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────────────────────────────────────── 【609 Studio】email newsletter 2017年12月12日 No.838 ────────────────────────────────────── フォト・ジャーナリスト片山通夫のemail newsletter。現代時評、ロシアやサハ リンの話題、編集長のコラムなど多彩な話題満載! ────────────────────────────────────── 重要なお知らせ *グラフ誌Lapiz2017冬号は12月20日発行です!! Lapiz Site http://lapiz-international.com/ *片山通夫写真展《サハリン逍遥》はおかげさまで好評のうちに終了いたしました。 詳細は http://michiokatayama.wixsite.com/609studio *609studio、Lapiz などのWebsiteの再構築は順次行ってゆきます。 しばらくお待ちください。 ────────────────────────────────────── 好評発売中! 《サハリン逍遥》 片山通夫写真集 サハリン残留朝鮮人の取材のため15年間サハリンに通った写真家が自然や人 々の暮らしを折にふれて撮りためた素顔のサハリン。さり気ないアプローチでと らえた被写体にユーモラスな文章をそえた魅力的な写真集。 群像社刊 モノクロ152ページ、予価1800円+税 群像社サイトからお買い求めいただけます!! http://gunzosha.cart.fc2.com/ca8/198/p-r-s/ サハリン逍遥が電子ブックになりました! http://www.shinanobook.com/genre/book/3775 ────────────────────────────────────── 【著書案内】 「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」 片山通夫 著 日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太 への逆密航」を語る貴重な証言!! 凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html 定価 1900円+税 ────────────────────────────────────── ◆ 現代時評《紛争をあおるのか?それとも・・・》片山通夫 ────────────────────────────────────── 米国CNNから仰天のニュースが週末近い木曜日に届いた。 《エルサレムの「首都」承認、6日に発表 トランプ米大統領⇒米国のトラン プ大統領が6日にエルサレムをイスラエルの首都と承認し、国務省に対してテル アビブにある大使館をエルサレムに移転する指示を出すことが分かった。政権高 官が明らかにした。》 https://www.cnn.co.jp/usa/35111509.html 当然ながらこのトランプの暴挙に、イスラム諸国は大ブーイングで迎えた。ま さに火薬庫に火を投げ入れた状況と言っても過言ではない。幸いにして我が国は テルアビブに置かれている日本大使館をエルサレムに移動させる様子は今のとこ ろない。安倍アメリカ追随政権もそこまでは馬鹿でないと言うことだったらいい のだが…。 一方、韓国のハンギョレ新聞は、《北朝鮮「核武力完成」翌日に国連事務次長 の招請を確定…北朝鮮核対話始動 ⇒国連の最高位級要人の1人であるジェフリー ・フェルトマン政務担当事務次長が4日間の日程で5日に北朝鮮を訪問した。フェ ルトマン事務次長の訪朝は6年ぶりの国連最高位級訪問で、先月29日の北朝鮮の 大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星-15」型発射以後に再燃した朝鮮半島「強対強 構造」の緩和に大きく寄与するものと予想される。》 http://japan.hani.co.kr/arti/international/29162.html また《韓国大統領 13日に中国を国賓訪問=習主席と首脳会談へ》というニ ュース。文大統領の訪中は就任(2017年5月10日)半年で決まった。この時期に 中国が国賓として朝鮮半島の一方の大統領を招聘した意味は大きい。 先に中国は(12/4付)「やるだけのことはやった」と追加対北制裁に拒否する 意思を示したと中国官営環球時報が報じた。またロシアの外相も最近、朝鮮半島 の危機状況に関して《北朝鮮と米国を同時に非難した》という報道もある。しか し我が国のマスコミは「朝鮮半島有事」をあおるような記事ばかりが目立つ。こ んな時こそ冷静な分析や報道が必要なのだが、まるで翼賛会だ。 我々は「中東と朝鮮半島というきな臭い地域での日本と世界のマスコミの動き 」を記憶しておきたい。 決してトランプや安倍の思惑通りには進んでいないようにも見えるのだが。 ────────────────────────────────────── ◆「スプートニク」 >>> 引用元 http://jp.sputniknews.com/ ────────────────────────────────────── ◆情報通信・ラジオ「スプートニク」(HOME) http://jp.sputniknews.com/ ◆日本関連 http://jp.sputniknews.com/japan/ ◆国際─────────────── http://jp.sputniknews.com/world/ ◆ロシア国内─────────────── http://jp.sputniknews.com/russia/ ────────────────────────────────────── 新刊ガイド《「大大阪」時代を築いた男 評伝・関一(第7代目大阪市長)》 大山勝男 著 定価(本体2,600円+税) 2016年2月10日発行 http://koujinnotomo.com/ ────────────────────────────────────── ◆《News Digest》:609studio編集部 ────────────────────────────────────── ◇きな臭い話、こぼれ話 エルサレムの「首都」承認、6日に発表 トランプ米大統領 ⇒米国のトランプ大統領が6日にエルサレムをイスラエルの首都と承認し、国務 省に対してテルアビブにある大使館をエルサレムに移転する指示を出すことが分 かった。政権高官が明らかにした。 https://www.cnn.co.jp/usa/35111509.html 北朝鮮「核武力完成」翌日に国連事務次長の招請を確定…北朝鮮核対話始動 ⇒国連の最高位級要人の1人であるジェフリー・フェルトマン政務担当事務次長 が4日間の日程で5日に北朝鮮を訪問した。フェルトマン事務次長の訪朝は6年 ぶりの国連最高位級訪問で、先月29日の北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「 火星-15」型発射以後に再燃した朝鮮半島「強対強構造」の緩和に大きく寄与 するものと予想される。 http://japan.hani.co.kr/arti/international/29162.html 電気も作らず廃炉にもできない「高速増殖炉もんじゅ」 ⇒使い物にならない高速増殖炉もんじゅを巡って、廃炉作業の過程で、原子炉容 器内の液体ナトリウムの抜きとりを想定した設計になっていなかったと日本原子 力研究開発機構が明らかにした。放射能を帯びたナトリウムの抜きとりは廃炉初 期段階の重要課題だが、そもそも廃炉を前提にした作りになっていないという驚 くべき事実が浮かび上がっている。 https://www.chosyu-journal.jp/shakai/5851 NHK受信料合憲判決 公共放送の在り方考える契機に https://www.ehime-np.co.jp/online/editorial/ 「朝鮮人強制労働」を希釈?日本、東京に「軍艦島センター」を推進 http://japan.hani.co.kr/arti/international/29145.html 森友問題、近財局長への告発受理 背任容疑で東京地検 https://this.kiji.is/310352625806607457 ノーベル授賞式、大使欠席は「大人げない」 日本被団協 http://www.asahi.com/articles/ASKD44W0RKD4PITB00V.html 北ミサイル、中国の本音は?――中国政府関係者独自取材 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/12/post-9037.php トランプが「エルサレム首都」認めれば中東は火薬庫に逆戻り http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/12/post-9038.php 中国「やるだけのことはやった」 追加対北制裁に拒否する意思 http://s.japanese.joins.com/article/102/236102.html?servcode=A00§code=A30 テレビで森友問題を痛烈批判 福田康夫元首相の“アベ嫌い” https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218830 ──────────────────────────────────── ◆編集長から:片山通夫 ──────────────────────────────────── このところ、寒い日が続いています。家人には「札幌から寒気を持ってきたな」 等といわれのない中傷を受けています。「ボクは無罪だ!」 ますます怪しい世界の情勢になってきた。中東の火薬庫にトランプが火を投げ 込んだようだ。この愚挙の報道に接して「尖閣列島国有化」の暴挙を思い出した。 尖閣列島問題は簡単に言えば日中で「棚上げ」していたと記憶する。むろん日 中双方に言い分はあるのだが。その棚に上げたはずの問題を引っ張り出したのが 当時東京都知事の石原慎太郎だ。むろん永世にわたって棚上げなどできはしない のだろうが、緊迫した国際情勢の中では棚上げもやむをえまいと思うのだが。 古今東西、軍事力=軍事産業が求めてきた戦争だ。決して悪夢ではない。実際 に簡単に起こりうる事態が現在だという意識をしっかり持つべきだろう。 ─────────────────────────────────── 発行 2017年12月12日 No.838 FB https://www.facebook.com/michio.katayama.5 配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020 contact us http://www.609studio.com/html/mailform.html website http://michiokatayama.wixsite.com/609studio 投稿 http://www3.ezbbs.net/06/609studio/ 購読 解除 http://archive.mag2.com/0000052236/index.html ◇禁・無断転載◇ ──────────────────────────────────── |