メルマガ:個人特訓教室メールマガジン「Person to Person」
タイトル:個人特訓教室メールマガジン「Person to Person」 2003-12  2003/12/11


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◆個人特訓教室 メールマガジン◆

「 Person to Person 」

No.32 2003.12.11 ためになる教育マガジン
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                          http://tokkun.net 
           ◎さらば2003年◎    magazine@tokkun.net
  
●年末特集・・・・・・・・・・・・・・・『今年の教育関連10大ニュース』
●ショートユーモア・・・・・・・・・・・・・・『11月スットコ君大集合』
●注目校紹介(教頭先生インタビュー)・『都立両国高校:進学校の更なる飛躍』
●データの杜・・・・・・・・・・・・・・・・『これだ!高校入試に出る作家』
●図書券クリスマスプレゼントコーナー
●お知らせ
●アンケートご協力のお願い
●読者の声
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◆ごあいさつ◆
いよいよ2003年も残り20日間です。みなさまにはどのような一年でし
たでしょうか?世界中が異常気象で、自然災害もたくさんありましたね。イラ
ク戦争のゆくえは予断を許さず、北朝鮮問題は進展せず…、う〜んあまり良い
ニュースは思いつきません。

国中が熱狂した昨年のサッカーワールドカップでの日本の活躍や、ノーベル
賞二人受賞などのニュースがなつかしい、とついつい泣き言を言いたくなるく
らいですが、こういう時代こそ『教育』です。

メルマガ今年の締めくくりは2003年教育界の10大ニュースです。当教
室に通っている生徒のご家庭にアンケートをお願いしました。
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◆年末特集◆
      『今年の教育関連10大ニュース』アンケート結果

★第10位   ■学習指導要領『歯止め規定』の撤廃■
3割削減の新指導要領に対する、強い批判に耐えかねて、文科省はこれまでの
立場を変え「指導要領は(上限ではなく)“最低規準”だから」と弁明しました。
ところが指導要領には「〜を扱わないものとする」というような学習範囲の上
限を示す記述(歯止め規定)が各所にあり、説明と矛盾します。これをつかれ
た文科省が今年、要するに“無視してよい”という趣旨の見解を発表しました。
こうなると、公立高校入試の出題範囲すら不明確になり、混乱は必至です。

★第9位    ■百マス計算でおなじみの陰山メソッドが人気■
百マス計算や反復練習により、基礎学力向上を実現させた陰山メソッド。子供
の学力低下を懸念した保護者のニーズに応えるものとなり、書籍を含め、問題
集、ドリルが爆発的に売れました。本メルマガでも著作が紹介されました。

★第8位    ■週5日制により、増える二学期制■
新学習指導要領、週5日制への移行に伴い、学力低下を防ぎ、授業時間の確保
を目的として、二学期制を導入する自治体、学校が増加しました。二学期制に
することにより、始業式、終業式や定期テストなどの回数を減らし、授業時間
を増やすための苦肉の策です。二学期制への移行は全国的に広まりつつあり、
他に文化祭、体育祭などの学校行事を減らす学校も出てきました。

★第7位    ■絶対評価導入後、初の高校入試■
やはりというべきか、中学校によって、通知表の絶対評価の内容は様々でした。
極端に5を多くつけたり、逆に5がほとんどなかったりしました。当メルマガ
で指摘し続けた危惧が現実のものになりました。内申点が飛躍的に上がった生
徒も多くいましたが、その結果、実力以上の高校を受験し、学力重視の入試に
対応できずに不合格となったり、逆に“水増し”をしなかった、ある意味、節
度を守った特定の中学の生徒たちが内申重視の試験では不合格でした。これら
の生徒はこの制度の犠牲者です。彼らにかける言葉も見つかりません。

★第6位    ■5教科7科目以上が大半、国公立センター試験■
科目増の原因は、生物を学んでいない医学部生や数学を知らない経済学部生な
どに代表される学力低下問題です。入試科目をいっせいに増やせば問題が解決
するなら誰も苦労しないはず。20年ほど前に7科目から5科目に減らしたの
は、7科目を嫌って優秀な人材が3科目で受験できる私立大学に流れてしまう
から。つまり、今と同様、国立大学生の学力低下が引き金でした。同じ理由で
試験科目を増やしたり減らしたり、いったい何をしているのでしょうか。

★第5位    ■文科省が子の成長と脳の関係を調査■
文科省の「脳科学と教育」研究に関する検討会は、テレビゲームのやり過ぎ、
人との触れ合い不足が子供の脳の発達に与える影響を重点的に研究することを
求めました。文科省も来年度から、生活環境が脳の発達に与える影響を調べ、
教育方法の改善に生かす方針です。ご父兄には気になるニュースです。

★第4位    ■大学入学金など返還義務はあり?なし?■
元受験生が、私大の入学金や授業料などの前納金の返還を求めた訴訟の判決が
京都地裁であり、授業料を返還するように命じました。ところが大阪地裁では、
入学金は入学しうる地位と資格を得たことの対価であるとして、請求を全面的
に棄却。その後、授業料の返還を認める司法判断が定着しましたが、入学金は
判断が分かれています。そもそも入学しない受験生からの収入をあてにして、
今の大学が運営されている、その実態が大問題なのです。この件に関しては法
律論よりも受験生の要望や、世間の常識を判断基準にして欲しいものです。ま
た、ことの本質は、大学の経営問題であり、そこにメスを入れるべきです。

★第3位★   ■未成年者の重大事件の増加■
少年法のあり方、加害者、被害者への人権問題、犯罪動機など、様々な識者た
ちが論じていますが、意見は多種多様です。今年起きた主な重大事件は、長崎
の男児誘拐殺人、大阪の家族殺傷、御津のタクシー強盗殺人、沖縄での集団暴
行致死など、挙げればきりがありません。外国人の犯罪の増加もあり、治安や
若者の行動に対し不安を感じている方が急増していると言えそうです。
 
★★第2位★★ ■指導力不足教員、問題教員による事件の増加■
授業、生徒指導ができないなど、「指導力不足教員」と認定された公立学校の教
員が増加しています。この認定を行なっている教育委員会も増えており、今年
度中にすべての教育委員会で指導力不足教員の認定が行なわれ、そうなればそ
の数はさらに増える見通しです。この3年で指導力不足と認定された教員は
503人。うち研修を命じられたのは397人。研修を受け現場に復帰できたのは
151人。依願退職した教員は116人でした。また毎日のように報道される教員
による問題行動や犯罪は、やはり父母の関心を引き、全体の2位でした。

★★★第1位★★★ ■学力低下は基礎、技能不足の可能性と文科省分析■
学力低下をかたくなに否認してきた文科省でしたが、とうとう押し切られる形
で、昨年小中生対象の学力テストを実施。その結果を受け、文科省は学力低下
の原因は特定できないものの、基礎的な知識・技能や、日常生活に関連づけた
理解力の不足を、その可能性として挙げました。一転して学力低下を認めた訳
で、自治体、学校に対し、具体的に指導方法の改善を求めました。これは、確
かに一歩前進なのですが、今まで現場と一緒になって学力低下を否定してきた
にもかかわらず、それが通らないと見るや、すぐさま自らを一段高い位置に置
き、現場を指導する立場に早代わりして、現場に責任を押し付けている印象は
ぬぐえません。

■2003年総括■                当教室代表 光岡誠司
歴史的大論争となった昨年のゆとり教育導入ですが、今年も引き続き様々な
論争、改革が続いています。多くの識者が指摘した問題点が現実のものとなっ
てしまった一方で、文科省の予想以上に現場の危機感は強く、斬新な改革が出
てきたのが今年の特徴です。10大ニュースには出ていませんが、新聞や書籍な
どでは、学校改革の成功例が数多く紹介されています。

ただし、そのほとんどは特定の教育委員会や校長の強力なリーダーシップ、
先生方の創意工夫や父母の熱意が成功の原動力となっており、決して公教育の
システムが機能したものではありません。予算の裏づけもないままです。むし
ろ一般的には、連日報道される問題教員の事件を聞くにつけ、個々の教員の質
に対する不安、公教育に対する不信は高まる一方でした。

今後こうした中から出てくる地域格差、学校間格差は必然的に大きくなり、
すでに私立の学校は大競争時代に入っていたのですが、その波が国立大学や公
立の小中高校にさえも及ぶはずです。等しく税金を負担していながら義務教育
の段階で受ける教育の格差が広がるのは見過ごせない問題ですが、少なくとも
しばらくはこの方向性は止めようがありません。

生徒も父母も、進学指導をする学校の先生方も我々塾講師も、今は“名前”
だけで学校を選ぶことはできません。一方学校側もだまって生徒を待っている
時代は終わりました。初の4年制大学の廃校がすでに報じられています。ちょ
うどはざかい期に当たってしまい、特に、絶対評価になり、模試も進学資料に
使えない中学生において混乱しています。これを、ゆとり教育と呼ぶのは皮肉
以外の何ものでもありません。何より早急に高校受験の制度を分かりやすく整
備することと、逆に国立大学が個性を発揮できるような環境作りを期待します。
s.mitsuoka@tokkun.net
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◆ショートユーモア◆
          『11月スットコ君大集合』

◎いやぁ、今年もいろいろありました。スットコ担当としましては、↑のよう
に今年のベストテンやりたいんですけど、スペースがもらえません(><)。ス
ットコ好きの方、メール、アンケートで応援して下さい。では今月分、どうぞ!

★だから頑張れ!★
先生「いいか!『現役』っていうのはなぁ、まぁ〜だまだ伸びる。絶対に気を
抜かないで最後まで全力でやるぞ!」
生徒「…」
先生「実際に最後一ヶ月で伸びるんだから、ここからが勝負!いいかぁ!」
生徒「…」
先生「あっ、あれ?おまえは〜2浪〜だったな…、う〜、んだからさぁ、おま
えも最後まで油断せずにやんなきゃな?」
生徒「あ、はい」
日直(えらい盛り下がりようですね(笑))

★二次試験★
先生「いよいよ明日、英検二次だな!」 
生徒「違うよ12時30分からだよ」 
*日直(ナイスでございます) 
 
★独裁政治★
先生「リンカーンの有名な言葉を言いなさい」 
生徒「自民の、自民による、自民のための政治」 
先生「あのなぁ、リンカーンは小泉ファンか!」
*日直(あっ、でもひょっとして、仲良しブッシュなら・・)

★労働三権★
先生「労働者の権利を言ってみなさい」 
生徒「出来るだけ働かないで給料貰う」 
先生「う〜ん、理想だなぁ」
*日直(ちょちょちょっと先生!頼みますよ。パンチして下さい。正しくは、
団体行動権、団結権、団体交渉権です)

★ファイト★
体育の授業中、サッカーで靭帯をケガした巨漢のA君。アメフト部で体重100
キロを超える彼ですが、大怪我にもめげず、松葉杖をついて、それはそれは痛々
しい姿で教室に来てくれました。 
友達のB君は、その姿を見て、心配そうに一言 
「大丈夫か?その松葉杖?」
*日直(何てことを!A君早く治して下さいね。松葉杖のためにも?) 
 
☆☆番外編☆☆
先日の姉の結婚式、パーティの席で親族紹介、緊張しまくり状態の、私の弟は、
自己紹介で 
「新婦の次男です」 
とやってしまいました。その場はシーン。あとから姉は怒って
「もう、恥ずかしい、まだ生んでないのにぃ」と申しておりました。
*日直(講師のみなさま、職場以外でのネタ収集ごくろうさまでございま〜す)

◎スットコを応援して下さるみなさん、来年も期待して下さい。Happy New Year!
http://tokkun.net/2002-10/kokuban.htm
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◆注目校紹介◆
     【都立両国高校:伝統校の更なる飛躍】(竹内教頭先生インタビュー) 

◎今月の注目校は100年の歴史を誇る下町の進学校『都立両国高校』です。都
内どころか全国から、『公立の中高一貫校』の成否に注目が集まっています。重
責を担う竹内教頭先生に、当教室の伊藤先生が直接お話をうかがいました。

●中高一貫校への移行に伴い
6年という期間の中で、全人教育を目指し、大学卒業後、社会に出ても活躍で
きる人材の育成に努めます。単に学力をつけるだけの教育に留まらず、部活動、
学校行事にも力を入れますし、総合的学習の時間でもプレゼンテーションを中
心に組み込んでいきたいと思っています。進学重点校よりも、中高一貫校の方
がより計画的な教育が可能と思いますし、一貫校になっても、高校からは募集
を行ないます。内部進学者と高校からの入学者の進度差は、1年間で追いつけ
るようにします。また、来年度入試から、一般受験では内申点を見ずに、当日
の学力試験の点数だけで合否を決める枠も用意します。

●教員の配置
中学、高校と完全に分離してしまっては意味がありませんので、中学、高校と
繰り上がり指導できる教員の配置を考えています。今いる教員たちはみんな一
つの目標に向かって真面目に努力していて、このことは自信を持って申し上げ
ることができます。

●目標は?
大学現役合格率の向上、国立大学現浪合わせ、100名以上の合格者を安定し
て出すことを目標とします。全都立高校の中で、国公立大学の現役合格率は4
位以内を維持します。そのために、3年生には志望校別の個別授業を行なって
いますし、成績中位、下位者に対して月曜日から金曜日まで補習を行なってい
ます。来年度からは、高校2年生の数学の授業では習熟度別授業も行ないます。
また土曜日にも隔週で1年生と3年生を対象に補習を行なっています。

●カリキュラム
教育課程の見直しを検討委員会で進め、来年6月に発表します。大学入試問題
に対応できるようにするために、新学習指導要領を超える内容も指導していく
ことになります。

●教育論
教育は情熱と情熱のぶつかり合いです。子供たちには、勉強にしろ、運動にし
ろ、極端に言えば命にかかわるほどの体験をして欲しい。そこからかけがえの
ないものが生まれるはずです。子供には『一生懸命になれ、真摯になれ』と教
えたいと思います。ただし、教育改革には親の協力が不可欠です。学校に丸投
げするのではなく、しつけ、生活、学力等、目を行き届かせ、参加していただ
きたい。そのために学校を開放することが大切だと思っています。

■感想■ 伊藤先生
現在、すでに都内有数の進学校としての地位を確立しているにも関わらず、理
想の教育を求めて、あえて中高一貫校へ移行されることに、両国高校の並々な
らぬ熱意を感じました。学校の教育活動を知ってもらうために教員らが、中学、
塾に対してPR活動を行う姿勢や、開始のチャイムと同時に授業を行なうとい
うごく当たり前のことを目標として実践している姿は非常に特徴的です。

補習なども利用し学校でもしっかり勉強させることから“両国”でなく“牢獄
高校”だと冗談をいう生徒もいるそうですが、都立初の中高一貫校(来年度か
らは白鴎)を何とか成功させようと、先生方が一丸となって、前を向いている
印象を受けました。竹内先生の教育観は、ここではご紹介し切れませんが、生
徒だけでなく、身内の教員にも厳しく、父母にも明確に協力を求めるなど、実
に堂々たるもので、素直に感銘しました。

校訓である『自律自修』の精神を失わず、時代の変化に応じ、学校を運営する
姿に期待したいと思います。中高一貫校に移行し、どのような実績を残すのか、
結果が出るのは随分先の話になりますが、楽しみにしています。

◎竹内先生わざわざ貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。
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◆データの杜◆ 
         ●これだ!高校入試に出る作家●

『全国公立高校国語入試問題、出典作者ランキング』

前月のプレゼント応募の中で“中学生向きの本の紹介を”というご要望をいた
だきました。そこで、まずこの三年間、全国の公立高校入試の国語問題文で、
どの作家の作品がもっとも使われたのかを調べてみました。

2001年から2003年までの三年間で2回以上出題された書き手は67人と、かな
り多いのです。ただし、清少納言や吉田兼好など古典は除きました。最も多く
引用されたのは誰か、予想が付きますか?えっ、夏目漱石?いいえ、一度も出
されていません。4回以上使われた方から発表しましょう。

■4回■加藤秀俊、外山滋比古、三浦哲郎、重松清、上野哲也、大屋研一、
    長田弘、内海隆一郎、立松和平

■5回■伊集院静、池澤夏樹、内山節

■6回■阿部夏丸、竹西寛子

阿部氏は少年や動物たちの物語や童話を書いています。もっとも引用さ
れている作品は『峰雲へ』です。これも愛知県の矢作川にかかわる
人々と少年たちの成長を描きます。
竹西氏は広島で原爆被爆の体験を持つ作家です。入試には何冊もの作
品が引用されています。“的を射た言葉”を大切にし、小説だけでなく
随筆も高く評価されています。

■7回■鷲田清一
堂々2位の鷲田氏は大阪大学の教授です。入試で引用される作品は 
『まなざしの記憶』『悲鳴をあげる身体』など様々です。哲学をベース
に身体、他者などの問題を論じます。

■8回■森本哲郎
1位には元新聞記者の森本氏です。8回のうち5回は『この言葉』から
の出題でした。言葉や文化、紀行文などを通して人の本質に迫ります。

◎いかがでしょうか。吉田兼好『徒然草』が9回、清少納言『枕草子』ですら
6回ですから、上位の著者の作品は“超頻出”と言ってよいでしょう。一読の
価値ありですね。特に哲学者の鷲田氏が2位に入っているのは注目です。
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◆図書券クリスマスプレゼント◆

★さてクリスマスですから、今月はいつもの倍、ど〜んと10名の方に図書券を
プレゼントしちゃいます。今月のキーワードは"チュウコウイッカン"です。

メールアドレスと共にキーワードを入力していただくだけで応募になりますの
で、ぜひご参加下さい。ただし、できましたら、たった一言でもご感想をお聞
かせ下さい。もちろん率直なご批判も大歓迎です。なるべく多くの方からのご
意見を参考にさせていただき、編集に活かしたいと思いますので、なにとぞよ
ろしくお願いします。

では http://tokkun.net のプレゼントコーナーへ進んで下さい。今月の締め
切りはやや早く『12月24日』です。ご注意下さい。当選者にはメールでお
伝えします。また会員専用ページには、
 goukaku
で、入る事が出来ます。必ず半角小文字で入力し(enterを押すのではなく)
横にあるOKをクリックして下さいね。
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◆お知らせ◆

★その1:当教室の冬期講習のお申し込みを受け付けております。メルマガに
登場する先生たちは、みんな授業もしていますよ。どうですか、5
日間または10日間一緒に勉強しませんか。運がよければスットコ
にも登場できるかもしれません(笑)。
     日程等はHPやお電話でご確認下さい。
   ◆代々木教室:03-3370-4440   ◆中川教室:045-910-1435

★その2:ついに登場!HP上に、合格掲示板2004年版をアップしました。
昨年はじめて作ってみたら大好評でした。2004年度入試はすで
に推薦などの結果が出始めています。どうぞご覧下さい。メンバー
ページ内ですので、パスワード:goukaku でお入り下さい。
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◆アンケート(お願いと前回アンケート結果)◆

前回同様のアンケートです。以下の項目の右にあるアドレスをクリックしてい
ただくだけで投票できる仕組みです。ご協力よろしくお願い申し上げます。リ
ンクがかかっていない場合は、コピー&ペーストでクリックしていただけると
とってもうれしいのですが…。ぜひぜひお願いします。

●今月のメルマガでもっとも気に入ったコーナーはどれでしょうか?
(複数回答可)
1. 10大ニュース     http://tokkun.net/merumaga-enq/answer1.htm
2. スットコ君      http://tokkun.net/merumaga-enq/answer2.htm
3. 注目校紹介      http://tokkun.net/merumaga-enq/answer3.htm
4. データの杜       http://tokkun.net/merumaga-enq/answer4.htm
5.  図書券プレゼント   http://tokkun.net/merumaga-enq/answer5.htm
6. 読者の声       http://tokkun.net/merumaga-enq/answer6.htm
7. その他        http://tokkun.net/merumaga-enq/answer7.htm

◆11月号のアンケートご協力、ありがとうございました。前回のアンケート
結果は以下の通りです。11月号のメルマガはHP上でご覧いただけます。
 *11月号メルマガでもっとも気に入ったコーナーはどれでしょうか?

第1位 先生の読書(ご父兄おすすめ本第2弾):13票
第2位 ショートユーモア(10月スットコ君大集合):12票
第3位 データの杜(不登校生徒“大変だ派”VS“大丈夫だ派”):9票
第4位 教科の窓(伊藤先生:牛乳をおいしく食べよう):5票
第4位 教育コラム(鮓谷先生:教育関連マニフェスト):5票
第6位 図書券プレゼント:4票
                         magazine@tokkun.net
◎今回はじめて、読書が1位になりました。ご意見などお待ち申し上げます。
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◆編集後記◆

◎今年は増刊号も入れて13回発行させていただきました。一年間お付き合いい
ただきありがとうございました。終わり良ければすべて良しと申しますが、本
年最終号はいかがでしたでしょうか。当教室の生徒のご父兄には、たびたびの
アンケートへのご協力、心より感謝しております。

一年の締めくくりとして、各講師にも「今年の良いニュースって何かありま
す?」と聞いてまわったのですが、本当に少ないんです。せいぜい「阪神優勝」
(巨人ファンには悪いニュース)とか、「あの〜世界何とかで…」(あぁ、水泳
や柔道ですね)とか「有人宇宙飛行」(中国じゃん!)とか。最後の最後に自衛
隊イラク派遣というビッグニュースもありましたが、良いのやら悪いのやら…。
とにかく無事をお祈りします。

さて、そんな一年ですが、新聞には載らずとも、GOOD NEWS!教室に
は大学推薦入試合格の報が続々と届いているんです(^_^)v。受験生諸君!彼ら
に続いて、来年は君たちの合格でパッと明るくスタートしましょう。高校の推
薦入試や、大学センター試験まであとほんの一ヶ月あまり。まずは冬期講習か
ら、やるぞ〜!!!

というわけで読者の方々にはちょっと早いのですが…
今年一年ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎え下さい。

最後に、ここ数ヶ月間にお寄せいただいた、みなさまからのご意見、ご感想を
紹介させていただきます。多少編集させていただいております。お許し下さい。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆《読者からの声》◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

●私の知人に井上某という人がいます。その息子は小3なのですが、いまだに、
自分の名前を『いの上』と書きます。私が「井上ぐらい漢字でかけないの?」
と問うと、「書けるけど、学校で習っていない漢字を使ってはいけません」、と
担任に言われるらしいのです。ゆとり教育はともかく、生徒が漢字で自己表現
する自由まで制限はしてほしくないと思いまして、その家の母親にPTAで疑問
を提起してみたら、と、提案してみました。父母会での担任の答えは以下の通
りです。「自分の名前を漢字で書けるか否かは、小学校では問題にはあたりませ
ん。むしろ、同級生の書いた名前が読めないと偏見を感じる子がいては、学級
経営上思わしくないので、習っていない漢字を使うことを禁止しています。」そ
のような回答だったらしいです。ゆとり教育、皆平等に、などというお題目が
こんな所まで波及しているのかと愕然としております。参考までに。
P.S. 「井」は教育漢字にはありません。「囲」はあるというのに...。

(編集者:いや、これはひどいと思います。こういう教育理念における「生徒
の個性」はどこに存在するのでしょうか。公立校だとすれば、みんなの税金で
そんな先生を雇っているんですね。校長は知っているのでしょうか)

●大学で音楽科教育を専攻しているので、いつも興味深く、そして楽しく読ま
せていただいています。これからも楽しみにしています(^_^)
(編:ありがとうございます<m(__)m>)

●もっとプレゼント増やして〜
(編:はいはい。今回は倍の10人です。ぜひ応募して下さい)

●メルマガ面白いと思います★本の紹介が興味深いです。中高生向きの本の紹
介があったら面白いなぁなんて村上春樹とか山田詠美とか寺山修司とか
(編:メルマガでおすすめできる本はほんの一部です。HPの読書掲示板の方
では、毎日のようにいろいろな先生が新しい本の紹介をしていますから、ぜひ
そちらをご覧下さい)http://tokkun.net/msgbrd/msgbrd.cgi


●牛乳の実験を読んで、何年も前の小学校の職員室を思い出しました。給食で
残った牛乳を入れた鍋をストーブに載せ、酢の匂いがぷんぷんしていました。
毎日のように、カッテージチーズを作っていたのでしょうかね。『影響力の武
器』読みます。本の紹介は、毎回、参考にさせていただいています。前回も、
遠慮せずに応募すればよかった、と後悔しています。これから追い込みの時期
になりますね。お体にお気をつけください。

(編:こういう温かいメールをいただくと、編集者にとっては勇気百倍!本当
にありがたいのです。プレゼントはもちろん、ご遠慮なくどしどしご応募下さ
い。大々歓迎です。よ〜し授業も頑張るぞ!)

●私は田舎(新潟県)に住んでいます。この地方の子供たちは、勉強よりも遊
びや部活に一生懸命なようです。「聞く話」によると都会では、かなり競争が激
しく、みんなが塾通いをしているとか。ちょっと調べてみると、都会とうちの
地方では塾の月謝の水準がぜんぜん違いますね。需要と供給の関係でしょう
か?以上のようなことは、こちらでよく聞く話です。だから、これから「住む
場所」によって学力の格差が広がっていくなどという話を聞きます。これって
本当でしょうか?都会に塾をやっている皆さんはどう思いますか?

(編:都会と田舎ですか、もちろん種々の条件が違うと思いますが、当教室の
ある町(代々木、横浜中川)では、塾の競争は厳しく、塾ができては消えてい
ますし、新しくできる塾はほとんど無料で講習会などを時には数ヶ月間実施し
ています。それでも平均すれば月謝は高いのでしょうか?また驚異の合格実績
を出して有名になった百マス計算の陰山氏は、塾すらもない田舎の町の学校だ
ったそうですね。地域格差が出てくるという傾向は本メルマガでもこれまで指
摘し続けたことですが、同じ都会の中でも、かなりの格差がありますから、都
会か田舎かという格差より、地域も含めた学校などの教育力の各差ではないで
しょうか。ぜひまた、ご意見をお聞かせ下さい)

●わーぃわーいぃぃ(*^▽^*)ノ図書券〜!!!有り難うございます!村上春樹
の本を買うぞ〜
(編:生徒さんですかね。おめでとうございます。感想聞かせて下さいね)

●確かに、このごろ「少人数学級」など、地方独自の取り組みが多くなってい
るのを感じます。その裏に、「文部行政」に対する危機感があるという今回のコ
ラム、納得してしまいました。でもなにか、地方であろうと行政や公務員(教
師のこと)がやることにはなにか「うさん臭さ」を感じます。日頃の行いのせ
いなのでしょうね。(中には前回でていた新宿高校の先生のようにしっかりし
た人たちもいるのですが・・・)政治と同じように教育も「漂流」を続けてい
ます。これからいったいどこの「岸辺」にたどり着くのでしょうか。

(編:おっしゃるような社会全体に対する漠たる不安を、心ある方はどなたも
共有しているのではないでしょうか。学力低下問題というのは、結果として出
てくるそういう社会現象の一つであって、決して根本問題ではないと思います。
つまり、子ども達が世の中を悪くしているはずはなく、そういう社会に教育を
受けた子ども達の学力が結果として伸びていないという現象に過ぎませんよね。
だからこそ、こういう問題では子どもより、大人を見直さなければならないと
思います。“「中には」しっかりした先生がいる”というだけでは社会は支えら
れませんよね。先生は“すばらしい”のが当たり前にならないといけませんね。
もちろん我々塾講師も)


《おまけ》
いやぁ、今年最後だと力が入ってしまって、ついつい長くなりました。すんま
せん。本当にここまでお読みいただいた方、お疲れ様です(笑)。ありがとうご
ざいました。来年2004年もよろしくお願いします。
magazine@tokkun.net
http://tokkun.net

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