっているという話をよく聞きます。だけど入試に出る内容はあまり変わらないならしっかり勉強しないといけませんね。 ●授業時間すくなっ（笑）自分では勉強してるつもりだけど、ほかの国はもっと勉強しているとは思わなかった。韓国に負けるな！ ●ゆとり教育になっても大学の入試問題のレベルが変わっていないのは同感です。国の教育方針・指導要領から大きくはずれたことの出来ない公立学校には苦しい展開と言えます。ゆとり教育が格差社会をよりはっきりしたものにした側面もあるように思えます。 ●最初「かっきゃんてきな」ってあるじゃん。って思って、先生の方がちがくない？って思ったケド、よく考えたら「きゃっかんてきな」ってわかって笑っちゃいました。(-_-メ) ●ゆとり教育にすればみんなこどもは自然に勉強するみたいな思い込みが見事失敗っていうカンジです。だってゆとりで親が危機感もって塾に叩きこまれましたからね。ゆとりのおかげで勉強たくさんしています（笑）。 ●京大を合格した人は本当に凄いと思います。僕も見習って頑張りたいです。 ●考えてみれば大学は勉強するところだから、勉強したくない人は行かなくて良いんですよね。でも学校で習うことが少なくなったり、授業時間が少なくなったりして、知らず知らずのうちに勉強しなくなってきちゃったとしたら、何か損をしている感じがします。昔の小中学生の勉強内容は確かに今よりも難しいみたいですけど、勉強時間はどうでしょうか。昔の子どもの方が勉強してたのは確かなんでしょうか。 ●入試にでる本は多分売れていて面白いんでしょうが、入試に出るから読もうかなっていう気にはあんまりならないです。慶應で出た文章が小学生の教材に使われてるなんて信じられないです。でも、もちろん慶應の国語は小学生には解けないでしょうけど。 ●合格体験記はいつも細かく読んでます。直接話したことが無くても、知ってる先輩が有名大学に合格ったっていう知らせを聞くととても勇気付けられます。絶対ここだっていうこだわりってやっぱりあったほうがいいものなんですね。 ●庶民が成り上がるために東大を目指す時代は終わったんでしょうか。っていうか、もともと格差があってそれに気がついていなかっただけなんでしょうか。 ●「小学校でも英語の一律必修化が検討されている」とあるが、私はそんなことしない方が良いと思う。世間では国際化の時代と騒がれているが、外国のことにばかりに目を向けて自分の国のことはないがしろに扱うというのは全く国際化につながらないと思う。欧米人は自分の国の伝統を大切にし誇りを持っているが、日本人はそういう意識は薄いのでは。英語が一律必修化したら追い打ちをかけることになるだろう。「他人のことはよく知っているのに自分のことは分からない日本人」と言われないよう国語から力を注ぐべきだ。と言っても、まずは好意的な反応をしている父母がこのことに気付くことから始まると思う。 ●「日本人は計算が得意だ」なんて以前は言われていたらしいが、今では計算力も読解力も落ちているようだ。その原因はもちろん授業数の激減にあるだろう。親子の時間を大切にしよう、詰め込みすぎは良くない、と思って行った「ゆとり教育」だが、ほとんど良い結果は残せていない。事実、「ゆとり教育」によって増えた休みをどのように過ごしたかというアンケートを私の学校でしたところ、ほとんどの生徒が特に何もしていないと答えた。一方でオランダは８年間で８０８１時間も勉強しているというから驚き！！さすがにそこまではしなくても良いだろうけれど、せめてOECD平均ぐらいはしたほうがいいと思う。何だか先進国の中で日本だけとりのこされている感じ…。歳をとってから学問を始めるというのはそう簡単ではないから、若いうちにたくさん勉強した方が色々な面で視野が広くなったり「考える」ということが深くできると思う。

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