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タイトル:609studio No.899 ◆現代時評《役者が違う》片山通夫  2019/04/02


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【609 Studio】email newsletter > 2019年4月2日 No.899
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◆現代時評《役者が違う》片山通夫         
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 プーチン大統領は3月15日に「日米同盟の解消必要」と非公式会談で述べた。
 コメルサントが伝えた。
  同紙は次のように伝えている。
 モスクワで開かれたロシア経済界との非公開の会合で世界情勢を議論し、日ロ
交渉にも言及した。交渉の行き詰まりを認めた上で、これまでの経緯を説明。日
本に米軍基地の設置を認めている日米安保条約などにも触れ、日米同盟を解消す
る必要があるとの考えも示したという。

 この報道に関して我が国政府は目立った反応を示していない。
 ただ外務省の森健良外務審議官とロシアのモルグロフ外務次官は21日、モス
クワで日ロ平和条約締結について交渉し、冒頭でモルグロフ氏は「我々は協議の
入り口にいるにすぎず、双方には本質的な食い違いがあると言わざるを得ない」
と指摘したという。

 したたかな交渉相手であるロシアを我が国はどのような手を打てるのかいささ
かならずとも絶望的である。ロシアはプーチン大統領以下、ラブロフ外相、駐日
大使そして外務次官など総力戦の様相で我が国を攻めているかに見える。一方我
が国はと言えば安倍首相が「北方領土は自分の手で」などおよそ具体的でない情
緒的な発言でお茶を濁している。

 筆者などはいわゆる「役者が違う」としか思えないのだが。
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◆歴史散歩・スサノオ追跡 《スサノオ」とは・・・》山梨良平          
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  スサノオ(スサノオノミコト、歴史的仮名遣:スサノヲ)は、日本神話に登
場する神である。『古事記』では建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、
速須佐之男命、須佐之男命、『日本書紀』では素戔男尊、素戔嗚尊等、須佐乃袁
尊、『出雲国風土記』では神須佐能袁命(かむすさのおのみこと)、須佐能乎命
などと表記する。

 かくも神々の名は難しい。時代によっても、記述されている書物によっても、
また神々が出没される場所によっても、その名は変わる場合がある。
無論わがスサノオも同様である。

 スサノオは『古事記』の記述によれば、神産みにおいて伊邪那岐命が黄泉の国
から帰還し、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原で禊を行った際、天照大御神、月
読命に次いで鼻を濯(すす)いだときに産まれたとする(阿波岐原は江田神社の
ある宮崎市阿波岐原町に比定される)。これは神道の祝詞、祓詞にもある。

『日本書紀』では伊弉諾尊とイザナミ (伊弉冉尊・伊邪那美命)の間に産まれ
天照大神・ツクヨミ(月読)・ヒルコ(蛯児)の次に当たる。
 以上ウイキペディアより

 ヒルコ(蛯児)は流れてしまった神ともいえるのでその後の活躍は見られない。
ただどこかに流れ着いたという伝説が残っているのみだる。
 同様に生まれたアマテラスは天を、ツクヨミは夜の世界を、そしてスサノオは
大海原を治めるよう生みの神から指定される。

 そのスサノオは我々の前に多彩な性格で現れる。母・イザナミの住む黄泉の国
へ行きたいと泣き叫ぶ一面を持っているが、一方で姉・アマテラスの住む高天原
では凶暴な姿を見せる。ところが出雲の国へ降臨すると八岐大蛇を退治する英雄
となり出雲の国を作り日本で最初の和歌を作ったことでも有名である。
 八雲立つ  出雲八重垣   妻籠に   八重垣作る   その八重垣を

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◇◇きな臭い話、こぼれ話
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【南北朝鮮】

「北朝鮮の人々は苦しんでいる」 追加制裁不要とトランプ氏
https://jp.sputniknews.com/politics/201903306088564/

足元揺らぐ韓国の文在寅政権 スキャンダルで支持率最低
https://this.kiji.is/484283744021939297

日韓併合「朝鮮人すべての自由意思でなく」 100年前の東京「二・八宣言」
供述調書見つかる
http://urx.space/XlUI

文大統領、外国企業に「経済交流は政治とは別」
https://web.smartnews.com/articles/fKQ3U9kKpoZ

大田地裁、三菱重の資産差し押さえ認める 元朝鮮女子勤労挺身隊員訴訟
https://mainichi.jp/articles/20190325/k00/00m/030/158000c?fm=mnm

【壊れ行く日本】

辺野古撤回停止訴訟 「国は反論ないならいい」 裁判長が不快感
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-895720.html

原発立地にふるさと納税 東電が最大4億円、東通村に寄付検討
http://urx.space/xPhw

財務省の公文書改ざんで佐川宣寿氏らに「不起訴不当」議決。大阪検察審査会
https://www.asahi.com/articles/ASM3Y51MXM3YPTIL01G.html?ref=flashmail


消費増税、10月「確定」 景気減速の兆し次々
http://urx.space/RTGt

辺野古 軟弱地盤 深さ90メートル 強度基準下回る
http://urx.space/RdrM

松橋事件、殺人罪に無罪判決 熊本地裁「犯罪証明ない」
https://www.asahi.com/articles/ASM3N42RHM3NTIPE00W.html?ref=flashmail

【日向灘と紀伊水道】南海トラフ地震の震源域で5回発生に不安の声
http://urx.space/W7DE

立憲、国民 ずれる思惑 夏の参院選での共闘「できるわけがない」
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190327/k00/00m/010/318000c?fm=mnm

吉村前大阪市長に新疑惑 今度は“出所不明”の借入金100万円
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/250559

準強姦無罪判決のなぜ その経緯と理由は?
https://mainichi.jp/articles/20190325/k00/00m/040/263000c?fm=mnm

“マヨネーズ地盤”で難航予想も…辺野古新区域で土砂投入へ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/250438

ノーベル賞さえ取引材料? トランプ氏「安倍首相に推薦された」
思わず耳を疑った人も多かったのではないか。トランプ米大統領が先月、安倍晋
三首相からノーベル平和賞に推薦されたと語ったことだ。しかも「日本を代表」
しての行動だという。だが、当の首相は事実関係を明らかにしようとしない。推
薦騒動の波紋を追った。【石塚孝志】
https://mainichi.jp/articles/20190325/dde/012/010/005000c?fm=mnm

【世界の街角から】

*サハリン・ロシア*

ロシア・モンゴルの国境で強い地震発生
https://jp.sputniknews.com/incidents/201903306088508/

参院選に暗雲。北方領土返還交渉の大失敗
http://urx.space/FGVQ

ロシア駐日大使
サハリンと道の「自由越境移動」 新制度の必要性強調 根室で講演 
https://mainichi.jp/articles/20190328/ddl/k01/040/054000c

ロシア極東から発信されるブログ「最北のアフリカ人」
彼は3人の子どもを育てながら中国語を教え、ブログを書いている――すべて記
録破りの低い気温の中で。
http://urx.space/YYO6

*アジア・アフリカ*

正恩氏に全ての核引き渡しを要求 ハノイ会談でトランプ氏
https://this.kiji.is/484526951848363105?c=39546741839462401

*東西ヨーロッパ*

英首相、総選挙辞さない構えを示唆か−議会が離脱案で合意しないなら
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-29/PP50YP6S972801

メイ首相の離脱案3度目否決、総選挙示唆か−EUは合意なし警戒
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-03-29/PP4VDG6S972801

*南北アメリカ*

相次ぐ銃乱射関連自殺の原因か、銃乱射は「やらせ」、遺族も「共犯」と責める
陰謀論
http://urx.space/Uk53

【こぼれ話】

秀吉の「朝鮮出兵の命令書」、本物を発見
http://urx.space/wPvH

ロシアのロマノフ朝と中国の清朝:滅亡した二つの帝国の共通点は?
http://urx.space/Tj0A

英ビッグベンの針、黒から青に 改修中一部お披露目
https://mainichi.jp/articles/20190325/k00/00m/030/121000c?fm=mnm

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            片山通夫関連Website

            609studio サイト
          http://609studio.com/

         グラフ誌 Lapiz のサイト
       http://lapiz-international.com/

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              【著書案内】

         《サハリン逍遥》 片山通夫写真集

 サハリン残留朝鮮人の取材のため15年間サハリンに通った写真家が自然や人
々の暮らしを折にふれて撮りためた素顔のサハリン。さり気ないアプローチでと
らえた被写体にユーモラスな文章をそえた魅力的な写真集。

        群像社刊 モノクロ152ページ、予価1800円+税

        群像社サイトからお買い求めいただけます!!
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        サハリン逍遥が電子ブックになりました!
       http://www.shinanobook.com/genre/book/3775
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     「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」 片山通夫 著

  日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太
    への逆密航」を語る貴重な証言!!

    凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html

           定価 1900円+税
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◆編集長から:片山通夫
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 4月に入りました。春たけなわというところですが、気温の乱高下が激しい季
節でもあります。北の国ではまだ雪が降り、南の国では桜が・・・。

 「天皇の訪韓を希望」…韓日関係改善のきっかけに
こんな見出しが躍ったのは韓国の有力紙・中央日報。
⇒ http://urx.space/wlJw

 筆者も新天皇の即位後初の外遊には韓国を選んでほしいものだ。およそ象徴天
皇の初仕事としては最適ではないだろうか。 
 そこには政治的な思惑はない。ただ過去の克服だけが希望なのだ。現天皇は平
成4年に訪中された。この先例に見習ってほしいものだ。
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  発行    2019年4月2日 No.899
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