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────────────────────────────────────── 【609 Studio】メール・マガジン 2017年6月13日 No.814 ────────────────────────────────────── フォト・ジャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上脩身 氏の現代時評、ロシアやサハリンの話題、編集長のコラムなど多彩な話題満載! ────────────────────────────────────── 好評発売中! 《サハリン逍遥》 片山通夫写真集 サハリン残留朝鮮人の取材のため15年間サハリンに通った写真家が自然や人 々の暮らしを折にふれて撮りためた素顔のサハリン。さり気ないアプローチでと らえた被写体にユーモラスな文章をそえた魅力的な写真集。 群像社刊 モノクロ152ページ、予価1800円+税 群像社サイトからお買い求めいただけます!! http://gunzosha.cart.fc2.com/ca8/198/p-r-s/ サハリン逍遥が電子ブックになりました! http://www.shinanobook.com/genre/book/3775 ────────────────────────────────────── 【著書案内】 「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」 片山通夫 著 日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太 への逆密航」を語る貴重な証言!! 凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html 定価 1900円+税 ────────────────────────────────────── ◇現代時評 《NHKがひどい。》:片山通夫 ────────────────────────────────────── NHKがひどい。まさか安倍政権の広報紙になり下がるとは思わなかった。今 話題の文科省の「加計(かけ)学園」問題でも、内部リークが出てきたというの に、どうにもならない広報紙になってしまっている。 思い出すのは、安倍首相の地元・山口にロシアのプーチン大統領を招待して会 談した頃のことだ。メディアはこぞって「北方領土問題」を取り上げ「二島返還 」だの、「四島一括返還」だのと騒いだことは記憶に新しい。ふたを開けてみれ ば、ご承知のように、経済協力3000億円させられただけ…。 本とニュースのリテラが以下の様に書いたので紹介したい。 http://lite-ra.com/i/2017/06/-nhk-entry_2.html 「昨年5月6日にソチでおこなわれた日露首脳会談後。このとき安倍首相は「領土 問題についてアイスブレイク(砕氷)できた」と成果を語った。そして、続く同 年9月2日のウラジオストクでの首脳会談では、プーチンの来日と山口での首脳会 談開催を取り付け、このときに官邸の前のめりはピークを迎える。 そこに颯爽と助太刀をしたのが、NHKの岩田氏だった。同年9月14日放送の『 クローズアップ現代+』に解説委員として登場した岩田氏は、ウラジオストク会 談で、プーチン大統領から安倍首相に対し、ロシアが所有する昭和天皇即位の礼 の際に作られた「刀一振り」が贈呈されたとのエピソードを披露。これ自体は当 時、読売新聞なども報じていたことだが、岩田氏はその後、番組内でこんな「独 自スクープ」を解説したのである。 「プーチン大統領は『いろいろな経緯をたどって自分の手元にあったけども、こ うしたものは祖国に帰るべきだ』と述べたというんですね」 「そこに居合わせた日本政府の関係者も『まるで日本への島の引き渡しを示唆し ているように見えた』と話していました」 ようするに、「刀一振り」の“返還”は領土問題の進展を意味するとの政府関 係者の憶測を伝えることで、一気に「安倍首相のおかげで北方領土が戻ってくる」 というイメージを世間に拡散したわけである。 しかし、結果は前述のとおり、そんなことはこれっぽちもなかった。つまり、 政府は岩田氏に情報をリークし、それを公共放送で垂れ流したことで、まんまと 世論を誘導することに成功したのである。これを“フェイクニュース”と言わず してなんと言うのか。」 この岩田記者のことはこちら(天木直人のBlog)にも詳しいのでお読みいただ ければ幸いだ。天木氏はこう書いた。 「NHKの岩田明子解説委員はジャーナリストではない。芸能リポーターなみの 追っかけだ。そう考えると腹も立たない。」 http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/05/11/post-4526/ いろいろ読み合わせてみると、この岩田記者は安倍政権、いや安倍べったりの ようだ。その彼女が「みなさまのNHK」を振り回している。そして大方の心あ る視聴者のひんしゅくを買っているようである。 このように批判がある岩田記者や「犬HK」などと揶揄されているNHKの今なの に、文科省の役人の様に内部リークが出てこないのが不思議だ。 NHKの職員と言うか記者は、そこまで腐ってしまっているのだろうか。 ────────────────────────────────────── ◆「スプートニク」 >>> 引用元 http://jp.sputniknews.com/ ────────────────────────────────────── ◆情報通信・ラジオ「スプートニク」(HOME) http://jp.sputniknews.com/ ◆日本関連 http://jp.sputniknews.com/japan/ ◆国際─────────────── http://jp.sputniknews.com/world/ ◆ロシア国内─────────────── http://jp.sputniknews.com/russia/ ────────────────────────────────────── 読書《なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか》 西洋と日本の歴史を問いなおす 関曠野 著 聞き手 三室勇 発売日:2016.05.30 定価:2,592円 サイズ:四六判 ISBNコード:978-4-7571-4346-3 http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002384 ────────────── 新刊ガイド《「大大阪」時代を築いた男 評伝・関一(第7代目大阪市長)》 大山勝男 著 定価(本体2,600円+税) 2016年2月10日発行 http://koujinnotomo.com/ ────────────────────────────────────── ◆《News Digest》:609studio編集部 ────────────────────────────────────── ◇◇ニュースな言葉、一口メモ 【内部被曝 】 ⇒(ないぶひばく)体内に取り込んだ放射性物質から放射線が出て被曝すること。 放射性物質を含む大気や粉じんを呼吸によって吸い込んだり、そうした粉じんが 鼻やのどの粘膜に付いたりすることで起こるほか、野菜や肉・魚などに付いたり 含まれているものを飲食することでも起こる。 ◇◇News Digest◇◇ ◇きな臭い話、こぼれ話 加計学園 安倍首相答弁、目立つ矛盾 獣医師会反論も 学校法人「加計学園」(岡山市)が愛媛県今治市で獣医学部を新設する計画を巡 り、安倍晋三首相の国会答弁と関係者の説明に矛盾が出ている・・・・。 https://mainichi.jp/articles/20170608/k00/00m/040/093000c 背後に巨大な竜巻も悠々と芝刈り、写真が話題に カナダ https://www.cnn.co.jp/fringe/35102326.html?tag=top;editorSelect 40%がトランプ氏は「任期全うできず」、支持率さらに下落 https://www.cnn.co.jp/usa/35102426.html?tag=top;subStory ◇ロシアからのニュース イラン爆破テロ、"自業自得"=ホワイトハウス 米政府は7日、同日イランの爆破テロで犠牲となった人物へ哀悼を発表したが、 一方、イランをテロ支援国家に指定した。共同通信が報じた。 https://jp.sputniknews.com/middle_east/201706083731212/ 茨城の原子力施設 1人の肺から2万2千ベクレル 「半端な被ばく量でない」 https://jp.sputniknews.com/japan/201706073725898/ カタールに方略の可能性はあるか? 専門家の見解 https://jp.sputniknews.com/middle_east/201706083730458/ カムチャツカのシベルチ火山が6000メートルの噴煙を噴き上げる カムチャツカ半島のシベルチ火山が8日、6千メートルもの噴煙を噴き上げた。 ロシア非常事態省沿海地方支部が明らかにした。 https://jp.sputniknews.com/russia/201706083731478/ ビザなし訪問のルート決めは、なぜ揉めるのか?スプートニク聞き取り調査 5月15日から18日まで、2017年度第一回目のビザなし訪問である「自由訪問」が 行われた。元島民やその親族を中心に構成された代表団は国後島を訪れ、「東沸 」(セルノヴォツク)「瀬石」(ガリャーチイ・プリャージ)「ニキシロ」(ラ グンノエ)を訪問したいと考えていたが、3箇所とも立ち入りが認められなかっ た。このことは日本のメディアで大きなニュースになった。 https://jp.sputniknews.com/opinion/201705303692826/ ──────────────────────────────────── ◆編集長から:片山通夫 ──────────────────────────────────── 島村宜伸元農林水産相とパーティーで再会した際、「あの時言った通りになっ たろ」と言われた。あの時とは、衆院に小選挙区制を導入するかをめぐる党内対 立が激しかった1990年代。島村氏は反対派の急先鋒(きゅうせんぽう)で、 「党に権力が集中して、みんな言うことを聞くやつばかりになるぞ。物言わぬ政 党になり、つまらない議員が増える」と予言していた。 これは自民党の石破氏の言である。当時石破氏は小選挙区制導入の旗振り役だ った。 今の安倍1強と言われているのも、突き詰めていえば、島村宜伸元農林水産相 の予想通りだと言える。 つまらない政治だ。詳しくは↓↓↓↓ http://digital.asahi.com/articles/ASK4F3K7GK4FUTFK006.html?iref=recob ──────────────────────────────────── 発行 2017年6月13日 No.814 発行 毎週火曜日 購読料無料 FB https://www.facebook.com/michio.katayama.5 配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020 contact us http://www.609studio.com/html/mailform.html website http://www.609studio.com/ 投稿 http://www3.ezbbs.net/06/609studio/ 購読 解除 http://archive.mag2.com/0000052236/index.html ◇禁・無断転載◇ ──────────────────────────────────── |