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タイトル:609studio No.843 ◆ 現代時評《安倍晋三氏の憂鬱 その2》片山通夫  2018/01/16


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【609 Studio】email newsletter 2018年1月16日 No.843
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  フォト・ジャーナリスト片山通夫のemail newsletter。現代時評、ロシアやサハ
リンの話題、編集長のコラムなど多彩な話題満載!         
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◆ 現代時評《安倍晋三氏の憂鬱 その2》片山通夫
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 あれは一年ほど前の話だった。安倍晋三氏は自分の選挙区にロシアの大統領を
招待したことがあった。これ自身、安倍晋三氏はもうすでに忘れているように見
受けられるのだが…。
 あの時、安倍晋三氏はプーチン大統領に北方領土返還交渉を進めるつもりだっ
たことは、会談に先立つ約一か月前の安倍晋三氏の札幌での街頭演説にも見て取
れる。
 《「安倍晋三首相は15日の札幌市内での街頭演説で、ロシアとの北方領土を
めぐる交渉の進展に向けた意欲を強調した。「北方領土の返還は私たちの悲願で
あり、私たちの世代で解決していく決意だ」と述べた。「平和条約を結べば、両
国に大きな利益があることを(ロシア側が)理解できるような状況をつくる」と
も語った》(産経新聞2017/10/15)
 
 ところが周知のように山口県での首脳会談では共同声明もなければ、共同宣言
もなく、ただプレス向けの声明が出ただけだった。つまり我が国がロシアに「北
方領土開発に3千億円規模の資金を提供する」だけの結果だった。領土問題は一ミ
リも動かなかったわけだ。
 領土回復・民族統一のためには武力行使も厭わないプーチン氏は安倍晋三氏の
手に負える相手ではなさそうだ。

 さて昨年、トランプ大統領が日本にやってきた。こちらもしたたかな「ビジネ
スマン」である。愛娘を露払いに先行訪日させて日本の反応を探り、(つまりア
ンテナショップ)その後、ビッグビジネスをカバンに忍ばせてやってきたわけで
ある。結果は言うまでもない、今やポンコツ化したとさえいえる大量の兵器を「
買わされた」のは安倍晋三氏なのだ。

 ボンボン育ちでしかない安倍晋三氏はまたもや国民の血税の浪費をしたといえ
よう。

 この話にはおまけがつく。
 昨年春以降、ロシア軍部は「北方領土をオホーツク海の要塞化」つまりロシア
軍の大幅な増強に言及し、「国防強化は各国の主権的権利。日本も米軍基地設置
に加え、憲法九条の新たな解釈で集団的自衛権の行使を認めている」と主張しだ
した。
 安倍晋三氏の「対ロシア政策=3000億円の北方領土への経済協力」もあえ
なくプーチン大統領の手の内で転がされただけだったようだ。
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◆「スプートニク」 >>> 引用元    http://jp.sputniknews.com/
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◆情報通信・ラジオ「スプートニク」(HOME)
 http://jp.sputniknews.com/

◆日本関連
 http://jp.sputniknews.com/japan/

◆国際───────────────
 http://jp.sputniknews.com/world/

◆ロシア国内───────────────
 http://jp.sputniknews.com/russia/
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◆《News Digest》:609studio編集部
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◇きな臭い話、こぼれ話

ロシアの歴史ドラマ『女帝エカテリーナ』が2月日本初放映 
愛欲と権謀の「王冠をかぶった娼婦」
https://jp.sputniknews.com/culture/201801114460562/

安倍首相 明日からバルト三国、ブルガリア、セルビア、ルーマニア歴訪へ
https://jp.sputniknews.com/japan/201801124461696/

ロブスター権利守護へ 生きたまま熱湯に入れる禁止 スイス
https://jp.sputniknews.com/entertainment/201801114460053/

アサンジ氏、エクアドル国籍を取得
エチオピアのフェルナンダ外相は12日、同国に帰化を申請していた内部告発サ
イト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ氏の許可が昨年12月1
2日に下っていたことを明らかにした。
https://jp.sputniknews.com/world/201801124461800/

トルコで露大使殺害事件の容疑者が逮捕される
https://jp.sputniknews.com/incidents/201801114460872/

米軍、トンネル戦に向け訓練 北朝鮮の脅威を背景に
米軍は何千人もの兵士をトンネル戦に向け訓練し、トランプ米大統領に北朝鮮に
対する軍事オプションを提供する準備を進めている。米公共ラジオのナショナル
・パブリック・ラジオ(NPR)が米国の関係筋の話として伝えた。
https://jp.sputniknews.com/asia/201801114461508/

慰安されない慰安婦
韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は10日、記者会見を開き、2015年に
締結した慰安婦問題に関する日韓合意を批判すると共に、日本の悔恨を疑問視し
た。聯合ニュースによると文大統領は「日本が心から謝罪し、被害者が日本を許
せるようになった時、問題は完全に解決される」と指摘。だが、謝罪の「誠意」
はどうした基準で評価可能なのか?韓国はなぜ、ただでさえ理想的ではない対日
関係を悪化させながら慰安婦問題を提起するのか?この問題について、スプート
ニクはロシア科学アカデミー極東研究所日本研究センターのワレリー・キスタノ
フ所長に話を伺った。
https://jp.sputniknews.com/opinion/201801114461146/

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◆編集長から:片山通夫              
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 あれよあれよと言っている間に、もう月半ば。先週は寒い日が続きました。
寒いといえば北海道。その北海道からうれしいニュース。北海道新聞1月3日の
Web版(https://www.hokkaido-np.co.jp/article/154730?pu)に次のような記事
が。「人口減止めた上士幌町と鶴居村 子育て支援、宅地造成で」
 つまり過疎化が進む地方で人口がプラスになったという記事だ。内容は読んで
いただくとして、それそれの行政の必死の努力が実ったようである。
 ただ漫然と過ごしていると過疎化が進む。果敢に挑戦すれば食い止められる。
そんなことを感じることができる記事だった。
 漫然と生きてゆくのも難しい世の中だ。
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  発行    2018年1月16日 No.843
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