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タイトル:609studio No.751 ◆ 現代時評《大津地裁決定にみる「許されざる危険」》:井上脩身  2016/03/22


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【609 Studio】メール・マガジン 2016・3・22 No.751
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   フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上脩身氏
の現代時評、ロシアやサハリンの話題、編集長のコラムなど多彩な話題満載! 
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◆ 現代時評《大津地裁決定にみる「許されざる危険」》:井上脩身
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 大津地裁(山本善彦裁判長)は9日、関西電力高浜原発3、4号機の運転差し
止めを命じる決定をした。滋賀県の住民が求めた差し止め仮処分申請を認めたも
ので、関電は1月に再稼働した3号機の運転を停止した。同原発3、4号機につ
いては昨年4月、福井地裁が運転差し止めを決定、12月、同地裁が一転して運
転を容認しており、今回の大津地裁決定で「原発運転不可」の原点に戻った形だ。
私はこれまで本欄で「原発は許されざる危険」と訴えてきた。今回の決定は、そ
の原則にのっとって下されたといえ、極めて意義が高い。脱原発の流れを確実な
ものにするため、「許されざる危険」の理論構築をさらに進め、脱原発法の制定
をも視野にいれた内容ある反原発運動へと深化しなければならない。

 「許された危険」と「許されざる危険」についておさらいをしておきたい。
 たとえば航空機。墜落すれば極めて高い確率で乗客の命が奪われるという危険
な乗り物である。だが、飛行機の時代となった今、運航を全面禁止することはで
きない。そこで、法律上厳格な条件を付け、許可された航空会社にのみ運行を認
めている。これが「許された危険」である。
  原発についても、推進派はこの法理論を根拠に、原子力規制委員会の安全審査
をパスした原発は稼働が許される、とする。安倍晋三首相が「安全な原発は稼働
させる」と述べるのも、「許された危険」の法理によってである(首相にその認
識があるかは疑わしいが)。

 しかし、原発事故が引き起こす影響の大きさは、ほとんど戦争レベルである。
放射能汚染による健康被害は次世代にまで続き、元の住みかに戻ることもできな
い。溶けだした核燃料の取りだしは容易ではなく、廃炉までの道筋も見えない。
しかも、使用済み核燃料の処理もままならず、1万年先の人たちにまで核不安を
押し付ける。そのような「平和利用という名の悪魔」を「許された危険」として
許容することが妥当であろうか。

 ヒロシマ、ナガサキを経験した日本は、核軍縮のリーダーであらねばならない
ように、フクシマを体験した国として、原発の危険性を訴え、脱原発のリーダー
であらねばならない。その理論支柱が「許されざる危険」である。

 こうした観点に立って、今回の大津地裁決定を考察する。
まず福島第一原発事故について「原因究明を徹底的に行うことが不可欠」とし、
「この点に意を払わない関電や原子力規制委の姿勢に非常な不安を覚える」と、
規制委にも疑問符を投げかけた。このうえで、規制委の審査基準について、「十
二分の余裕をもった基準とすることを念頭に置く」ことを求め、「対策の見落と
しにより過酷事故が生じたとしても、致命的な状態に陥らないようにすることが
できるとの思想に立って、新規制基準を策定すべき」とした。

 さらに、海底断層の見通しやや津波対策、避難計画などにも論述し、「住民の
人格権が侵害される恐れが高い」と結論づけた。
この決定で最も重要なのは、原子力規制委の規制基準を「不十分」とした点であ
ろう。規制委の安全審査をパスしただけでは運転は許されない、としたのだ。こ
こに「原発は許された危険」ではない、との判断が読みとれる。

 原発が「許されざる危険」であるならば、どのような場合、運転が許されるの
だろうか。決定は人格権の保障の観点から、「過酷事故が起きても致命的な状態
に陥らない」安全対策が施されていること、としている。大地震、大津波、巨大
台風、テロ攻撃などで深刻な事態になっても、放射能が外部に漏出しない対策が
とられている場合のみ稼働ができる、というのである。

 「墜落しても死者がでない飛行機をつくれ、と言っているに等しい」と、原発
推進派は反発しているが、飛行機と原発は全く別物であることは既に述べた通り
だ。だが、「原発・飛行機同等論」の同調者は政界、財界だけでなくマスコミ界
にも根強い。その背景には、「許されざる危険」の考えが浸透していないことが
挙げられる。「原発も飛行機もいっしょ」との発言に対し、「原発は飛行機とは
違う」と納得させる理論構築が不十分なのだ。

 その理論化が進めば脱原発法づくりへと反原発運動は深化するだろう。この新
たな課題を乗り越えてはじめて、「原発大国」に打ち勝つことができる。
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◆ショートストーリー08《「時間の心理的感覚に関する答えのないクイズ」》
                              :白石阿光
※通勤電車で書いたの通勤電車で読んでください(白石阿光)。 
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  [クイズ1]バスを降りてから電車に乗るまでの間にあるビルの壁に時刻板が
掲示されています。太郎君はいつも分まで表示されている時刻を見て、そこから
ホームまで歩きますが、同じ残り時間だと思っても間に合ったり乗り遅れたりし
ます。太郎君は、それは表示されていない残りの1分未満の時間(秒)のためだ
と思いました。
 そこで、判断と実際のずれをできるだけ少なくするためのに時刻板の改善方法
を考えました。あなたならどの方法を選びますか。

1 時刻を秒まで表示する
2 1分進んだ時刻を分まで表示する
3 30秒進んだ時刻を分まで表示する
4 時刻板を撤去する
理由[        ]

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 男は、自転車を駐輪場に停め、速足で歩いた。ここからホームまで3分かかる
はずだ。目の前の駅ビルの壁にある時刻板は7時29分を表示していた。
 7時32分発の急行に間に合うだろうか。男は歩きながら考えた。いま7時2
9分になったばかりなら普通に間に合うはずだ。しかし、729分30秒を過ぎ
ていたら、小走りでないと間に合うまい。7時29分50秒なら諦めた方がよい。
 男は少し歩みを速めた。腕時計を見れば秒針の位置もわかるのだが、その分歩
行にロスが出るのがもったいないので、とりあえず早歩きの策に出たのだ。
 ビルに入り、駅の改札が見える位置までは、7時31分の表示を確認した。そ
れが7時31分00秒なのか、7時31分59秒なのかはわからない。男は小走
りに階段を降りた。若者が男の横を走り抜けたから可能性はある。人の群れが階
段を上ってきた。電車が着いたらしい。この人の群れをかき分け、すばやく駆け
込めれば乗れるはずだ。
 男は、反対向きに歩く人のカバンにひっかかり、階段を踏み外しそうになりな
がら、電車に飛び乗った。
 男は初めて腕時計を見た。電車が発車した時刻は7時32分58秒だった。果
たして男は間に合ったのだろうか。
 男は電車には間に合ったが、会社には遅刻した。
 男が飛び乗ったのは各駅停車だったのだ。何の理由かわからなかったが、電車
が遅れていたのは確かだった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「光陰矢のごとし」
「何ですか、それ?」
「時間が過ぎるのは速いもんだ。あっという間にもうこの歳だ」
「何歳です?」
「100歳じゃ」
「すごい! 息してる」
「あたりまえじゃ。生きてるんだから」
「時間って速く過ぎるんですか」
「速いなあ。いつもはゆったりとしているが、気がつくともう1年が過ぎている
のだ。何も変わっておらんのに、残された時間がどんどん少なくなる。あんたは
何歳になるのかな」
「12です」
「若いのお。あんたには時間がたっぷり残っておる」
「私には1日が過ぎるのが遅いんです。学校に行って勉強して、遊んで、考えて、
笑って、ケンカしても、まだ1日は終わりません」
「でも、不思議なんです。夢中になっていると、知らないうちに時間は過ぎます
が、あとから考えると、その前にあった出来事はずっと昔のことに感じられます。
とすると、その間の時間は長かったということになります」
「おお、そうか。わしも、日がな一日、ぼんやりしておると、1日が長いのか短
いのかわからなくなる」
「時間の速さと長さは違うのかもしれませんね」
「年寄りの時間と若者が持っている時間も違うのかもしらんな」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 老人は時間の速さや長さについて考えてみた。
 時間を光のように「波」として考えてみよう。働き盛りの人が、エネルギーを
振り絞って仕事をしているとき、その人にとって時間の波は、エネルギーの高い
状態、すなわち短い波長で進んでいる。言い換えれば振動数(周波数)も大きい
(注:この場合、原理的には時間波の速度を一定としているが、以降の議論では、
人が“感じる”時間の速さは変わりうるという前提になっている)。
 仕事をしている最中は、我を忘れて集中しており、時間を感じていないから時
間は速いとも遅いとも言えないはずだが、気がついたときに時計を見ると時間は
思ったよりも進んでいないので、「あっという間」「まだこんな時間?」すなわ
ち「時間が経つのが遅い」と思うだろう。それは、びっしりと詰まった時間波の
数を感じて「よくもこの短い時間内にやったもんだ」と思うことに相当する。い
わば、このときに言う時間の速さとは、単位時間に消費するエネルギー量と相関
する。
 この感覚は「時間が遅い=時間が短い」ということになる。
 しかし、人は体験を振り返るとき、直後とは異なる記憶処理を行う。
すなわち、人は日常の中で時間波の波長をある一定の値に戻すのである。
すると、同じ波の数が占める時間は伸びる。そのとき、「かかった時間は長い=
その前の記憶ははるか昔の出来事」という感覚が生じるのだ。

 若者は動き回っているから、一般的に単位時間に消費するエネルギー量は多い。
従って「時間は遅い(たくさん残っている)」「(使った)時間は短い」「体験
は昔の出来事」と感じる。それは、未来の時間が広がっており、そこにも多くの
エネルギーを投入しようという意思の現れでもある。

 逆に、リタイアした高齢者の場合はこうだ。
 年寄りの時間波の波長は長い。やることがないので「一日が長い」と感じるが、
振り返ると以前もいまもほとんど同じ状態であり、その間に蓄積された波のエネ
ルギーはすかすか。使った時間は長く、過ぎ去る時間は速いということになる。
残りの時間はどんどん少なくなるだろう。

 老人は「時間の浪費に気をつけないと」とつぶやいて空を見上げた。
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 「重力波について、皆さんに分かりやすくご説明しましょう」−−老理論物理
学者は、町内会の勉強会でこう切り出した。

「みなさん、電気を知っていますか?」
「知ってま〜す」−−町内の皆さんが声を揃えた。
「みなさん、磁石を知ってますか?」
「知ってま〜す」
「では、電磁波はどうでしょう」
「知りませ〜ん」−−町内の皆さんはどこまでも声がそろっていた。
「電磁波は、電気の波と磁石の波が一体となったものです。円柱の物体を一方か
ら見ると円に、他方から見ると長方形に見えますよね。電磁波を上から見ると電
気の波、横から見ると磁石の波が見えると考えてください」
「は〜い、わかりました」
「電磁波は、発電したり、モーターを動かしたりするときに活躍しているので、
私たちには身近なものですが、私たちが感じることができないものに重力波とい
うものがあります」
「初めて聞きました」「重力波って何ですか」「重力は知っているけど」−−今
度はばらばらの反応が返ってきた。
「重力波は、空間波と時間波が一体となったものです。上から見ると空間が、以
降の横から見ると時間が見えると思ってください」
「わかんない」「そんなのあり?」「とりあえず思ってみます」−−これも反応
はいろいろだった。
「電磁誘導という反応では、電界(電気の強弱の分布)が変化すると、その変化
に抵抗する方向に磁界(磁石の強弱の分布)が生じます。時空の変動も同じよう
に、空間の歪みが変わると時間の長さも変わるのです。その逆もあります」
「まったくわかりません」ーー今度は町内の皆さんの声が揃った。

 それから老理論物理学者は、町内の皆さんに分かりやすく説明し始めた。それ
は、図や動画を駆使し、皆さんにわかってもらえたかどうかを確かめながらだっ
たので、見事に全員が理解した。ただし、それを達成するのに、1年という時間
がかかった。しかし、その時間は、理解した内容に比べればはるかに短かかった。
 しかしながら、ここでは紙数と表現技術の不足によりごく普通に記述すること
をお許しいただきたい。従って、これで理解できない人がいても責任はとらない
ので悪しからず。

 現代では、空間は3次元、時間は1次元ですが、かつては(あるいは、宇宙の
どこかでは)空間が8次元、時間が3次元というところがあるかもしれません。
しかしながら、当面、次元数は考えないことにしましょう。
 宇宙の時空間を、重力波(時空波)の進行方向と波面を描くことで表現してみ
ます。
 まず、私たちの地球が起点になります。地球上ではほぼ経線緯線と同じように
線が引かれますが、宇宙に飛び出すと、さまざまな形が出てきます。なかには、
 リンゴの上半分に網をかぶせたような絵が描かれます。
 この場合、リンゴのどの部分が上になっているかは問題ではありません。どん
な形状でも、立体的な平面に網がかぶっている状態を思い起こしていただければ
十分です。
 宇宙は絶えず変化しています。ですから描かれた宇宙の重力波(時空間)地図
も常に揺れ動いています。その中で超新星爆発が起きれば、強い重力波が発生し、
時空の変化が地球からも観測できるでしょう。

 しかし、問題はこれからです。重力波は宇宙規模の大きさやブラックホールな
どの重さを持つレベルでははっきりしますが、私たちの生活には何の影響もない
ように見えます。しかし、本当にそうでしょうか。
 私は、同じ1日を「長かった」「短かかった」、時間が「速かった」「遅かっ
た」と異なる受け取りかたをすることに関係していると考えています。
 私はそれを、先ほど説明した世界の見方を「物理座標系」、人の感覚の世界を
「心理座標系」とし、その間の相互作用により説明できるのではないかという仮
説を提唱しています。その間を結ぶ“何か”については、あるかないかさえわか
りません。仮にあるとして、私はそれを「ダークエネルギー」と名付けました。
もしかしたら、かつて言われた「エーテル」と同じものかもしれません。

 町内の皆さんには、わかりやすいように単純化して、物理座標系では時間波の
速度を一定とし、心理座標系では時間波を時間子というエネルギー一定の粒子と
して話しました。といっても、それでわかっていただいたわけではありません。
実は、次のような喩え話にしたのです。
「人間には二人の背後霊が付いていると言われています。一人は時間泥棒、もう
一人は空間泥棒なのです。その世界が物理座標系、そしてあなたの感覚(脳)は
心理座標系です。あなたの脳は、時間を盗まれると空間で埋めようとし、空間を
盗まれると時間を取り戻そうとします。では、その間を取り持つもの(伝達因子)
は何でしょう。これが、皆さんに考えていただく私からのクイズ問題です」

 残念ながら、町内の皆さんにした説明をここで詳しく紹介することはできませ
ん。この話が、ショートストーリー(小話)ではなくロングストーリー(小説?)
になってしまうからです。
 ただし、町内の皆さんに出したクイズにはあなたも、答えていただきたい。

いつまでも回答をお待ちしております。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

[クイズ3]バスを降りてから電車に乗るまでの間にあるビルの壁に時刻板が掲
示されています。そこには「07:29:40」とありました。
 太郎くんは、このとき走るべきでしょうか、めざす電車に乗るのを諦めるべき
でしょうか。物理座標系と心理座標系に分けて論じ、統一した答えを導け。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「もしかしたら、物理的時空と心理的時空を満たす“物心波”が、我々が最後に
到達すべき、たった一つの真理かもしれない。そうなると、大統一理論が完成し、
神が我々の世界に降りてくるだろう」
 老理論物理学者は言葉に力を込めて叫んだ。だが、彼には時間が残されていな
かった。

 やがて、彼の思考は無数の粒子となって宇宙に飛散し、ダークエネルギーに飲
み込まれて行った。
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◆「ふろむ京都山麓」抜粋抄:みなみうら・くにひと                                                
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 休載です。
「ふろむ京都山麓」 http://blog.goo.ne.jp/0000cdw
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◆「スプートニク」 >>> 引用元    http://jp.sputniknews.com/
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◆情報通信・ラジオ「スプートニク」(HOME)
 http://jp.sputniknews.com/

◆日本関連
 http://jp.sputniknews.com/japan/

◆国際───────────────
 http://jp.sputniknews.com/world/

◆ロシア国内───────────────
 http://jp.sputniknews.com/russia/
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◆一口メモ 【グアンタナモの米海軍基地】            
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 グァンタナモ米軍基地(Guantanamo Bay Naval Base)は、キューバ東南部のグ
ァンタナモ湾に位置するアメリカ海軍の基地。管理者はアメリカ南方軍。面積は
116平方キロメートル。1903年以来、アメリカ合衆国がキューバより租借している。
 2002年から、基地内にはアフガニスタンやイラクで拘束した人物を収容するグ
アンタナモ湾収容キャンプが設けられている。
 このほどオバマ米大統領はキューバへの返還を目指しているが、アメリカ国内
では、治安の悪化を懸念して反対者も多いという。勝手な話だ。沖縄の現状と比
べても。
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◆編集長から: 片山通夫
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  もういか月近く前の話だが、安倍首相が「訪露」の意思を変えないでいるよう
だ。しかしオバマ大統領との電話会談で「安倍首相訪露に懸念を伝え他というニ
ュースは流れなかったようだ。《2月9日に行われた日米首脳電話会談時に、オ
バマ大統領が安倍晋三首相のロシア訪問に懸念を伝えていたことが23日、分か
った》と時事通信が伝えていた。

 別にアメリカの言うとおりにする必要はないのだが、この時期にプーチン大統
領に会いに行くというのは、いささか常軌を失していると思うのは、筆者だけか。
 産経新聞によると「北方領土問題」を協議するのが主たる要因だとか。伊勢志
摩サミットが目前なのになぜというのが普通の感覚。
 しかしあちら側(永田町と霞が関界隈)どうもそうではないようだ。                    
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  発行     2016年3月22日  No.751
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