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────────────────────────────────────── 【609 Studio】email newsletter 2017年8月22日 No.823 ────────────────────────────────────── フォト・ジャーナリスト片山通夫のemail newsletter。現代時評、ロシアやサハ リンの話題、編集長のコラムなど多彩な話題満載! ────────────────────────────────────── 電子雑誌 Lapiz のホームページが変わりました! 2017夏号の全記事が順次アップされています。 従来型のPDFファイルも無料! 詳しくは下記へ!! http://lapiz-international.com/ ────────────────────────────────────── 好評発売中! 《サハリン逍遥》 片山通夫写真集 サハリン残留朝鮮人の取材のため15年間サハリンに通った写真家が自然や人 々の暮らしを折にふれて撮りためた素顔のサハリン。さり気ないアプローチでと らえた被写体にユーモラスな文章をそえた魅力的な写真集。 群像社刊 モノクロ152ページ、予価1800円+税 群像社サイトからお買い求めいただけます!! http://gunzosha.cart.fc2.com/ca8/198/p-r-s/ サハリン逍遥が電子ブックになりました! http://www.shinanobook.com/genre/book/3775 ────────────────────────────────────── 【著書案内】 「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」 片山通夫 著 日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太 への逆密航」を語る貴重な証言!! 凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html 定価 1900円+税 ────────────────────────────────────── ◇現代時評《比べたくないけど・・・・》片山通夫 ────────────────────────────────────── 最近、気になるニュースが多すぎる。そんな思いで毎日のニュースを読んでい るのだが、ちょっとそれはないだろうと思うのを2・3挙げてみる。 【ジンバブエ大統領夫人】 今月15日のAFPが「ジンバブエ大統領夫人、南アフリカの警察に出頭 暴行の疑 い 」と伝えた。南アフリカのムバルラ警察相は「警察側としては被害者のために行 動しなければならないため、捜査を開始した」と明かした。 ⇒http://www.afpbb.com/articles/-/3139287 このニュースに接して「あれ?」と思ったのが、我が国の司法。 何でも元TBS記者の山口敬之が女性に暴行したのをもみ消した事件。また告 発されたにもかかわらず逃げ回っている「この、ハゲ〜っ!」などと罵声を秘書 に浴びせた豊田真由子衆院議員。 極めつけは同じく国民の前から逃げ回っている安倍首相夫人。 中々、司法は動かない。 話を元に戻す。ジンバブエの大統領ロバート・ガブリエル・ムガベは、かなり の独裁者だと言われている。しかしその夫人を南アフリカの警察当局に出頭させ た。大統領の了解なしにはあり得ない出来事だ。その辺りが安倍首相とは大いに 違うと思う訳である。 【米朝危機】 8月15日は「終戦の日」である。我が国でも全国戦没者追悼式が行われた。 天皇はお言葉の最後に「ここに過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨 禍が再び繰り返されないことをせつに願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒 れた人々に対して、心から追悼の意を表し、世界の平和とわが国の一層の発展を 祈ります」と追悼の言葉を述べられた。 折からの米朝関係のヒートアップに対して「『大韓民国の同意なしに軍事行動 を決めることは誰にもできない』という文在寅(ムン・ジェイン)大統領の光復節 祝辞は、米国に対する韓国の警告だと米国のメディアが15日報道した。特に米国 のメディアは、こうした警告はトランプ大統領の不安定な対外政策に起因したも のであると米国政府を批判した」と韓国メディアが伝えた。つまり米大統領に対 してこう告げたのだ。 ⇒http://japan.hani.co.kr/arti/international/28204.html 一方わが国の安倍首相は「戦争の惨禍を二度と繰り返してはならない。戦後、 わが国は一貫して戦争を憎み、平和を重んずる国としてただひたすらに歩み、世 界の平和と繁栄に力を尽くしてきた。私たちは歴史と謙虚に向き合いながら、ど のような時代にあっても、この不動の方針を貫いていく」と述べたとNHKが伝 えた。 しかし米朝危機のこの時期にきれいごとで済ます首相のあいさつはいただけな い。 その裏で安倍首相は「対北連携を確認『強固な同盟の姿示す』」とアメリカ追 随の姿勢を明確にしている。何でもグアムへ飛ぶ危険のあるミサイルをたかだか 射程が2・30キロのPAC3でなどと「戦争ごっこ」に明け暮れているのだから・ ・・。 「軍事的解決策、米朝にはない」と警告したドイツのメルケル首相。ロシアの ラブロフ外相は「『米国と北朝鮮の言葉の応酬は一線を越えようとしている』と 述べ、双方が武力行使の可能性をちらつかせ、威嚇し合っている現状に懸念を 表明。『常識が勝ることを望んでいる』と訴えた。また、軍事衝突が起きないよ うに『われわれはあらゆることを行う』と強調した」 嗚呼…。 ────────────────────────────────────── ◆「スプートニク」 >>> 引用元 http://jp.sputniknews.com/ ────────────────────────────────────── ◆情報通信・ラジオ「スプートニク」(HOME) http://jp.sputniknews.com/ ◆日本関連 http://jp.sputniknews.com/japan/ ◆国際─────────────── http://jp.sputniknews.com/world/ ◆ロシア国内─────────────── http://jp.sputniknews.com/russia/ ────────────────────────────────────── 読書《なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか》 西洋と日本の歴史を問いなおす 関曠野 著 聞き手 三室勇 発売日:2016.05.30 定価:2,592円 サイズ:四六判 ISBNコード:978-4-7571-4346-3 http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002384 ────────────── 新刊ガイド《「大大阪」時代を築いた男 評伝・関一(第7代目大阪市長)》 大山勝男 著 定価(本体2,600円+税) 2016年2月10日発行 http://koujinnotomo.com/ ────────────────────────────────────── ◆《News Digest》:609studio編集部 ────────────────────────────────────── ◇◇ニュースな言葉、一口メモ <グアム> ⇒グアム(英語: Guam, チャモロ語: Guahan)は太平洋に在るマリアナ諸島南端 の島。英語発音はグワーム。1898年の米西戦争からアメリカ合衆国の海外領 土。第二次世界大戦下で1941年から44年に掛けて日本軍が占領統治し「大宮島 (おおみやじま)」と呼ばれた。 経済面では、日本などの海外からの外国人観光客による収入が重要な位置を占め ている。 ⇒その南の楽園にあろうことか、北朝鮮がミサイルを撃ち込むという。グアムの 人々はこういうとBBCの記者がレポートしている。「「米軍がいるから安全だ と感じる。強いし我々を守ってくれる。北朝鮮は我々に何もしない。何かしでか したら、あいつらを破滅させる」。無論「あいつら」とは北朝鮮を指す。 ◇◇News Digest◇◇ ◇きな臭い話、こぼれ話 「朝鮮半島で二度と戦争は起きない」と文在寅大統領 韓国の文在寅大統領は17日、就任から100日を機に行った内外メディアとの 記者会見で、北朝鮮情勢に関して「朝鮮半島で二度と戦争は起きないと自信を持 って申し上げる」と強調した。共同通信が伝えた。 https://jp.sputniknews.com/politics/201708173995985/ 百年ぶりに神戸で復活したロシアのチョコレート専門店、ロシア文化の発信地に 【写真】 https://jp.sputniknews.com/opinion/201708173995389/ ウクライナが軍事機密を売り渡した? 北朝鮮のミサイル技術の足跡はキエフへと 続く https://jp.sputniknews.com/opinion/201708163994705/ 「朝鮮半島問題、韓国が主導的に解決」…ベルリン構想を再確認 韓米同盟が安保の礎としながらも「朝鮮半島での軍事行動は大韓民国だけが決定 できる」 戦争に対する国民の不安感をなだめながら 朝米に対し平和的解決を 表明 「北朝鮮の崩壊・吸収統一は望んでいない」 http://japan.hani.co.kr/arti/politics/28198.html 米メディア「文大統領がトランプに警告した」 http://japan.hani.co.kr/arti/international/28204.html トランプ氏「正恩氏は賢い選択をした」 対立回避を示唆 http://www.asahi.com/articles/ASK8J72CMK8JUHBI031.html 米歌手テイラー・スウィフトさん、DJを暴行で訴え勝訴 性的暴行を受けたとラジオDJを提訴していた米スター歌手テイラー・スウィフト さんは14日、コロラド州デンバーの法廷で勝訴の評決を獲得した。 http://www.bbc.com/japanese/40932920 米軍基地運用、他国では? 自国で管理権、騒音規制も 米軍機オスプレイの墜落や江崎鉄磨・沖縄北方相の発言で、日米地位協定に目が 向けられている。日本では基地の管理権は米軍に委ねられ、運用について日本政 府は制限できる立場にない。 http://digital.asahi.com/articles/ASK8J5D1JK8JUTIL028.html 河野外相なぜ認めた 森友疑惑キーパーソンが海外“高飛び” https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211485 豊田衆院議員秘書に辞職勧告へ 青森・板柳町議会「兼職は無理」 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017081501001308.html 元昭恵氏付き職員が伊大使館へ異動 「森友」説明要求の中 https://goo.gl/yuykAF 安倍政権の北朝鮮制裁 トランプと「完全に一致」の危うさ AFP通信によれば、米共和党のリンゼー・グラム上院議員は、8月1日のNB Cテレビの「トゥデイ・ショー」で、トランプ大統領が同議員と会談した際、「 北朝鮮がICBM開発を続ければ戦争は避けられない。戦争は現地で起きる。大 勢が死ぬとしても、向こうで死ぬ。こちら(米国)で死ぬわけではない」と語っ たことを明らかにした。 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211301/1 民進党は「前原代表」を選んで破滅への道を突き進むのか まだ始まってもいない民進党代表選に口を挟むのは尚早かもしれないが、これが 前原誠司と枝野幸男の対決になるとして、前原が勝てば同党は破滅に向かうしか なく、枝野が勝つことでかろうじて蘇生への活路を開くことができるだろう―― というのが私の見立てである。 https://goo.gl/UK8qtz 加計学園関係者が一刀両断「獣医学部新設など言語道断」 https://goo.gl/L2nYgr 米中会談 トランプを揉み手でスリ寄らせた習近平の“恫喝” 米朝緊迫ムードが続いている。北朝鮮によるグアム包囲射撃の予告にヒートアッ プしたトランプ米大統領は、「米国領や同盟国に対して何かすれば、心から後悔 することになる」「軍事的解決の準備完了」などと応戦し、臨戦態勢をことさら に強調。マクロン仏大統領や、中国の習近平国家主席と相次いで電話会談に臨ん だのだが、その内容はドッチラケもの。強硬姿勢は口先だけのようなのだ。 https://goo.gl/vpR9gN 「撃ち落とさなければ、日米同盟どうなる」外務副大臣 http://www.asahi.com/amp/articles/ASK8H62H4K8HUTFK018.html バカバカしいデマだからこそ、徹底批判して潰さなければならない http://lite-ra.com/i/2017/07/post-3326-entry_5.html 北朝鮮、ミサイルエンジン生産可能 輸入に依存せず=米当局者 北朝鮮はミサイルエンジンを生産する能力を持ち、輸入に頼る必要がないことを 示す情報に接したと、複数の米情報当局者が15日、ロイターの取材で明らかに した。 https://mail.google.com/mail/u/0/#inbox/15de7eb91ea2ddaa あの時の戦争への流れに、似たものを感じる 戦時下の東京美術学校(現東京芸術大)で学んだ洋画家、野見山暁治さん(96) は、旧満州(現中国東北部)へ出征した。卒業と同時に戦地に送られると国に決 められた学生生活は「あと1年、半年、3カ月−−と、死刑執行の猶予期間が刻 まれていくようだった」。15日で戦後72年。「あの時の戦争への流れに、な んとなく似たものを感じる」と危機感を募らせている。 https://mainichi.jp/articles/20170815/k00/00m/040/117000c?fm=mnm グアムを狙う北朝鮮ミサイル、米国は撃墜できるか https://www.cnn.co.jp/usa/35105673.html <柳沢協二さんのウオッチ安保法制>領海外に着弾したら集団的自衛権 当たらず https://goo.gl/HTEFpY ──────────────────────────────────── ◆編集長から:片山通夫 ──────────────────────────────────── 夏休みも終わって、町は平常に戻ってきた。勿論まだ子供たちは夏休みの真っ 最中のようだ。最近は知らないが筆者は「夏休みの宿題」と言うやつがそろそろ 気になっていた頃だ。8月も20日を過ぎて・・・。 北のミサイルは今のところ小康状態のようである。当てがあずれたのが安倍首 相と言うのではいただけない。まさかそんなことはないだろうが…。 「安倍首相は『国民の命と財産を守る』ときれいごとを言うが、どう守るのか。 私は沖縄戦で親兄弟を救いきれなかった。安倍さんはあの弾の中を、国民をどう 守るんですか」島袋文子さん(88歳)の言葉が重い。 詳しくはここ↓↓↓↓ https://news.yahoo.co.jp/byline/masanoatsuko/20170818-00074662/ ──────────────────────────────────── 発行 2017年8月22日 No.823 発行 毎週火曜日 購読料無料 FB https://www.facebook.com/michio.katayama.5 配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020 contact us http://www.609studio.com/html/mailform.html website http://www.609studio.com/ 投稿 http://www3.ezbbs.net/06/609studio/ 購読 解除 http://archive.mag2.com/0000052236/index.html ◇禁・無断転載◇ ──────────────────────────────────── |