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タイトル:609studio No.851 ◆現代時評 《殿!一大事でござる》片山通夫  2018/03/27


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【609 Studio】email newsletter 2018年3月27日 No.851
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  フォト・ジャーナリスト片山通夫のemail newsletter。現代時評、ロシアやサハ
リンの話題、編集長のコラムなど多彩な話題満載!         
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◆現代時評 《殿!一大事でござる》片山通夫
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  27日の佐川元国税庁長官の「証人喚問」は、さすが東大出のエリート。そん
じょそこらの国会議員程度では歯が立たないし「訴追の恐れ」という伝家の宝刀
ならぬ「馬鹿の一つ覚え」のごとく繰り返せば何とか乗り切ることができたよう
だ。詳細は新聞などで・・・。

 ところで、報道によると一大事が安倍晋三氏に持ち上がっているようだ。それ
は、日米関係の悪化(?)が懸念されてきているかもしれないということである。
これにはもちろん大きな原因があるように思える。その原因は安倍首相(=日本
側)自身にある荷ではないか。
 来月には韓国の文大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が板門店で会談す
る。これは世界中が注目する大事件だ。そしてトランプ大統領が5月末には金正
恩朝鮮労働党委員長と会談する予定だという。

 おそらく、気の小さい安倍首相は、これら一連の朝鮮半島を舞台に行われる、
世界の注目が集まる政治ショーを、指をくわえてみているだけでは収まるまい。
それで慌てて「金委員長と会談したい」などと言い出したのではないだろうかと
推測している。しかし注意しなければならないのは、文韓国大統領はともかく、
トランプ大統領は、安倍首相に勝るとも劣らない「ええかっこしい」だというこ
とだ。当事者の文大統領は致し方ないだろうが、トランプ大統領にとって「プー
ドルのごとき」安倍首相が《平壌を訪問して金委員長と会談し、電撃的に国交交
渉を始める》なんてことは絶対に認められない。まさに「飼い犬に手を噛まれる
」思いであろう。
 今一度いう。トランプ大統領は安倍という飼い犬に手を噛まれた思いだという
ことである。
 安倍首相にとって国内では収支のつかない事態になっているのに、アメリカへ
出かけるというのは、飼い主であるトランプ大統領に、胡麻をするためにだけの
訪米だろう。そしてまたまた多額の武器などを買わされるだけがおちだ。

 トランプ大統領はしたたかでビジネスが得意だ。つまり商売人だということで
ある。言っちゃ悪いが「あほボン」の安倍首相など、トランプ大統領にとっては
赤子の手を捻るよりも簡単なのかもしれない。

 おりしも本日(2018年3月27日)北朝鮮の金委員長が中国を電撃訪問し
た。いよいよ朝鮮半島での大舞台が回り始めた。
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◆安倍晋三氏の憂鬱 
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 晋三氏の憂鬱は収まるどころか、ますますひどくなる一方だ。そこで考えたの
が「外遊」である。今のところ、トランプ大統領に「釘を刺す」という建前だが
本音は米朝会談に「ボクも関わらせて」というおねだりだ。その時期は4月中旬
を予定している。

晋三氏「アキエ、5月の連休に合わせて外遊しょう」
妻「どこへ行くの。早く行かなきゃ。もしかしたら、国費ではもう行けないかも
しれないから」

晋三氏の顔色がさっと青くなった。

 この晋三氏、大方の見るように心が狭いし度胸がない典型的な悪い意味での坊
ちゃん気質。声を大にして強調したいが、決して漱石の小説に出てくる坊ちゃん
ではないことだけは確かだ。
晋三氏「馬鹿な。」とは言ったものの、声に力がない。これじゃ、とても麻生財
務相の首を切る度胸はない。彼はすでに開き直っているようだ。

そして4月下旬から5月にかけてサウジアラビアなど中東3か国、ついでにイラ
ンも行ってみる価値はありそうだ。5月には日ロ首脳会談、その後、日中韓三か
国首脳会議を東京で行う見通しになった。

晋三氏「ボクちゃん、忙しいのよ」
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◆「スプートニク」 >>> 引用元    http://jp.sputniknews.com/
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◆情報通信・ラジオ「スプートニク」(HOME)
 http://jp.sputniknews.com/

◆日本関連
 http://jp.sputniknews.com/japan/

◆国際───────────────
 http://jp.sputniknews.com/world/

◆ロシア国内───────────────
 http://jp.sputniknews.com/russia/
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◆《News Digest》:609studio編集部
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◇きな臭い話、こぼれ話

 今週は休載です。
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◆編集長から:片山通夫              
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 朝鮮半島という大きな舞台が回り始めた。金正恩朝鮮労働党委員長が北京を電
撃訪問したという。この事件はアメリカも把握していなかったという。

 米国は金委員長の北京訪問について事前に知らされていなかったようだ。ホワ
イトハウスのシャー副報道官は26日、記者団に対し、金委員長の北京訪問の報道
を自分は確認できないとした上で、「こうした報道が正しいかどうか、われわれ
は分からない」と発言。「私が言えるのは、米朝関係が以前より改善していると
いうことだ。世界の数十カ国と連携してトランプ大統領が最大限の圧力を加えた
ことが結果をもたらし、北朝鮮を交渉のテーブルに着かせた」と語った。国務省
報道官ジュリア・メイソン氏に質問したところ、「中国側に問い合わせてほしい
」との短い返答があった。(Bloomberg News)

 このニュースが事実なら、やはり世界は大きく変わるような気配がする。そう
期待したいものだ。この電撃的な北京訪問は、やはり北朝鮮の大きな後ろ盾は中
国だということだろう。金王朝と習近平皇帝庁の「ロイヤルハネムーン」の時代
がやって来るのかもしれない。
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  発行    2018年3月27日 No.851
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