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────────────────────────────────────── 【609 Studio】メール・マガジン 2016・7・5 No.766 ────────────────────────────────────── フォト・ジャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上脩身 氏の現代時評、ロシアやサハリンの話題、編集長のコラムなど多彩な話題満載! ────────────────────────────────────── お知らせ Lapiz2016年夏号は明日発売です。 お買い求めは https://www.amazon.co.jp/dp/B01GBEMJQ6 ────────────────────────────────────── 【著書案内】 「追跡!あるサハリン残留朝鮮人の生涯」 片山通夫 著 日本の植民地統治が生んだ一家離散「二重徴用」「急速転換」「樺太 への逆密航」を語る貴重な証言!! 凱風社 刊 http://www.gaifu.co.jp/index.html 定価 1900円+税 ────────────────────────────────────── ◆現代時評《TPP》:片山通夫 ────────────────────────────────────── 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)から「離脱する」と言明したのは、 次期大統領選を争う共和党の有力候補ドナルド・トランプ氏。一方のヒラリー・ クリントン氏も再交渉の可能性を示唆している。 参考:http://buzzap.jp/news/20160407-tpp-dankohantai/ TPPの交渉参加に「断乎反対」と、叫んでいた安倍自民党はあっさり参加し たが、今後はどうなるのだろうか。今回の参議院選ではこの自民党の公約破りに 怒ったのいくつかの府県のJAが自民党支持を見送ったようだ。 参考:http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016062790070251.html トランプ氏なのか、クリントン氏なのかはさておくとして、この参議院選でT PP問題が再燃する可能性がある。いや、させなくてはならない。太平洋の向こ う側の大統領候補は二人とも「見直す」って表明しているのだから。 まさか安倍首相のように「TPP断固反対と言ったことは1回もございません 」とイケシャーシャーと嘘をつくような真似はできないだろう。 そうすれば、困るのは安倍首相。嘘の上塗りをしなければならない。もっとも 彼は「そんなこと言ってない」と開き直るだろうが。 そのTPP、我が国の参議院選であまり問題が表に出てこない。これはひとえ にマスコミが怖気ついているからである。過日、筆者は札幌の北海道開拓の村へ 行き機会があった。そこで、小樽新聞という新聞社の建物があった。その中に当 時の新聞のコピーが展示されていた。見出しに曰く「鉱山の横暴を抑え郷土小澤 を救え」と(昭和4年8月12日小樽新聞)。今のマスコミにはない「骨」のよ うなものが感じられる。 その北海道は安倍自民党の裏切りで最も被害を受ける状況にある。以前、北海 道の酪農地帯を歩いたとき、ホクレン(経済農業協同組合連合会)と飼料会社や 農機具会社の策謀で借金地獄に落ちた酪農家の話を何件も聞いたことがある。今 その農家がTPPで裏切った安倍自民党に愛想を突かhしたと言うわけだ。 ところがその辺りの報道が極端に少ない。これも翼賛マスコミ界の弊害である といえる。この参議院選は翼賛マスコミから脱するいい機会だ。このチャンスを 生かすべきだ。 ────────────────────────────────────── ◆「スプートニク」 >>> 引用元 http://jp.sputniknews.com/ ────────────────────────────────────── ◆情報通信・ラジオ「スプートニク」(HOME) http://jp.sputniknews.com/ ◆日本関連 http://jp.sputniknews.com/japan/ ◆国際─────────────── http://jp.sputniknews.com/world/ ◆ロシア国内─────────────── http://jp.sputniknews.com/russia/ ────────────────────────────────────── 新刊ガイド《なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか》 西洋と日本の歴史を問いなおす 関曠野 著 聞き手 三室勇 発売日:2016.05.30 定価:2,592円 サイズ:四六判 ISBNコード:978-4-7571-4346-3 http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002384 ────────────── 新刊ガイド《「大大阪」時代を築いた男 評伝・関一(第7代目大阪市長)》 大山勝男 著 定価(本体2,600円+税) 2016年2月10日発行 http://koujinnotomo.com/ ────────────────────────────────────── ◆《News Digest》:609studio編集部 ────────────────────────────────────── 《気になるニュースをひとまとめ》にして、過去一週間分をピックアップして お届けします。当編集部の独断と偏見でコメント付きで。芸能や経済などは、わ からないので極力避けておりますというか、全くスルーしますのでご理解くださ い。なお、記事を掲載したサイトがその記事を削除されている場合があります。 私どもでは責任を負いかねますので併せてご了解ください。 ◆◆ニュースな一口メモ 【スコットランド】 スコットランドは北西ヨーロッパに位置するグレートブリテン及び北アイルラ ンド連合王国(イギリス)を構成する4つの国(カントリー)のひとつである。 1707年の連合法 (Acts of Union) によってグレートブリテン王国が成立す るまでは独立した王国(スコットランド王国)であった。 そして2016年、イギリスのEU離脱を受けて、スコットランド行政府首相 は残留訴えEU首脳と会談したのは、6月30日のこと。 今後の成り行きが注目される。 ◆◆News Digest ⇔国内⇔ ◇キャメロン首相の失敗と安倍首相の失敗 http://ameblo.jp/n-kan-blog/entry-12175492381.html ◇原発事故報告書 民進党が撤回求め抗議文 http://www.news24.jp/articles/2016/06/30/04334113.html ◇期日前投票所が最多、18歳選挙権で大学開設増 http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/news2/20160630-OYT1T50090.html ◇安倍政権に酷似と話題 28年前出版「憲法マンガ」の中身 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/184595 ◇ついに本音か 石破地方相が応援演説で“アベノミクス批判” http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/184673 ◇民進・岡田代表「非礼」と反発 質問状不回答の自民に「ここまで落ちたか」 http://www.sankei.com/politics/news/160630/plt1606300050-n1.html ◇自民:岡田氏の質問状に「回答しない」 民進に伝える http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160701/k00/00m/010/065000c ◇原発汚染土:「8000ベクレル以下」なら再利用を決定 http://mainichi.jp/articles/20160701/k00/00m/040/063000c ◇新聞再編 毎日と産経が「反読売連合」で朝日は静観か http://www.news-postseven.com/archives/20160629_424596.html ⇔国際⇔ ◇「LINEは日本製」って言い出したのは誰か? http://toyokeizai.net/articles/-/125142 ◇木星のオーロラ=ハッブルで観測−欧州宇宙機関 http://www.jiji.com/jc/article?k=2016063001018&g=int ◇英国民投票、再実施できる? 請願署名400万件超 http://www.asahi.com/articles/ASJ6Z51V4J6ZUHBI017.html ◇良いこと尽くめじゃないか。新型ソーラーパネル道路をテスト運用へ http://www.gizmodo.jp/2016/06/missouri-solar-roadways.html ◇小さな村の民主主義を強権でつぶす習政権 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/post-5410.php ◇税逃れ対策の非協力国、ブラックリスト化へ基準 http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160630-OYT1T50119.html ◇米アカデミー賞、女性や少数派中心の約700人を新会員に http://www.bbc.com/japanese/36670176 ◇自爆しようとする犯人、走りだす警官――トルコ空港襲撃 http://www.bbc.com/japanese/video-36671762 ◇前ロンドン市長予想外の不出馬、英保守党首選に現職閣僚ら名乗り | Reuters http://jp.mobile.reuters.com/article/idJPKCN0ZG1G0 ◇さよならイギリス。EU脱退は「衆愚政治」のなれの果て http://goo.gl/ChI10H ◇「人が消える」恐怖、立ち上がる香港 その「瓦解」が中国共産党体制の危機 を決定的にする http://wedge.ismedia.jp/articles/-/7169 ◇サハリン航路再開へ ロシア船舶会社が7〜9月運航 http://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201606/0009234373.shtml ◇英EU離脱に憤る若者たち: でも実は若年層は投票しなかった世代 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/eu-28.php ──────────────────────────────────── ◆編集長から: 片山通夫 ──────────────────────────────────── 参議院選がたけなわだ。イギリスでEU離脱か残留かを問う国民投票で、離脱 派が勝利をおさめた。漏れ聞くところによると、「こんなはずじゃなかった」と か「再投票を!」との訴えがあったようだ。それも相当の数で。 ひるがえって、我が国の参議院選、18歳以上が選挙権を持つことになっての 初めての選挙で、若い人たちの関心は高いようで、期日前投票は好調だという。 この選挙は「安倍政権の暴走」を止めて、「憲法改悪」を葬り去る選挙だと筆 者も考えてる。イギリスの若者のように「こんなはずじゃなかった」とならない ように、投票所には足を運ぶべきだ。 ──────────────────────────────────── 発行 2016年7月58日 No.766 発行 毎週火曜日 購読料無料 FB https://www.facebook.com/michio.katayama.5 配信 まぐまぐ配信システム ID:0000052236 MailuX配信システム ID:MM3E1B97842E020 contact us http://www.609studio.com/html/mailform.html website http://www.609studio.com/ 投稿 http://www3.ezbbs.net/06/609studio/ 購読 解除 http://archive.mag2.com/0000052236/index.html ◇禁・無断転載◇ ──────────────────────────────────── |