メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio No.814 ◇現代時評 《NHKがひどい。》:片山通夫  2017/06/13


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【609 Studio】メール・マガジン 2017年6月13日 No.814
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   フォト・ジャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上脩身
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◇現代時評 《NHKがひどい。》:片山通夫
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 NHKがひどい。まさか安倍政権の広報紙になり下がるとは思わなかった。今
話題の文科省の「加計(かけ)学園」問題でも、内部リークが出てきたというの
に、どうにもならない広報紙になってしまっている。

 思い出すのは、安倍首相の地元・山口にロシアのプーチン大統領を招待して会
談した頃のことだ。メディアはこぞって「北方領土問題」を取り上げ「二島返還
」だの、「四島一括返還」だのと騒いだことは記憶に新しい。ふたを開けてみれ
ば、ご承知のように、経済協力3000億円させられただけ…。

 本とニュースのリテラが以下の様に書いたので紹介したい。
http://lite-ra.com/i/2017/06/-nhk-entry_2.html

 「昨年5月6日にソチでおこなわれた日露首脳会談後。このとき安倍首相は「領土
問題についてアイスブレイク(砕氷)できた」と成果を語った。そして、続く同
年9月2日のウラジオストクでの首脳会談では、プーチンの来日と山口での首脳会
談開催を取り付け、このときに官邸の前のめりはピークを迎える。

 そこに颯爽と助太刀をしたのが、NHKの岩田氏だった。同年9月14日放送の『
クローズアップ現代+』に解説委員として登場した岩田氏は、ウラジオストク会
談で、プーチン大統領から安倍首相に対し、ロシアが所有する昭和天皇即位の礼
の際に作られた「刀一振り」が贈呈されたとのエピソードを披露。これ自体は当
時、読売新聞なども報じていたことだが、岩田氏はその後、番組内でこんな「独
自スクープ」を解説したのである。
「プーチン大統領は『いろいろな経緯をたどって自分の手元にあったけども、こ
うしたものは祖国に帰るべきだ』と述べたというんですね」
「そこに居合わせた日本政府の関係者も『まるで日本への島の引き渡しを示唆し
ているように見えた』と話していました」
 ようするに、「刀一振り」の“返還”は領土問題の進展を意味するとの政府関
係者の憶測を伝えることで、一気に「安倍首相のおかげで北方領土が戻ってくる」
というイメージを世間に拡散したわけである。
 しかし、結果は前述のとおり、そんなことはこれっぽちもなかった。つまり、
政府は岩田氏に情報をリークし、それを公共放送で垂れ流したことで、まんまと
世論を誘導することに成功したのである。これを“フェイクニュース”と言わず
してなんと言うのか。」

 この岩田記者のことはこちら(天木直人のBlog)にも詳しいのでお読みいただ
ければ幸いだ。天木氏はこう書いた。

「NHKの岩田明子解説委員はジャーナリストではない。芸能リポーターなみの
追っかけだ。そう考えると腹も立たない。」
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/05/11/post-4526/

 いろいろ読み合わせてみると、この岩田記者は安倍政権、いや安倍べったりの
ようだ。その彼女が「みなさまのNHK」を振り回している。そして大方の心あ
る視聴者のひんしゅくを買っているようである。

 このように批判がある岩田記者や「犬HK」などと揶揄されているNHKの今なの
に、文科省の役人の様に内部リークが出てこないのが不思議だ。

 NHKの職員と言うか記者は、そこまで腐ってしまっているのだろうか。
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◆「スプートニク」 >>> 引用元    http://jp.sputniknews.com/
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◆情報通信・ラジオ「スプートニク」(HOME)
 http://jp.sputniknews.com/

◆日本関連
 http://jp.sputniknews.com/japan/

◆国際───────────────
 http://jp.sputniknews.com/world/

◆ロシア国内───────────────
 http://jp.sputniknews.com/russia/
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読書《なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか》
               西洋と日本の歴史を問いなおす
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2016年2月10日発行
http://koujinnotomo.com/
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◆《News Digest》:609studio編集部
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◇◇ニュースな言葉、一口メモ 【内部被曝 】
⇒(ないぶひばく)体内に取り込んだ放射性物質から放射線が出て被曝すること。
放射性物質を含む大気や粉じんを呼吸によって吸い込んだり、そうした粉じんが
鼻やのどの粘膜に付いたりすることで起こるほか、野菜や肉・魚などに付いたり
含まれているものを飲食することでも起こる。
 
◇◇News Digest◇◇

◇きな臭い話、こぼれ話

加計学園 安倍首相答弁、目立つ矛盾 獣医師会反論も
学校法人「加計学園」(岡山市)が愛媛県今治市で獣医学部を新設する計画を巡
り、安倍晋三首相の国会答弁と関係者の説明に矛盾が出ている・・・・。
https://mainichi.jp/articles/20170608/k00/00m/040/093000c

背後に巨大な竜巻も悠々と芝刈り、写真が話題に カナダ
https://www.cnn.co.jp/fringe/35102326.html?tag=top;editorSelect

40%がトランプ氏は「任期全うできず」、支持率さらに下落
https://www.cnn.co.jp/usa/35102426.html?tag=top;subStory

◇ロシアからのニュース

イラン爆破テロ、"自業自得"=ホワイトハウス
米政府は7日、同日イランの爆破テロで犠牲となった人物へ哀悼を発表したが、
一方、イランをテロ支援国家に指定した。共同通信が報じた。
https://jp.sputniknews.com/middle_east/201706083731212/

茨城の原子力施設 1人の肺から2万2千ベクレル 「半端な被ばく量でない」
https://jp.sputniknews.com/japan/201706073725898/

カタールに方略の可能性はあるか? 専門家の見解
https://jp.sputniknews.com/middle_east/201706083730458/

カムチャツカのシベルチ火山が6000メートルの噴煙を噴き上げる
カムチャツカ半島のシベルチ火山が8日、6千メートルもの噴煙を噴き上げた。
ロシア非常事態省沿海地方支部が明らかにした。
https://jp.sputniknews.com/russia/201706083731478/

ビザなし訪問のルート決めは、なぜ揉めるのか?スプートニク聞き取り調査
5月15日から18日まで、2017年度第一回目のビザなし訪問である「自由訪問」が
行われた。元島民やその親族を中心に構成された代表団は国後島を訪れ、「東沸
」(セルノヴォツク)「瀬石」(ガリャーチイ・プリャージ)「ニキシロ」(ラ
グンノエ)を訪問したいと考えていたが、3箇所とも立ち入りが認められなかっ
た。このことは日本のメディアで大きなニュースになった。
https://jp.sputniknews.com/opinion/201705303692826/
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◆編集長から:片山通夫
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 島村宜伸元農林水産相とパーティーで再会した際、「あの時言った通りになっ
たろ」と言われた。あの時とは、衆院に小選挙区制を導入するかをめぐる党内対
立が激しかった1990年代。島村氏は反対派の急先鋒(きゅうせんぽう)で、
「党に権力が集中して、みんな言うことを聞くやつばかりになるぞ。物言わぬ政
党になり、つまらない議員が増える」と予言していた。
 これは自民党の石破氏の言である。当時石破氏は小選挙区制導入の旗振り役だ
った。

 今の安倍1強と言われているのも、突き詰めていえば、島村宜伸元農林水産相
の予想通りだと言える。
 つまらない政治だ。詳しくは↓↓↓↓
http://digital.asahi.com/articles/ASK4F3K7GK4FUTFK006.html?iref=recob
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  発行    2017年6月13日 No.814
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