メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio No.837 ◆ 現代時評《壊れゆく日本 2》片山通夫  2017/12/05


──────────────────────────────────────
【609 Studio】email newsletter 2017年12月5日 No.837
──────────────────────────────────────
  フォト・ジャーナリスト片山通夫のemail newsletter。現代時評、ロシアやサハ
リンの話題、編集長のコラムなど多彩な話題満載!         
──────────────────────────────────────
重要なお知らせ

*グラフ誌Lapiz2017冬号は12月20日発行です!!

Lapiz Site http://lapiz-international.com/

*片山通夫写真展《サハリン逍遥》はおかげさまで好評のうちに終了いたしました。

詳細は http://michiokatayama.wixsite.com/609studio

*609studio、Lapiz などのWebsiteの再構築は順次行ってゆきます。
 しばらくお待ちください。
──────────────────────────────────────
               好評発売中!
             
          《サハリン逍遥》 片山通夫写真集

 サハリン残留朝鮮人の取材のため15年間サハリンに通った写真家が自然や人
々の暮らしを折にふれて撮りためた素顔のサハリン。さり気ないアプローチでと
らえた被写体にユーモラスな文章をそえた魅力的な写真集。

        群像社刊 モノクロ152ページ、予価1800円+税

        群像社サイトからお買い求めいただけます!!
       http://gunzosha.cart.fc2.com/ca8/198/p-r-s/

        サハリン逍遥が電子ブックになりました!
       http://www.shinanobook.com/genre/book/3775
──────────────────────────────────────
                         【著書案内】

     「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」 片山通夫 著

  日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太
    への逆密航」を語る貴重な証言!!

    凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html

           定価 1900円+税
──────────────────────────────────────
◆ 現代時評《壊れゆく日本 2》片山通夫
──────────────────────────────────────
 長周新聞(11月28日)の「コラム狙撃兵」というコラム欄に次のような記事が
掲載されていたので、少し紹介したい。
 タイトルは「危ない橋を直さない理由」である。
『26日付の朝日新聞朝刊トップに「橋老朽化 通行規制2500カ所」「8年
前の2・6倍 国交省調査」という記事があった』とあり、財政上に理由で橋や
道路、トンネルなどの改修が進んでいない。対策は「通行止め」であると…。
⇒https://www.chosyu-journal.jp/column/5804

 記事は続く。「笹子トンネルの崩落事故があらわしたように、劣化を放置すれ
ば人命すら失いかねない重要な問題だからだ。ところが、危険なものを撤去する
なり、新しいものに更新するという根本的な解決には向かわず、「通行止め」に
する、すなわち問題を先送りにする対応にとどまっている」
 我々はこの記事が示すように「物理的な」危険を放置して我々・人をそれらに
近づけないでおいて「危険を回避させた」つもりでいる地方自治体や国の怠慢に
直面しているのだ。
 放置の理由はたいていの場合財源の問題である。潤沢な財源があれば、改修な
り新設なりできるはずである。

 記事は次のように問題視している。「我が国の首相が外遊のたびにばらまいて
いる資金、トランプ大統領に約束したという『アメリカのインフラ整備・投資に
つぎ込む51兆円もの資金』だ。つまり、これらの資金を我が国のインフラに回せ
というわけだ。

 大相撲の暴力事件を延々半月余りも垂れ流すテレビは、国民の目を国会の「モ
リ・トモ問題」から目をそらし、我が国のインフラの状況を伝えないマスコミは、
以前起こった笹子トンネルの崩落事故が、再び起こった場合の「共同正犯」では
ないのか。マスコミはそれを伝える責務があり、自治体や国の予算の配分に目を
光らせる責務がある。これを放置することは、国民の財産である電波の不正乱用
でしかないと思うのだが…。

 国民ももっと社会正義に目覚めることが必要だ。記事は最後にこう結んでいる
ことを紹介したい。
『ニュースでは連日のように横綱の品格であるとか、相撲取りのどうでもよい話
ばかりがとり上げられている。どうせなら首相の品格を問題にすればよいのにと
思いつつ、それらも含めてインフラだけでない何かが日本社会のなかで壊れてい
るような気がしてならない。私たちは既に「危ない橋」を渡っているのかもしれ
ない。しかもこの橋の場合、崩落の危険がありながら通行止めになっていないの
である。』 
──────────────────────────────────────
◆「スプートニク」 >>> 引用元    http://jp.sputniknews.com/
──────────────────────────────────────
◆情報通信・ラジオ「スプートニク」(HOME)
 http://jp.sputniknews.com/

◆日本関連
 http://jp.sputniknews.com/japan/

◆国際───────────────
 http://jp.sputniknews.com/world/

◆ロシア国内───────────────
 http://jp.sputniknews.com/russia/
──────────────────────────────────────
新刊ガイド《「大大阪」時代を築いた男 評伝・関一(第7代目大阪市長)》

 大山勝男 著                         
定価(本体2,600円+税)
2016年2月10日発行
http://koujinnotomo.com/
──────────────────────────────────────
◆《News Digest》:609studio編集部
──────────────────────────────────────
◇きな臭い話、こぼれ話

《北朝鮮情報(2017/12/1)》

英仏「世界的な脅威に」 安保理で懸念、北の新型ICBM
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201712/CK2017120102000119.html

ドイツ、在北朝鮮大使館の職員を削減へ
http://www.afpbb.com/articles/-/3153694?cx_part=topstory&cx_position=2

北朝鮮との関係断絶要求、安保理  米「戦争なら政権破壊」
https://this.kiji.is/308730718753162337

北朝鮮、ミサイル発射台を「好きなだけ」製造できると発表
https://jp.sputniknews.com/asia/201711304329254/

北朝鮮がミサイル『火星15』発射の映像を公開【動画】
https://jp.sputniknews.com/asia/201711304329365/

国連安保理、北朝鮮を非難 米大使「世界を戦争に近付けた」
https://www.cnn.co.jp/special/kr_peninsula/35111173.html?tag=top;topSp

米共和党重鎮、北朝鮮との戦争を警告 「状況変わらなければ」
https://www.cnn.co.jp/special/kr_peninsula/35111123.html?tag=top;topSp

北朝鮮、新型ICBM「火星15」の発射成功を発表 「米全土に到達」
https://www.cnn.co.jp/special/kr_peninsula/35111119.html?tag=top;topSp

金正恩氏は「理性的な人物」、CIA高官が行動分析
https://www.cnn.co.jp/special/kr_peninsula/35108417.html

新たな挑発「否定できない」と小野寺防衛相 米政府による北朝鮮のテロ支援国
家再指定で
https://jp.sputniknews.com/politics/201711214295865/

────────────────────────────────────
◆編集長から:片山通夫              
────────────────────────────────────
 おかげさまで11月25日から30日までの紀伊國屋書店札幌本店での写真展
「サハリン逍遥」は無事終了させていただきました。
 期間中、お越しいただいた皆様に感謝いたします。同時に、紀伊國屋札幌本店
の方々はむろん、様々な形でご協力いただいた皆様にも感謝いたします。
ありがとうございました。

 ・・・という間に北朝鮮は新たなミサイルを発射して、アメリカや日本をイラ
イラさせています。北朝鮮ももうそろそろ潮時だと考えるときだ。狂犬のような
トランプとその番犬安倍の限界を認知しなければ・・。

 12月は寒い一日から始まりました。インフルエンザも流行って来ている様子
です。寒い師走を無事に乗り切っていただくよう・・・。
───────────────────────────────────
  発行    2017年12月5日 No.837
  発行   毎週火曜日  購読料無料
  FB  https://www.facebook.com/michio.katayama.5
 配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236
  MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020
  contact us http://www.609studio.com/html/mailform.html
  website  http://michiokatayama.wixsite.com/609studio
      投稿   http://www3.ezbbs.net/06/609studio/
   購読 解除 http://archive.mag2.com/0000052236/index.html

           ◇禁・無断転載◇
────────────────────────────────────

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。