メルマガ:片山通夫のnewsletter「609studio」
タイトル:609studio No.698 ◆現代時評 《時代錯誤の施政方針演説》:井上脩身  2015/02/24


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【609 Studio】メール・マガジン 2015・2・24 No.698
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   フリージャーナリスト片山通夫のメールマガジン。Lapiz編集長・井上脩身氏の現
代時評、ロシア唯一の韓国語新聞「セ・コリョ」の日本語翻訳版、ロシアやサハリン
 の話題編集長のコラムなど多彩な話題満載!
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◆現代時評 《時代錯誤の施政方針演説》:井上脩身
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 安倍晋三首相は12日に行った姿勢方針演説で、富国強兵国家への道を開いた明
治維新の公家政治家・岩倉具視の「心を一にして国力を盛んにする」との言葉を取
り上げ、「明治の日本人にできて、今の日本人にできないわけはない」と述べた。
「明治の日本人にできること」が、軍事力による国家づくりであることは明らかだ。
国民全ての心を一にする挙国一致体制を築き、無謀な戦争に突き進んだ戦前の軍国
主義国家になることが、首相が目指す「戦後以来の大改革」なのである。
 姿勢方針演説で首相は「日本を取り戻す」としたうえで、「明治国家の礎を築い
た岩倉具視は、近代化が進んだ欧米列強の姿を目の当たりにし、『日本は小さい国
かもしれないが、国民みんなが心を一にして、国力を盛んにするならば、世界で活
躍する国になることも決して困難ではない』と述べた」と、岩倉の言葉を引用。
「明治の日本人にできて今の日本人にできないはずはない」と、岩倉の求めた国づ
くりの精神を取り入れる考えを示した。
 その具体化として「積極的平和主義の旗」の下に「あらゆる事態に切れ目のない
対応を可能とする安全保障体制の整備」をし、「憲法改正に向けた国民的議論」を
深めながら、「世界の真ん中で輝くことができる」国づくりを進める、とした。
 要するに、岩倉具視がつくろうと考えた明治国家を、21世紀のいま、もう一度
築き直そう、というのが安倍首相の基本構想なのだ。
 岩倉使節団が欧米各国を視察したのは、1871(明治4)〜1873(明治6
)年。使節団は外務卿の岩倉のほか、大久保利通、木戸孝允、伊藤博文ら明治新政
府の首脳らで編成された。不平等条約の改正が主な目的だったが、近代的な欧米の
産業技術に直接触れたことから、明治政府は富国強兵政策を強力に推し進めること
になった。その挙げ句の果て、日清戦争、日露戦争を経て、欧米列強と肩を並べる
東洋の帝国主義国家になり、朝鮮半島、中国大陸を侵略をするに至る。
 安倍首相は、こうした「富国強兵国家」を、今の日本人にできないはずはない、
というのである。そのためには「国民みんなの心が一つ」になることを強調。「国
民的議論」による憲法の改正によって、「世界の真ん中で輝く国」にする、とうた
いあげた。
 何という時代錯誤の国家観であろうか。「国民みんなの心が一つ」状態は、「お
国のために」の合言葉のもとに、一切の政府批判を許さなかった戦前・戦中の挙国
一致翼賛体制そのものではないか。「国民的議論」とは、全ての国民が憲法改正に
賛同し、その範囲内での意見だけを認める、ということなのだろう。そのうえで、
憲法9条を、「あらゆる事態に切れ目のない対応」ができる軍事条項に変えようと
いうのが首相の狙いなのである。
 さらに安倍首相は沖縄の辺野古基地建設について、「裏付けのない『言葉』では
なく実際の『行動』で取り組む」と語った。首相が批判を許さない独裁者化してい
ることは、「イスラム国家」(IS)の人質殺害事件で明らかになったが、姿勢方
針演説の中でも、沖縄県知事選や衆院選で示された「辺野古反対」の民意を、「裏
付けのない言葉」と切り捨てたのだ。「実際の行動」とは、国民の声に耳を傾けず
に政府方針を断行する、ということにほかならない。
 首相は「戦後以来の大改革を成し遂げよう」と述べて施政方針演説を締めくくっ
た。戦後、我が国はようやく言論・表現の自由を得ることができた。もちろん完全
な自由とは言えないまでも、政府批判ができる国として、戦後はスタートしたので
ある。その戦後民主主義の根本理念をどぶに投げ捨て、「言論の自由のない国」へ
と変身させるという、恐るべき「大改革宣言」が施政方針演説の本質である。戦後
70年。戦前の恐怖国家が復活しようとしている。
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◆「ふろむ京都山麓」抜粋抄《イスラエルの迎撃システム》
                          :みなみうら・くにひと
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 ガザ地区からハマスが発射したロケット弾は、ほとんどがイスラエル軍によって
撃ち落とされたといいます。一方、ガザには防御するためのシステムなどあるはず
がありません。高城剛さんのメルマガから、イスラエル軍の迎撃システム記事を転
載します。

 【ガザ侵攻で兵器プロモーション】(世界の俯瞰図・高城未来研究所
「Future Report」)

 戦争兵器は、実際に使用しなければその性能がわかりません。いくらスペックだ
けみても能力は計り知れず、例えば、自動車を購入する際に、スペックやデザイン
は素晴らしく、また、デモ映像もよく出来ていたとして、実際に運転するか、走っ
ているのをキチンと見なければ「実用的」価値はわからないのと同じです。 

現在、イスラエルのガザ侵攻によって、多くの兵器会社がプロモーション機会とし
て利用している現実があります。 
 一番大きな「製品」は、別名「アイアンドーム」と呼ばれる「全天候型ミサイル
防衛システム」です。事実、パレスチナとイスラエルの民間人をあわせた死者が、
パレスチナが1300名を超えているにの対し、イスラエルが50数名しかいないのは、
この「アイアンドーム」のためだ、と喧伝している人たちがいます。死者数の違い
を問題だと考える方も多いと思いますが、ハマスも、実はこの一ヶ月で1000発以上
のミサイルをイスラエルに発射しており(原発を狙ったものも含まれます)、それ
らを阻止しているのが、この「アイアンドーム」で、結果、死者数に大きな違いが
出る事になりました。 

 2011年に実戦配備が始まったこの防空システム「アイアンドーム」は、中距離ロ
ケット弾などの射程4km〜70kmの兵器を着弾前に迎撃する事が可能で、開発はイス
ラエル企業が手がけていますが、資金提供と事実上システムの共同開発に関わって
いるのは米国です(ボーイング社など)。 

 点在配備できる可搬型のミサイル発射端末とメインシステムの組み合わせによっ
て、あらゆる地形に対応可能で、「BMC」と呼ばれる「バトル・マネージメント&コ
ントロールシステム」は、バッテリー駆動で動く様にできており、まったく電源が
無い砂漠だろうが、複雑な地形な山岳部であろうが、どこでも組み上げる事が可能
なシステムです。 

 この「アイアンドーム」が、いままでの迎撃システムとは違うのは、衛星やレー
ダーとリンクし、設定された人口密集地にむけて打たれたミサイルを「優先的」に
迎撃することができる点にあります。一度に多くのミサイルが向かってきた場合、
優先的に撃墜する砲弾を決める必要がありますが、瞬時に、迎撃のプライオリティ
がAIによって判断され、被害を最小限に留める事ができるのです。その「瞬時の判
断能力」と「モバイル性」、「分散型」、そして「トータルサイズを自由にできる
こと」などが兵器業界で大変高く評価され、この度ついに「実用的」プロモーショ
ンに大成功しています。 

 既に、この「アイアンドーム」にかわる新型の開発も進んでおり、この新型は長
距離ミサイルにも対応し、マイクロバンド帯域を使った衛星により、広範囲に渡り
迎撃可能な新型システムだと発表されています。 

 しかし、現行商品の「アイアンドーム」でも、保守費用は極めて高く、その費用
は年間で200億円を超えるほどなのですが、その金額を実は米国政府が様々な形で支
援しているのが現実です(イスラエルの戦争費用は、日本のODAと同じで、結果的に
米国内に循環する「戦争兵器エコシステム」があり、それに日本も組み込まれました)。 

 日本もこの「アイアンドーム」の改良型を、沖縄あたりに配備したいのでしょう
が、現在、興味を示しているのが、韓国とインドです(シンガポールは、既に小シス
テムを導入済み)。韓国は隣国に北朝鮮を抱え、インドはパキスタンとの問題があり
ます。特にインドは、広範囲に渡る防衛システムの構築が急務であり、サイズを自由
に設定できる「アイアンドーム」を、とても高く評価し「特別製」をイスラエルに打
診しています。 

 今年、フランスで開催された兵器見本市「ユーロサトリ」2014に日本も初参加(三
菱重工、日立、富士通、TOSHIBAなど)しましたが、「アイアンドーム」のような衛星
を使った新型ミサイル防衛システムとロボット、そして無人機攻撃が兵器業界のトレ
ンドであり、その為にも、衛星を軸にした宇宙開発(と名打った「海域」ならぬ「宇
宙域」の取り合い)が急務と言われ、多くの国家や企業がここに向かっています。 

 現在、「アイアンドーム」は、「もっとも効果的」で「もっとも実践でテストされ
た」ミサイル防衛システムと宣伝されておりますが、残念ながら、それは事実として
実証されてしまったのです。

 原文:http://www.mag2.com/m/0001299071.html
<2014年8月7日>

◆「ふろむ京都山麓」
http://blog.goo.ne.jp/0000cdw
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◆セ・コリョ新聞日本語翻訳版:2015年2月20日号
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軍事及び戦闘関連モニュメント遺跡地整備

 さる16日、州知事主宰で「勝利70周年記念事業準備会議」が開かれた。会議
には地方指導者ら、政府幹部など行政幹部全員が出席した。州政府はサハリン及び
クリル地域全域に渡って軍事、戦闘関連モニュメントと遺跡地、文化有産すべての
整備に4,500万ルーブルの予算を割り当てることにした。また、愛国や歴史を
テーマとした本の普及と作曲作詞コンクールの開催をも行うとのこと。

医療人材誘致政策

 さる16日、サハリン州保健省は昨年サハリンへ赴任してきた医師や看護師ら1
00人との懇談会を開いた。サハリンは慢性的な医療人材不足に悩んできた。その
ために2013年から大陸から医師や看護師誘致に全力を尽くしてきた。その結果、
156人の医師や172人の看護師を誘致した。州政府は今後も赴任手当や補助金
の支給を続けながら、大学生や実習生医師らに奨学金や実習費用を支援するなどで
早くから投資を行い医師770人、看護師1,500人を誘致する計画だ。

祖国守護者の日

 2月23日は祖国守護者の日。この日を迎え、18日、チェホーフ博物館でチェ
チェン戦争犠牲者らの話をテーマとしたドキュメンタリー小説「私は行くー私の息
子を撃たないで」の紹介式が企画されている。サハリン住民イワン・ダニロフ氏が
書いたこの本には1994〜1995年の間、チェチェン戦争で戦死した兵士らの
母たちの声を伝えている。

教育システムの現代化に

 さる16日、サハリン州議会社会政策委員会会議での教育省報告によると、昨年
州内教育機関の近代化に14億ルーブルを費やした。幼稚園増築、教科書配給、現
代的装備購入などに予算が使われた。

大地震20周年記念学術会議

 ロシア科学アカデミー極東海洋地質地球物理学研究所は今年5月末頃、ネプチェ
ゴルスク大地震20周年を迎え「地球力学と自然災害―ネプチェゴルスク経験」と
いう学術会議を開く。ロシア全国から164人が参加して5日間100件以上の発
表が行われる予定。また、参加者中希望者は事故現場訪問やクナシリ活火山見学な
どに参加できるとのこと。

統計でみる人口変化

 サハリン州統計局によると、昨年死亡率より出生率が上回り(出生者6,675
人、死亡者6,387人)、島への移住者10,582、他地域への移住者13,
493人。

旅券偽装で罰金

 2016年まで入国禁止措置を受けた中国人が他人の旅券で入国しようとして摘
発された。裁判所は違法者に20万ルーブルの罰金を払うように指示した。

氷の上で酔って眠った人、救出

 サハリンクリル通信社によると、ポリャコフ探索救助隊が2月12日昼、コルサ
コフ沿岸で酒に酔って氷の上で眠ってしまった釣り人を救出した。住民の通報で現
場に出動してみると50歳の男性は解け始まった氷の中で寝ていたという。男性は
近所の病院へ運ばれた。
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◆みほの独り言《ガンジー》:はないみほ
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集団的自衛権行使容認を閣議決定され、半年。
二月の人質事件があって、二人が亡くなったとして、テロに屈しないと言葉を全面
的に口にして、日本の空気を武力行使してもいい方向に突き進もうとする政治。
国民は、そこにほほとんどついていっていない。
それはテレビから本質が流れないからだ。
人質事件の本質を議論せず、安倍総理の人質事件が起こっている矢先の中東訪問に
対して責任を問うても、安倍総理は、何もその事に言及しない。
言葉をはぐらかすばかリで、そのまわりも擁護するばかりだ。
本当に9・11のアメリカと同じだ。それ以上におかしい。アメリカの現状以上に
見えない事実だけで動いている。
下手な芝居を見ているようだ。
それでも国民の声を聞かない政府は、事実をつくるために上辺だけの国会を開き、
事を着々と進める。
そんなばからしい政治に嫌気がさすのは当然であり、テレビを消す、新聞を見ない。
すると情報は閉ざされて、あるときネットで情報を確認すると、え!?とビックリ
するような法改正に進んでいる。
本当を伝える情報機関をちゃんと探す事だ。
私は、いくつかのBlogと、情報誌、フリージャーナリストの記事を読む。東京新聞、
沖縄民報・・・
ただ、いくつかのBlog、ツイッターなどを鵜呑みにすることも今難しい。
この人の思想が一貫しているか?本当の事実を記しているか、相手を惑わす不安情
報の連呼をしていないかが大事である。
私は震災記事を読む時は、自分が被災地で見て聞いてきた事を元に判断している。
また人は引き合うというのだろうか、本当を教えてくれる人が目の前に現れる。
その人達は、自分で見て、聞いて判断する反骨精神の持ち主達。
そして優しい。
べったりせず、必要な時に手を貸してくれる。必要な時に繋がる。
私の震災前までの人間関係とは大きく違うもの。
自分を持って生きる生き様が社会の化けの皮を剥いでくれる。
当然震災をきっかけにいい人が、どんどん化けの皮が剥がれて行くシーンをも見て
いる。
震災は二分した。
競争社会が作り出した人材が、牙を剥く。
嘆きと、悲しみと、怒りと、悔しさと・・・

アートの世界はたいへん優しいものだ。
がしかし、アートは政治に大いに利用される。
戦時中、戦争を美化した絵を描かされ、桜、日の丸、軍艦、お国の為に戦う兵隊さ
んのお話。士気を煽るものばかりに加担するとお金が入り、反対は排除される。
チャップリンは反戦をいい、アメリカから排除された。
私達の知っているアーティストは何処を意識している人かを見てみよう。
現政権に寄り添い、興奮を煽る人々は、プロパガンダを担っている。

昨年の8月、スパックという静岡の舞台芸術団体の劇を見に行った。
「タカセの夢」
中学一年生の高瀬君が主役に選ばれ、その後5年間毎年、続けられたもの。
私が見に行った時の高瀬君は、高校生だった。
この「タカセの夢」はカメルーンの振り付け師によって演出され、カメルーンでも
フランスでも上演された。高瀬君はじめ、同時期に選考された中高生の子供達の成
長が見れる。
その「タカセの夢」は演劇という域を超え、人間の肉体を駆使した演劇だ。
若さゆえのはち切れる情熱と体力と肉体美、踊れるだけ踊りなさない!限界に挑戦
しなさいと言っているようだった。
私達がなぜ肉体を持ち生まれてきたか・・・肉体あるゆえの表現を観た。
今こんな世に生きる意味を教えてくれた作品だった。
そこには同時にガンジーの映像も表現されていた。
戦争を言葉で反対すること以外に私達に出来る事を教えられたようだ。

ガンジーは、非暴力でインドの植民地化支配から自由を勝ち取った人だ。
イギリスに支配されたインドの独立を武器を持たずに戦い続けた。
カースト制で有名なヒンズー教の家で生まれたガンジーだが、その当たり前の階
級社会に違和感を抱き、知を得る。
そして、インドからイギリスへ渡り法を学び、同じインド人を差別され、労働に
使われていた南アフリカに渡る。
井の中の蛙から外の世界を自分の目で見て確かめる。
イギリスからの独立のために彼がした事は、自力で生きる事の提案だった。
イギリス製の服を捨て、インドの昔からある糸を紡ぐ工具を動かし、インド人自
ら綿を糸にしてインドの服を着た。
行きて行く為の塩を得ること、作る事の提案。そして塩の行進。400キロの道
を歩いて独立を言い続ける。
弾圧をされ続けながらも武力を持たず、言葉と、生き方で独立を勝ち取ったガン
ジー。
偽善という言葉が見当たらない真の英雄であり、真の民であり、真の師であろう。

テロに屈しないといい、武器を使い、自衛隊を派遣し、戦争を行う事が正義だろ
うか・・・
テロに屈しないのであれば、ガンジーのような非暴力で自ら道を歩き、戦争をす
るアメリカに武器を捨てよというべきだ。
そして皆が生きていく上で必要な自由を持たせるべきだ。
自由競争という名で置き換えた独占からの解放をまずすべきなのだ。
豊かさをはき違えたさせた先進国の傲慢が、真の豊かさを知っている人々の認識
を潰し、連れて行く。
自由は、好き勝手ではなく、自立した上に成り立つ権利だ。
そこに国民もそろそろ意識した方がいい。
これから私達が選択する生き方は、今までの継続ではなく、今成り立つ社会の構
造を自らが学び、学び得た事を子に伝えること。そして優しさをつたえること。
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◆「ロシアの声」が伝える「ロシアからみた日本・世界」>>>
           引用元 http://japanese.ruvr.ru/
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◆日本関連
http://japanese.ruvr.ru/russia_japan/

◆国際───────────────
http://japanese.ruvr.ru/world/

◆ロシア国内───────────────
http://japanese.ruvr.ru/russia/

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◆[編集長から]              片山通夫
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▲「日本人であるのが恥ずかしい・・・」2月19日の衆院予算委での出来事。
民主党・玉木雄一郎議員の質問の最中に安倍首相が「日教組!」と野次ったという。
 国会、いや政府、いや安倍政権・・いや安倍首相の人間性を疑うばかりだ。その
数日前だったかには自民党議員が、「テロ政党」と共産党委員長にヤジを飛ばした。
 その事件から数日で平気で「日教組と野次るほど今の自民党(=安倍首相)には
怖いものがないと言うことか。

 もうちょっとウイットとユーモアに富んだ味のある野次をほしいものだ。
 まさに「品位に欠ける」ということである。

▲ウイットで思い出した。小話めくが2話ほど。
__________________

外交官:
 大統領! あなたは自分の靴を自分で磨くんですか?
リンカーン:
そうだよ。君は誰の靴を磨くんだね?
*リンカーンはアメリカの大統領。
__________________

ある男が街を歩いていると、少年に呼びとめられた。
「おじさん、今1ドル落としませんでしたか?」
男はちょっとポケットを探っていたが
「ああ落としたようだ。坊や、拾ってくれたのかい?」
「いいえ」少年はポケットから手帳を取り出し、なにか書きながら言った。
「今ボクたち、この町に何人ウソつきがいるか調査しているんです」

▲ネットではこんなことが日常的に・・・。

《「ソウルフード」とツイートしたら抗議される案件発生》という記事があった。

 仙台に複数店舗を抱えるラーメンチェーン「らーめん堂仙台っ子」のラーメンを
食べた男性が、ツイッターで写真を紹介したうえで「ソウルフード」とツイートし
たところ、別のクレームが入った。
 日韓断交をアカウント名に入れる韓国が嫌いな人物によるものだが、男性の「ソ
ウルフード」に対し、@つきでメンションを送り、こうクレームをつけた。
 「ラーメンは日本の食文化です勝手に韓国料理にしないで下さい。
 貴方は在日朝鮮人ですか?盗人猛々しいにも程があります!」

 情けない事にSeoul(韓国の首都)と魂を意味するSoulを取違えたようだ。
ことほど左様にすべてが劣化しているわが日本社会・・・。

 先に述べた安倍首相の予算委員会での野次だが、このエピソードとどこか似て
いる。レベルの低さで。
 最も安倍首相は実名で、TVカメラの前で、音声付で顔を晒して、おまけに国会と
いう公の場で・・・。
 これが我が国の総理大臣なのだ・・・。

 おまけに、今のマスコミは、安倍首相の狂気とさえいえる言動を伝えない事もあ
る。一体何を恐れているのか。
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  発行     2015年2月24日  No.698
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